幼馴染は生き残りたい
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高専へと旅立った幼馴染……兼彼氏を見送ったのが1ヶ月前。
友達作りで高校満喫した写メを送り、毎日電話とメールをしていた1ヶ月。
GWでダラダラとしていた私の扉がパァンッと派手に開けられて何事かと思っていたら……どこぞのヤンキー?って幼馴染兼彼氏がいた。
「ヤらせろ」
「待って?1ヶ月ぶりの会話がそれってどーなの?」
「黙って」
大股でベッドに乗り上げてきた男に美味しく頂かれた。
「………何か、言うべき事は?」
「すまない。気持ちよすぎた」
「クズがっ!!」
タオルケットで身体を隠し、傑から距離を取る。
1ヶ月ぶりの傑はより身体が逞しくなっていて、しかも体力までついて……それはそれは激しかった。
おっぱいや肩や首や太腿、そして見えないが背中から腰にかけてそれはそれは派手に噛み傷やキスマークやら大変アートな作品となった私の身体。
こっちははーはーと荒い息づかいなのに、ケロッとした顔でニコニコしてる傑。
「名前のせいだよ」
「何で?」
「名前じゃないとイケない身体となってしまったなんて……私の性欲どう処理しろと?」
「玩具で頑張って」
「試したけど無理」
手を伸ばしてくるので叩き落とす。
傑とのエッチは大好きだ。
前世を合わせても傑は上手いんだと思う。
イクって経験も出来て、奥の……ポルチオだっけ?奥イキ出来るのは傑としか経験が無いが……うん、とにかく傑はエッチも最高な出来る男なんだよ。
「傑とのエッチは好きだけど、オナホ扱いはヤダ」
「私がいつキミをオナホ扱いした?」
「性欲溜まりすぎて帰って来たんでしょ?」
「は?」
「え?」
帰って来てヤらせろってそういう意味じゃないの?
傑に頬を引き伸ばされるが、痛いって!!!!
「好きな彼女に会いに来たのに傷付いたなー。
これはおっぱいに挟んでよしよししてもらわなくちゃ」
「第一声が『ヤらせろ』だったくせに」
「……会いたかったって言わなかった?」
「言ってねーよドクズ!!」
キョトンとした顔をするな。
顔中キスしても誤魔化されないからな!!
プンプン怒って見せるが、何が楽しいのかにやにや笑いながら私の頬を潰す傑。
ぶぅ、と音が洩れ笑い出す。
傑の情緒がわからんとです。
「名前も東京に居たら良かったのに……」
「はいはい。傑くんは寂しん坊でちゅかー?」
「……うん。思ってた以上に寂しいよ」
ぎゅっとタオルケットごと抱き締めてくれる傑。
よく見たら疲れている顔をしていたので、手を伸ばしていい子いい子と頭を撫でた。
撫でられて表情を緩ませる傑可愛くない?可愛い。私の幼馴染兼彼氏が可愛い。優秀賞!!
「じゅじゅちゅ……し、大変?」
「噛んでるよ」
「スルーしてよ」
「大変……だけどやりがいはある。
名前が言ってたように同じ世界を見て共有出来る相手がいるというのは……嬉しいものだ」
「そか」
「話が全く通じないし意見の対立とかよくあるけど……まぁ、上手くやれてるよ」
「うん」
ポツリ、ポツリと溢す高専の話。
詳しい人物の話はしないものの、多分五条さんや硝子ちゃんっぽい子の話と他にもいる夢主ちゃん?の話などを溢す。
「皆いい奴でね……」
「良かったね」
傑の世界を共感出来ないのは残念だが、最強夢主√になれず幼馴染の猿√で絶対に間違えられない生き残りあみだくじをしている私は今世残り二年の寿命をどう引き伸ばすか必死なんだよ。察してくれ。
いや、察したら悪化して早めの猿コロコロ√になりそうだからそのまま察し無いでくれ!!!
「AV観てもイケない私がインポ扱いされてね」
「んん?」
「手を出されたが私には名前がいるから」
「待って?何の話?」
いい奴(多分クラスメート)からのなぜAV??
随分仲良しだな?寮だから?だとしても手を出された?誰に!?
「……名前、男同士は浮気になるかい?」
「まさかの?」
まさかのまさか?
ここはBLの世界軸だった?
猿コロコロ√で悩む私を差し置いてBLな世界で私は救われる√だった?
……そこは考えていなかった。
「詳しく聞こうか」
「私、そういう名前が好きだけど嫌いだよ」
傑の苦々しい表情に笑ってしまう。
だっっって!!!
まさかの公式?どこの世界軸?
復活の獄山?山獄は公式だったかもしれないが、呪術も公式だった?
確かに愛の深い最強の絆があっただろうけれど!!!!なんてこった……読み返してベルトが交換されていたお祭りの山と獄みたいな状況があったとでも?五の包帯が傑の使っていた物だったとか?誰か……Twitterの確認をしてくれ!!!今すぐに!!!
「お尻は守れたの?」
「そこまでじゃないよ。ただAV観たこと無いって言うから貸したら……どう抜くのかって話になって」
「え?その人オナった事無いの?」
「オナニーしなくても女に困らなかったから見る必要無かったらしい。
けど、私の部屋で見つけたのに興味を持たれてね……」
「無理矢理系?SM?
あ、わかった。お尻物のやつだ」
なるほど。
尻を使ってどうイケるのかとなったのか?
ちょっとちょっと〜〜私まだお尻を捧げる気は塵もないがどんだけ気に入ってんだよ、尻。
五条は乳派。夏油は尻派。
これは絶対だ……!!!
ちなみに甚爾は足だな。
ナナミン?ナナミンは……指かな。
「ほら、名前の漫画でもあったじゃないか……男同士でも尻でなら出来ると笑ってたら興味を持たれてね」
「節操無いな」
「玩具使った事無いからイケないらしくて」
「その発言はオナホを使ったと認識するぞ」
「使ってたよ。目の前で。
なんなら私が擦ってあげたし」
「待って?どんな状況?」
五条と傑はオナホで擦り合う仲だった?
あれ?まだ1ヶ月だよね?
どんな距離の詰め方してんの?
寮生活で常に距離近いとはいえ男同士でそんな近い距離グイグイ行く?男子アルアル?え?無い?
「……傑の尻が狙われた?」
おい、五条どうなってんの?
さん付けなんか出来る要素ねーよ。
多分五条だよね?
学生時代クソガキだったとしても興味があれば何でも挑戦しようとするとこやベーよ。
興味だけで普通いける?いかないだろ?……今時の高校生こっわ!!確かに興味あるお年頃だろうけど違う……そうじゃない!!そうであったら確かに萌えるが普通……あ、呪術界の常識がそもそも倫理観欠如した腐ったオンパレードだから普通じゃないのか。
だとしても距離感はせめて傑も普通に過ごしてきたからわかるよね?え?やっぱ男の子は距離感バグしちゃうの?女の子同士でチュッと遊びでする感覚?おっぱい大きーい!!って感覚でちんちんでかーい!!って触りあうの普通なの?
「街で女引っかけろと言ったら毎回はダルいと。
私も自分で抜けないからどうしたものかとなってね」
「傑もその友達も(かなり頭が)イカれてるね」
「名前の身体が良すぎるからだよ」
私のせい?私のせいなの?
私の身体って何かおかしいの?
確かに傑って絶倫からの遅漏イメージはありますが、私と回数は多めだけど遅いわけじゃないもんな。普通がどのくらいかわからないけど……なんなら今回期間開いたせいなのかわりと一発目出すの早かった。早くてえっ?もしや傑は早漏だった?とか思っちゃったが2回目3回目と普通だったのでまぁ……うん、ね?
男って簡単にイケるもんだと思ってたけどわりと繊細なのね?
「お互いのちんこを擦ったら他人にやってもらっていると思ってイケると思ったんだよ……」
「おかしなことになってるね?」
「で、お互いの擦ってみたけどなかなかイケなくてどんどん躍起になって……口でしてみたがやっぱ違うんだよ」
「お友達の咥えたの?」
まさかのBL展開にこちとらワクワクしてっぞ!!
ドキドキしながら傑の話を聞いてしまう。
えーーー、うっそ、ま?ま?まじ?
まさかの五夏と夏五がここに?
これはもう全国の腐女子さんに布教すべきでは?私の絵が壊滅的なのでちょっと友達のりっちゃんに布教しておこうかな?りっちゃんなら喜んで紙に残してくれそう。ネタあげるからどうにかしてりっちゃん!!
今ここに青い春が開催されてまぁぁあーーーーすっっ!!
つまり、ここはBL的な世界√!!
「それで?お友達はイッた?」
「意地でイカせたよ。……いや、イカせなければ良かったのか?」
「で、傑はお友達の下手くそなフェラじゃイケずインポ扱い?」
「そんな感じ……嫌になるよ」
「んひゃっ!?」
油断していた!!!
もぞもぞ動いて傑の話を聞こうと近寄りすぎたせいで、いつの間にやら中に指を入れてぐちゃぐちゃと出し入れし始めた。
「うわ……私の話で濡らしてたの?」
「やっ、やめっ!!だめっ、もうだめだってばぁ」
「名前男同士の漫画好きだもんね。
こっちはリアルでヤッてんのに」
「ひゃんっ!!やっ、イッちゃ……イッちゃうっ」
「いくら糞不味い呪霊玉口に出来たとしても何で友人……しかも男のちんこを口に咥えてイカせなきゃいけなくなったのか今思うとおかしくないか?」
「あっ、そこだめ……っ、す、すぐるっ」
「名前の小さいこの口で必死にモゴモゴさせながら咥えられて、玉をハムハムされたらすぐイケるのに……やっぱ私名前じゃなきゃ無理」
「あぁっ!!」
傑の胸元に身体を乗せていたのが仇となった。
腰を持たれ挿入される。
傑が身体を起こせば対面座位となって深く深く繋がり甘イキが止まらない。
「あー……気持ちいぃ」
「〜〜っ、風呂入ったおっさんみたいな感想やめてよっ」
「無理。私の名前が最高過ぎる」
「ば、かぁっ」
夏五なのか五夏なのか気になるところなのに、私を貪るな。
本日7回目のおセッセに私の体力も膣も股関節も限界よ!!
逃げる元気も無くぐったりとしている私を再びタオルケットで包んで抱っこしながら首筋にすり寄る傑。
「名前持って戻ったら駄目かな」
「駄目……です、ね」
「名前今から転校して。出来る限り近場の女子高に」
「嫌」
「無理だとわかっても溜まるものは溜まるし、抜きたくても抜けない私の気持ちがわかるかい?」
「毎回そんな理由で抱き潰されたらたまんないわ」
さて、どうしたものか…。
傑が他の女と浮気しないことに彼女としての喜びがあり、まさかの五条とそんなイケナイ遊びをしている話に大喜びしてしまっている。
いやいや、違う。そこじゃない。
BL展開を生かして呪詛んちゅ√を無くすにはどうしたらいいのか考えるべきだ。
「ちなみに男との浮気は……遊びまでなら許す」
「は?」
「心も……ってなったらお別れすべきだろうが……話を聞く限りだと、オナニーするのに玩具は駄目、他の女も面倒……よし、男で出来るなら済ませよう!って事だよね?」
「改めて聞くと変な話だね」
「お互いの利害の一致。
抜きたい欲望を叶える為の行為……これを遊びと言わず何と言えと?」
「女友達とは浮気になるが男同士だと遊びになるのかい?」
ムッスーと頬を膨らませる傑。
私変なこと言ったかな?
男同士乳くり合う事にジェラシーは無い。
どちらかというとその経験談を此方に話して欲しい。りっちゃんが全て紙に書き起こしてくれるから。
それが女の子相手だとほら……なんと言うか同じ女として同じ竿を入れられているとどうしても比べられるのかな?って思ちゃうとさ……
中の具合がね?人それぞれじゃないか?
穴があればイケる男からしたら関係ないのかもしれないが……ずいずいずっころばーしと竿の共有はちょっとね?
まして彼女としての立場上男は許せても女は許せないんですよ?私もねぇ?
「気になる子でも居たの?
傑の事理解してくれるクラスメートの女子がいて、そっちと関係持ちたいならいいよ」
「は?いいのかい?」
「その場合2度と私に触らないでね?」
そもそもあちらのお相手女子は呪術師の夢主だぞ?
少なくとも激強か激弱の二択だったにしても……我一般人。呪術女子に勝てるわけがない。
非術師のくせに!!なんて乗り込まれた日にはアウトだアウト。ゴジラ相手に布の服と木の棒で挑むとか何その無理ゲー。
一般人が特殊な夢主に勝てるわけないだろ!!!
私は私がコロコロされない√ならば傑と付き合っていなくてもいい。
幸せになって欲しいから傑の相手が私じゃなきゃ駄目だとは思わない。
今のところ私が相手だとコロコロ√しかないから夢主√か五条√でどうにかこうにか出来ないものかと考えてはいるというのに私の幼馴染の傑くんはと言えば………。
「やだ」
「ちょっ……く、苦し…」
「クラスメートに女の子は確かにいる。いるけどそんな関係になりたいと望んでいないよ」
「ギブギブ。苦しい。苦しいって」
「男同士で付き合う気も無い。
ただ一人で抜けないから困ってるという話だよ」
ぎゅーぎゅーに絞められて内臓出るかと思った。
傑くんや、なぜ私なんだい?
そんな執着するほど私は君に恨まれているのかな?確かに君のメンタル強化とはいえやらかした感しかないが……君の為だったんだよ。
無邪気な子供だったんだよ!
許して!!謝るから!!
で、結論からすると一人で抜けないから困ってる。と?
あれ?BL√どこいきました?
コロコロ回避の為の五条とのBLな世界沼へ飛び込ませる為の道筋を私が誘導しなくては……!!!
だとしたら……
動けない私の代わりに傑にストッキングとローションを取って貰う。
何に使うのかと頭を傾げる傑に対して私はストッキングにローションを馴染ませていく。
「この間友達から聞いたんだけど」
「どんな友達だい?」
「りっちゃんがローションガーゼを男にするとめちゃくちゃヤバいらしいと」
「は?」
ふにゃふにゃとした傑の傑くん。
ローションでヌトヌトな手で竿をしごいて先っぽに口付けるとムクムク大きくなる。
「お元気なことで」
「可愛い彼女からのご奉仕なら答えなきゃ」
「コレでイケたら傑も友達も大丈夫!」
さあさあ皆さんお待ちかね!!
ここから始まる五条と夏油の青い春!!
咲かせてみせましょ赤い跡!!
私は二人を見守り千の風となるのは遠慮したいので相談役として今後も長生きさせておくれよ!!
芯を持った陰茎にストッキングを当てる。
そのまま右へゆっくりストッキングを擦り付けると傑の腰が浮いた。
「ぐっ!!!」
「い、痛い?」
「うわ……何コレやば」
「あ、大丈夫そうだね。擦るよ」
「まっ、ひぐっ!!………ふぅっ、ンンッ」
ゆっくり擦り付けてみたり、少し早めてみたり。
加減がわからないがスピードを速めるとベッドのマットを握り潰す勢いで握りフーフーと獣のように耐える傑。
……何だかイケナイ扉を開いてしまったようだ。
早くイカないかなーとストッキングを強めに押し付けて速く擦ると腰をガクガクさせながらストッキングに白濁した液体がどぴゅっと。
「やったね!傑これならイケるって!!」
「……………」
「お尻も浮気も嫌ならコレだね。
……いや、そもそもこんな変態プレイ一人でするってどーなの?
お友達とローションストッキングプレイ?
それならやっぱ私と別れて友達と……」
You五条と付き合っちゃいなよ!!
なーんてノリで傑の顔を見上げたのが良くなかった。
真顔。
表情が抜け落ちた真顔。
「………傑さーん?」
「……名前はもしかして高校でいい人でも見付けたから嬉々として私に他の人間を勧めているのかな?」
「え?いないけど……」
いないが……出来るなら安心・安全な老後を末永く生きるために今まさに命の危機からの脱出に色々考えておりますが?
「"けど"?
けど、ということは今後そういった可能性がある男が居るということかい?」
「仲のいい子は何人か出来たけど傑に関係ある?」
「気絶するまでヤる」
「へ……?」
ベッドに押し倒されて、ギラギラとした瞳の傑と目が合う。
あれ?私は一体何を間違えた?
「私には名前がいればいいし
出来なくても溜まるけど、必ず発散しなきゃいけない欲でもない」
「あの……傑さん?目が……」
「名前は私とするのが好きなんだろう?
私もだよ。
だから……時間が許す限り楽しもうね」
「待って待って待って。ストップ、落ち着くんだ!!」
ガッツリ食べられました。
何がいけなかったんだ……?
五条とのBLでコロコロ√回避を先走ったのが良くなかったのか!?
いや、これは希望がある!!
だから私は今後も傑に五条√を推そう!!
硝子ちゃんや夢主ちゃん√も推したいがよくわからない傑スイッチを押して私の腰が死ぬのはよろしくない。
諦めるな、自分を信じろ!!
大丈夫。心の中の私はやれば出来る子だから!!
凄腕の暗殺者になれない駄目な子でも未来ではボスになれていた……つまり、私も将来素敵な旦那様との幸せな未来を掴み取るために今頑張るんだ!!!!
駄目名前とは呼ばせない!!
あとがき
どんどんアホの子になっていくよ?
おかしいな?(笑)
・名前ちゃん
傑からまさかのBL√話に胸がワクワクしてる。
推しカプや固定カプの無い地雷が少ないオタク。
とにかくコロコロ√を回避したいがために思考がブッ飛んで居る。
・傑くん
興味があったし発散したくて色々五条で試した人。
倫理観とか無しに身の内に入れたら甘いところあるよね。
友達作りで高校満喫した写メを送り、毎日電話とメールをしていた1ヶ月。
GWでダラダラとしていた私の扉がパァンッと派手に開けられて何事かと思っていたら……どこぞのヤンキー?って幼馴染兼彼氏がいた。
「ヤらせろ」
「待って?1ヶ月ぶりの会話がそれってどーなの?」
「黙って」
大股でベッドに乗り上げてきた男に美味しく頂かれた。
「………何か、言うべき事は?」
「すまない。気持ちよすぎた」
「クズがっ!!」
タオルケットで身体を隠し、傑から距離を取る。
1ヶ月ぶりの傑はより身体が逞しくなっていて、しかも体力までついて……それはそれは激しかった。
おっぱいや肩や首や太腿、そして見えないが背中から腰にかけてそれはそれは派手に噛み傷やキスマークやら大変アートな作品となった私の身体。
こっちははーはーと荒い息づかいなのに、ケロッとした顔でニコニコしてる傑。
「名前のせいだよ」
「何で?」
「名前じゃないとイケない身体となってしまったなんて……私の性欲どう処理しろと?」
「玩具で頑張って」
「試したけど無理」
手を伸ばしてくるので叩き落とす。
傑とのエッチは大好きだ。
前世を合わせても傑は上手いんだと思う。
イクって経験も出来て、奥の……ポルチオだっけ?奥イキ出来るのは傑としか経験が無いが……うん、とにかく傑はエッチも最高な出来る男なんだよ。
「傑とのエッチは好きだけど、オナホ扱いはヤダ」
「私がいつキミをオナホ扱いした?」
「性欲溜まりすぎて帰って来たんでしょ?」
「は?」
「え?」
帰って来てヤらせろってそういう意味じゃないの?
傑に頬を引き伸ばされるが、痛いって!!!!
「好きな彼女に会いに来たのに傷付いたなー。
これはおっぱいに挟んでよしよししてもらわなくちゃ」
「第一声が『ヤらせろ』だったくせに」
「……会いたかったって言わなかった?」
「言ってねーよドクズ!!」
キョトンとした顔をするな。
顔中キスしても誤魔化されないからな!!
プンプン怒って見せるが、何が楽しいのかにやにや笑いながら私の頬を潰す傑。
ぶぅ、と音が洩れ笑い出す。
傑の情緒がわからんとです。
「名前も東京に居たら良かったのに……」
「はいはい。傑くんは寂しん坊でちゅかー?」
「……うん。思ってた以上に寂しいよ」
ぎゅっとタオルケットごと抱き締めてくれる傑。
よく見たら疲れている顔をしていたので、手を伸ばしていい子いい子と頭を撫でた。
撫でられて表情を緩ませる傑可愛くない?可愛い。私の幼馴染兼彼氏が可愛い。優秀賞!!
「じゅじゅちゅ……し、大変?」
「噛んでるよ」
「スルーしてよ」
「大変……だけどやりがいはある。
名前が言ってたように同じ世界を見て共有出来る相手がいるというのは……嬉しいものだ」
「そか」
「話が全く通じないし意見の対立とかよくあるけど……まぁ、上手くやれてるよ」
「うん」
ポツリ、ポツリと溢す高専の話。
詳しい人物の話はしないものの、多分五条さんや硝子ちゃんっぽい子の話と他にもいる夢主ちゃん?の話などを溢す。
「皆いい奴でね……」
「良かったね」
傑の世界を共感出来ないのは残念だが、最強夢主√になれず幼馴染の猿√で絶対に間違えられない生き残りあみだくじをしている私は今世残り二年の寿命をどう引き伸ばすか必死なんだよ。察してくれ。
いや、察したら悪化して早めの猿コロコロ√になりそうだからそのまま察し無いでくれ!!!
「AV観てもイケない私がインポ扱いされてね」
「んん?」
「手を出されたが私には名前がいるから」
「待って?何の話?」
いい奴(多分クラスメート)からのなぜAV??
随分仲良しだな?寮だから?だとしても手を出された?誰に!?
「……名前、男同士は浮気になるかい?」
「まさかの?」
まさかのまさか?
ここはBLの世界軸だった?
猿コロコロ√で悩む私を差し置いてBLな世界で私は救われる√だった?
……そこは考えていなかった。
「詳しく聞こうか」
「私、そういう名前が好きだけど嫌いだよ」
傑の苦々しい表情に笑ってしまう。
だっっって!!!
まさかの公式?どこの世界軸?
復活の獄山?山獄は公式だったかもしれないが、呪術も公式だった?
確かに愛の深い最強の絆があっただろうけれど!!!!なんてこった……読み返してベルトが交換されていたお祭りの山と獄みたいな状況があったとでも?五の包帯が傑の使っていた物だったとか?誰か……Twitterの確認をしてくれ!!!今すぐに!!!
「お尻は守れたの?」
「そこまでじゃないよ。ただAV観たこと無いって言うから貸したら……どう抜くのかって話になって」
「え?その人オナった事無いの?」
「オナニーしなくても女に困らなかったから見る必要無かったらしい。
けど、私の部屋で見つけたのに興味を持たれてね……」
「無理矢理系?SM?
あ、わかった。お尻物のやつだ」
なるほど。
尻を使ってどうイケるのかとなったのか?
ちょっとちょっと〜〜私まだお尻を捧げる気は塵もないがどんだけ気に入ってんだよ、尻。
五条は乳派。夏油は尻派。
これは絶対だ……!!!
ちなみに甚爾は足だな。
ナナミン?ナナミンは……指かな。
「ほら、名前の漫画でもあったじゃないか……男同士でも尻でなら出来ると笑ってたら興味を持たれてね」
「節操無いな」
「玩具使った事無いからイケないらしくて」
「その発言はオナホを使ったと認識するぞ」
「使ってたよ。目の前で。
なんなら私が擦ってあげたし」
「待って?どんな状況?」
五条と傑はオナホで擦り合う仲だった?
あれ?まだ1ヶ月だよね?
どんな距離の詰め方してんの?
寮生活で常に距離近いとはいえ男同士でそんな近い距離グイグイ行く?男子アルアル?え?無い?
「……傑の尻が狙われた?」
おい、五条どうなってんの?
さん付けなんか出来る要素ねーよ。
多分五条だよね?
学生時代クソガキだったとしても興味があれば何でも挑戦しようとするとこやベーよ。
興味だけで普通いける?いかないだろ?……今時の高校生こっわ!!確かに興味あるお年頃だろうけど違う……そうじゃない!!そうであったら確かに萌えるが普通……あ、呪術界の常識がそもそも倫理観欠如した腐ったオンパレードだから普通じゃないのか。
だとしても距離感はせめて傑も普通に過ごしてきたからわかるよね?え?やっぱ男の子は距離感バグしちゃうの?女の子同士でチュッと遊びでする感覚?おっぱい大きーい!!って感覚でちんちんでかーい!!って触りあうの普通なの?
「街で女引っかけろと言ったら毎回はダルいと。
私も自分で抜けないからどうしたものかとなってね」
「傑もその友達も(かなり頭が)イカれてるね」
「名前の身体が良すぎるからだよ」
私のせい?私のせいなの?
私の身体って何かおかしいの?
確かに傑って絶倫からの遅漏イメージはありますが、私と回数は多めだけど遅いわけじゃないもんな。普通がどのくらいかわからないけど……なんなら今回期間開いたせいなのかわりと一発目出すの早かった。早くてえっ?もしや傑は早漏だった?とか思っちゃったが2回目3回目と普通だったのでまぁ……うん、ね?
男って簡単にイケるもんだと思ってたけどわりと繊細なのね?
「お互いのちんこを擦ったら他人にやってもらっていると思ってイケると思ったんだよ……」
「おかしなことになってるね?」
「で、お互いの擦ってみたけどなかなかイケなくてどんどん躍起になって……口でしてみたがやっぱ違うんだよ」
「お友達の咥えたの?」
まさかのBL展開にこちとらワクワクしてっぞ!!
ドキドキしながら傑の話を聞いてしまう。
えーーー、うっそ、ま?ま?まじ?
まさかの五夏と夏五がここに?
これはもう全国の腐女子さんに布教すべきでは?私の絵が壊滅的なのでちょっと友達のりっちゃんに布教しておこうかな?りっちゃんなら喜んで紙に残してくれそう。ネタあげるからどうにかしてりっちゃん!!
今ここに青い春が開催されてまぁぁあーーーーすっっ!!
つまり、ここはBL的な世界√!!
「それで?お友達はイッた?」
「意地でイカせたよ。……いや、イカせなければ良かったのか?」
「で、傑はお友達の下手くそなフェラじゃイケずインポ扱い?」
「そんな感じ……嫌になるよ」
「んひゃっ!?」
油断していた!!!
もぞもぞ動いて傑の話を聞こうと近寄りすぎたせいで、いつの間にやら中に指を入れてぐちゃぐちゃと出し入れし始めた。
「うわ……私の話で濡らしてたの?」
「やっ、やめっ!!だめっ、もうだめだってばぁ」
「名前男同士の漫画好きだもんね。
こっちはリアルでヤッてんのに」
「ひゃんっ!!やっ、イッちゃ……イッちゃうっ」
「いくら糞不味い呪霊玉口に出来たとしても何で友人……しかも男のちんこを口に咥えてイカせなきゃいけなくなったのか今思うとおかしくないか?」
「あっ、そこだめ……っ、す、すぐるっ」
「名前の小さいこの口で必死にモゴモゴさせながら咥えられて、玉をハムハムされたらすぐイケるのに……やっぱ私名前じゃなきゃ無理」
「あぁっ!!」
傑の胸元に身体を乗せていたのが仇となった。
腰を持たれ挿入される。
傑が身体を起こせば対面座位となって深く深く繋がり甘イキが止まらない。
「あー……気持ちいぃ」
「〜〜っ、風呂入ったおっさんみたいな感想やめてよっ」
「無理。私の名前が最高過ぎる」
「ば、かぁっ」
夏五なのか五夏なのか気になるところなのに、私を貪るな。
本日7回目のおセッセに私の体力も膣も股関節も限界よ!!
逃げる元気も無くぐったりとしている私を再びタオルケットで包んで抱っこしながら首筋にすり寄る傑。
「名前持って戻ったら駄目かな」
「駄目……です、ね」
「名前今から転校して。出来る限り近場の女子高に」
「嫌」
「無理だとわかっても溜まるものは溜まるし、抜きたくても抜けない私の気持ちがわかるかい?」
「毎回そんな理由で抱き潰されたらたまんないわ」
さて、どうしたものか…。
傑が他の女と浮気しないことに彼女としての喜びがあり、まさかの五条とそんなイケナイ遊びをしている話に大喜びしてしまっている。
いやいや、違う。そこじゃない。
BL展開を生かして呪詛んちゅ√を無くすにはどうしたらいいのか考えるべきだ。
「ちなみに男との浮気は……遊びまでなら許す」
「は?」
「心も……ってなったらお別れすべきだろうが……話を聞く限りだと、オナニーするのに玩具は駄目、他の女も面倒……よし、男で出来るなら済ませよう!って事だよね?」
「改めて聞くと変な話だね」
「お互いの利害の一致。
抜きたい欲望を叶える為の行為……これを遊びと言わず何と言えと?」
「女友達とは浮気になるが男同士だと遊びになるのかい?」
ムッスーと頬を膨らませる傑。
私変なこと言ったかな?
男同士乳くり合う事にジェラシーは無い。
どちらかというとその経験談を此方に話して欲しい。りっちゃんが全て紙に書き起こしてくれるから。
それが女の子相手だとほら……なんと言うか同じ女として同じ竿を入れられているとどうしても比べられるのかな?って思ちゃうとさ……
中の具合がね?人それぞれじゃないか?
穴があればイケる男からしたら関係ないのかもしれないが……ずいずいずっころばーしと竿の共有はちょっとね?
まして彼女としての立場上男は許せても女は許せないんですよ?私もねぇ?
「気になる子でも居たの?
傑の事理解してくれるクラスメートの女子がいて、そっちと関係持ちたいならいいよ」
「は?いいのかい?」
「その場合2度と私に触らないでね?」
そもそもあちらのお相手女子は呪術師の夢主だぞ?
少なくとも激強か激弱の二択だったにしても……我一般人。呪術女子に勝てるわけがない。
非術師のくせに!!なんて乗り込まれた日にはアウトだアウト。ゴジラ相手に布の服と木の棒で挑むとか何その無理ゲー。
一般人が特殊な夢主に勝てるわけないだろ!!!
私は私がコロコロされない√ならば傑と付き合っていなくてもいい。
幸せになって欲しいから傑の相手が私じゃなきゃ駄目だとは思わない。
今のところ私が相手だとコロコロ√しかないから夢主√か五条√でどうにかこうにか出来ないものかと考えてはいるというのに私の幼馴染の傑くんはと言えば………。
「やだ」
「ちょっ……く、苦し…」
「クラスメートに女の子は確かにいる。いるけどそんな関係になりたいと望んでいないよ」
「ギブギブ。苦しい。苦しいって」
「男同士で付き合う気も無い。
ただ一人で抜けないから困ってるという話だよ」
ぎゅーぎゅーに絞められて内臓出るかと思った。
傑くんや、なぜ私なんだい?
そんな執着するほど私は君に恨まれているのかな?確かに君のメンタル強化とはいえやらかした感しかないが……君の為だったんだよ。
無邪気な子供だったんだよ!
許して!!謝るから!!
で、結論からすると一人で抜けないから困ってる。と?
あれ?BL√どこいきました?
コロコロ回避の為の五条とのBLな世界沼へ飛び込ませる為の道筋を私が誘導しなくては……!!!
だとしたら……
動けない私の代わりに傑にストッキングとローションを取って貰う。
何に使うのかと頭を傾げる傑に対して私はストッキングにローションを馴染ませていく。
「この間友達から聞いたんだけど」
「どんな友達だい?」
「りっちゃんがローションガーゼを男にするとめちゃくちゃヤバいらしいと」
「は?」
ふにゃふにゃとした傑の傑くん。
ローションでヌトヌトな手で竿をしごいて先っぽに口付けるとムクムク大きくなる。
「お元気なことで」
「可愛い彼女からのご奉仕なら答えなきゃ」
「コレでイケたら傑も友達も大丈夫!」
さあさあ皆さんお待ちかね!!
ここから始まる五条と夏油の青い春!!
咲かせてみせましょ赤い跡!!
私は二人を見守り千の風となるのは遠慮したいので相談役として今後も長生きさせておくれよ!!
芯を持った陰茎にストッキングを当てる。
そのまま右へゆっくりストッキングを擦り付けると傑の腰が浮いた。
「ぐっ!!!」
「い、痛い?」
「うわ……何コレやば」
「あ、大丈夫そうだね。擦るよ」
「まっ、ひぐっ!!………ふぅっ、ンンッ」
ゆっくり擦り付けてみたり、少し早めてみたり。
加減がわからないがスピードを速めるとベッドのマットを握り潰す勢いで握りフーフーと獣のように耐える傑。
……何だかイケナイ扉を開いてしまったようだ。
早くイカないかなーとストッキングを強めに押し付けて速く擦ると腰をガクガクさせながらストッキングに白濁した液体がどぴゅっと。
「やったね!傑これならイケるって!!」
「……………」
「お尻も浮気も嫌ならコレだね。
……いや、そもそもこんな変態プレイ一人でするってどーなの?
お友達とローションストッキングプレイ?
それならやっぱ私と別れて友達と……」
You五条と付き合っちゃいなよ!!
なーんてノリで傑の顔を見上げたのが良くなかった。
真顔。
表情が抜け落ちた真顔。
「………傑さーん?」
「……名前はもしかして高校でいい人でも見付けたから嬉々として私に他の人間を勧めているのかな?」
「え?いないけど……」
いないが……出来るなら安心・安全な老後を末永く生きるために今まさに命の危機からの脱出に色々考えておりますが?
「"けど"?
けど、ということは今後そういった可能性がある男が居るということかい?」
「仲のいい子は何人か出来たけど傑に関係ある?」
「気絶するまでヤる」
「へ……?」
ベッドに押し倒されて、ギラギラとした瞳の傑と目が合う。
あれ?私は一体何を間違えた?
「私には名前がいればいいし
出来なくても溜まるけど、必ず発散しなきゃいけない欲でもない」
「あの……傑さん?目が……」
「名前は私とするのが好きなんだろう?
私もだよ。
だから……時間が許す限り楽しもうね」
「待って待って待って。ストップ、落ち着くんだ!!」
ガッツリ食べられました。
何がいけなかったんだ……?
五条とのBLでコロコロ√回避を先走ったのが良くなかったのか!?
いや、これは希望がある!!
だから私は今後も傑に五条√を推そう!!
硝子ちゃんや夢主ちゃん√も推したいがよくわからない傑スイッチを押して私の腰が死ぬのはよろしくない。
諦めるな、自分を信じろ!!
大丈夫。心の中の私はやれば出来る子だから!!
凄腕の暗殺者になれない駄目な子でも未来ではボスになれていた……つまり、私も将来素敵な旦那様との幸せな未来を掴み取るために今頑張るんだ!!!!
駄目名前とは呼ばせない!!
あとがき
どんどんアホの子になっていくよ?
おかしいな?(笑)
・名前ちゃん
傑からまさかのBL√話に胸がワクワクしてる。
推しカプや固定カプの無い地雷が少ないオタク。
とにかくコロコロ√を回避したいがために思考がブッ飛んで居る。
・傑くん
興味があったし発散したくて色々五条で試した人。
倫理観とか無しに身の内に入れたら甘いところあるよね。