先輩ifシリーズ
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「「「…………………」」」
「君ら顔ヤバいよ」
母子同室1日目。
なぜか沢山の荷物を抱えた
硝子、夜蛾先生、大和の三人。
悟の抱く赤子を見て
表情を緩めている。
「名前先輩、お疲れ様でした
悟の子とは思えない可愛さだな」
「おい、硝子」
「ちっこいなーかわいいなー
五条に似るなよ!!」
「おい、大和」
「母子共に元気そうで良かった
お疲れ、名前」
「先生、ありがとうございます。
こんな姿ですいません」
「気にするな……」
悟の腕のなかで
ぐっすり寝ている赤ちゃん。
硝子が頬をつつき
大和が触ろうとするのを
悟が止めている。
夜蛾先生が目を細め
嬉しそうに見つめていた。
「悟、赤ちゃん」
「ん?あぁ」
悟が夜蛾先生の腕に
はい、と手渡す。
いきなりのことに固まる先生を見て
悟がケラケラと笑っているし
硝子は写真を撮っている。
「………名前、悟」
「妊娠中
一番お世話になったのは先生なので。
私や悟以外に一番最初に抱いてもらおうって
話していたんですよ」
「どうですか?僕の子。可愛いでしょ」
「………重いな」
表情を柔らかくし
赤ちゃんを見つめる先生に
悟も硝子も大和も
笑っていた。
それから順番に硝子、大和と抱き
悟も参戦し赤ちゃんの取り合いを始めていた。
「ところで」
「どうした」
「それぞれが持っていた大荷物の中身は?」
来たときに
両手いっぱいもって来ていた荷物。
部屋の片隅で荷物の山が出来ている。
「俺はお尻拭きと新生児のオムツ」
「私は新生児の服のセット何個かと
ノンカフェインのコーヒー」
「人形とオムツと玩具だ」
「ありがとうございます」
「先生の人形って呪骸じゃん」
「今はただの人形だ」
今は、のところに
全員がつっこめなかった。
「悟、頑張ってね」
「僕持ち帰るの?」
「帰るときもっと荷物増えるよ?」
「………先生、車頼んでよ」
「勿論だ」
そんなことをやっているうちに
ふみゃふみゃと声を出し
じたばたと暴れだした赤ちゃん。
「そろそろおっぱい?」
「あー、そうかも」
「五条がおっぱいって言うと
駄目な感じするの俺だけ?」
「大和、ひっぱたくよ」
「俺!先輩!!」
「授乳の時間なら、一度帰るぞ」
「今のところ僕午後からの任務しか
入って無いよね?」
「連絡が無いならな」
「あー
けど一度荷物持って帰らなきゃ駄目か…」
「車乗れないぞ」
「先生、帰るとき車頼んでおいてね」
「わかった」
また来る、といなくなった三人。
オムツを交換し
体重を測ってから
授乳を始める。
「母親って本当不思議だよね。
男が吸っても出ないのに
赤ちゃんが吸うと出るんだから」
「まだ出てこないけど
今後出るようになるのかな?」
再び体重を計り
母乳で足りない分をミルクで補充。
悟が楽しそうにミルクの温度を確かめながら
赤ちゃんを抱いてミルクをあげている。
「大きくなーれ」
「悟って意外と面倒見いいよね」
何気無く言った言葉だったが
悟には何か思うところがあったのか
あーとか、うん、とか
何とも言えない葛藤をし
こちらを見てくる。
「………ねぇ名前、僕さ」
「ん?」
「教師になろうと思うんだ」
「………そっか」
「僕だけが強くても駄目らしいから
僕みたいに強くなってくれる奴らを育てる」
「中から変えるの?」
「敵は多いけど、着いてきてくれる?」
それは、険しい道のりだと思う。
上の人間は皆、頭の硬い連中ばかりだ。
「貴方となら、どこまでも」
「ありがと」
軽いキスを一つ、悟の頬にすれば
にっこり笑って頭を擦り付けてくる。
「名前とこの子がいれば
僕はいつだって最強でいられるよ」
「教師になるならまず
微妙な遅刻癖を直さないとね」
「それはそれだよ」
「社会人になるやつの台詞じゃないぞ」
「名前、呪術師辞めて事務に居てよ」
「それを上が許すかね?」
「そこは特級の僕がどーにかする」
「………悟、溜め込み過ぎないでよ。
悟は一人じゃないんだから」
「大丈夫だよ
どうでもいい奴らの戯れ言くらい
聞き流せるからね」
「………ごめんね。
悟よりも強いままでいられたら
一緒に並んで戦えるのに」
「好きな奴より弱いとか嫌だよ。
名前は黙って守られててよ。
そして、きちんと僕の帰りを待ってて」
あ、飲み終わったと
ミルクをしっかり全部飲み
ゲップをさせるために背中をポンポンする悟。
長身の悟が赤ちゃんを抱いてると
小さな赤ちゃんが
より、小さく見える。
「昨日や今朝は狼狽えてたのに」
「今だって怖いよ」
「手慣れてる感じ」
「慣れていかないと
これから先ずーっと一緒なんだから」
ゲーっ、と大きなゲップの音に
悟はケラケラ笑う。
何気ない一言ではあったが
悟の言葉に照れてしまったので
赤ちゃんがゲップしてくれて良かったと
少しだけ思った。
午後になると
悟は迎えに来た補助監督にも荷物を持たせ
一度帰って行った。
赤ちゃんと二人きりに
少しだけドキドキとしているが
ミルクを飲んでぐっすり眠る赤ちゃん。
赤ちゃんをちらちら確認してしまうが
産後の疲れが抜けきらず
うとうとと眠くなる。
少しだけ……と思いながら
目を瞑った。
「お疲れ様、先輩」
誰か……いや、知っている。
優しい声で、頭を撫でてくれている。
「悟そっくりですね」
あぁ、君は……
「先輩に似ている女の子なら
良かったんですけどね」
おい、絶対君には渡さない
「今日は単純にお祝いしに来ただけですから
休めるときは休んでください」
………君のその優しさが好きだよ
「先輩の意識があるときに出会った時は
私の子供を産んでくれるように
監禁するので、よろしくお願いしますね」
それを聞いてまったく
よろしくしたく無いし
君はまだ監禁する気満々なのか
「では、また」
夢なのか
夢じゃないのか……
目覚めた時には
眠った時間から30分も経っていなくて
やはり、夢だったのかと思った。
しかし
赤ちゃんの横に可愛らしい
小さめのウサギの人形と
ソファーの上には子供服が。
「………傑」
夢では無かったのか…
なんて思ったが
いつの間に産んだことが
伝わったのかが気になるところだった。
「………ありがと、傑」
会えなくなってしまった後輩からの贈り物。
悟に何て言おうか迷ったが
夢の話をそのまま話そうと思った。
あとがき
七海も来て欲しかったけど
きっと、後日お風呂後に使えそうな
タオルとか入ったセットのやつ
持って来そう(笑)
オムツや洋服はきっと沢山あると思うので
とか言いながら
みんなとは被らないような
使えそうな物を贈ってくれそう。
五条は親バカなので
次々と服を買ってきては
名前さんにもういらない、と説教されそう。
なのにまた買ってくるから
ガチの説教されて
今度はステイとかおしゃぶりや玩具を
買ってきて、名前さんが呆れるんだ。
「君ら顔ヤバいよ」
母子同室1日目。
なぜか沢山の荷物を抱えた
硝子、夜蛾先生、大和の三人。
悟の抱く赤子を見て
表情を緩めている。
「名前先輩、お疲れ様でした
悟の子とは思えない可愛さだな」
「おい、硝子」
「ちっこいなーかわいいなー
五条に似るなよ!!」
「おい、大和」
「母子共に元気そうで良かった
お疲れ、名前」
「先生、ありがとうございます。
こんな姿ですいません」
「気にするな……」
悟の腕のなかで
ぐっすり寝ている赤ちゃん。
硝子が頬をつつき
大和が触ろうとするのを
悟が止めている。
夜蛾先生が目を細め
嬉しそうに見つめていた。
「悟、赤ちゃん」
「ん?あぁ」
悟が夜蛾先生の腕に
はい、と手渡す。
いきなりのことに固まる先生を見て
悟がケラケラと笑っているし
硝子は写真を撮っている。
「………名前、悟」
「妊娠中
一番お世話になったのは先生なので。
私や悟以外に一番最初に抱いてもらおうって
話していたんですよ」
「どうですか?僕の子。可愛いでしょ」
「………重いな」
表情を柔らかくし
赤ちゃんを見つめる先生に
悟も硝子も大和も
笑っていた。
それから順番に硝子、大和と抱き
悟も参戦し赤ちゃんの取り合いを始めていた。
「ところで」
「どうした」
「それぞれが持っていた大荷物の中身は?」
来たときに
両手いっぱいもって来ていた荷物。
部屋の片隅で荷物の山が出来ている。
「俺はお尻拭きと新生児のオムツ」
「私は新生児の服のセット何個かと
ノンカフェインのコーヒー」
「人形とオムツと玩具だ」
「ありがとうございます」
「先生の人形って呪骸じゃん」
「今はただの人形だ」
今は、のところに
全員がつっこめなかった。
「悟、頑張ってね」
「僕持ち帰るの?」
「帰るときもっと荷物増えるよ?」
「………先生、車頼んでよ」
「勿論だ」
そんなことをやっているうちに
ふみゃふみゃと声を出し
じたばたと暴れだした赤ちゃん。
「そろそろおっぱい?」
「あー、そうかも」
「五条がおっぱいって言うと
駄目な感じするの俺だけ?」
「大和、ひっぱたくよ」
「俺!先輩!!」
「授乳の時間なら、一度帰るぞ」
「今のところ僕午後からの任務しか
入って無いよね?」
「連絡が無いならな」
「あー
けど一度荷物持って帰らなきゃ駄目か…」
「車乗れないぞ」
「先生、帰るとき車頼んでおいてね」
「わかった」
また来る、といなくなった三人。
オムツを交換し
体重を測ってから
授乳を始める。
「母親って本当不思議だよね。
男が吸っても出ないのに
赤ちゃんが吸うと出るんだから」
「まだ出てこないけど
今後出るようになるのかな?」
再び体重を計り
母乳で足りない分をミルクで補充。
悟が楽しそうにミルクの温度を確かめながら
赤ちゃんを抱いてミルクをあげている。
「大きくなーれ」
「悟って意外と面倒見いいよね」
何気無く言った言葉だったが
悟には何か思うところがあったのか
あーとか、うん、とか
何とも言えない葛藤をし
こちらを見てくる。
「………ねぇ名前、僕さ」
「ん?」
「教師になろうと思うんだ」
「………そっか」
「僕だけが強くても駄目らしいから
僕みたいに強くなってくれる奴らを育てる」
「中から変えるの?」
「敵は多いけど、着いてきてくれる?」
それは、険しい道のりだと思う。
上の人間は皆、頭の硬い連中ばかりだ。
「貴方となら、どこまでも」
「ありがと」
軽いキスを一つ、悟の頬にすれば
にっこり笑って頭を擦り付けてくる。
「名前とこの子がいれば
僕はいつだって最強でいられるよ」
「教師になるならまず
微妙な遅刻癖を直さないとね」
「それはそれだよ」
「社会人になるやつの台詞じゃないぞ」
「名前、呪術師辞めて事務に居てよ」
「それを上が許すかね?」
「そこは特級の僕がどーにかする」
「………悟、溜め込み過ぎないでよ。
悟は一人じゃないんだから」
「大丈夫だよ
どうでもいい奴らの戯れ言くらい
聞き流せるからね」
「………ごめんね。
悟よりも強いままでいられたら
一緒に並んで戦えるのに」
「好きな奴より弱いとか嫌だよ。
名前は黙って守られててよ。
そして、きちんと僕の帰りを待ってて」
あ、飲み終わったと
ミルクをしっかり全部飲み
ゲップをさせるために背中をポンポンする悟。
長身の悟が赤ちゃんを抱いてると
小さな赤ちゃんが
より、小さく見える。
「昨日や今朝は狼狽えてたのに」
「今だって怖いよ」
「手慣れてる感じ」
「慣れていかないと
これから先ずーっと一緒なんだから」
ゲーっ、と大きなゲップの音に
悟はケラケラ笑う。
何気ない一言ではあったが
悟の言葉に照れてしまったので
赤ちゃんがゲップしてくれて良かったと
少しだけ思った。
午後になると
悟は迎えに来た補助監督にも荷物を持たせ
一度帰って行った。
赤ちゃんと二人きりに
少しだけドキドキとしているが
ミルクを飲んでぐっすり眠る赤ちゃん。
赤ちゃんをちらちら確認してしまうが
産後の疲れが抜けきらず
うとうとと眠くなる。
少しだけ……と思いながら
目を瞑った。
「お疲れ様、先輩」
誰か……いや、知っている。
優しい声で、頭を撫でてくれている。
「悟そっくりですね」
あぁ、君は……
「先輩に似ている女の子なら
良かったんですけどね」
おい、絶対君には渡さない
「今日は単純にお祝いしに来ただけですから
休めるときは休んでください」
………君のその優しさが好きだよ
「先輩の意識があるときに出会った時は
私の子供を産んでくれるように
監禁するので、よろしくお願いしますね」
それを聞いてまったく
よろしくしたく無いし
君はまだ監禁する気満々なのか
「では、また」
夢なのか
夢じゃないのか……
目覚めた時には
眠った時間から30分も経っていなくて
やはり、夢だったのかと思った。
しかし
赤ちゃんの横に可愛らしい
小さめのウサギの人形と
ソファーの上には子供服が。
「………傑」
夢では無かったのか…
なんて思ったが
いつの間に産んだことが
伝わったのかが気になるところだった。
「………ありがと、傑」
会えなくなってしまった後輩からの贈り物。
悟に何て言おうか迷ったが
夢の話をそのまま話そうと思った。
あとがき
七海も来て欲しかったけど
きっと、後日お風呂後に使えそうな
タオルとか入ったセットのやつ
持って来そう(笑)
オムツや洋服はきっと沢山あると思うので
とか言いながら
みんなとは被らないような
使えそうな物を贈ってくれそう。
五条は親バカなので
次々と服を買ってきては
名前さんにもういらない、と説教されそう。
なのにまた買ってくるから
ガチの説教されて
今度はステイとかおしゃぶりや玩具を
買ってきて、名前さんが呆れるんだ。