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「好きです。同じ墓に入って末永く来世も俺のものになってください」
「断る」
入学1日目にして俺のクソデカ感情をぶつけたらゴミどころかクズを見る絶対零度の瞳を向けられた。
やっほー!!俺、呪術師!!
花も恥じらう16歳!!
幼い頃から呪霊が見えて祓えて世界の為に頑張っちゃう爽やかヒーロー系男子だよ☆
「………クソダル」
「煙いよ、名前」
「鼻からも口からも煙だらけじゃねーか」
同期の傑と悟と物陰にうんこ座りしながら煙草をふかす。
「ほら、俺煙が無いと生きられないから」
「中毒者じゃないか」
「臭いから近寄んな」
「お子ちゃまの悟くんにはまだ早かったな」
「ぶん殴るぞ」
「飴ちゃんやろうか?」
悪友達と学生特有の悪ガキ会議を行いながら悪ふざけ。
「はぁ……聞いてくれよマイブレンズ」
「はいはい、硝子の事かな」
「はいはい、またフラレたんだろ」
「俺の女神が今日も女神」
「「はいはい」」
「俺は思った。女神の気持ちをより理解し、より気持ちを近付く為には女神になりきるしかないと」
「「馬鹿がいる」」
「って事で、此方を用意した」
じゃーん、と女子用スカートを取り出す。
勿論女神と同じタイトスカートタイプだ。
「待て、それをどこで手にした」
「制服担当に特注で頼んだ。ちなみに同じサイズ」
「変態じゃん」
「そしてここにオマエらの分もある」
「「フザケンナ」」
足蹴りにされたが問題ない。
ズラリと用意されたヘアピンの数々。
「俺思ったの。
俺ら顔だけはいいから、女子になったら可愛いんじゃね?って」
「馬鹿がいる」
「元々馬鹿だろ」
「女子の気持ちを知るには女子になればいいって」
「巻き込むな」
「1人でやってろ」
「あっれ〜?できねーの?」
ニヤニヤと悪い顔をする名前。
普段なら馬鹿馬鹿しい、と思うしこんな低レベルな挑発には乗らない。
しかし、ここに集まっている悪ガキは普段頭の回転は早いのに頭の沸点が低い馬鹿である。
「たかがスカート履く事も出来ない臆病者ですかぁ〜?」
「「は?」」
「いや、べっつにぃー?オマエらがどーしても無理なら俺1人可憐な美女になれるしぃ?
なんならオマエらの好みドストライクかもなぁ」
「は?俺のが美人になれるっつの」
「私だね」
「よーし。じゃあ午後は各々女装してこいよ。
審判は俺の女神」
こうして馬鹿な催しは始まった。
家入硝子は困っていた。
入学早々に告白すっ飛ばしてプロポーズをしてきて、その後毎日プロポーズする馬鹿に。
見た目ヤンキーなぼんたん姿に変な前髪でも無ければ、見た目白髪グラサンの御三家の一族でも無ければ、見た目だけは好青年。
しかし、三人とも中身はドクズ。
中でも見た目だけ好青年の苗字 名前という男は喫煙、飲酒、暴力、口を開けば見た目の無駄遣い。
とにかく残念な男の1人だった。
自分の学年は顔と能力が優秀でも性格だけはクズで煮詰めたクソヤロウばかりだった。
そんなクズ共が午後からの授業がもうすぐだと言うのに来ない。
何やって……また夜蛾にでも怒られているか、単細胞な喧嘩を始めたか……。
なんて思っていたら、夏油が入って来た。
…なぜか前髪が濡れている。
「………すまない、硝子」
「何」
「スカートが入らなかった」
「何言ってんだ」
「そこで我に返ったよ……私は何馬鹿な事をしていたんだ、とね」
何の話だ。
スカートって何だよ。
そっと渡される黒い布……それは私の制服に似ているし、私のサイズだが私のじゃない。
「片足しか通してないから安心してくれ」
「右目くりぬくのと左目くりぬくのどっちがいい?」
キリッと格好つけて何言ってんだコイツ。
夏油は割りとまともな方だと思っているが、中身ドクズなのでやはりおかしい。
なぜ私のサイズのスカートを履く必要がある?
嫌な予感に教室から出ようとしたが、廊下をわいわいキャッキャしながら来る馬鹿二人がガラッと教室のドアを開けた。
「硝子〜お・ま・た・せ!
貴女のマブダチの名前だぉ☆」
「ちょっと名前子、硝子引いてるじゃなーい」
「違うもん!硝子たんは俺の……私の美に言葉が出ないだけだし」
「ブスに磨きがかかってるから吐きそうなんだよ、オッエ"〜」
「さとるんの意地悪ぅ!せんせーに言いつけてやるんだから!」
何この地獄。
夏油、笑いこらえながらそっぽ向くな。
現実をしっかり見ろ。
化粧されて道行く人々が見ればそれなりに美人な二人の男。
しかし、膝上となっているスカートからガッチリした太ももとふくらはぎの筋肉を晒した野郎二人を見せ付けられた私はどう反応しろと?
「すぐるんそのまんまじゃん。つまんなーい」
「そーよそーよ。傑子もやりなさいよ」
「……君たち、ブス過ぎないかい?」
「しっつれーね!この美がわからないなんて!!」
「ブスだよ」
「さいってー。傑子ったら嫉妬でしょ?」
「見なさいよ。この可憐な脚美線」
「ぶっ!!」
「屈むな屈むな!」
「チラリズムも許さなくってよ」
尻をこちらに向け足を交差させ前屈する馬鹿1。
確かに中身は見えていない。
しかし、筋肉質な脚がミニスカートから見える地獄。
「負けてられないわ」
「下品!!」
「キャハハハハハ!!」
がに股でピースする馬鹿2。
タイトスカートだから脚を開くと上に上がってくるものの、ギリギリで見えない。
しかしこちらも筋肉質な脚がミニスカートから見える地獄。
「それにしても硝子胴太くね?俺腹周りがばがばなんだけど」
「俺の硝子を太いなんて言うなよ。
硝子は俺の為にもっと太くてもいいくらいだ」
「そうか?俺らでもこのサイズのスカート入るんだぜ?」
「俺ら男だもん。
女子はほら、子供産んだりするために必要な太さがないと」
「そんなもんか?」
「そんなもんだって」
「オマエ達、そろそろやめろ」
夏油が此方を見ながら止めている。
遅い。
止めるなら最初の計画の時に殴ってでも止めろよ。
「硝子たん、私……以前初めて出会った時からずっと……」
「レズじゃん」
「私のこの気持ちに嘘は無い。
どうか、私と……ぶふっ」
「「名前ーーーーっ!!」」
握られた左手。
私は構わず右手で苗字の頬を殴った。
地面に倒れる苗字に駆け寄る馬鹿共。
「何をするんだ硝子!!」
「生きてるか、名前!!」
「………これ、も……愛っ」
「オマエ達」
ーーー生きたまま解剖しつつ健康診断してやろうか?
メスをちらつかせ、笑う。
「「発案者は名前です」」
「硝子、違うんだ!
決して下心があったわけじゃない」キリッ
「「うわ……」」
スカート姿で今さら繕ってもおせぇよ。
「俺は硝子の事が好きすぎて硝子を想う余りやり過ぎてしまった結果なんだ!!」
「へぇー」
「硝子が俺に振り向いてくれるにはまず、硝子の気持ちを知らなければならない!!」
「ふーん」
「だからこそ!!硝子に近付こうと思っただけで変態ではない!!」キリッ
言い分はわかった。
「愛してる!結婚しよう!」
「死ね」
感情の無いまま気持ちをぶつける。
誰かこの馬鹿どうにかしてくれないかな……。
「オマエ達、授業を………」
教室に入って来た夜蛾先生。
馬鹿二人の格好を見て目頭を揉む。
「悟」
「はい」
「名前」
「はい」
「2人共そこに座れ」
授業より説教が始まった。
午後スカート三枚貰ったが、全て燃やした。
あとがき
アニメのじゅじゅさんぽ見てたら書きたくなった男主ネタ。
硝子ちゃん大好き男主。
流石に硝子ちゃんの部屋から制服盗むのはよろしくないと思って制服担当の奴脅した。
ちなみにサイズは把握済み。
「断る」
入学1日目にして俺のクソデカ感情をぶつけたらゴミどころかクズを見る絶対零度の瞳を向けられた。
やっほー!!俺、呪術師!!
花も恥じらう16歳!!
幼い頃から呪霊が見えて祓えて世界の為に頑張っちゃう爽やかヒーロー系男子だよ☆
「………クソダル」
「煙いよ、名前」
「鼻からも口からも煙だらけじゃねーか」
同期の傑と悟と物陰にうんこ座りしながら煙草をふかす。
「ほら、俺煙が無いと生きられないから」
「中毒者じゃないか」
「臭いから近寄んな」
「お子ちゃまの悟くんにはまだ早かったな」
「ぶん殴るぞ」
「飴ちゃんやろうか?」
悪友達と学生特有の悪ガキ会議を行いながら悪ふざけ。
「はぁ……聞いてくれよマイブレンズ」
「はいはい、硝子の事かな」
「はいはい、またフラレたんだろ」
「俺の女神が今日も女神」
「「はいはい」」
「俺は思った。女神の気持ちをより理解し、より気持ちを近付く為には女神になりきるしかないと」
「「馬鹿がいる」」
「って事で、此方を用意した」
じゃーん、と女子用スカートを取り出す。
勿論女神と同じタイトスカートタイプだ。
「待て、それをどこで手にした」
「制服担当に特注で頼んだ。ちなみに同じサイズ」
「変態じゃん」
「そしてここにオマエらの分もある」
「「フザケンナ」」
足蹴りにされたが問題ない。
ズラリと用意されたヘアピンの数々。
「俺思ったの。
俺ら顔だけはいいから、女子になったら可愛いんじゃね?って」
「馬鹿がいる」
「元々馬鹿だろ」
「女子の気持ちを知るには女子になればいいって」
「巻き込むな」
「1人でやってろ」
「あっれ〜?できねーの?」
ニヤニヤと悪い顔をする名前。
普段なら馬鹿馬鹿しい、と思うしこんな低レベルな挑発には乗らない。
しかし、ここに集まっている悪ガキは普段頭の回転は早いのに頭の沸点が低い馬鹿である。
「たかがスカート履く事も出来ない臆病者ですかぁ〜?」
「「は?」」
「いや、べっつにぃー?オマエらがどーしても無理なら俺1人可憐な美女になれるしぃ?
なんならオマエらの好みドストライクかもなぁ」
「は?俺のが美人になれるっつの」
「私だね」
「よーし。じゃあ午後は各々女装してこいよ。
審判は俺の女神」
こうして馬鹿な催しは始まった。
家入硝子は困っていた。
入学早々に告白すっ飛ばしてプロポーズをしてきて、その後毎日プロポーズする馬鹿に。
見た目ヤンキーなぼんたん姿に変な前髪でも無ければ、見た目白髪グラサンの御三家の一族でも無ければ、見た目だけは好青年。
しかし、三人とも中身はドクズ。
中でも見た目だけ好青年の苗字 名前という男は喫煙、飲酒、暴力、口を開けば見た目の無駄遣い。
とにかく残念な男の1人だった。
自分の学年は顔と能力が優秀でも性格だけはクズで煮詰めたクソヤロウばかりだった。
そんなクズ共が午後からの授業がもうすぐだと言うのに来ない。
何やって……また夜蛾にでも怒られているか、単細胞な喧嘩を始めたか……。
なんて思っていたら、夏油が入って来た。
…なぜか前髪が濡れている。
「………すまない、硝子」
「何」
「スカートが入らなかった」
「何言ってんだ」
「そこで我に返ったよ……私は何馬鹿な事をしていたんだ、とね」
何の話だ。
スカートって何だよ。
そっと渡される黒い布……それは私の制服に似ているし、私のサイズだが私のじゃない。
「片足しか通してないから安心してくれ」
「右目くりぬくのと左目くりぬくのどっちがいい?」
キリッと格好つけて何言ってんだコイツ。
夏油は割りとまともな方だと思っているが、中身ドクズなのでやはりおかしい。
なぜ私のサイズのスカートを履く必要がある?
嫌な予感に教室から出ようとしたが、廊下をわいわいキャッキャしながら来る馬鹿二人がガラッと教室のドアを開けた。
「硝子〜お・ま・た・せ!
貴女のマブダチの名前だぉ☆」
「ちょっと名前子、硝子引いてるじゃなーい」
「違うもん!硝子たんは俺の……私の美に言葉が出ないだけだし」
「ブスに磨きがかかってるから吐きそうなんだよ、オッエ"〜」
「さとるんの意地悪ぅ!せんせーに言いつけてやるんだから!」
何この地獄。
夏油、笑いこらえながらそっぽ向くな。
現実をしっかり見ろ。
化粧されて道行く人々が見ればそれなりに美人な二人の男。
しかし、膝上となっているスカートからガッチリした太ももとふくらはぎの筋肉を晒した野郎二人を見せ付けられた私はどう反応しろと?
「すぐるんそのまんまじゃん。つまんなーい」
「そーよそーよ。傑子もやりなさいよ」
「……君たち、ブス過ぎないかい?」
「しっつれーね!この美がわからないなんて!!」
「ブスだよ」
「さいってー。傑子ったら嫉妬でしょ?」
「見なさいよ。この可憐な脚美線」
「ぶっ!!」
「屈むな屈むな!」
「チラリズムも許さなくってよ」
尻をこちらに向け足を交差させ前屈する馬鹿1。
確かに中身は見えていない。
しかし、筋肉質な脚がミニスカートから見える地獄。
「負けてられないわ」
「下品!!」
「キャハハハハハ!!」
がに股でピースする馬鹿2。
タイトスカートだから脚を開くと上に上がってくるものの、ギリギリで見えない。
しかしこちらも筋肉質な脚がミニスカートから見える地獄。
「それにしても硝子胴太くね?俺腹周りがばがばなんだけど」
「俺の硝子を太いなんて言うなよ。
硝子は俺の為にもっと太くてもいいくらいだ」
「そうか?俺らでもこのサイズのスカート入るんだぜ?」
「俺ら男だもん。
女子はほら、子供産んだりするために必要な太さがないと」
「そんなもんか?」
「そんなもんだって」
「オマエ達、そろそろやめろ」
夏油が此方を見ながら止めている。
遅い。
止めるなら最初の計画の時に殴ってでも止めろよ。
「硝子たん、私……以前初めて出会った時からずっと……」
「レズじゃん」
「私のこの気持ちに嘘は無い。
どうか、私と……ぶふっ」
「「名前ーーーーっ!!」」
握られた左手。
私は構わず右手で苗字の頬を殴った。
地面に倒れる苗字に駆け寄る馬鹿共。
「何をするんだ硝子!!」
「生きてるか、名前!!」
「………これ、も……愛っ」
「オマエ達」
ーーー生きたまま解剖しつつ健康診断してやろうか?
メスをちらつかせ、笑う。
「「発案者は名前です」」
「硝子、違うんだ!
決して下心があったわけじゃない」キリッ
「「うわ……」」
スカート姿で今さら繕ってもおせぇよ。
「俺は硝子の事が好きすぎて硝子を想う余りやり過ぎてしまった結果なんだ!!」
「へぇー」
「硝子が俺に振り向いてくれるにはまず、硝子の気持ちを知らなければならない!!」
「ふーん」
「だからこそ!!硝子に近付こうと思っただけで変態ではない!!」キリッ
言い分はわかった。
「愛してる!結婚しよう!」
「死ね」
感情の無いまま気持ちをぶつける。
誰かこの馬鹿どうにかしてくれないかな……。
「オマエ達、授業を………」
教室に入って来た夜蛾先生。
馬鹿二人の格好を見て目頭を揉む。
「悟」
「はい」
「名前」
「はい」
「2人共そこに座れ」
授業より説教が始まった。
午後スカート三枚貰ったが、全て燃やした。
あとがき
アニメのじゅじゅさんぽ見てたら書きたくなった男主ネタ。
硝子ちゃん大好き男主。
流石に硝子ちゃんの部屋から制服盗むのはよろしくないと思って制服担当の奴脅した。
ちなみにサイズは把握済み。