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「………」
漏瑚は遠い目をした。
人間に何を言っても通じないし嘘つきだから燃やせばいいと思っている。
だが、利害の一致で今は人間……夏油と組んでいた。
その夏油が連れてきたおかしな人間。
「…………」
そっと瞼を閉じた。
そしてそっと今入ろうとした扉も閉めた。
「〈どうしました漏瑚〉」
「………何でもない。今は取り込み中らしい」
「〈取り込み中とは?〉」
「オマエが知らなくていいことだ」
ちょっと裏山の秘湯に行って身体休めようか、と提案して立ち去った漏瑚は出来る呪いだ。
例え五条悟にフルボッコされ、読者にポッポーと富士山扱いされ、しまいにはマスコットキャラ扱いされても。
漏瑚は出来る呪いだ。
「ヴォォオ"オ"オ"オ"オ"イッッッ!!!!
目があったら即バトルは負けちゃうけど、せめて助けて!!!じゃなけりゃ何か反応して!!!」
バァンッ、と漏瑚の閉めた扉を勢いよく開ける通行人名前さん。
なぜか衣服が乱れている。
「喧しいぞ小娘。乳くり合うなら他でしろ」
「やめてくれない?何であんなオイルとヌルヌルしなきゃなんないの?嫌だわ。拒否」
「酷いね、名前。
漏瑚、はしたないとこを見せて悪かったね」
「〈夏油、その頬どうしたのですか?〉」
「ちょっと子猫に引っかかれて」
何度も言うが、漏瑚は出来る呪いである。
「ちょっと漏瑚さんあのオイルに着火して燃やそう。骨……は友人の形見として残したいからあの脳ミソピンポイントで燃やそう」
「私とキミの仲だろ?名前」
「うるせぇぇええええ!!!!
ちゃっかり抱き抱えて寝やがって!!
しかも起きてすぐに人の服脱がそうとしやがって!!」
「着替えは大事だよ」
「テッメーに着替えさせられるなら、呪いの方々に着替えさせられた方がマシだボケぇ!!」
「じゃあ俺やる!!」
「てめえは黙ってろツギハギィィイイ!!!」
喧しい。
とにかくこの娘、喧しい。
初対面で馴れ合う気は無いと言ったのに、なぜ儂の後ろに隠れて騒ぐ。
殺しちゃ駄目って言われてもうっかり殺しちゃいそうになる喧しさと馴れ馴れしさ。
「小娘」
「なに?漏瑚さん」
「馴れ合う気は無いと言っただろ」
「言われたね」
「燃やすぞ」
「じゃあまずあのオイルに着火してからで」
アレやっちまえ、と親指で示すこの娘の態度のデカさは何なのだ。
オマエ殺されるとかそーゆー概念無いの?利用価値あるからってそんな態度普通出来る?
漏瑚は考えた。
「名前、みてみて」
「なに、ツギハ……ギィィイイ!!!
テメッ!!なんっちゅー事を…!!」
「殴ることないじゃん。
ちょっと和まそうと順平の形しただけなのに」
「それ読者の諸々の地雷!!!!」
「読者?」
「こらこら、そんなメタ発言は良くないよ」
「近寄んな燃やすぞ漏瑚さんが」
「ここは私と名前のラブストーリーな展開だろ?濡れ場は大事だ」
「誰がオイルとヌルヌルするっつったんだよ。
歌舞伎町に行ってヌルヌルしてもらえ」
「私は銀の魂のキャラじゃないよ?」
「金の玉?名前エッチじゃん。スッケベー」
「ツギハギは黙れ。まじ黙れ」
「お主ら全員黙れ」
何度も言おう。
漏瑚は呪いの中では出来る呪いだ。
「〈金の……玉?〉」
「ブモォ?」
「金た「ピィィイイイイイッ!!!ここは全年齢対象ですのでっ!!」ちょっと名前邪魔しないでよ」
「〈金の玉とはオジサンがくださるものでは?〉」
「ブモッ」
「それポケモンな!!そーだよ!!オジサンの金の玉は5000円で売れます!!」
「〈全年齢対象ですね〉」
「違うって花御。金た「まじ黙れツギハギ」ちぇー」
「ブモォブモォ」
「ほら、陀艮もいるんだから全年齢対象の発言しないと」
「陀艮赤ちゃんじゃないけど?」
「ブモォしか話せないから可愛いじゃん」
「全員、黙れ!!!!」
ポッポーという音がとあるヤクザの事務所に響いた。
やぁやぁ、皆さんエブリバディッ?
漏瑚さんに怒られた通行人名前です。
前回がシリアルじゃなくシリアスだったから今回わちゃわちゃ始まりましたー!
わーい、パチパチ。
そしたら怒られた。えーんぴえん。
「漏瑚さんカルシウム足りてないよ」
「呪いにカルシウム関係無いと思うよ」
「なに?骨与えればいい?」
薄暗いヤクザの事務所に呪いがわちゃわちゃギューギュー。
「大丈夫。私知ってる。
漏瑚さんは怯えているだけだって」
「ブハッ!!」
「オイ」
「まるで迷子のキツネリスのよう。怖がらないで?私はただあなたに自分の国へ帰ってもらいたいだけ 」
「ひどっ!!寄り添っておいて帰れって!!」
「馬鹿にしているのか?」
「大丈夫。大丈夫よ。ほら、怖くない。ね?」
「貴様…っ」
「漏瑚さん!ごめんなさい。
あなたたちの巣を騒がせて。
でもわかって。私たちあなた方の敵じゃないの」
「敵だよ」
「〈敵ですね〉」
「ブモォ」
「その茶番劇を止めぬなら燃やすぞ」
残念。
私はナウシカにはなれなかった。
「で、気になってたんだけどさ」
「ん?どうかしたかい?」
「この人誰?」
奇抜な頭がトレンドのお兄さん。
え?その髪型どーなってんの?2つ縛り?
どこの魔女っ子?
「チッチッチッチッ」
「犬猫じゃないよ」
「殺してもいいか?」
「ダメダメ!!名前殺す許可あるなら俺が殺りたい」
「ツギハギ近寄んな」
隅っこにいるから呼んだら怒られた。
「コイツは脹相。九相図の長男」
「?」
「名前って本当お馬鹿さんだよね」
「一般人に専門知識求めんな」
「"人は殺しちゃいけません"
"映画館は静かに"
ほら、俺も一般常識くらい知ってるって。
名前は勉強が足りないね」
「うっわ……めちゃ腹立つ」
ビンタしてやろうか?by.通行人
やったら倍返しだ。by.真人
勝てないのでやめました。
「長男ってことは他に兄弟いるのか」
「こないだ二人死んだけどねー」
「オイ」
「虎杖と釘崎は俺が殺す」
「まじかよ」
話したと思ったらめちゃくちゃ知り合いで驚いた。
HEY、Siri。
この場の切り抜けかたを教えて。
ーーー該当シマセンデシタ。
ぴえん。
「私いつまで監禁されてればいいの?」
「ひとまず10月31日かな」
「ハロウィンでイッツパーリィナイトしろってか」
「そうそう。お祭り」
「……ツギハギが楽しそうだとろくなことねーな」
「そりゃー名前には楽しくないかもね。
人が沢山死ぬ予定だから」
「は?」
「その日は呪詛師も沢山来るだろうから殺されないように気をつけて頑張って」
「そんな物騒な祭り嫌だわ」
陰気な部屋で陰気な奴らに囲まれていたらまじで憂鬱。
なので
「ボードゲームしよっか」
「いいね!!俺やるーほら、脹相も夏油も」
「またかい?」
「くだらん。儂は出るぞ」
「〈私も行かせていただきますね〉」
「ブモッ」
ってことで始まった人生ゲーム。
「……嘘だろ。全員からしっぺ、だと!?」
「腕よこせ」
「待って待って。君らゴリラなんだから加減してよ?私の腕バキッバキはやめてよ?」
「ほらほら、腕出してよ」
「脹相、真人。ちゃんと加減するんだよ?」
この人生ゲーム誰か作った?えぐい。
人生ゲームってゆーか、人生罰ゲームだよ。
しっぺは普通で終わりました。
「んーっと、隣の人からほっぺチュー。
隣って……?」
「良かったな、ツギハギ。
脹相くんとサマーオイルとどっちからも貰えよ」
「「………」」
「二人して嫌な顔ヤメテ?」
「脹相に譲るよ」
「断る」
「ルーレットで決めたら?」
結果、サマーオイルがした。
「………隣と次のサイコロまで手を繋ぐ」
「俺?俺と繋ぐ?」
ウッキウキのツギハギ無視して手を握られた。
「私だね。
えーっと……隣からビンタ」
「よっし、任せろ」
「俺もやりたーい!」
「ツギハギ右ね。私左」
「待つんだ。待て、どちらもと書いてない!!」
「必死でウケる」
「夏油、男ならバシッと決めろって」
「ハッ」
両頬に紅葉が出来たサマーオイル。
「えーっと………もう一回やり直していい?」
「駄目だね」
「"次のサイコロまで隣の人の膝の上"か」
「どうぞ空いてるよ」
「脹相くん、失礼しまーす」
「重い」
「おまっ、そこは言っちゃいけねーだろ」
「俺は……ねぇ夏油、次のサイコロまで目の前の人の膝の上に座るって俺どうしたらいい?」
「脹相の上の名前の上かな?」
「まじヤダ。せめて子供サイズなってよ」
「OK。ちゃんと抱っこしてよ」
「重い。見にくい」
「隣からバグ、か」
「脹相モテモテの人みたい」
「ね」
「重いウザイ見にくい」
脹相くんにハグする私とツギハギ。
「………」
「サマーオイル、アウトォ」
「ダッダーン。夏油目の前の人から尻バット」
「オマエらよけろ」
「脹相、話し合おう」
「ルールだ」
サマーオイル、尻をシバかれる。
そこへ帰って来た漏瑚。
「…………」
そっと、扉を閉められた。
あとがき
悪ふざけしかない。
ちなみにこのあと、漏瑚にポッポーされる。
次回「前髪に心が無いですって?確かに、わがままで臆病で、何を考えているか分からないわ。でもあのひとはまっすぐよ。自由に生きたいだけ」
通行人が脳ミソに吠える。
漏瑚は遠い目をした。
人間に何を言っても通じないし嘘つきだから燃やせばいいと思っている。
だが、利害の一致で今は人間……夏油と組んでいた。
その夏油が連れてきたおかしな人間。
「…………」
そっと瞼を閉じた。
そしてそっと今入ろうとした扉も閉めた。
「〈どうしました漏瑚〉」
「………何でもない。今は取り込み中らしい」
「〈取り込み中とは?〉」
「オマエが知らなくていいことだ」
ちょっと裏山の秘湯に行って身体休めようか、と提案して立ち去った漏瑚は出来る呪いだ。
例え五条悟にフルボッコされ、読者にポッポーと富士山扱いされ、しまいにはマスコットキャラ扱いされても。
漏瑚は出来る呪いだ。
「ヴォォオ"オ"オ"オ"オ"イッッッ!!!!
目があったら即バトルは負けちゃうけど、せめて助けて!!!じゃなけりゃ何か反応して!!!」
バァンッ、と漏瑚の閉めた扉を勢いよく開ける通行人名前さん。
なぜか衣服が乱れている。
「喧しいぞ小娘。乳くり合うなら他でしろ」
「やめてくれない?何であんなオイルとヌルヌルしなきゃなんないの?嫌だわ。拒否」
「酷いね、名前。
漏瑚、はしたないとこを見せて悪かったね」
「〈夏油、その頬どうしたのですか?〉」
「ちょっと子猫に引っかかれて」
何度も言うが、漏瑚は出来る呪いである。
「ちょっと漏瑚さんあのオイルに着火して燃やそう。骨……は友人の形見として残したいからあの脳ミソピンポイントで燃やそう」
「私とキミの仲だろ?名前」
「うるせぇぇええええ!!!!
ちゃっかり抱き抱えて寝やがって!!
しかも起きてすぐに人の服脱がそうとしやがって!!」
「着替えは大事だよ」
「テッメーに着替えさせられるなら、呪いの方々に着替えさせられた方がマシだボケぇ!!」
「じゃあ俺やる!!」
「てめえは黙ってろツギハギィィイイ!!!」
喧しい。
とにかくこの娘、喧しい。
初対面で馴れ合う気は無いと言ったのに、なぜ儂の後ろに隠れて騒ぐ。
殺しちゃ駄目って言われてもうっかり殺しちゃいそうになる喧しさと馴れ馴れしさ。
「小娘」
「なに?漏瑚さん」
「馴れ合う気は無いと言っただろ」
「言われたね」
「燃やすぞ」
「じゃあまずあのオイルに着火してからで」
アレやっちまえ、と親指で示すこの娘の態度のデカさは何なのだ。
オマエ殺されるとかそーゆー概念無いの?利用価値あるからってそんな態度普通出来る?
漏瑚は考えた。
「名前、みてみて」
「なに、ツギハ……ギィィイイ!!!
テメッ!!なんっちゅー事を…!!」
「殴ることないじゃん。
ちょっと和まそうと順平の形しただけなのに」
「それ読者の諸々の地雷!!!!」
「読者?」
「こらこら、そんなメタ発言は良くないよ」
「近寄んな燃やすぞ漏瑚さんが」
「ここは私と名前のラブストーリーな展開だろ?濡れ場は大事だ」
「誰がオイルとヌルヌルするっつったんだよ。
歌舞伎町に行ってヌルヌルしてもらえ」
「私は銀の魂のキャラじゃないよ?」
「金の玉?名前エッチじゃん。スッケベー」
「ツギハギは黙れ。まじ黙れ」
「お主ら全員黙れ」
何度も言おう。
漏瑚は呪いの中では出来る呪いだ。
「〈金の……玉?〉」
「ブモォ?」
「金た「ピィィイイイイイッ!!!ここは全年齢対象ですのでっ!!」ちょっと名前邪魔しないでよ」
「〈金の玉とはオジサンがくださるものでは?〉」
「ブモッ」
「それポケモンな!!そーだよ!!オジサンの金の玉は5000円で売れます!!」
「〈全年齢対象ですね〉」
「違うって花御。金た「まじ黙れツギハギ」ちぇー」
「ブモォブモォ」
「ほら、陀艮もいるんだから全年齢対象の発言しないと」
「陀艮赤ちゃんじゃないけど?」
「ブモォしか話せないから可愛いじゃん」
「全員、黙れ!!!!」
ポッポーという音がとあるヤクザの事務所に響いた。
やぁやぁ、皆さんエブリバディッ?
漏瑚さんに怒られた通行人名前です。
前回がシリアルじゃなくシリアスだったから今回わちゃわちゃ始まりましたー!
わーい、パチパチ。
そしたら怒られた。えーんぴえん。
「漏瑚さんカルシウム足りてないよ」
「呪いにカルシウム関係無いと思うよ」
「なに?骨与えればいい?」
薄暗いヤクザの事務所に呪いがわちゃわちゃギューギュー。
「大丈夫。私知ってる。
漏瑚さんは怯えているだけだって」
「ブハッ!!」
「オイ」
「まるで迷子のキツネリスのよう。怖がらないで?私はただあなたに自分の国へ帰ってもらいたいだけ 」
「ひどっ!!寄り添っておいて帰れって!!」
「馬鹿にしているのか?」
「大丈夫。大丈夫よ。ほら、怖くない。ね?」
「貴様…っ」
「漏瑚さん!ごめんなさい。
あなたたちの巣を騒がせて。
でもわかって。私たちあなた方の敵じゃないの」
「敵だよ」
「〈敵ですね〉」
「ブモォ」
「その茶番劇を止めぬなら燃やすぞ」
残念。
私はナウシカにはなれなかった。
「で、気になってたんだけどさ」
「ん?どうかしたかい?」
「この人誰?」
奇抜な頭がトレンドのお兄さん。
え?その髪型どーなってんの?2つ縛り?
どこの魔女っ子?
「チッチッチッチッ」
「犬猫じゃないよ」
「殺してもいいか?」
「ダメダメ!!名前殺す許可あるなら俺が殺りたい」
「ツギハギ近寄んな」
隅っこにいるから呼んだら怒られた。
「コイツは脹相。九相図の長男」
「?」
「名前って本当お馬鹿さんだよね」
「一般人に専門知識求めんな」
「"人は殺しちゃいけません"
"映画館は静かに"
ほら、俺も一般常識くらい知ってるって。
名前は勉強が足りないね」
「うっわ……めちゃ腹立つ」
ビンタしてやろうか?by.通行人
やったら倍返しだ。by.真人
勝てないのでやめました。
「長男ってことは他に兄弟いるのか」
「こないだ二人死んだけどねー」
「オイ」
「虎杖と釘崎は俺が殺す」
「まじかよ」
話したと思ったらめちゃくちゃ知り合いで驚いた。
HEY、Siri。
この場の切り抜けかたを教えて。
ーーー該当シマセンデシタ。
ぴえん。
「私いつまで監禁されてればいいの?」
「ひとまず10月31日かな」
「ハロウィンでイッツパーリィナイトしろってか」
「そうそう。お祭り」
「……ツギハギが楽しそうだとろくなことねーな」
「そりゃー名前には楽しくないかもね。
人が沢山死ぬ予定だから」
「は?」
「その日は呪詛師も沢山来るだろうから殺されないように気をつけて頑張って」
「そんな物騒な祭り嫌だわ」
陰気な部屋で陰気な奴らに囲まれていたらまじで憂鬱。
なので
「ボードゲームしよっか」
「いいね!!俺やるーほら、脹相も夏油も」
「またかい?」
「くだらん。儂は出るぞ」
「〈私も行かせていただきますね〉」
「ブモッ」
ってことで始まった人生ゲーム。
「……嘘だろ。全員からしっぺ、だと!?」
「腕よこせ」
「待って待って。君らゴリラなんだから加減してよ?私の腕バキッバキはやめてよ?」
「ほらほら、腕出してよ」
「脹相、真人。ちゃんと加減するんだよ?」
この人生ゲーム誰か作った?えぐい。
人生ゲームってゆーか、人生罰ゲームだよ。
しっぺは普通で終わりました。
「んーっと、隣の人からほっぺチュー。
隣って……?」
「良かったな、ツギハギ。
脹相くんとサマーオイルとどっちからも貰えよ」
「「………」」
「二人して嫌な顔ヤメテ?」
「脹相に譲るよ」
「断る」
「ルーレットで決めたら?」
結果、サマーオイルがした。
「………隣と次のサイコロまで手を繋ぐ」
「俺?俺と繋ぐ?」
ウッキウキのツギハギ無視して手を握られた。
「私だね。
えーっと……隣からビンタ」
「よっし、任せろ」
「俺もやりたーい!」
「ツギハギ右ね。私左」
「待つんだ。待て、どちらもと書いてない!!」
「必死でウケる」
「夏油、男ならバシッと決めろって」
「ハッ」
両頬に紅葉が出来たサマーオイル。
「えーっと………もう一回やり直していい?」
「駄目だね」
「"次のサイコロまで隣の人の膝の上"か」
「どうぞ空いてるよ」
「脹相くん、失礼しまーす」
「重い」
「おまっ、そこは言っちゃいけねーだろ」
「俺は……ねぇ夏油、次のサイコロまで目の前の人の膝の上に座るって俺どうしたらいい?」
「脹相の上の名前の上かな?」
「まじヤダ。せめて子供サイズなってよ」
「OK。ちゃんと抱っこしてよ」
「重い。見にくい」
「隣からバグ、か」
「脹相モテモテの人みたい」
「ね」
「重いウザイ見にくい」
脹相くんにハグする私とツギハギ。
「………」
「サマーオイル、アウトォ」
「ダッダーン。夏油目の前の人から尻バット」
「オマエらよけろ」
「脹相、話し合おう」
「ルールだ」
サマーオイル、尻をシバかれる。
そこへ帰って来た漏瑚。
「…………」
そっと、扉を閉められた。
あとがき
悪ふざけしかない。
ちなみにこのあと、漏瑚にポッポーされる。
次回「前髪に心が無いですって?確かに、わがままで臆病で、何を考えているか分からないわ。でもあのひとはまっすぐよ。自由に生きたいだけ」
通行人が脳ミソに吠える。