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幸せが壊れるとき
「やあ」
いつだって突然で
「久しいね」
テレテッテン!!問題!!
突然旧友が現れた!!
だけどその旧友は彼氏によってドッカーン!!
ナーイスショーット!!
あーはっはっはっ!!されたはずなんです。
Hey!!尻。いや、Siri。
どうかお願い。この問題の答えを教えて。
親友だから出来なかった……!!
おまえはどこか遠くへ行って生きろ!!
そなたは美しい…!!な展開にはならないと思ってる。なってたらあの凹み方なに?笑い耐えてたの?
袈裟姿で現れた旧友に私の頭は大混乱。
「どうかしたのかい?」
「ちょっと理解が」
「はははっ、相変わらず頭がおかしいね」
「うるせーよ」
え?待て。
まじで何この状況?
私一応去年の報告聞いてるけどさ、あの……
口に出すのもちょっと旧友なので、あれなんだけど……
「おまえなんで生きてんの?」
「ははははっ!!直球で聞くかい?普通」
「ちょっと意味わからん」
「面白いなぁ」
にこにこ笑う旧友。
ちなみにここ交差点。
人がうようよいる人混みの中ね。
通る人々が邪魔そうに私と彼を見て避ける。
つまり、彼は人々に見えている。
「足もあるから幽霊ではないな」
「当たり前だろう?
確認の為に触ってみるかい?」
「お断りしまーす」
すいませんがよくわからないモノ触っちゃ駄目だって言われてるんで。
「遠慮するなよ」
「本能的におまえを拒否したいので」
ノーセンキュー。
人が多いならばさっさと通りすぎてしまおうと歩き出す。
目の前の旧友を通りすぎなければならないが、この人混みの中だ。
大声なり出せばいいだろう。
なーんて考えもありました。
「ばぁ」
「うわぁ……」
「やっほ!!元気にしてた?名前」
どさっ、と後ろから覆い被さってきたのはツギハギだらけの腕。
見覚えのある顔が真横から出てきたら……しかも関わりたくない奴。そりゃ目が死ぬだろ。
「俺はねー元気だよ!!」
「良カッタデスネ」
「この間ねー高専のガキ殺した時はヤバかったけど」
「………は?」
「裏切り者の学生が一人で頑張っちゃってさ。
まぁ俺が勝ったけど!!」
楽しそうに話すツギハギ。
高専
ガキ
殺した
学生
"裏切り者"
東京……ではないはずだ。
学生が亡くなったなんて情報は入っていない。
ならば、京都?
悟が怪しんでいた内通者は学生で……
その学生はもう……。
「叫んでもいいよ」
「………」
「その場合、俺が周りの人間芋虫にする」
ここは、人通りが多い。
多いからこそ、安心していた。
「私達と共に来てもらおうか」
チッ、と盛大に舌打ちする。
こいつらに場所なんて関係無かった。
「仲良くしよーね、名前」
「ヤダ」
「手始めに携帯を渡してくれないか?」
「断る」
「連絡されると迷惑なんだ」
「迷惑かけてやろうか」
「ブスッと壊せばいい?」
「渡してくれないなら周りの人間一人ずつ壊すよ。
キミは優しいから耐えられないだろう?」
渋々携帯を渡せばバキッとツギハギによって壊される。パラパラと破片が落ちていく。
「あーあ。まだ契約期間あんだぞ」
「そんな事の心配かい?」
「ふっざけんなよ。携帯無いのに支払いしなきゃいけねーんだぞ」
「ちっちゃいこと気にすんなよ」
「かなり大金だバカ野郎」
誰もが悟のように豪遊出来るわけじゃないんだぞ。携帯だって高いんだぞ!!
「さあ行こうか」
「ねぇ」
「なんだい?」
「あんたの事何て呼べばいいの?」
「変なことを聞くね?今まで通り呼んでくれて構わないよ」
「だって私、あんたのこと知らない」
「面白い事言うね」
「よく出来た変装だけどね……。
フッ、おまえは重大なミスを犯した」
名探偵名前がこの事件スパッと解決!!
「……あの五条悟とくっついてるだけあるね」
「どーすんの?夏油」
「キミの名推理とやらを聞こうじゃないか」
「私の友達は悟をフルネームで呼ばない」
「私達は道を違えたんだ。ケジメだよ」
「悟は友達を殺したって言ってた」
「この通り生きてるよ」
「だからお前は私の友達でもないし、悟の友達でもない」
「雑な推理だね」
くすり、と笑っているそいつ。
今にみてろ。その顔歪ませてやる。
「前髪は私を玩具みたいな目で見ないよ」
「………へぇ」
「あと、その額。完全に間違いじゃん」
「ん?」
「馬鹿だ馬鹿だって言われてもね、流石にそんなでかでかと大怪我しましたー!!なんて大袈裟な傷痕残さなくてもわかりますー!!
お前ばーか。私のこと馬鹿にしすぎだろ。
そんな見た目バレバレな造りわかるっっつの!!」
「…………」
「………名前って残念だよね、頭が」
オイ、そこ。
なんで馬鹿を見る目を向けてんだよ。
そんなモロバレな変装そりゃわかるだろ。
馬鹿にしてんのか。
「残念ながら本物だよ」
「面剥がすぞ」
「剥いだら筋肉組織丸見えだね」
「うるせぇ、いいからその変装不愉快だからヤメロ。前髪引っこ抜くぞ」
「本物だよ。ココ以外は全てね」
トントン、と頭を指差すそいつ。
「頭イカれてるのは元からじゃん」
「言うねー」
「ほらほら。早くいこーよー」
「私の事はみんな夏油と呼ぶからそう呼んで構わないよ」
「OK、サマーオイル」
「………」
「サマーオイル?って何?」
「夏の油なんてサマーオイルじゃん」
「ブッ!!夏油サマーオイルなの!!ウケる!!」
「真人」
「さっさとしろよ、サマーオイル」
「ほらいくよー、サマーオイル」
こうして私、通行人名前は
サマーオイルとツギハギに連れ去られ
闇の中へと消えていくのでした。
「………」
「どうかしたか」
「……ほんっと問題児」
イラついたようにソファーに座る五条。
"がくせいし?だうらぎりもよごめ?"
残されたメッセージ。
「なんだこれ」
「裏切り者の学生が死んだ、ごめんってさ」
「物騒だな」
「連絡つかない」
「いつもの悪ふざけじゃ?」
「だといいんだけど……伊地知に連絡してくる」
物語は動き出す。
あとがき
もうちょいほのぼの入れたかったけど
本紙がエッッッグイことに読者の心を壊しにやってきているので………。
シリアスって通行人にもあったんだね。
けど通行人なので。
頑張れ、通行人!!
生きろ!!通行人!!
次回「わたしもだ。いつもオマエを思おう」
受け取った御守り。
お守りするよう息を吹き込みました。
ワタシはいつもいつも思っております。
「やあ」
いつだって突然で
「久しいね」
テレテッテン!!問題!!
突然旧友が現れた!!
だけどその旧友は彼氏によってドッカーン!!
ナーイスショーット!!
あーはっはっはっ!!されたはずなんです。
Hey!!尻。いや、Siri。
どうかお願い。この問題の答えを教えて。
親友だから出来なかった……!!
おまえはどこか遠くへ行って生きろ!!
そなたは美しい…!!な展開にはならないと思ってる。なってたらあの凹み方なに?笑い耐えてたの?
袈裟姿で現れた旧友に私の頭は大混乱。
「どうかしたのかい?」
「ちょっと理解が」
「はははっ、相変わらず頭がおかしいね」
「うるせーよ」
え?待て。
まじで何この状況?
私一応去年の報告聞いてるけどさ、あの……
口に出すのもちょっと旧友なので、あれなんだけど……
「おまえなんで生きてんの?」
「ははははっ!!直球で聞くかい?普通」
「ちょっと意味わからん」
「面白いなぁ」
にこにこ笑う旧友。
ちなみにここ交差点。
人がうようよいる人混みの中ね。
通る人々が邪魔そうに私と彼を見て避ける。
つまり、彼は人々に見えている。
「足もあるから幽霊ではないな」
「当たり前だろう?
確認の為に触ってみるかい?」
「お断りしまーす」
すいませんがよくわからないモノ触っちゃ駄目だって言われてるんで。
「遠慮するなよ」
「本能的におまえを拒否したいので」
ノーセンキュー。
人が多いならばさっさと通りすぎてしまおうと歩き出す。
目の前の旧友を通りすぎなければならないが、この人混みの中だ。
大声なり出せばいいだろう。
なーんて考えもありました。
「ばぁ」
「うわぁ……」
「やっほ!!元気にしてた?名前」
どさっ、と後ろから覆い被さってきたのはツギハギだらけの腕。
見覚えのある顔が真横から出てきたら……しかも関わりたくない奴。そりゃ目が死ぬだろ。
「俺はねー元気だよ!!」
「良カッタデスネ」
「この間ねー高専のガキ殺した時はヤバかったけど」
「………は?」
「裏切り者の学生が一人で頑張っちゃってさ。
まぁ俺が勝ったけど!!」
楽しそうに話すツギハギ。
高専
ガキ
殺した
学生
"裏切り者"
東京……ではないはずだ。
学生が亡くなったなんて情報は入っていない。
ならば、京都?
悟が怪しんでいた内通者は学生で……
その学生はもう……。
「叫んでもいいよ」
「………」
「その場合、俺が周りの人間芋虫にする」
ここは、人通りが多い。
多いからこそ、安心していた。
「私達と共に来てもらおうか」
チッ、と盛大に舌打ちする。
こいつらに場所なんて関係無かった。
「仲良くしよーね、名前」
「ヤダ」
「手始めに携帯を渡してくれないか?」
「断る」
「連絡されると迷惑なんだ」
「迷惑かけてやろうか」
「ブスッと壊せばいい?」
「渡してくれないなら周りの人間一人ずつ壊すよ。
キミは優しいから耐えられないだろう?」
渋々携帯を渡せばバキッとツギハギによって壊される。パラパラと破片が落ちていく。
「あーあ。まだ契約期間あんだぞ」
「そんな事の心配かい?」
「ふっざけんなよ。携帯無いのに支払いしなきゃいけねーんだぞ」
「ちっちゃいこと気にすんなよ」
「かなり大金だバカ野郎」
誰もが悟のように豪遊出来るわけじゃないんだぞ。携帯だって高いんだぞ!!
「さあ行こうか」
「ねぇ」
「なんだい?」
「あんたの事何て呼べばいいの?」
「変なことを聞くね?今まで通り呼んでくれて構わないよ」
「だって私、あんたのこと知らない」
「面白い事言うね」
「よく出来た変装だけどね……。
フッ、おまえは重大なミスを犯した」
名探偵名前がこの事件スパッと解決!!
「……あの五条悟とくっついてるだけあるね」
「どーすんの?夏油」
「キミの名推理とやらを聞こうじゃないか」
「私の友達は悟をフルネームで呼ばない」
「私達は道を違えたんだ。ケジメだよ」
「悟は友達を殺したって言ってた」
「この通り生きてるよ」
「だからお前は私の友達でもないし、悟の友達でもない」
「雑な推理だね」
くすり、と笑っているそいつ。
今にみてろ。その顔歪ませてやる。
「前髪は私を玩具みたいな目で見ないよ」
「………へぇ」
「あと、その額。完全に間違いじゃん」
「ん?」
「馬鹿だ馬鹿だって言われてもね、流石にそんなでかでかと大怪我しましたー!!なんて大袈裟な傷痕残さなくてもわかりますー!!
お前ばーか。私のこと馬鹿にしすぎだろ。
そんな見た目バレバレな造りわかるっっつの!!」
「…………」
「………名前って残念だよね、頭が」
オイ、そこ。
なんで馬鹿を見る目を向けてんだよ。
そんなモロバレな変装そりゃわかるだろ。
馬鹿にしてんのか。
「残念ながら本物だよ」
「面剥がすぞ」
「剥いだら筋肉組織丸見えだね」
「うるせぇ、いいからその変装不愉快だからヤメロ。前髪引っこ抜くぞ」
「本物だよ。ココ以外は全てね」
トントン、と頭を指差すそいつ。
「頭イカれてるのは元からじゃん」
「言うねー」
「ほらほら。早くいこーよー」
「私の事はみんな夏油と呼ぶからそう呼んで構わないよ」
「OK、サマーオイル」
「………」
「サマーオイル?って何?」
「夏の油なんてサマーオイルじゃん」
「ブッ!!夏油サマーオイルなの!!ウケる!!」
「真人」
「さっさとしろよ、サマーオイル」
「ほらいくよー、サマーオイル」
こうして私、通行人名前は
サマーオイルとツギハギに連れ去られ
闇の中へと消えていくのでした。
「………」
「どうかしたか」
「……ほんっと問題児」
イラついたようにソファーに座る五条。
"がくせいし?だうらぎりもよごめ?"
残されたメッセージ。
「なんだこれ」
「裏切り者の学生が死んだ、ごめんってさ」
「物騒だな」
「連絡つかない」
「いつもの悪ふざけじゃ?」
「だといいんだけど……伊地知に連絡してくる」
物語は動き出す。
あとがき
もうちょいほのぼの入れたかったけど
本紙がエッッッグイことに読者の心を壊しにやってきているので………。
シリアスって通行人にもあったんだね。
けど通行人なので。
頑張れ、通行人!!
生きろ!!通行人!!
次回「わたしもだ。いつもオマエを思おう」
受け取った御守り。
お守りするよう息を吹き込みました。
ワタシはいつもいつも思っております。