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「ってことで、京都に圧勝おめでとー!!!」
「「イェーーーイ!!」」
ノリがいい野薔薇ちゃんと悠仁くんがクラッカーを鳴らす。
ただいま交流会勝利おめでとう記念に打ち上げをしております。
「料理足りる?」
「足りる足りる」
「うっっま!!何これうっま!!名前姉うまいよ!!」
「プルコギピザくれ」
「明太子!!」
「伏黒アンタそれなに?」
「角煮」
「どこにあったのよ」
「名前さんがくれた」
「………パンダ、本当に足りる?」
「アイツらやベーな」
パンダが足りると言った瞬間から凄い勢いで料理減ってるんだけど?
パンダもビックリ。
そっとデリバリー宅配のピザを見る。
「追加する?」
「その方がいいかもね」
悟が適当に追加注文してくれるらしい。
きっと伊地知さんあたりがパシられると思われる。
強く生きて……。
「そーいや野球以外は何したの?」
「団体戦。ちょっとハプニングあったけど」
「へー。
………え?みんなチームプレーするタイプ?」
「オマエで試そうか?」
「しゃけ」
「ゴメンナサイ」
そーいや君ら私を追い込むときチームプレーでしたね。
はい、よーく理解しました。
「凄いね……。
東堂くんなんてほぼゴリラなのによく倒せたね」
「虎杖がタイマンしてたはずが兄弟になってたな」
「あれ一体何あったのよ」
「あの時の俺おかしかったんだって」
「あれだけ仲良くなるってことは
悠仁くんも特殊な性癖が?」
「ないないないよ!!!!
無いから釘崎ヤメテ!!その汚物見る目ヤメテ!!」
「部屋にグラドルのポスター貼ってるくらいだもんな」
「うわ……」
「伏黒も何で今そーゆーこと言うかな!?
健全な男子高校生としては普通じゃね?」
「開き直んなよ」
「痛い痛い。釘崎さっきから足踏まないで!!」
一年生がわちゃわちゃしてるのがなんだか微笑ましい。
「悠仁……デカいのと小さいのドッチが好みだ?」
「乳?尻?」
「乳」
「デカい方がいいと思うけど気にしないかな」
「恵は?」
「なんで俺にも話振るんですか」
「伏黒むっつりだから大きい方が好きそう!!」
「覚悟は出来たか?虎杖」
「なんで!?」
「なんで男ってあーゆー話するんですかね?」
「馬鹿だからだろ」
「全員頭打ち抜いていいですかね」
「やれやれ。私が許す」
「おーい君たち今すぐその会話止めないとその会話が君たちの人生最後となるよー」
悠仁くんがめぐみんに蹴られている。
「思春期だからおっぱいも尻も気になるよね」
「何で俺に言うんすか」
「しかし忘れていないか?
若さがあるときにこそ輝く場所が」
「知りませんよ」
「足だ」
「言わなくていいです」
「絶対領域なんて年取ったら無理だから。
高校生や大学生までしか許されないと個人的に思います」
「知りませんって」
「おうちの中でしか無理だから」
「釘崎、この人の頭打ち抜いてくれ」
「任せなさい」
ダッシュで逃げた。
そしたらどこから持ってきたのか野薔薇ちゃんの手にはクリームたっぷりの皿が。
「ちょっ!!待てぃ!!!!
誰だよそれ持ってきたの………私だっ!!」
「野薔薇、追加あるからじゃんじゃん投げろ」
「了解」
「棘くん静かにしてると思ったら!!!
そんなの見つけちゃ駄目!!
それ後から悠仁くんに投げようと思ってたんだから!!」
「俺ぇ!?」
「そーいえばそうね。
アンタ私らに黙って生きてたんだから」
「うぶっ!!」
悠仁 は 顔 が 生クリーム まみれ に なった 。
「それなら名前姉も五条先生も同罪じゃん!!
俺名前姉に預けられてたんだから!!」
「しっ!!それしーっ!!」
「名前さん本当ですか」
ガシッとめぐみんによって捕らえられた私。
目が怖いよめぐみん。
「へぇ?」
「私らが一人死んだって言った時も知ってたってことだよなぁ?」
「そいつはいけねーナァ?名前?」
「待て待て待て待て!!!!
真希ちゃんとパンダステイ!!
その手に持ったクリームを一度置くんだ!!」
「しゃけ」
「決めポーズしながら両手に持っても駄目だからね、棘くん!!」
「覚悟はいいですか名前さん」
「めぐみんまっ」
べちゃあ、と真横から飛んできたクリーム。
野薔薇ちゃんがいい笑顔だが……米神に青筋が。
「ふ ざ け ん な」
「ゴメンナサイ」
「釘崎俺にも掛かった」
「うるさいわね。男がちっさいこと気にすんじゃないわよ」
「オーケーオーケー悠仁くん」
「なに?名前姉」
クリームを払い落とし、悠仁くんを呼ぶ。
その手に水鉄砲(空気圧式)を手渡した。
「よろしい。全面戦争だ!!」
「これカッケー!!」
「ヤるか?」
「全員クリームまみれにしてやろう」
年甲斐もなくはしゃいだ。
注意:ここは教室です
良い子は生クリームを投げつけたりしてはいけません。
「いった!!!その水鉄砲痛すぎだろ悠仁!!」
「めちゃくちゃ楽しい!!」
「しゃけ!!」
「ちょっ!!棘!!おまっ、こっちにも投げてくんな!!」
「野ー薔ー薇ーちゃーーん」
「ちょ!?なんで名前さんそんな俊敏なのよ!!?
アンタ一般人でしょーか!!」
「その人一般人からかけ離れてるぞ」
「呑気に解説なんかしなくていいわよ!!
足はっや!!」
「こちとら幼少期からずっと呪霊と鬼ごっこしたりしてたからね!!!
体力は減ったがスピードは落ちん!!」
野薔薇ちゃんにクリーム投げ付けて当たったから勝利のポーズしてたらめぐみんによって当てられた。
「………めぐみん?」
「俺も虎杖の事隠されてて腹立ってたんで」
「よろしい。家族会議だ」
「受けてたちます」
めぐみんとクリームの投げ合い開始。
即効で顔面にクリーム叩き付けてやったけど。
めぐみんチョロ甘かよ。
「チョロ甘だね」
「俺がただ受けただけだと?」
「なに!?」
真後ろから式神の気配に振り向くが、可愛い蛙がチョコンと座っていた。
「ばーか」
「うぐっ」
べちょり、と顔面にクリームを付けられる。
「………ふっ」
「くくっ」
二人でケラケラ笑っていたら、めちゃくちゃ勢いよく水を掛けられた。
全身びしょ濡れで無言となるめぐみんと私。
「綺麗になったな」
「真希さん……」「真希ちゃん……」
バケツで水はあかんよ、あんた。
「もう一杯いくか?」
「真希ちゃん綺麗だね」
「ばーか。そんな簡単に受けるわけねーだろ」
「うんうん。真希ちゃん俊敏なゴリラだもんね」
「よし、次はホースだな」
「勝利の祝杯はもちろん真希ちゃんも受けるべきだよねぇ?」
シャーー、と真後ろからゆっくり来た悠仁くんが水鉄砲を真希ちゃんへ。
しかし気配で察知していた真希ちゃんは真横へ。
そこにめぐみんによって影で片足を嵌め、体制を崩した真希ちゃんに渾身の一撃(クリームパイ)を棘くんが入れる。
「ナーイス☆棘くん」
「しゃけ」
ハイタッチして喜ぶ私達。
しかし、私達は修羅を敵にしてしまった。
「棘、名前。
覚悟は出来てんだろうなぁ?」
「やべ。全員退避」
「ザケンナ!!」
全員生クリームまみれとなってドタバタする私達。
「ピザきたよー」
ビチャッ、とドアを開けた瞬間狙ったかのように2年達がドアに向かってクリームを投げ付けた。
「なにしてんのキミら」
「チッ!!」
「悟それセコいぞー」
「おかか!!」
「うわっ…生クリームまみれじゃん」
「術式解けよ」
「やだよ。汚れる」
写真撮っていい?とカシューと撮ってる。
いやいや一人だけ無事とか腹立つよね?
「悟、悟」
くいくい、と引っ張ってベシャァッ、とクリーム投げたのに避けられて後ろにいた悠仁くんに当たった。
ごめん悠仁くん。悪気はない。
「なに?……名前まで何してんの」
「当たれよ」
「やだ」
「大丈夫大丈夫。
ちょっと真っ白なクリームで悟の綺麗な顔をコーティングするだけだから」
「嫌だって」
「うるせぇ。お前だけ綺麗とか気に入らん」
「本音が酷すぎる」
「ヤれ、者共」
私が悟を掴んでいるからヤるんだ、と合図を送れば一致団結してクリーム投げ付ける皆。
「僕が大人しくヤられるわけないよね」
ぐいっと肩を引き寄せられ印を結んでチート能力発動させる悟。
大人気ない。
「チィィッ」
「反則よ!!反則!!」
「先生それじゃ当たらないじゃん!!」
「チッ」
「当たるつもりないって。
あと真希本気で悔しがるのヤメテ。
恵も舌打ちしない」
「棘、呪言使えよ」
「おかか」
「僕が呪言防げないと?
むしろ名前が危ないから駄目だよ棘」
完全敗北の生徒ら。
ニヤニヤしながらもう終わり?と煽ってるあたり性格悪い。
「凄いね悟」
「惚れ直した?」
「うん、凄い」
「でしょ」
「大人げなくチート能力使うとか凄いわ」
「守ってやったのにその言い方酷くない?」
「せっかくの祝勝会なんだから悟も楽しまなきゃ駄目じゃん」
「だからって生クリームまみれおかしいだろ」
「悟が正論とかウケる」
「誰かコイツに酒飲ませた?」
生徒いるのにお酒なんて飲みません。
「えいやっ」
悟の鼻の上にクリームをちょこん、と乗せる。
「オイ」
「私がノークリームだと誰が言ったんだい?」
「オマエでクリームプレイしようか?」
「やだー。発言がおじさん」
「覚悟しときなよ」
「もう忘れました」
生クリームのついた私の手を取り、少し残っていたクリームをペロッと舐める悟エロイなーとか思っていたらパァンッって悟の後頭部に生クリームが飛び散った。
ベットリと後頭部に生クリームがついていて驚いた。
「イチャついてっから隙だらけなんだよ」
「イチャつくなら余所でヤレ」
「ヒュー!!真希やるぅ!!」
「しゃけー!!」
「ざまぁ」
「先生……」
やったのは真希ちゃんらしい。
悟の服掴んで頭にクリームパイ叩き付けたことに私は予想外過ぎて固まったよ。
無言のまま固まる悟。
「……くくっ、あははははっ」
「さ、悟……?」
高笑いをし、私にピザを預ける悟。
「全員覚悟しようか」
「全員逃げてーーーー!!!!」
近くにあったクリームパイを的確に投げ付ける悟。
それに応戦する真希ちゃん達。
教室の角に避難する私。
同じく避難してきためぐみん。
「これ誰が掃除するんだろ?」
「俺達ですね」
「学長に見付かったら全員正座だね」
「そーっすね」
「追加のピザ食べる?」
「食います」
「ツナマヨ」
「棘くんも来た。ほら、ピザお食べ」
「しゃけ」
三人で角でピザ食べながら悟VS生徒のクリームパイ合戦を鑑賞した。
ちなみに今私がいる場所は食べ物置いてあるのでパイ禁止エリアとなっている。
「高専ってお風呂ある?」
「しゃけ」
「ありますよ。シャワー室も」
「……私着替え無い。硝子ちゃん予備ないかな…聞いてみよ」
「おかか」
「悟の服?でかすぎるから却下」
「釘崎のは……。パーカーとか」
「めぐみん、今の視線は野薔薇ちゃんに頭打ち抜かれるよ」
「黙っててください」
「昆布」
男の子だもんね、仕方ない仕方ない。
お姉さんそこらへん物分かり良いから大丈夫。
「伏黒と狗巻先輩ズルッ!!
ちゃっかりそこ避難とかズルッ!!」
「こちら食べ物エリアのためクリームパイ禁止でございまーす」
「棘ズリーぞ!!」
「おかか」
「男なら堂々とクリームにまみれなさいよ!!」
「釘崎堂々の使い方おかしくね?」
「名前も食べてばかりいないで運動したら?」
「悟と選手交代したので只今充電中です」
「オマエ達何を騒いで……」
「「「「「「「「あ……」」」」」」」」
学長に全員正座させられ説教。
その後学長監視の元綺麗にお掃除しました。
あとがき
勝利といったらクリームパイだよね。
五条さん術式常に自動だけど
学長に絞められたり
彼女といるときは切っててほしい。
「「イェーーーイ!!」」
ノリがいい野薔薇ちゃんと悠仁くんがクラッカーを鳴らす。
ただいま交流会勝利おめでとう記念に打ち上げをしております。
「料理足りる?」
「足りる足りる」
「うっっま!!何これうっま!!名前姉うまいよ!!」
「プルコギピザくれ」
「明太子!!」
「伏黒アンタそれなに?」
「角煮」
「どこにあったのよ」
「名前さんがくれた」
「………パンダ、本当に足りる?」
「アイツらやベーな」
パンダが足りると言った瞬間から凄い勢いで料理減ってるんだけど?
パンダもビックリ。
そっとデリバリー宅配のピザを見る。
「追加する?」
「その方がいいかもね」
悟が適当に追加注文してくれるらしい。
きっと伊地知さんあたりがパシられると思われる。
強く生きて……。
「そーいや野球以外は何したの?」
「団体戦。ちょっとハプニングあったけど」
「へー。
………え?みんなチームプレーするタイプ?」
「オマエで試そうか?」
「しゃけ」
「ゴメンナサイ」
そーいや君ら私を追い込むときチームプレーでしたね。
はい、よーく理解しました。
「凄いね……。
東堂くんなんてほぼゴリラなのによく倒せたね」
「虎杖がタイマンしてたはずが兄弟になってたな」
「あれ一体何あったのよ」
「あの時の俺おかしかったんだって」
「あれだけ仲良くなるってことは
悠仁くんも特殊な性癖が?」
「ないないないよ!!!!
無いから釘崎ヤメテ!!その汚物見る目ヤメテ!!」
「部屋にグラドルのポスター貼ってるくらいだもんな」
「うわ……」
「伏黒も何で今そーゆーこと言うかな!?
健全な男子高校生としては普通じゃね?」
「開き直んなよ」
「痛い痛い。釘崎さっきから足踏まないで!!」
一年生がわちゃわちゃしてるのがなんだか微笑ましい。
「悠仁……デカいのと小さいのドッチが好みだ?」
「乳?尻?」
「乳」
「デカい方がいいと思うけど気にしないかな」
「恵は?」
「なんで俺にも話振るんですか」
「伏黒むっつりだから大きい方が好きそう!!」
「覚悟は出来たか?虎杖」
「なんで!?」
「なんで男ってあーゆー話するんですかね?」
「馬鹿だからだろ」
「全員頭打ち抜いていいですかね」
「やれやれ。私が許す」
「おーい君たち今すぐその会話止めないとその会話が君たちの人生最後となるよー」
悠仁くんがめぐみんに蹴られている。
「思春期だからおっぱいも尻も気になるよね」
「何で俺に言うんすか」
「しかし忘れていないか?
若さがあるときにこそ輝く場所が」
「知りませんよ」
「足だ」
「言わなくていいです」
「絶対領域なんて年取ったら無理だから。
高校生や大学生までしか許されないと個人的に思います」
「知りませんって」
「おうちの中でしか無理だから」
「釘崎、この人の頭打ち抜いてくれ」
「任せなさい」
ダッシュで逃げた。
そしたらどこから持ってきたのか野薔薇ちゃんの手にはクリームたっぷりの皿が。
「ちょっ!!待てぃ!!!!
誰だよそれ持ってきたの………私だっ!!」
「野薔薇、追加あるからじゃんじゃん投げろ」
「了解」
「棘くん静かにしてると思ったら!!!
そんなの見つけちゃ駄目!!
それ後から悠仁くんに投げようと思ってたんだから!!」
「俺ぇ!?」
「そーいえばそうね。
アンタ私らに黙って生きてたんだから」
「うぶっ!!」
悠仁 は 顔 が 生クリーム まみれ に なった 。
「それなら名前姉も五条先生も同罪じゃん!!
俺名前姉に預けられてたんだから!!」
「しっ!!それしーっ!!」
「名前さん本当ですか」
ガシッとめぐみんによって捕らえられた私。
目が怖いよめぐみん。
「へぇ?」
「私らが一人死んだって言った時も知ってたってことだよなぁ?」
「そいつはいけねーナァ?名前?」
「待て待て待て待て!!!!
真希ちゃんとパンダステイ!!
その手に持ったクリームを一度置くんだ!!」
「しゃけ」
「決めポーズしながら両手に持っても駄目だからね、棘くん!!」
「覚悟はいいですか名前さん」
「めぐみんまっ」
べちゃあ、と真横から飛んできたクリーム。
野薔薇ちゃんがいい笑顔だが……米神に青筋が。
「ふ ざ け ん な」
「ゴメンナサイ」
「釘崎俺にも掛かった」
「うるさいわね。男がちっさいこと気にすんじゃないわよ」
「オーケーオーケー悠仁くん」
「なに?名前姉」
クリームを払い落とし、悠仁くんを呼ぶ。
その手に水鉄砲(空気圧式)を手渡した。
「よろしい。全面戦争だ!!」
「これカッケー!!」
「ヤるか?」
「全員クリームまみれにしてやろう」
年甲斐もなくはしゃいだ。
注意:ここは教室です
良い子は生クリームを投げつけたりしてはいけません。
「いった!!!その水鉄砲痛すぎだろ悠仁!!」
「めちゃくちゃ楽しい!!」
「しゃけ!!」
「ちょっ!!棘!!おまっ、こっちにも投げてくんな!!」
「野ー薔ー薇ーちゃーーん」
「ちょ!?なんで名前さんそんな俊敏なのよ!!?
アンタ一般人でしょーか!!」
「その人一般人からかけ離れてるぞ」
「呑気に解説なんかしなくていいわよ!!
足はっや!!」
「こちとら幼少期からずっと呪霊と鬼ごっこしたりしてたからね!!!
体力は減ったがスピードは落ちん!!」
野薔薇ちゃんにクリーム投げ付けて当たったから勝利のポーズしてたらめぐみんによって当てられた。
「………めぐみん?」
「俺も虎杖の事隠されてて腹立ってたんで」
「よろしい。家族会議だ」
「受けてたちます」
めぐみんとクリームの投げ合い開始。
即効で顔面にクリーム叩き付けてやったけど。
めぐみんチョロ甘かよ。
「チョロ甘だね」
「俺がただ受けただけだと?」
「なに!?」
真後ろから式神の気配に振り向くが、可愛い蛙がチョコンと座っていた。
「ばーか」
「うぐっ」
べちょり、と顔面にクリームを付けられる。
「………ふっ」
「くくっ」
二人でケラケラ笑っていたら、めちゃくちゃ勢いよく水を掛けられた。
全身びしょ濡れで無言となるめぐみんと私。
「綺麗になったな」
「真希さん……」「真希ちゃん……」
バケツで水はあかんよ、あんた。
「もう一杯いくか?」
「真希ちゃん綺麗だね」
「ばーか。そんな簡単に受けるわけねーだろ」
「うんうん。真希ちゃん俊敏なゴリラだもんね」
「よし、次はホースだな」
「勝利の祝杯はもちろん真希ちゃんも受けるべきだよねぇ?」
シャーー、と真後ろからゆっくり来た悠仁くんが水鉄砲を真希ちゃんへ。
しかし気配で察知していた真希ちゃんは真横へ。
そこにめぐみんによって影で片足を嵌め、体制を崩した真希ちゃんに渾身の一撃(クリームパイ)を棘くんが入れる。
「ナーイス☆棘くん」
「しゃけ」
ハイタッチして喜ぶ私達。
しかし、私達は修羅を敵にしてしまった。
「棘、名前。
覚悟は出来てんだろうなぁ?」
「やべ。全員退避」
「ザケンナ!!」
全員生クリームまみれとなってドタバタする私達。
「ピザきたよー」
ビチャッ、とドアを開けた瞬間狙ったかのように2年達がドアに向かってクリームを投げ付けた。
「なにしてんのキミら」
「チッ!!」
「悟それセコいぞー」
「おかか!!」
「うわっ…生クリームまみれじゃん」
「術式解けよ」
「やだよ。汚れる」
写真撮っていい?とカシューと撮ってる。
いやいや一人だけ無事とか腹立つよね?
「悟、悟」
くいくい、と引っ張ってベシャァッ、とクリーム投げたのに避けられて後ろにいた悠仁くんに当たった。
ごめん悠仁くん。悪気はない。
「なに?……名前まで何してんの」
「当たれよ」
「やだ」
「大丈夫大丈夫。
ちょっと真っ白なクリームで悟の綺麗な顔をコーティングするだけだから」
「嫌だって」
「うるせぇ。お前だけ綺麗とか気に入らん」
「本音が酷すぎる」
「ヤれ、者共」
私が悟を掴んでいるからヤるんだ、と合図を送れば一致団結してクリーム投げ付ける皆。
「僕が大人しくヤられるわけないよね」
ぐいっと肩を引き寄せられ印を結んでチート能力発動させる悟。
大人気ない。
「チィィッ」
「反則よ!!反則!!」
「先生それじゃ当たらないじゃん!!」
「チッ」
「当たるつもりないって。
あと真希本気で悔しがるのヤメテ。
恵も舌打ちしない」
「棘、呪言使えよ」
「おかか」
「僕が呪言防げないと?
むしろ名前が危ないから駄目だよ棘」
完全敗北の生徒ら。
ニヤニヤしながらもう終わり?と煽ってるあたり性格悪い。
「凄いね悟」
「惚れ直した?」
「うん、凄い」
「でしょ」
「大人げなくチート能力使うとか凄いわ」
「守ってやったのにその言い方酷くない?」
「せっかくの祝勝会なんだから悟も楽しまなきゃ駄目じゃん」
「だからって生クリームまみれおかしいだろ」
「悟が正論とかウケる」
「誰かコイツに酒飲ませた?」
生徒いるのにお酒なんて飲みません。
「えいやっ」
悟の鼻の上にクリームをちょこん、と乗せる。
「オイ」
「私がノークリームだと誰が言ったんだい?」
「オマエでクリームプレイしようか?」
「やだー。発言がおじさん」
「覚悟しときなよ」
「もう忘れました」
生クリームのついた私の手を取り、少し残っていたクリームをペロッと舐める悟エロイなーとか思っていたらパァンッって悟の後頭部に生クリームが飛び散った。
ベットリと後頭部に生クリームがついていて驚いた。
「イチャついてっから隙だらけなんだよ」
「イチャつくなら余所でヤレ」
「ヒュー!!真希やるぅ!!」
「しゃけー!!」
「ざまぁ」
「先生……」
やったのは真希ちゃんらしい。
悟の服掴んで頭にクリームパイ叩き付けたことに私は予想外過ぎて固まったよ。
無言のまま固まる悟。
「……くくっ、あははははっ」
「さ、悟……?」
高笑いをし、私にピザを預ける悟。
「全員覚悟しようか」
「全員逃げてーーーー!!!!」
近くにあったクリームパイを的確に投げ付ける悟。
それに応戦する真希ちゃん達。
教室の角に避難する私。
同じく避難してきためぐみん。
「これ誰が掃除するんだろ?」
「俺達ですね」
「学長に見付かったら全員正座だね」
「そーっすね」
「追加のピザ食べる?」
「食います」
「ツナマヨ」
「棘くんも来た。ほら、ピザお食べ」
「しゃけ」
三人で角でピザ食べながら悟VS生徒のクリームパイ合戦を鑑賞した。
ちなみに今私がいる場所は食べ物置いてあるのでパイ禁止エリアとなっている。
「高専ってお風呂ある?」
「しゃけ」
「ありますよ。シャワー室も」
「……私着替え無い。硝子ちゃん予備ないかな…聞いてみよ」
「おかか」
「悟の服?でかすぎるから却下」
「釘崎のは……。パーカーとか」
「めぐみん、今の視線は野薔薇ちゃんに頭打ち抜かれるよ」
「黙っててください」
「昆布」
男の子だもんね、仕方ない仕方ない。
お姉さんそこらへん物分かり良いから大丈夫。
「伏黒と狗巻先輩ズルッ!!
ちゃっかりそこ避難とかズルッ!!」
「こちら食べ物エリアのためクリームパイ禁止でございまーす」
「棘ズリーぞ!!」
「おかか」
「男なら堂々とクリームにまみれなさいよ!!」
「釘崎堂々の使い方おかしくね?」
「名前も食べてばかりいないで運動したら?」
「悟と選手交代したので只今充電中です」
「オマエ達何を騒いで……」
「「「「「「「「あ……」」」」」」」」
学長に全員正座させられ説教。
その後学長監視の元綺麗にお掃除しました。
あとがき
勝利といったらクリームパイだよね。
五条さん術式常に自動だけど
学長に絞められたり
彼女といるときは切っててほしい。