通行人 番外編
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※ご都合時空だよ
※おかしいところしかないよ
※通行人さんはコナン世界で生きてるよ
※幼なじみはゴリラと死神とお嬢様
※それでも許せるかた
※落ちは五条じゃないよ
私の幼馴染達はどこかおかしい。
ごっさ金持ちでとにかくお金で解決なお嬢様。
何かあったらこのお嬢様に頼めば……頼まなくても豪華客船やら一流ホテルやら遊園地顔パスでどーにかなるお嬢様。
そしてその大親友の空手女子。
ただの空手女子と思うな。
彼女に喧嘩を売った野郎共は全員首の骨やら顔の骨やらくだけ散ったんじゃないかな?ってレベルで卒倒する。
はぁぁああああって聞いたら身震いする。
まじ強い角ゴリ……いいえ、素敵な角です。
最後にモヤシな角ゴリの旦那、死神。
とにかく一緒に居たら寿命縮む。
とにかく事件ホイホイ。
とにかく死体ホイホイ。
頼む、近くに寄んな。
そんな幼馴染と共に過ごす普通な私。
通行人名前です。
「「嘘つけ」」
「あんたが一番の問題児よ問題児!!」
「そうよ!!こないだだって強盗に捕まって人質になっていたし、その前は通り魔に刺されそうになってたじゃない!!」
「そうだね。
そのたびに蘭が角ゴリパワーで犯人を卒倒させてたよね。
私は犯人を狩れる幼馴染が一番怖いよ」
「やだー!!そんなことないわよ!!」
「そうよ!!蘭がいくら最強のボディーガードだとしてもいつも一緒じゃないんだからね!!」
「褒め言葉じゃないことに気付いて?」
キャッキャッと笑う女子高生二人。
このノリとテンションついていけん。
「あんた犯人に捕まりやすいし狙われやすいヒロインみたいな存在なんだから気を付けないと」
「やだわー。今すぐ園子に押し付けたい」
「嫌よ。いくら私が可憐でか弱い美少女だとしても嫌」
「可憐でか弱い美少女はそこらでよだれ垂らしていきなり眠り込まないぞ」
「内なる私が目を覚まして事件を解決する代償よ」
「そんな代償投げ捨てろ」
ガクンっと意識いきなりなくなる親友を見るこっちの気持ちも考えてくれ。
「名前姉ちゃんすぐ捕まっちゃうからね」
「ははは。
………誰のせいだろうな?」
「いたたたたたっ!!!
名前姉ちゃん頭!!頭が痛いよぉーっ」
アイアンクローを隣のお子ちゃまにぶちかます。
こちら蘭のお家に居候中のお子ちゃま、コナンくん。
事件をホイホイし、事件があると飛んで行き、スケボーで爆走し、事件現場に土足で踏み込み、事件を解決するお子ちゃま。
刑事さんどころかアメリカのあれこれと関わりのある顔の広いお子ちゃまである。
「私もうこのお子ちゃまと出歩きたくない」
「そんなこと言わないでよ名前姉ちゃん」
「うるせぇ、事件ホイホイ」
「なんのことか僕わかんなーい」
(僕……っ)
(うっせ、笑うな!!)
(けどまじでお前のせいだからな、毎回毎回巻き込みやがって)
(俺のせいじゃねーだろ)
そしてこのお子ちゃま。
犯罪を追いかけた先で薬を盛られ、頭脳はそのまま小さくなっちゃった幼馴染の一人である。
博士を頼りにわけのわからん道具を使ってあれやこれやと動き犯人絶対追い詰めるマンとして役立っている影の支配者である。
どうして支配者かって?
人間一人を一瞬で眠らせるようなヤベェ麻酔を使って眠らせ、影に隠れてなりきり事件解決してんだから支配者じゃん。
そして何事の副作用もなく起きる人間達もたいがいヤベェ。
つまり、お嬢様は普通っぽくしてるがヤベェ。
人体の作りがそもそもヤベェのだと思ってる。
お嬢様しかり、角ゴリラしかり。
「あ、そうだ名前」
「ん?」
「次、私のこと角ゴリって呼んだら……」
パキャッ
ガラスのコップにヒビが……。
あと、蘭の額にも青筋が……。
「さーせんっ」
「まったく。口が悪いんだから」
ガクブルする私にプンプンと怒る蘭。
彼女を敵に回すと足が飛んでくる。
ちなみにボディーくらったら病院で三日ほど意識失ったので私は普通です。
まぁ、普通じゃないというなら
"憎い……コイツが、憎い……っ"
ヤベェもんが見えるくらいかな。
この街、ヤベェもん憑いてる人間が8割だから。
背中に憎しみと悪意と恨みを背負って生きてるからわりとすぐ殺人衝動が抑えきれずヤっちゃった☆が多い。
なので
犯人は即理解してしまう。
そのせいで、お子ちゃまから謎の暴露タイムが始まり
お前俺の正体が工藤新一ってわかってんだろ
……え?お前新一だったの?
え?お前気付いてたから毎回事件のたびに協力してくれてたんだろ?
いや、知らんがな。あと、巻き込んでんの毎回お前な。
……嘘やろ
みたいなノリでお互い気まずくなった。
暴露したからと、毎回巻き込み事故起こすお子ちゃまを許す気はない。
幼馴染だろ☆で通用するなら、私の首の皮だって毎回切られねぇんだよ!!
そんな愉快な友達と今日も元気に生きている私だが………
「腹減った」
「うるせぇヒモ野郎。いい加減巣に帰れ」
「金がねぇ」
「だからって女子高生にたかるのどーなの?」
「腹減った」ぐぅ
ヒモ野郎を一匹飼ってます。
このヒモ野郎との出会いはかれこれ数日前。
ゴミ箱でゴミと共に投げ捨てられていた腹ペコを保護したのが間違いだった。
家と顔を覚えられたらしく、毎回腹を空かせたらほぼ毎日やってくる野良猫みたいなヒモ野郎。
「他のお姉さんとこ行けよ」
「ウマイ飯が食いたい」ぐぅ
「じゃあギャンブルやめろ」
「無理。いつか必ず大逆転することを夢に希望を持ってんだ」
「その夢を叶えるより先に最低限の生活するため現実を見ろ」
ちゃちゃっと作る腹ペコさんへのメニュー。
大盛りの炒飯と野菜スープと冷凍餃子。
「ほら、おあがりよ」
「なぁ、そのバンダナ取り払う動作毎回いるか?」
「飯が旨く感じる魔法だ」
ちなみにこのヒモ野郎を拾った理由として、めちゃくちゃ顔が良かった。
筋肉がっしりで、顔が良かった。
とにかく顔が良かった。
ご飯食べさせて、支払いは身体でとか抜かしたので容赦なく殴って説教した数日前を呪う。
顔が良かったからって甘やかしちゃいけない。
「で?仕事は?」
「どっかに隠れて見つからねぇ」
「本当にまだこの街いるの?
むしろもう逝ってるんじゃない?」
「さーな。けど依頼達成しねーと金が入らねぇ」
一応このヒモ野郎、お仕事でこの魔の街米花に来たらしいが……呪霊はわんさかいるし、犯罪に巻き込まれるし、とにかくなんやかんやあったら仕事相手とはぐれたらしい。
そいつを見付けて取引先に連れていかなきゃいけないのだが……まぁ、見つかるまで帰れまテン状態。
そして金もなきゃ、ご飯にもありつけずに倒れていたところを私に拾われたということ。
「闇のお仕事関係ならそっち関係に聞いた方が見付かるの早いかな……」
「は?お前そんな知り合いいんの?引くわ……」
「ちっげーーーし!!!
お前みたいに拾ったらたまーに高級なお菓子くれる怪しいお兄さんだし」
「………アウト」
「見た目はアウトだけど、そんな高確率で見た目通りのお仕事してるわけないじゃん」
ひとまず、知り合いのお兄さんに特徴送って知ってたら教えて欲しいと連絡したら秒で死体でいいか?ってきたので、生きてるのでお願いした。
「………」
「どうした?」
「返事が死体でいいか?はないなー、と」
「やっぱそれ」
「言うな」
見た目通りのお仕事なの?
いやいや、私はシリマセン。
ちなみに追伸で似た特徴の人の写真を下さいと送っといたら、少し時間がかかるがまとめて送ると返ってきた。
……え?そんなにいるん?
やっぱり……いやいや、彼は服のセンスが壊滅的なお兄さんだ、うん。
「あ」
「今度はなんだよ」
「米買い忘れた」
「俺の晩飯」
「イケゴリヒモ野郎。貴様の出番だ」
働かざる者食うべからず。
その見事な筋肉で米を我が家に運べ。
スウェット上下にサンダル。
片手に米を担いでも絵になる男とは一体?
「やー、買った買った」
「重ェ」
「お前の食費だこの野郎」
「時々思うがお前何で一人暮らしなのに金あんの?」
「この街で生き残るためには技の一つや二つはないとな」
「なにしてんだよ」
「パソコンでちょろっと覗いたらあるべき場所ではお金になるんだよ」
「犯罪者」
「正義の使者と言え」
良い子の皆は安心・安全にインターネットを使いましょう☆
「あ、お兄さんからメール………うわぁ」
「闇の組織の情報量はヤベェな」
「ヤメロ」
ずらーーと並んだ写真。
ヒモ野郎と見ていったが、探し人ではなかったのでお兄さんには丁寧にお礼と居なかったことを告げておいた。
「名前お姉さん!!」
「名前さんが男の人といるなんて!!」
「姉ちゃん男出来たのか!!」
「oh……ちみっ子」
エンカウントしてしまった米花の使者達。
よりによってヒモ野郎と共にいるときに……。
「名前姉ちゃん、その人だぁれ?」
「お姉さんの知り合いの知り合いのそのまた知り合いの友人の知り合いの知り合いと知り合いの知り合いだよ」
「つまり他人では?」
「顔見知りだよ」
「姉ちゃんの彼氏か!!!すげー筋肉だな!!」
「とってもイケメンさんだね!!」
「はっはっはっは………帰っていい?」
訳:お子ちゃま、今すぐここ通せ。
「名前姉ちゃんの知り合いにそんな人いないはずだよ?」
訳:通すわけねーだろバーロー。
俺の知らないとこで怪しい人間連れてんじゃねーよバーロー
「お姉さんの記憶で新一の遠い従兄弟にコナンくんが居なかった記憶と同じ理由だよ」
訳:お前に関係ねーだろバーロー。
さっさと通せやバーロー。
また巻き込まれるだろバーロー。
「あれれ〜?
名前姉ちゃん記憶力悪くなっちゃったの?」
訳:また厄介事に巻き込まれたのかよ。
「…………」
「…………」
「お子ちゃま、ゴーホーム」
「発音の仕方がなってないよ名前姉ちゃん
」
通せ、通すかよとバチバチ目で会話してたのが悪かったのだろうか?
それともこのお子ちゃまと私が5分一緒に居るのが駄目だったのだろうか?
「キャーー!!」
「刺されたぞ!!おい、大丈夫か!!」
「そこをどけぇぇえええ」
誰かを刺して逃げてきた犯人さんがこちらに突っ込んできた。
嘘やん。
ちみっ子とお子ちゃまを芝生に放り投げればすぐそばまで来ていた犯人。
あ、今回はまじヤバい?と思った。
「名前!!!!」
お子ちゃまが叫ぶ。
「邪魔」
「へぶっっ」
犯人がぶっ飛んだ。
ドシャッとぶっ飛んだ犯人がズザザザーと滑っていき、動かなくなった。
隣のヒモ野郎を見れば冷たい眼差しを向けている。
「重ェ。さっさと帰るぞ」
「私の身の回りゴリラしかいないのか?」
「あ?いーから早くしろ重ェっつってんだろ」
米に醤油にみりんに味噌にビールにその他食材持ってりゃ重いよねすまん。
スタスタ歩くヒモ野郎の後を追いかけた。
犯人?目覚める頃には記憶あればいいね。
後日お子ちゃまから博士のお家に呼び出しくらった。
「だーかーら!!!!
あの男は誰だよ!!いつの間にあんな男連れ込んでんだ!!」
「私にも男の一人や二人くらいいるわ」
「聞いてねぇぞ!!!」
「言ってないもん」
「今すぐ言え。他にどんな男だ」
「お前は私の嫁か?
口うるさい旦那は嫌われるぞ蘭に」
「ら、蘭は関係ねーだろ!!!
俺はお前のことを思って!!」
「あ、哀ちゃーん。私コーヒープリーズ」
「自分で入れて頂戴」
「哀ちゃん今入れてるじゃん」
「年下を使わず自分でやりなさい」
「………哀ちゃんのが年上じゃ」
「バラすわよ」
「哀ちゃん今日何食べたい?お姉さん何でも作っちゃう」
「オイ、何隠してんだ」
哀ちゃんには私がちょろっとパソコンでお金儲けしてんを知ってる。
まぁ、それはいつか話そ。
「ただのヒモだから気にすんな、お子ちゃま」
「あなた……」
「気にするところしかねーだろ!!!
それにあの男……絶対堅気じゃない。何かある」
「人はそれぞれの事情を持って生きてるものさ……私も、お子ちゃまも同じように、ね」
フッ、と笑ってやれば黙るお子ちゃま。
「いい感じに言ってるけど、解決してないわよ」
「哀ちゃんお口チャック。
今いい感じに逃げ切れそうだから」
「お前……!!!俺は心配してんのにっ!!」
むきーっとなってるお子ちゃまを撫でて黙らす。
今日の哀ちゃんの夕飯何にしよう、と冷蔵庫を漁る。
「お嬢様、何の気分ですかね?」
「博士のカロリー制限した食事」
「OK」
「話を!!聞け!!」
作った料理を一人分詰めて持ち帰る。
今日も腹ペコは来るのかもしれないし、来なければ私のご飯だ。
薄暗い道を歩いていたが、ふと足を止める。
ブツブツと頭を抱えながら呟いてる男がフラフラしてる。
あ、コイツヤバい。
って本能が告げる。
コイツは米花特有のものじゃなく余所から来た厄介な奴だと。
「チクショウ……
この街呪霊多すぎるし追っ手があんな化物だとか聞かされてないし事件は多いし不審者扱いで警察に追われるし変な組織に追われるしついてねぇ……ついてねぇっ!!」
お疲れ様っす
「割りのいい仕事だと思ったのにチクショウチクショウチクショウチクショウっ!!」
今さら道変えたらおかしいよな……。
長年の感が告げている。
コイツに関わるとロクなことねぇと。
「名前!!夜道は危ないから送るっつったろ」
「お前と居る方が危ねーわ」
な ぜ き た !!!!!
はい、事件ですね。
大丈夫かな?私刺されんじゃね?
「そうだ……どうせ生き残れねぇならいっそ」
落ち着けぇぇええええええっ!!!
早まるな!!
君にはまだ輝かしい未来があるっ!!!
「見つけたぜ」
「クソッ!!」
「え?あの人……お前といたあの時の…」
「晩飯遅ェし、迎えに来たら標的いるし何してんだオマエ」
「フラグ立ちすぎてもはやどこ突っ込めばいいかわかんね」
四面楚歌とはこのことか……と思ってしまった私は悪くなくない?
このお子ちゃま、やはり事件を呼ぶ嵐だわ。
とりあえず……
「お子ちゃま、麻酔銃は使えるか?」
「あ、あぁ…」
「よし、あのヤバそうな男に構えろ」
「は!?」
「大丈夫。もしもの正当防衛だ」
しぶしぶ構えたお子ちゃま。
しかし、私の目的は………
「すまん、お子ちゃま」
「は!?」
パシュッ、と打った先にはお子ちゃま自身。
「オメー……な、に…して……っ」
「お子ちゃまには刺激が強いから」
「おいっ……くそっ」
「よい夢を、新一」
眠りに落ちたお子ちゃま。
よし、邪魔者は消した。
「さくっと終わらせたら晩御飯だぞ、ヒモ野郎」
「………オマエこわっ」
「厄介なフラグは叩き折るって決めてんだ」
見えない人間に摩訶不思議な現象をどう説明しろと?
「オマエが……オマエが依頼者か!?
オマエさえ、殺せば!!」
「なんでそーなんだよ」
違うフラグが立ちました。
こちらに向かってくるモブ。
「殺らせるわけねーだろ」
ヒモ野郎はチートでした。
瞬殺もいいところで、私の目の前に来る前にフルボッコで倒れました。
「………殺した?」
「殺してねーよ。一応」
「依頼終了?」
「まぁな」
倒れたモブを踏みつけてどこかに連絡するヒモ野郎。
ピクリともしないけど、生きてないんじゃ?
「残念だがこれでオマエとはお別れだな」
「あ、そう」
「もっと寂しがれよ」
「可愛らしい野良猫なら寂しがったけどヒモ野郎はな……」
女子高生に養われる成人ってどーなのよ?
おねむのお子ちゃまを抱え直す。
「ご飯くらいはいつでも用意してあげるから
恋しくなったらおいで」
「金は払わねーぞ」
「ないだろ、金欠野郎」
「まぁ、飯の恩があるからな。
殺してほしいヤツがいたら無償で引き受けてやるよ」
「物騒すぎんだろ」
飯の見返りが殺人ってどーなの?
あ、この街ならありえそ。
「気を付けてお帰り。
この街はいつだってどんな人も迎え入れるけど
帰れる人は少ないから」
「物騒だな」
「自分の欲望に忠実な人間が多いだけさ」
悪い方向にね。
「じゃあね」
「じゃあな」
こうして私とヒモ野郎との不思議な生活は幕を閉じた。
………幕を閉じたはずだった。
「おい、お前なんでいんの?」
「当たると思ったんだよ……チクショウ」
「ふざけんな。また有り金全部突っ込んだのかよ」
「腹減った」
「おい、名前!!こないだ俺の事打ち……お前はっ!!!」
「なんだこのチビ」
「キャアアアアアア」
「!?
隣から叫び声が!!」
「………平和をくれ」
「飯くれ」
今日と米花は相変わらず悲鳴とサイレンと事故物件が増えているみたいです。
あとがき
パパ黒www
ほぼ飯たかってるだけになったwww
いつかやる気起きたらこのまま続き書きたいな……安室さんとか赤井さんとかジンとか。
あとは五条さんとか夏油とか。
まぁ、私コナンの本持ってないんですけどwww
ノリと勢いですね(笑)
通行人
こちらの時空では馬鹿やるよりツッコミに忙しい人質系JK。
野良猫ならぬ、野良ヒモを今回から飼うことになった不憫な人。
最強の幼馴染トリオ(武力・財力・事件力)に振り回され、遠くを見ることがよくある。
しかし、コミュ力と変人との関わりは相変わらずバグっているのでヤベェのと平気で関わっていることを本人は気付いてない。
とゆーか、幼馴染がすでにヤベェのでその他のヤバさに気付けない危機能力投げ捨てちゃった人。
パパ黒
依頼頼まれたが逃げ込まれた場所が呪霊多過ぎて見失った人。
まぁどーにかなんだろ……とギャンブルしたら全財産飛んだ。そして空腹で意識も飛んだ。
そしたら女子高生に拾われてご飯恵まれたので、ちょくちょくご飯ねだりに行った人。
原作時空?いやそれちょっとわかんねーから好きに生きるわ……と、米花でフラフラしてお姉さん達からお金貰える最強のヒモ。
よく職務質問される。お迎え保護者はもちろん通行人。
幼馴染(武力)
角ゴリラって呼んだら絞めるわよ?
え?コンボ決めてほしいって?
幼馴染(財力)
ほら!!引きこもってばかりいないで遊びに行くわよ!!
幼馴染(事件力)
オメーその怪しい男誰だって聞いてんだろ!?
あと、ちょくちょく俺の麻酔銃で俺を眠らせんのやめろ!!
お姫様抱っこされる俺の(中身17歳)気持ち考えろ!!
恋愛感情?ねーよ!!俺にはその……蘭が……
ほっとくと犯罪者と顔見知りだからオメーから目を離せねーんだよ、バーロー。
ホイホイ変なやつと仲良くなるのヤメロ!!!
哀ちゃん
あなたも大変ね。愚痴なら聞くわ。
だから夕食よろしく。
返信が死体でもいいか?だった人
銀髪、長髪、黒い服装。
おわかりだね?
※おかしいところしかないよ
※通行人さんはコナン世界で生きてるよ
※幼なじみはゴリラと死神とお嬢様
※それでも許せるかた
※落ちは五条じゃないよ
私の幼馴染達はどこかおかしい。
ごっさ金持ちでとにかくお金で解決なお嬢様。
何かあったらこのお嬢様に頼めば……頼まなくても豪華客船やら一流ホテルやら遊園地顔パスでどーにかなるお嬢様。
そしてその大親友の空手女子。
ただの空手女子と思うな。
彼女に喧嘩を売った野郎共は全員首の骨やら顔の骨やらくだけ散ったんじゃないかな?ってレベルで卒倒する。
はぁぁああああって聞いたら身震いする。
まじ強い角ゴリ……いいえ、素敵な角です。
最後にモヤシな角ゴリの旦那、死神。
とにかく一緒に居たら寿命縮む。
とにかく事件ホイホイ。
とにかく死体ホイホイ。
頼む、近くに寄んな。
そんな幼馴染と共に過ごす普通な私。
通行人名前です。
「「嘘つけ」」
「あんたが一番の問題児よ問題児!!」
「そうよ!!こないだだって強盗に捕まって人質になっていたし、その前は通り魔に刺されそうになってたじゃない!!」
「そうだね。
そのたびに蘭が角ゴリパワーで犯人を卒倒させてたよね。
私は犯人を狩れる幼馴染が一番怖いよ」
「やだー!!そんなことないわよ!!」
「そうよ!!蘭がいくら最強のボディーガードだとしてもいつも一緒じゃないんだからね!!」
「褒め言葉じゃないことに気付いて?」
キャッキャッと笑う女子高生二人。
このノリとテンションついていけん。
「あんた犯人に捕まりやすいし狙われやすいヒロインみたいな存在なんだから気を付けないと」
「やだわー。今すぐ園子に押し付けたい」
「嫌よ。いくら私が可憐でか弱い美少女だとしても嫌」
「可憐でか弱い美少女はそこらでよだれ垂らしていきなり眠り込まないぞ」
「内なる私が目を覚まして事件を解決する代償よ」
「そんな代償投げ捨てろ」
ガクンっと意識いきなりなくなる親友を見るこっちの気持ちも考えてくれ。
「名前姉ちゃんすぐ捕まっちゃうからね」
「ははは。
………誰のせいだろうな?」
「いたたたたたっ!!!
名前姉ちゃん頭!!頭が痛いよぉーっ」
アイアンクローを隣のお子ちゃまにぶちかます。
こちら蘭のお家に居候中のお子ちゃま、コナンくん。
事件をホイホイし、事件があると飛んで行き、スケボーで爆走し、事件現場に土足で踏み込み、事件を解決するお子ちゃま。
刑事さんどころかアメリカのあれこれと関わりのある顔の広いお子ちゃまである。
「私もうこのお子ちゃまと出歩きたくない」
「そんなこと言わないでよ名前姉ちゃん」
「うるせぇ、事件ホイホイ」
「なんのことか僕わかんなーい」
(僕……っ)
(うっせ、笑うな!!)
(けどまじでお前のせいだからな、毎回毎回巻き込みやがって)
(俺のせいじゃねーだろ)
そしてこのお子ちゃま。
犯罪を追いかけた先で薬を盛られ、頭脳はそのまま小さくなっちゃった幼馴染の一人である。
博士を頼りにわけのわからん道具を使ってあれやこれやと動き犯人絶対追い詰めるマンとして役立っている影の支配者である。
どうして支配者かって?
人間一人を一瞬で眠らせるようなヤベェ麻酔を使って眠らせ、影に隠れてなりきり事件解決してんだから支配者じゃん。
そして何事の副作用もなく起きる人間達もたいがいヤベェ。
つまり、お嬢様は普通っぽくしてるがヤベェ。
人体の作りがそもそもヤベェのだと思ってる。
お嬢様しかり、角ゴリラしかり。
「あ、そうだ名前」
「ん?」
「次、私のこと角ゴリって呼んだら……」
パキャッ
ガラスのコップにヒビが……。
あと、蘭の額にも青筋が……。
「さーせんっ」
「まったく。口が悪いんだから」
ガクブルする私にプンプンと怒る蘭。
彼女を敵に回すと足が飛んでくる。
ちなみにボディーくらったら病院で三日ほど意識失ったので私は普通です。
まぁ、普通じゃないというなら
"憎い……コイツが、憎い……っ"
ヤベェもんが見えるくらいかな。
この街、ヤベェもん憑いてる人間が8割だから。
背中に憎しみと悪意と恨みを背負って生きてるからわりとすぐ殺人衝動が抑えきれずヤっちゃった☆が多い。
なので
犯人は即理解してしまう。
そのせいで、お子ちゃまから謎の暴露タイムが始まり
お前俺の正体が工藤新一ってわかってんだろ
……え?お前新一だったの?
え?お前気付いてたから毎回事件のたびに協力してくれてたんだろ?
いや、知らんがな。あと、巻き込んでんの毎回お前な。
……嘘やろ
みたいなノリでお互い気まずくなった。
暴露したからと、毎回巻き込み事故起こすお子ちゃまを許す気はない。
幼馴染だろ☆で通用するなら、私の首の皮だって毎回切られねぇんだよ!!
そんな愉快な友達と今日も元気に生きている私だが………
「腹減った」
「うるせぇヒモ野郎。いい加減巣に帰れ」
「金がねぇ」
「だからって女子高生にたかるのどーなの?」
「腹減った」ぐぅ
ヒモ野郎を一匹飼ってます。
このヒモ野郎との出会いはかれこれ数日前。
ゴミ箱でゴミと共に投げ捨てられていた腹ペコを保護したのが間違いだった。
家と顔を覚えられたらしく、毎回腹を空かせたらほぼ毎日やってくる野良猫みたいなヒモ野郎。
「他のお姉さんとこ行けよ」
「ウマイ飯が食いたい」ぐぅ
「じゃあギャンブルやめろ」
「無理。いつか必ず大逆転することを夢に希望を持ってんだ」
「その夢を叶えるより先に最低限の生活するため現実を見ろ」
ちゃちゃっと作る腹ペコさんへのメニュー。
大盛りの炒飯と野菜スープと冷凍餃子。
「ほら、おあがりよ」
「なぁ、そのバンダナ取り払う動作毎回いるか?」
「飯が旨く感じる魔法だ」
ちなみにこのヒモ野郎を拾った理由として、めちゃくちゃ顔が良かった。
筋肉がっしりで、顔が良かった。
とにかく顔が良かった。
ご飯食べさせて、支払いは身体でとか抜かしたので容赦なく殴って説教した数日前を呪う。
顔が良かったからって甘やかしちゃいけない。
「で?仕事は?」
「どっかに隠れて見つからねぇ」
「本当にまだこの街いるの?
むしろもう逝ってるんじゃない?」
「さーな。けど依頼達成しねーと金が入らねぇ」
一応このヒモ野郎、お仕事でこの魔の街米花に来たらしいが……呪霊はわんさかいるし、犯罪に巻き込まれるし、とにかくなんやかんやあったら仕事相手とはぐれたらしい。
そいつを見付けて取引先に連れていかなきゃいけないのだが……まぁ、見つかるまで帰れまテン状態。
そして金もなきゃ、ご飯にもありつけずに倒れていたところを私に拾われたということ。
「闇のお仕事関係ならそっち関係に聞いた方が見付かるの早いかな……」
「は?お前そんな知り合いいんの?引くわ……」
「ちっげーーーし!!!
お前みたいに拾ったらたまーに高級なお菓子くれる怪しいお兄さんだし」
「………アウト」
「見た目はアウトだけど、そんな高確率で見た目通りのお仕事してるわけないじゃん」
ひとまず、知り合いのお兄さんに特徴送って知ってたら教えて欲しいと連絡したら秒で死体でいいか?ってきたので、生きてるのでお願いした。
「………」
「どうした?」
「返事が死体でいいか?はないなー、と」
「やっぱそれ」
「言うな」
見た目通りのお仕事なの?
いやいや、私はシリマセン。
ちなみに追伸で似た特徴の人の写真を下さいと送っといたら、少し時間がかかるがまとめて送ると返ってきた。
……え?そんなにいるん?
やっぱり……いやいや、彼は服のセンスが壊滅的なお兄さんだ、うん。
「あ」
「今度はなんだよ」
「米買い忘れた」
「俺の晩飯」
「イケゴリヒモ野郎。貴様の出番だ」
働かざる者食うべからず。
その見事な筋肉で米を我が家に運べ。
スウェット上下にサンダル。
片手に米を担いでも絵になる男とは一体?
「やー、買った買った」
「重ェ」
「お前の食費だこの野郎」
「時々思うがお前何で一人暮らしなのに金あんの?」
「この街で生き残るためには技の一つや二つはないとな」
「なにしてんだよ」
「パソコンでちょろっと覗いたらあるべき場所ではお金になるんだよ」
「犯罪者」
「正義の使者と言え」
良い子の皆は安心・安全にインターネットを使いましょう☆
「あ、お兄さんからメール………うわぁ」
「闇の組織の情報量はヤベェな」
「ヤメロ」
ずらーーと並んだ写真。
ヒモ野郎と見ていったが、探し人ではなかったのでお兄さんには丁寧にお礼と居なかったことを告げておいた。
「名前お姉さん!!」
「名前さんが男の人といるなんて!!」
「姉ちゃん男出来たのか!!」
「oh……ちみっ子」
エンカウントしてしまった米花の使者達。
よりによってヒモ野郎と共にいるときに……。
「名前姉ちゃん、その人だぁれ?」
「お姉さんの知り合いの知り合いのそのまた知り合いの友人の知り合いの知り合いと知り合いの知り合いだよ」
「つまり他人では?」
「顔見知りだよ」
「姉ちゃんの彼氏か!!!すげー筋肉だな!!」
「とってもイケメンさんだね!!」
「はっはっはっは………帰っていい?」
訳:お子ちゃま、今すぐここ通せ。
「名前姉ちゃんの知り合いにそんな人いないはずだよ?」
訳:通すわけねーだろバーロー。
俺の知らないとこで怪しい人間連れてんじゃねーよバーロー
「お姉さんの記憶で新一の遠い従兄弟にコナンくんが居なかった記憶と同じ理由だよ」
訳:お前に関係ねーだろバーロー。
さっさと通せやバーロー。
また巻き込まれるだろバーロー。
「あれれ〜?
名前姉ちゃん記憶力悪くなっちゃったの?」
訳:また厄介事に巻き込まれたのかよ。
「…………」
「…………」
「お子ちゃま、ゴーホーム」
「発音の仕方がなってないよ名前姉ちゃん
」
通せ、通すかよとバチバチ目で会話してたのが悪かったのだろうか?
それともこのお子ちゃまと私が5分一緒に居るのが駄目だったのだろうか?
「キャーー!!」
「刺されたぞ!!おい、大丈夫か!!」
「そこをどけぇぇえええ」
誰かを刺して逃げてきた犯人さんがこちらに突っ込んできた。
嘘やん。
ちみっ子とお子ちゃまを芝生に放り投げればすぐそばまで来ていた犯人。
あ、今回はまじヤバい?と思った。
「名前!!!!」
お子ちゃまが叫ぶ。
「邪魔」
「へぶっっ」
犯人がぶっ飛んだ。
ドシャッとぶっ飛んだ犯人がズザザザーと滑っていき、動かなくなった。
隣のヒモ野郎を見れば冷たい眼差しを向けている。
「重ェ。さっさと帰るぞ」
「私の身の回りゴリラしかいないのか?」
「あ?いーから早くしろ重ェっつってんだろ」
米に醤油にみりんに味噌にビールにその他食材持ってりゃ重いよねすまん。
スタスタ歩くヒモ野郎の後を追いかけた。
犯人?目覚める頃には記憶あればいいね。
後日お子ちゃまから博士のお家に呼び出しくらった。
「だーかーら!!!!
あの男は誰だよ!!いつの間にあんな男連れ込んでんだ!!」
「私にも男の一人や二人くらいいるわ」
「聞いてねぇぞ!!!」
「言ってないもん」
「今すぐ言え。他にどんな男だ」
「お前は私の嫁か?
口うるさい旦那は嫌われるぞ蘭に」
「ら、蘭は関係ねーだろ!!!
俺はお前のことを思って!!」
「あ、哀ちゃーん。私コーヒープリーズ」
「自分で入れて頂戴」
「哀ちゃん今入れてるじゃん」
「年下を使わず自分でやりなさい」
「………哀ちゃんのが年上じゃ」
「バラすわよ」
「哀ちゃん今日何食べたい?お姉さん何でも作っちゃう」
「オイ、何隠してんだ」
哀ちゃんには私がちょろっとパソコンでお金儲けしてんを知ってる。
まぁ、それはいつか話そ。
「ただのヒモだから気にすんな、お子ちゃま」
「あなた……」
「気にするところしかねーだろ!!!
それにあの男……絶対堅気じゃない。何かある」
「人はそれぞれの事情を持って生きてるものさ……私も、お子ちゃまも同じように、ね」
フッ、と笑ってやれば黙るお子ちゃま。
「いい感じに言ってるけど、解決してないわよ」
「哀ちゃんお口チャック。
今いい感じに逃げ切れそうだから」
「お前……!!!俺は心配してんのにっ!!」
むきーっとなってるお子ちゃまを撫でて黙らす。
今日の哀ちゃんの夕飯何にしよう、と冷蔵庫を漁る。
「お嬢様、何の気分ですかね?」
「博士のカロリー制限した食事」
「OK」
「話を!!聞け!!」
作った料理を一人分詰めて持ち帰る。
今日も腹ペコは来るのかもしれないし、来なければ私のご飯だ。
薄暗い道を歩いていたが、ふと足を止める。
ブツブツと頭を抱えながら呟いてる男がフラフラしてる。
あ、コイツヤバい。
って本能が告げる。
コイツは米花特有のものじゃなく余所から来た厄介な奴だと。
「チクショウ……
この街呪霊多すぎるし追っ手があんな化物だとか聞かされてないし事件は多いし不審者扱いで警察に追われるし変な組織に追われるしついてねぇ……ついてねぇっ!!」
お疲れ様っす
「割りのいい仕事だと思ったのにチクショウチクショウチクショウチクショウっ!!」
今さら道変えたらおかしいよな……。
長年の感が告げている。
コイツに関わるとロクなことねぇと。
「名前!!夜道は危ないから送るっつったろ」
「お前と居る方が危ねーわ」
な ぜ き た !!!!!
はい、事件ですね。
大丈夫かな?私刺されんじゃね?
「そうだ……どうせ生き残れねぇならいっそ」
落ち着けぇぇええええええっ!!!
早まるな!!
君にはまだ輝かしい未来があるっ!!!
「見つけたぜ」
「クソッ!!」
「え?あの人……お前といたあの時の…」
「晩飯遅ェし、迎えに来たら標的いるし何してんだオマエ」
「フラグ立ちすぎてもはやどこ突っ込めばいいかわかんね」
四面楚歌とはこのことか……と思ってしまった私は悪くなくない?
このお子ちゃま、やはり事件を呼ぶ嵐だわ。
とりあえず……
「お子ちゃま、麻酔銃は使えるか?」
「あ、あぁ…」
「よし、あのヤバそうな男に構えろ」
「は!?」
「大丈夫。もしもの正当防衛だ」
しぶしぶ構えたお子ちゃま。
しかし、私の目的は………
「すまん、お子ちゃま」
「は!?」
パシュッ、と打った先にはお子ちゃま自身。
「オメー……な、に…して……っ」
「お子ちゃまには刺激が強いから」
「おいっ……くそっ」
「よい夢を、新一」
眠りに落ちたお子ちゃま。
よし、邪魔者は消した。
「さくっと終わらせたら晩御飯だぞ、ヒモ野郎」
「………オマエこわっ」
「厄介なフラグは叩き折るって決めてんだ」
見えない人間に摩訶不思議な現象をどう説明しろと?
「オマエが……オマエが依頼者か!?
オマエさえ、殺せば!!」
「なんでそーなんだよ」
違うフラグが立ちました。
こちらに向かってくるモブ。
「殺らせるわけねーだろ」
ヒモ野郎はチートでした。
瞬殺もいいところで、私の目の前に来る前にフルボッコで倒れました。
「………殺した?」
「殺してねーよ。一応」
「依頼終了?」
「まぁな」
倒れたモブを踏みつけてどこかに連絡するヒモ野郎。
ピクリともしないけど、生きてないんじゃ?
「残念だがこれでオマエとはお別れだな」
「あ、そう」
「もっと寂しがれよ」
「可愛らしい野良猫なら寂しがったけどヒモ野郎はな……」
女子高生に養われる成人ってどーなのよ?
おねむのお子ちゃまを抱え直す。
「ご飯くらいはいつでも用意してあげるから
恋しくなったらおいで」
「金は払わねーぞ」
「ないだろ、金欠野郎」
「まぁ、飯の恩があるからな。
殺してほしいヤツがいたら無償で引き受けてやるよ」
「物騒すぎんだろ」
飯の見返りが殺人ってどーなの?
あ、この街ならありえそ。
「気を付けてお帰り。
この街はいつだってどんな人も迎え入れるけど
帰れる人は少ないから」
「物騒だな」
「自分の欲望に忠実な人間が多いだけさ」
悪い方向にね。
「じゃあね」
「じゃあな」
こうして私とヒモ野郎との不思議な生活は幕を閉じた。
………幕を閉じたはずだった。
「おい、お前なんでいんの?」
「当たると思ったんだよ……チクショウ」
「ふざけんな。また有り金全部突っ込んだのかよ」
「腹減った」
「おい、名前!!こないだ俺の事打ち……お前はっ!!!」
「なんだこのチビ」
「キャアアアアアア」
「!?
隣から叫び声が!!」
「………平和をくれ」
「飯くれ」
今日と米花は相変わらず悲鳴とサイレンと事故物件が増えているみたいです。
あとがき
パパ黒www
ほぼ飯たかってるだけになったwww
いつかやる気起きたらこのまま続き書きたいな……安室さんとか赤井さんとかジンとか。
あとは五条さんとか夏油とか。
まぁ、私コナンの本持ってないんですけどwww
ノリと勢いですね(笑)
通行人
こちらの時空では馬鹿やるよりツッコミに忙しい人質系JK。
野良猫ならぬ、野良ヒモを今回から飼うことになった不憫な人。
最強の幼馴染トリオ(武力・財力・事件力)に振り回され、遠くを見ることがよくある。
しかし、コミュ力と変人との関わりは相変わらずバグっているのでヤベェのと平気で関わっていることを本人は気付いてない。
とゆーか、幼馴染がすでにヤベェのでその他のヤバさに気付けない危機能力投げ捨てちゃった人。
パパ黒
依頼頼まれたが逃げ込まれた場所が呪霊多過ぎて見失った人。
まぁどーにかなんだろ……とギャンブルしたら全財産飛んだ。そして空腹で意識も飛んだ。
そしたら女子高生に拾われてご飯恵まれたので、ちょくちょくご飯ねだりに行った人。
原作時空?いやそれちょっとわかんねーから好きに生きるわ……と、米花でフラフラしてお姉さん達からお金貰える最強のヒモ。
よく職務質問される。お迎え保護者はもちろん通行人。
幼馴染(武力)
角ゴリラって呼んだら絞めるわよ?
え?コンボ決めてほしいって?
幼馴染(財力)
ほら!!引きこもってばかりいないで遊びに行くわよ!!
幼馴染(事件力)
オメーその怪しい男誰だって聞いてんだろ!?
あと、ちょくちょく俺の麻酔銃で俺を眠らせんのやめろ!!
お姫様抱っこされる俺の(中身17歳)気持ち考えろ!!
恋愛感情?ねーよ!!俺にはその……蘭が……
ほっとくと犯罪者と顔見知りだからオメーから目を離せねーんだよ、バーロー。
ホイホイ変なやつと仲良くなるのヤメロ!!!
哀ちゃん
あなたも大変ね。愚痴なら聞くわ。
だから夕食よろしく。
返信が死体でもいいか?だった人
銀髪、長髪、黒い服装。
おわかりだね?