五条
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「……………」
「まぁ、そうへこむなって」
「悟は少し反省しなよ」
頭を抱えて沈んでる私を雑な慰め方をする五条。
それもこれも後輩の一言から始まった。
任務で七海と一緒だった私。
任務前から少しだけ気まずそうにしていた七海を不思議に思っていたが、普段から塩対応のクールな彼の事だから気にしていなかった。
帰りの送迎の最中もどこかよそよそしく、高専について報告書を書いてしまおうと七海を誘ったのだが、やはり気まずそう。
「名前さん」
「どうかした?」
「あの……こんなことを告げるのは心苦しいのですが」
「えっ?どっか制服破けてる?」
「いえ」
「食べかす?」
「いえ………あの、五条さんの部屋で」
「五条?」
「ベットの音とか声が……その、結構響いて」
「……………ごめんなさい」
顔を反らしながら気まずそうに言った七海に土下座したいレベルで恥ずかしかった。
出来ることなら記憶を抹消してほしいし、自分の記憶も抹消したい。
報告書は私がやるから、とギリギリの執着心を押さえ込み七海に告げてめちゃくちゃ謝った。
そして逃げた。
そのまま夏油と硝子と話していた五条を見つけ、全力で五条の脇腹目掛けて拳を入れた。
が、呪式で阻まれた。
「なに?いきなり」
「お前のせいだ!!!」
「えっ、どうしたんだい?泣いてないか?」
「泣きたくもなる!!」
「あ、赤くなった」
「もう後輩らと合わせる顔がないっ!!」
七海に告げられた言葉を話したら三人で笑いだした。
笑い事ではないと怒るがより笑われた。
「まぁ、確かに激しいから聞こえても仕方ないね」
「嘘でしょ!?夏油まで!!?」
「隣だからね」
まさかの暴露話に頭を抱えてしまう。
「名前が声デカいから」
「ああああっ」
「盛り上がるとなぁ」
「ああああっ」
「ドンマイ、名前」
「硝子ぉ」
顔が笑っているが今の私の心の拠り所は硝子しかいない。
硝子に抱き付いて泣いていれば背中を優しく撫でられた。
「硝子より俺に抱き着くところだろ」
「今の状況で抱き着いたらおかしいでしょ」
「ラブラブなのはいいことだが時と場所を考えないといけないね」
「夏油、それ追い討ち」
「ああああっ」
再び頭を抱えてしまう。
そりゃ高専の寮で致した方が悪かったのだろうが、それを他の人から指摘されると恥ずかしいやら情けないやら複雑な気持ちとなる。
「五条、禁欲生活だな」
「それはヤダ」
「悟は耐え性が無いからね」
「そりゃ好きな女が目の前に居たら抱くだろ」
「それもそうだね」
「その結果が後輩からの指摘か」
「ああああっ!!思い出しただけでも死ねるっ」
あの七海から指摘されたものがだけでも心に追い討ちなのに同級生と事情の共有するなんてどんな公開処刑だ。
「俺のテクのせいだな」
「五条………お前ってやつは!!」
「事実だろ?」
「しない!!もう絶対しない!!」
「なんでだよ!!」
「こんな公開処刑のようなことされてできるとお思いで!?」
「ヤリだしたら関係無いだろ」
「最低。本当お前……そーゆーとこだよ!!」
「名前」
「なに!?」
キッ、と睨み付けた瞬間五条の顔が降ってきた。
ちゅっ、と軽く唇をくっつけじっとこちらを見つめる五条。
そのまま唇を軽く噛み再び唇をくっつけてペロリと舐めた。
「ほら、何も言えなくなる」
にやり、と笑う五条。
固まる私。
「そーゆーとこだよ、悟」
「なんだよ」
「耐え性ねぇな」
「無くてもいーじゃん」
「あーあ、固まってるね」
「どーすんのこれ?」
「持ち帰るか」
「………っ!!」
「あ、真っ赤になった」
「五条のばーか!!ばぁーーーっか!!」
子供みたいな文句を叫び、教室から走り出す。
ケラケラと無邪気に笑う笑い声を背に走る。
「逃げたね」
「逃げた」
「可愛いだろ」
「ほどほどにしなよ」
「あまり遊びすぎると逃げられちゃうよ」
「まさか。逃がすとなありえねぇし」
にやりと笑いながら教室から逃げた名前をのんびりと追いかける五条。
呆れながら溜め息をつく夏油と硝子。
走って逃げ出した。
顔が熱くて恥ずかしくて埋まりたい。
後輩に事情を知られ、同級生にも知られていて、キスシーンを見られ……どんな顔をしていればいいのかわからない。
恥ずかしくて埋まりたい。
出来るならば全員の記憶も消えて欲しい。
一人頭を抱えて涙していれば、私の目の前が暗くなる。
「なーにしょげてんだよ」
「………しょげたくもなる」
「ちゅーくらいいいじゃん」
「ちゅーだけじゃなく聞かれてるし知られてをんだけど!?」
むしろ何でお前は平気なの?と聞けば別に恥ずかしくないから、と返ってきた。
「好きな女を触って」
するり、と伸ばされた細長いけど男らしい手が私の頬を撫でる。
「反応されて」
五条の指が滑るたび、ピクリッと反応する身体。
じっと五条を見つめればにっ、と笑う。
顔が近付いてきて鼻先が触れ合う。
「可愛い顔されたら」
唇の先、触れるか触れないかの微妙な位置。
五条が話すたびにくすぐったくてもどかしい。
「耐えられる男なんていねーの」
噛み付くように唇を食べられる。
入ってきた舌は私の舌と絡めて吸われ、角度を変えて唇を合わせ口内を好き勝手に荒らす五条の舌。
必死に五条に合わせようとしても、苦しさと気持ちよさでどうにかなってしまいそうになる。
ちゅっ、と最後にリップ音を出して唇が離れた時には私は五条に寄りかかる形となっていた。
「名前グズグズじゃん」
「………うっさい」
「そんなんだから俺にいいようにされるんだよ」
「………仕方ないじゃん」
聞かれたり知られるのは恥ずかしくて埋まりたくなってしまうが……。
「悟に触られるのも、キスされるのも……嫌じゃないんだもん」
楽しそうにしながら、私に興奮している五条に興奮してしまう。
好きな人に触れられて嫌なわけがない。
「………そーゆー可愛いこと言うから」
「?」
「あー…」
正面からのしかかるように体重をかけながら抱き締めてくる五条。
「ちょっ!!足!!足に力入らなくなるっ!!」
「このまま食べたい」
「駄目!!」
「今度からドアに"使用中"って貼っとく?」
「嫌だよ!?」
クスクス笑いながらこちらを見つめる五条。
欲を持った瞳に負けそうになるが
その瞳に私が映っているのがいつも嬉しくなる。
「ヤるのにわざわざ外泊とかダルい」
「控えて下さい」
「名前が我慢しろよ」
「………させてくれんの?」
「ヤダ。声聞きたいし」
「コノヤロウ。全く反省する気ないじゃん!!」
「反省する必要どこにあんだよ」
後日、夏油と硝子にニヤニヤされ
七海には距離を置かれ
灰原に顔を真っ赤にされて逃げられた。
恥ずかしくて埋まりたくなり
高専の中庭を掘って埋まったら五条に笑われた。
あとがき
イラっとしたことがあったけど
脳内補正で五条さんに幸せにしてもらった。
勢いで書いたので短い……。
「まぁ、そうへこむなって」
「悟は少し反省しなよ」
頭を抱えて沈んでる私を雑な慰め方をする五条。
それもこれも後輩の一言から始まった。
任務で七海と一緒だった私。
任務前から少しだけ気まずそうにしていた七海を不思議に思っていたが、普段から塩対応のクールな彼の事だから気にしていなかった。
帰りの送迎の最中もどこかよそよそしく、高専について報告書を書いてしまおうと七海を誘ったのだが、やはり気まずそう。
「名前さん」
「どうかした?」
「あの……こんなことを告げるのは心苦しいのですが」
「えっ?どっか制服破けてる?」
「いえ」
「食べかす?」
「いえ………あの、五条さんの部屋で」
「五条?」
「ベットの音とか声が……その、結構響いて」
「……………ごめんなさい」
顔を反らしながら気まずそうに言った七海に土下座したいレベルで恥ずかしかった。
出来ることなら記憶を抹消してほしいし、自分の記憶も抹消したい。
報告書は私がやるから、とギリギリの執着心を押さえ込み七海に告げてめちゃくちゃ謝った。
そして逃げた。
そのまま夏油と硝子と話していた五条を見つけ、全力で五条の脇腹目掛けて拳を入れた。
が、呪式で阻まれた。
「なに?いきなり」
「お前のせいだ!!!」
「えっ、どうしたんだい?泣いてないか?」
「泣きたくもなる!!」
「あ、赤くなった」
「もう後輩らと合わせる顔がないっ!!」
七海に告げられた言葉を話したら三人で笑いだした。
笑い事ではないと怒るがより笑われた。
「まぁ、確かに激しいから聞こえても仕方ないね」
「嘘でしょ!?夏油まで!!?」
「隣だからね」
まさかの暴露話に頭を抱えてしまう。
「名前が声デカいから」
「ああああっ」
「盛り上がるとなぁ」
「ああああっ」
「ドンマイ、名前」
「硝子ぉ」
顔が笑っているが今の私の心の拠り所は硝子しかいない。
硝子に抱き付いて泣いていれば背中を優しく撫でられた。
「硝子より俺に抱き着くところだろ」
「今の状況で抱き着いたらおかしいでしょ」
「ラブラブなのはいいことだが時と場所を考えないといけないね」
「夏油、それ追い討ち」
「ああああっ」
再び頭を抱えてしまう。
そりゃ高専の寮で致した方が悪かったのだろうが、それを他の人から指摘されると恥ずかしいやら情けないやら複雑な気持ちとなる。
「五条、禁欲生活だな」
「それはヤダ」
「悟は耐え性が無いからね」
「そりゃ好きな女が目の前に居たら抱くだろ」
「それもそうだね」
「その結果が後輩からの指摘か」
「ああああっ!!思い出しただけでも死ねるっ」
あの七海から指摘されたものがだけでも心に追い討ちなのに同級生と事情の共有するなんてどんな公開処刑だ。
「俺のテクのせいだな」
「五条………お前ってやつは!!」
「事実だろ?」
「しない!!もう絶対しない!!」
「なんでだよ!!」
「こんな公開処刑のようなことされてできるとお思いで!?」
「ヤリだしたら関係無いだろ」
「最低。本当お前……そーゆーとこだよ!!」
「名前」
「なに!?」
キッ、と睨み付けた瞬間五条の顔が降ってきた。
ちゅっ、と軽く唇をくっつけじっとこちらを見つめる五条。
そのまま唇を軽く噛み再び唇をくっつけてペロリと舐めた。
「ほら、何も言えなくなる」
にやり、と笑う五条。
固まる私。
「そーゆーとこだよ、悟」
「なんだよ」
「耐え性ねぇな」
「無くてもいーじゃん」
「あーあ、固まってるね」
「どーすんのこれ?」
「持ち帰るか」
「………っ!!」
「あ、真っ赤になった」
「五条のばーか!!ばぁーーーっか!!」
子供みたいな文句を叫び、教室から走り出す。
ケラケラと無邪気に笑う笑い声を背に走る。
「逃げたね」
「逃げた」
「可愛いだろ」
「ほどほどにしなよ」
「あまり遊びすぎると逃げられちゃうよ」
「まさか。逃がすとなありえねぇし」
にやりと笑いながら教室から逃げた名前をのんびりと追いかける五条。
呆れながら溜め息をつく夏油と硝子。
走って逃げ出した。
顔が熱くて恥ずかしくて埋まりたい。
後輩に事情を知られ、同級生にも知られていて、キスシーンを見られ……どんな顔をしていればいいのかわからない。
恥ずかしくて埋まりたい。
出来るならば全員の記憶も消えて欲しい。
一人頭を抱えて涙していれば、私の目の前が暗くなる。
「なーにしょげてんだよ」
「………しょげたくもなる」
「ちゅーくらいいいじゃん」
「ちゅーだけじゃなく聞かれてるし知られてをんだけど!?」
むしろ何でお前は平気なの?と聞けば別に恥ずかしくないから、と返ってきた。
「好きな女を触って」
するり、と伸ばされた細長いけど男らしい手が私の頬を撫でる。
「反応されて」
五条の指が滑るたび、ピクリッと反応する身体。
じっと五条を見つめればにっ、と笑う。
顔が近付いてきて鼻先が触れ合う。
「可愛い顔されたら」
唇の先、触れるか触れないかの微妙な位置。
五条が話すたびにくすぐったくてもどかしい。
「耐えられる男なんていねーの」
噛み付くように唇を食べられる。
入ってきた舌は私の舌と絡めて吸われ、角度を変えて唇を合わせ口内を好き勝手に荒らす五条の舌。
必死に五条に合わせようとしても、苦しさと気持ちよさでどうにかなってしまいそうになる。
ちゅっ、と最後にリップ音を出して唇が離れた時には私は五条に寄りかかる形となっていた。
「名前グズグズじゃん」
「………うっさい」
「そんなんだから俺にいいようにされるんだよ」
「………仕方ないじゃん」
聞かれたり知られるのは恥ずかしくて埋まりたくなってしまうが……。
「悟に触られるのも、キスされるのも……嫌じゃないんだもん」
楽しそうにしながら、私に興奮している五条に興奮してしまう。
好きな人に触れられて嫌なわけがない。
「………そーゆー可愛いこと言うから」
「?」
「あー…」
正面からのしかかるように体重をかけながら抱き締めてくる五条。
「ちょっ!!足!!足に力入らなくなるっ!!」
「このまま食べたい」
「駄目!!」
「今度からドアに"使用中"って貼っとく?」
「嫌だよ!?」
クスクス笑いながらこちらを見つめる五条。
欲を持った瞳に負けそうになるが
その瞳に私が映っているのがいつも嬉しくなる。
「ヤるのにわざわざ外泊とかダルい」
「控えて下さい」
「名前が我慢しろよ」
「………させてくれんの?」
「ヤダ。声聞きたいし」
「コノヤロウ。全く反省する気ないじゃん!!」
「反省する必要どこにあんだよ」
後日、夏油と硝子にニヤニヤされ
七海には距離を置かれ
灰原に顔を真っ赤にされて逃げられた。
恥ずかしくて埋まりたくなり
高専の中庭を掘って埋まったら五条に笑われた。
あとがき
イラっとしたことがあったけど
脳内補正で五条さんに幸せにしてもらった。
勢いで書いたので短い……。