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「悟」
ん、と両手を広げると悟はきょとんとした表情。
そりゃそーだ。
久しぶりに仕事から帰って来て、お風呂に入った後に突然そんなことされたらきょとんとなるよなぁ。
あ、ども。
ただいますこーーしだけ寂しがり屋の通行人名前たんです。
「夜のお誘い?」
「ちがう」
「ちがうのかよ」
ガシガシと頭を雑に拭きながらドカッとソファーに座る悟。
そのまま私を無視してどーでもいいニュースを見始める。
「さーとーるーくん」
「なに」
「ん」
「いや、だからなに」
「んー」
「襲えってこと?任せろ」
「ちーがーうっ」
ちょっとイラついていらっしゃる悟くん。
そりゃ、意味わかんないよな……。
私は両手を広げてるだけだし、んしか言ってない。
ただ、抱き締めて欲しいだけだったのだが諦めよう。
悟はテレビ見ているし、まだ寝る様子がない。
私はトボトボ寝室へと戻る。
ひんやりとしたベッドは悟サイズでめちゃくちゃ大きい。
もぞもぞと布団に入って枕を抱き締める。
けど、やっぱり物足りなくて少し大きめの人形を抱き締める。
まぁ、これで我慢しようとそのまま寝ようといい位置を探す。
よし、寝ようと目を閉じた。
「あれ?寝てんの?」
ほとんどふわふわとした意識の中の、悟の声がした気がする。
「何で人形抱き締めてんの」
「ん…」
「うわっ、離れねぇ」
ぐいぐいと人形を引っ張られる。
やめてくれ。いい位置からズレる……けど、眠い。
無理矢理人形を取られたが、悟の大変素晴らしいベッドはふわふわのふかふかですぐに眠れる。
ほとんど意識が飛んでいるなか、悟に引き寄せられて悟に腕枕されている。
腕が硬い……寝心地がまた……。
「ねぇ、さっきのなに?」
「んー?」
「両手広げて何したかったの?」
硬い腕をぐりぐりと頭を移動させていい位置を探す。
眠たい……寝たいから、ちょっと黙ってくんないかな?
おっ、と見つけた位置は多分悟とピッタリくっついた位置。
悟の匂いがして、同じシャンプーやボディを使っているはずなのに、悟のが悔しいがいい匂いに感じる。
悟の胸板におでこをつければ心臓の鼓動が聴こえてくる。
「寝た?」
「さと……る、さいきん……いそがしい」
「あ、起きてた」
海外行ったり、地方行ったり、いきなり出ていったり。
ほとんど帰って来ないが、最近はめちゃくちゃ忙しいみたいで、今日やっと同じベッドで寝ている気がする。
いや、寝ているらしいが
私が起きたらもうベッドにいないし
私が寝るときは帰って来てない。
だから、本当に久しぶりに今日一緒に寝ている。
「すこし、でいいから……ぎゅって、してほし………くて」
いってきますのちゅーやただいまのちゅーはしていたが、圧倒的に悟不足だった。
だから、せめて少しだけでもぎゅって、して欲しかったのだが……悟はお疲れ様で、まったりしたい時間を邪魔してしまったらしい。
だから諦めて人形をぎゅっとして寝ようと思ったのだが……
「言えば良かったじゃん」
「………」
「あれ?寝た?」
悟が何か言ってる気がしたが、限界がきた。
久しぶりの悟の温もりに私はすやすや夢の中へ旅立った。
やぁ!!おはよ!!
もぞもぞと布団から抜け出して、朝の準備を始める。
悟はまだ寝ているので、そっと布団から出て顔を洗って朝ごはんの準備だ。
トーストにサラダに珈琲。
朝ごはんはめちゃくちゃ軽く手早くだ。
悟用にサンドイッチを作っておく。
食べながらお昼ご飯のお弁当をちゃちゃっと詰め込み完成。
軽く化粧をしてから悟を起こす。
「悟、私もうすぐ出るからね」
「もう?」
「うん。今日早出」
「………いってらっしゃい」
「いってきます」
軽く触れるだけのキスをしてから口紅を塗る。
さーて、今日もお仕事だ!!
可愛い奴らに癒されながら頑張るぜ!!と仕事場へ。
なんやかんや働いて、お家に帰って来て晩御飯作り。
悟の予定では帰って来るらしいが、何時になるかわからない。
晩御飯は作っておいて……と作っている最中に玄関が開いた。
「ただいま」
「おかえりー。早かったね」
「伊地知に押し付けてきたから」
「駄目でしょ」
あの子のことコキ使いすぎでは?
いつか胃に穴開くか、過労で倒れるのでは?と心配になってしまう。
悟が後ろに立ってじっとこちらを見つめてる。
邪魔っすよ。
「おてて洗ってガラガラペッしといで」
「子供か」
「大事大事」
大人しく洗面所へ行った悟。
ん?なんだ?
けど、久しぶりに一緒のご飯だと嬉しくなって楽しくご飯を作る。
戻って来た悟はなぜかピッタリと真後ろにいる。
「………」
「………」
「悟?」
「なに」
「邪魔だし怖い」
真後ろにピッタリと、何をするわけでもなくいるなんて……こわっ!!
テーブルに並べ終えて、後片付けも終えると離れて椅子に座る。
なんだ?
ご飯の最中は普通に今日の出来事を話して後片付け。
真後ろには居なかったが、じーーーっと見てる。
何かあったか?と考えるが何もない。
よし、後はお風呂入って寝るだけーと振り向けば真後ろに悟が立っていてビクッと身体が跳ねた。
「い、いるなら声掛けてよ!?」
「ねぇ名前」
「な、なに?」
「終わった?」
「終わりましたが……?」
手を引いてソファーに連れていかれる。
悟がドカッと座るのを見て、何が起こるんだ…と悟を見る。
両手を広げて笑う悟。
「おいで」
「は?」
「………そこは顔赤くするところじゃない?
何で嫌そうな顔?」
「意味わからん」
「寂しかったからぎゅってして欲しかったんじゃないの?」
「………は?」
何でしってんの?って危うく言いそうになった。
ぎょっとして、悟を見れば頭を傾げてる。
「ちっ……が、くはない…けど」
「昨日の夜寂しかったからぎゅってして欲しかったって言ってたよ」
「嘘だろ」
「まじまじ。腕枕でそのまま寝た」
まったく記憶にない。
人形抱いて寝たはずだが、なんか途中寝心地悪くなっていい場所探した記憶しかない。
いや、悟の匂いしたからそこまで記憶はある……?
「………ちょっとコンビニ行ってくる」
「今から?仕方ないな」
「一人で行かせてくれ…!!!」
はっず!!
恥ずかしいから一人にさせてくんね!?
「夜に一人で出歩かせるわけないだろ」
「察して!!」
「寂しいなら寂しいって言えばいいのに」
「言葉にしないで!!」
「ほら、おいでおいで」
ちちち、とか犬猫にやるみたいに呼ぶな。
顔から火が出そうなくらい恥ずかしい。
けど、せっかくだから……と悟の腕のなかに飛び込めば笑いながら抱き抱えてくれた。
恥ずかしいので悟の首筋に顔をぐりぐり押し付けてやる。
「くすぐったいよ」
「言葉にしないで黙ってぎゅってしてくれたら完璧なのにな」
「名前の照れた顔見たいじゃん」
「このやろう」
くすくすと楽しそうに笑う悟は頭を撫でてくれる。
横抱きの体勢で片腕で軽く抱き締めて、空いた手で頭を撫でてくれる悟に甘えるように抱きつく。
細いように見えてもしっかりと筋肉ある。
「最近忙しくてごめんね。
ちょーっと厄介な事が起きているから」
「そっか。お疲れ様」
「うん。だから僕も名前不足」
「寂しかった?」
「寂しすぎたから、名前も同じ気持ちで嬉しい。
邪魔って言われて傷付いたけど」
「自分の身体の大きさ考えて」
190オーバーが真後ろピッタリってなにそれ?
ただただ邪魔だろ。
「またこれから忙しくなる」
「うん」
「だから寂しかったらちゃんと言え」
僕も言うから、と抱き締めてくれる悟。
そうか……言ってもいいのか、と思う。
「寂しかった」
「うん」
「けど、忙しいの知ってたから」
「うん」
「面倒だな、重たいなって思われたくなかった」
「思わないよ」
「悟とくっついて、キスしたい」
じっと見上げたらにやりと目を細めて笑う悟。
顎を上に向けられる。
「そんな我が儘なら喜んで」
軽く唇を重ねて、離れて。
悟の頬を触って、私から重ねて。
おでこをくっつけながらお互いに笑う。
「一緒に風呂入る?」
「仕方ないな、今日だけだぞ」
「ついでに身体も洗ってあげようか?」
「厭らしいことする気だ」
「可愛い寝言言って爆睡しやがったアホのせいで、僕昨日悶々しながら寝たんだけど」
「わぁー、どこのアホかしら?」
「ってことで、イチャイチャしよ?」
「手加減してね、ダーリン」
「配慮はするよ、ハニー」
馬鹿みたいだと笑い合う。
悟が軽々とお姫様抱っこでお風呂場まで連れていってくれた。
その後はまぁ………。
布団で肌を寄せあい、くっついてキスをして。
この人が隣に居ることが、私にとっての幸せ。
彼にとっての幸せも同じなことが嬉しくて、次からはもう少しだけ甘えてみようと思った。
あとがき
甘え下手な夢主ちゃん。
圧倒的な恋愛経験不足から、どこまで甘えていいのかわからない。
ん、と両手を広げたのが最大の甘え。
研磨やクロのように飛び付いて抱き付いていいのか……?と謎の遠慮を発揮。
たまにはギャグじゃなく
こんな甘々、いかがっすか?
ん、と両手を広げると悟はきょとんとした表情。
そりゃそーだ。
久しぶりに仕事から帰って来て、お風呂に入った後に突然そんなことされたらきょとんとなるよなぁ。
あ、ども。
ただいますこーーしだけ寂しがり屋の通行人名前たんです。
「夜のお誘い?」
「ちがう」
「ちがうのかよ」
ガシガシと頭を雑に拭きながらドカッとソファーに座る悟。
そのまま私を無視してどーでもいいニュースを見始める。
「さーとーるーくん」
「なに」
「ん」
「いや、だからなに」
「んー」
「襲えってこと?任せろ」
「ちーがーうっ」
ちょっとイラついていらっしゃる悟くん。
そりゃ、意味わかんないよな……。
私は両手を広げてるだけだし、んしか言ってない。
ただ、抱き締めて欲しいだけだったのだが諦めよう。
悟はテレビ見ているし、まだ寝る様子がない。
私はトボトボ寝室へと戻る。
ひんやりとしたベッドは悟サイズでめちゃくちゃ大きい。
もぞもぞと布団に入って枕を抱き締める。
けど、やっぱり物足りなくて少し大きめの人形を抱き締める。
まぁ、これで我慢しようとそのまま寝ようといい位置を探す。
よし、寝ようと目を閉じた。
「あれ?寝てんの?」
ほとんどふわふわとした意識の中の、悟の声がした気がする。
「何で人形抱き締めてんの」
「ん…」
「うわっ、離れねぇ」
ぐいぐいと人形を引っ張られる。
やめてくれ。いい位置からズレる……けど、眠い。
無理矢理人形を取られたが、悟の大変素晴らしいベッドはふわふわのふかふかですぐに眠れる。
ほとんど意識が飛んでいるなか、悟に引き寄せられて悟に腕枕されている。
腕が硬い……寝心地がまた……。
「ねぇ、さっきのなに?」
「んー?」
「両手広げて何したかったの?」
硬い腕をぐりぐりと頭を移動させていい位置を探す。
眠たい……寝たいから、ちょっと黙ってくんないかな?
おっ、と見つけた位置は多分悟とピッタリくっついた位置。
悟の匂いがして、同じシャンプーやボディを使っているはずなのに、悟のが悔しいがいい匂いに感じる。
悟の胸板におでこをつければ心臓の鼓動が聴こえてくる。
「寝た?」
「さと……る、さいきん……いそがしい」
「あ、起きてた」
海外行ったり、地方行ったり、いきなり出ていったり。
ほとんど帰って来ないが、最近はめちゃくちゃ忙しいみたいで、今日やっと同じベッドで寝ている気がする。
いや、寝ているらしいが
私が起きたらもうベッドにいないし
私が寝るときは帰って来てない。
だから、本当に久しぶりに今日一緒に寝ている。
「すこし、でいいから……ぎゅって、してほし………くて」
いってきますのちゅーやただいまのちゅーはしていたが、圧倒的に悟不足だった。
だから、せめて少しだけでもぎゅって、して欲しかったのだが……悟はお疲れ様で、まったりしたい時間を邪魔してしまったらしい。
だから諦めて人形をぎゅっとして寝ようと思ったのだが……
「言えば良かったじゃん」
「………」
「あれ?寝た?」
悟が何か言ってる気がしたが、限界がきた。
久しぶりの悟の温もりに私はすやすや夢の中へ旅立った。
やぁ!!おはよ!!
もぞもぞと布団から抜け出して、朝の準備を始める。
悟はまだ寝ているので、そっと布団から出て顔を洗って朝ごはんの準備だ。
トーストにサラダに珈琲。
朝ごはんはめちゃくちゃ軽く手早くだ。
悟用にサンドイッチを作っておく。
食べながらお昼ご飯のお弁当をちゃちゃっと詰め込み完成。
軽く化粧をしてから悟を起こす。
「悟、私もうすぐ出るからね」
「もう?」
「うん。今日早出」
「………いってらっしゃい」
「いってきます」
軽く触れるだけのキスをしてから口紅を塗る。
さーて、今日もお仕事だ!!
可愛い奴らに癒されながら頑張るぜ!!と仕事場へ。
なんやかんや働いて、お家に帰って来て晩御飯作り。
悟の予定では帰って来るらしいが、何時になるかわからない。
晩御飯は作っておいて……と作っている最中に玄関が開いた。
「ただいま」
「おかえりー。早かったね」
「伊地知に押し付けてきたから」
「駄目でしょ」
あの子のことコキ使いすぎでは?
いつか胃に穴開くか、過労で倒れるのでは?と心配になってしまう。
悟が後ろに立ってじっとこちらを見つめてる。
邪魔っすよ。
「おてて洗ってガラガラペッしといで」
「子供か」
「大事大事」
大人しく洗面所へ行った悟。
ん?なんだ?
けど、久しぶりに一緒のご飯だと嬉しくなって楽しくご飯を作る。
戻って来た悟はなぜかピッタリと真後ろにいる。
「………」
「………」
「悟?」
「なに」
「邪魔だし怖い」
真後ろにピッタリと、何をするわけでもなくいるなんて……こわっ!!
テーブルに並べ終えて、後片付けも終えると離れて椅子に座る。
なんだ?
ご飯の最中は普通に今日の出来事を話して後片付け。
真後ろには居なかったが、じーーーっと見てる。
何かあったか?と考えるが何もない。
よし、後はお風呂入って寝るだけーと振り向けば真後ろに悟が立っていてビクッと身体が跳ねた。
「い、いるなら声掛けてよ!?」
「ねぇ名前」
「な、なに?」
「終わった?」
「終わりましたが……?」
手を引いてソファーに連れていかれる。
悟がドカッと座るのを見て、何が起こるんだ…と悟を見る。
両手を広げて笑う悟。
「おいで」
「は?」
「………そこは顔赤くするところじゃない?
何で嫌そうな顔?」
「意味わからん」
「寂しかったからぎゅってして欲しかったんじゃないの?」
「………は?」
何でしってんの?って危うく言いそうになった。
ぎょっとして、悟を見れば頭を傾げてる。
「ちっ……が、くはない…けど」
「昨日の夜寂しかったからぎゅってして欲しかったって言ってたよ」
「嘘だろ」
「まじまじ。腕枕でそのまま寝た」
まったく記憶にない。
人形抱いて寝たはずだが、なんか途中寝心地悪くなっていい場所探した記憶しかない。
いや、悟の匂いしたからそこまで記憶はある……?
「………ちょっとコンビニ行ってくる」
「今から?仕方ないな」
「一人で行かせてくれ…!!!」
はっず!!
恥ずかしいから一人にさせてくんね!?
「夜に一人で出歩かせるわけないだろ」
「察して!!」
「寂しいなら寂しいって言えばいいのに」
「言葉にしないで!!」
「ほら、おいでおいで」
ちちち、とか犬猫にやるみたいに呼ぶな。
顔から火が出そうなくらい恥ずかしい。
けど、せっかくだから……と悟の腕のなかに飛び込めば笑いながら抱き抱えてくれた。
恥ずかしいので悟の首筋に顔をぐりぐり押し付けてやる。
「くすぐったいよ」
「言葉にしないで黙ってぎゅってしてくれたら完璧なのにな」
「名前の照れた顔見たいじゃん」
「このやろう」
くすくすと楽しそうに笑う悟は頭を撫でてくれる。
横抱きの体勢で片腕で軽く抱き締めて、空いた手で頭を撫でてくれる悟に甘えるように抱きつく。
細いように見えてもしっかりと筋肉ある。
「最近忙しくてごめんね。
ちょーっと厄介な事が起きているから」
「そっか。お疲れ様」
「うん。だから僕も名前不足」
「寂しかった?」
「寂しすぎたから、名前も同じ気持ちで嬉しい。
邪魔って言われて傷付いたけど」
「自分の身体の大きさ考えて」
190オーバーが真後ろピッタリってなにそれ?
ただただ邪魔だろ。
「またこれから忙しくなる」
「うん」
「だから寂しかったらちゃんと言え」
僕も言うから、と抱き締めてくれる悟。
そうか……言ってもいいのか、と思う。
「寂しかった」
「うん」
「けど、忙しいの知ってたから」
「うん」
「面倒だな、重たいなって思われたくなかった」
「思わないよ」
「悟とくっついて、キスしたい」
じっと見上げたらにやりと目を細めて笑う悟。
顎を上に向けられる。
「そんな我が儘なら喜んで」
軽く唇を重ねて、離れて。
悟の頬を触って、私から重ねて。
おでこをくっつけながらお互いに笑う。
「一緒に風呂入る?」
「仕方ないな、今日だけだぞ」
「ついでに身体も洗ってあげようか?」
「厭らしいことする気だ」
「可愛い寝言言って爆睡しやがったアホのせいで、僕昨日悶々しながら寝たんだけど」
「わぁー、どこのアホかしら?」
「ってことで、イチャイチャしよ?」
「手加減してね、ダーリン」
「配慮はするよ、ハニー」
馬鹿みたいだと笑い合う。
悟が軽々とお姫様抱っこでお風呂場まで連れていってくれた。
その後はまぁ………。
布団で肌を寄せあい、くっついてキスをして。
この人が隣に居ることが、私にとっての幸せ。
彼にとっての幸せも同じなことが嬉しくて、次からはもう少しだけ甘えてみようと思った。
あとがき
甘え下手な夢主ちゃん。
圧倒的な恋愛経験不足から、どこまで甘えていいのかわからない。
ん、と両手を広げたのが最大の甘え。
研磨やクロのように飛び付いて抱き付いていいのか……?と謎の遠慮を発揮。
たまにはギャグじゃなく
こんな甘々、いかがっすか?