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最近、私はおかしい。
「胸がキュッとして顔が暑くなる」
「風邪?」
「心筋梗塞予備軍?」
「病院行け」
「えんがちょ」
うん、予想通りの回答ありがとう、友人らよ。
最近白髪と二人でぶらついたり、帰り送ってもらったりしてちょっと胸がドキドキしちゃう通行人名前です。
そんな様子を伝えたときの友人らの反応がこちら。
「え……名前、まじか」
「詳しく」
「ちょっとアオハルっぽいな……と思うことが多々あってね」
「例えば?」
んーっと、電車で壁になってくれたり
然り気無く車道側歩いてくれたり
買い食いしたら必ずシェアしたり
手を繋いだり
送ってくれるし
クレーンゲームでぬいぐるみ取ってくれるし
頭ポンポンしてくれたり
「……あれ?
よく考えたら幼馴染にされてることと変わらないぞ?」
「いや、お前……」
「なるほど!!知らず知らずの内にトサカと同じ扱いレベルなってたのか」
「先輩と恋愛したいの?」
「ははっ、ないわー」
ないない。
奴と付き合う?ないない。
トサカだし、幼馴染だし、兄ちゃんだし。
あと、単純に好みじゃない。
「お前贅沢過ぎるだろ」
「ふざけんな」
「ちょっ、いたっ!!」
消しゴムのカスはやめて!!
地味にやめて!!
「名前さ、毎回そうやって男フッてるけど」
「だから男出来ないんだよ」
「なん…だと!!?」
え?私にそんなチャンスあった?
「幼馴染二人と比べたり」
「いい感じなのに無自覚にへし折り」
「耐えられず去っていく男子」
「ズバリ!!名前に彼氏が出来ない理由だ」
ん?どーゆーこと?
って聞いたら全員からどつかれた。
えっ、痛い痛い。
「ってことで、これより緊急ど天然馬鹿対策会議を始めます」
「議長!!ど天然馬鹿って誰ですか」
「「「「おめーだよ」」」」
全員目で黙れと語ってる。うぃっす。
「そもそも罪人は青春したいと言いながら、青春がどんなものを思い描いているのか曖昧だと思います」
「漫画みたいな恋……と言ってますが
現状トサカはありますが……
イケメン、高身長、筋肉、性格含めて女子の人気者な先輩と」
「野良猫のように人見知り、引っ込み思案、無気力、存在感の薄さはあるものの
懐いた時の可愛さのはにかみの威力。
整った顔、筋肉、自分だけに見せる懐き度によるデレ」
「格好いいと可愛いの両方の幼馴染を持っている時点で漫画みたいな恋の住人かと」
「議長
幼馴染と恋愛するのは夢の中かドラマか漫画か某名探偵くらいじゃないですか?」
「シャラッップ!!鈍感!!」
「クレープ食べながら生クリームついてるぞ」
「きゃっ、恥ずかしい…」
「って王道なるとこだろ!!
なのにお前ときたら…
ついてるよ、あぁ、どこ?ここ
ってナチュラルに拭いて貰ってんのに!!」
「お互い真顔ってどーゆーことだ!!!」
「キュンッってなるだろ!!」
「議長、漫画の読みすぎかと」
「「「「そーゆーとこだよ」」」」
漫画は漫画。
現実は現実じゃん?
どう考えても食べ物シェアしてキュンッとなる未来が見えない。
「ちなみにイケメンとシェアは?」
「シェイク交換したり、中華まん半分こしたり」
「ナチュラルにイケメンとシェアしてんじゃねーよ」
「罪人が」
「こないだたこ焼き取られた」
「ちなみにどうやって?」
「手持ってたやつ引き寄せて自分の口に運んでた」
「「「「そこキュンッとすべきだろ!!」」」」
えー?
幼馴染とやってる事にキュンッとする?
あぁ、電車の時やこないだの昼はしたなぁ。
「そもそも、キュンッとなるのはさ
雄っぽさふいに出されたらじゃん?」
「「「「なるほど」」」」
「シェアくらいじゃ…ねぇ?」
めちゃくちゃ同意された。
「ん?ってことは幼馴染らに雄出されたらドキッとすんの?」
「そりゃなるよ」
「そんなシチュどんなときだよ」
「腕捕まれて至近距離で名前呼ばれた時」
「く!わ!し!く!!」
「お、おう……食い付き半端ねぇ。
そーだな。あれは…私の天使が2日間寝不足になりながら必死に素材集めして、すんごいレアでた時だった」
どーしても欲しいレア素材が出て、ガッツポーズした瞬間
「私、ゲームの主電源抜いちまったのよ」
「うわぁ…」
「可哀想」
「からの、壁ドンして瞳孔開いたまま低い声で『何やってんの』って……あれ、ドキドキしたわ」
「別のドキドキじゃねーかよ」
「電源つけ直したら、レアボロボロ集まって、抱き着かれてありがとう、って言われた時はキュンッとした」
「なんだその上級テクニック」
「トサカは常に気にかけてくれるからなー。
短いパンツ履いてて然り気無く足元にタオルケットかけてくれたり」
「うっ、気遣いが……キュンッ」
「変なのに絡まれたら割って入って後ろに移動させるし」
「はい、イケメン!!キュンッ」
「普段あんなんだけど、ホラーとか苦手でうちらの後ろ隠れるけど」
「やだ、可愛い…隠れきれてない……キュンッ」
「シカトすると引っ付き虫になる」
「キュンッ
って、毎日ラブコメかよ!
なんだそのラブコメ上級者の毎日!!
そりゃお前……恋愛下手にもなるわ」
友人らが頷きあい、こちらを見る。
「「「「有罪」」」」
「なんでだ!!」
「羨ますぎる」
「もう幼馴染付き合えよ」
「そうだ。そして結婚しろ」
「お前ら一緒に考える気ないな」
そもそもなんだっけ?
キュンッするかしないか?
「いや、イケメンが気になるって話だろ」
「そーそー」
「これ、結論から言えば
余程の恋愛上級者じゃないと無理くね?」
「イケメン頑張るしかないな」
「と、いうことは?」
結論
白髪のキュンッは気の迷い
恋愛フラグ?気のせい気のせい
「なに?」
じっと白髪を見つめれば、小首を傾げる白髪。
「ねぇねぇ、キュンッとなるのどんな時?」
「は?」
「友達に恋愛感覚麻痺してるって言われたから」
どんな感じ?と聞いてみたら、何やら考えている白髪。
ぐっ、と身を屈んで顔を近付けて来た白髪。
「これは?」
「近い」
顎に手をやられ、ますます近付く顔。
うわっ、睫毛ばっさばさ。
目が綺麗だな。
「ドキドキする?」
「目、綺麗だよね」
白髪の顔を両手で包み込むように触れ
もっと見ようと覗き込む。
サングラスを少しズラせば、より明確に見える綺麗な青。
「………オマエさ、そーゆーこと誰にでもすんの?」
「何が?」
「距離の近さ」
「幼馴染とだけだよ」
何か問題でも?と思うが
うん、めっちゃ近いな。
じっとこちらを見る白髪にジワジワと顔に熱が上がっていく。
「顔赤いぞ」
「うっさい!!離れろ!!」
「オマエが近付いてきたんだろ」
白髪の顔を離そうと手を出せば捕まれ
なぜか白髪と手を組んで力比べ。
あれ?ドキドキどこ行った?
けど、負けられない!!戦いが!!ここに!!と
力いっぱい押していれば、急に力を抜かれて身体がふらつく。
「!!?」
「はい、捕獲」
ぎゅっ、と白髪に抱き締められる形となり、驚いて目を見開く。
「俺に勝てるわけねーじゃん」
ばーか、と笑う白髪に再び顔に熱が集まる。
いや、いやいやいや!!
違う!!これは……
幼馴染らとふざけて近くても、ドキドキしない。
幼馴染らとシェアしても、ドキドキしない。
幼馴染らと触れ合っても、ドキドキしない。
じゃあ
こいつにドキドキする理由は?
「ほら、帰るぞ」
手を繋ぐのは、当たり前になってる。
隣に並ぶのが、当たり前になってる。
ふとしたときに、恥ずかしくてドキドキする。
「何見てんだよ。俺に惚れた?」
「ないわ」スンッ
「おい、さっきまでの照れどこいった」
「………あ、そっか。
幼馴染の時も不意打ちはドキドキするもんな」
「は?」
「だから、気のせいだわ」
うんうん、と一人納得する。
ムスッとした表情でこちらを見る白髪。
「オマエさぁ……」
「なに?」
「鈍感すぎ」
握られた手に、まだ少しドキドキするなんて
きっと気のせい。
そう、自分に言い聞かせた。
あとがき
にや(。-∀-)にや。
夢主
鈍感の女王。
誰か、恋愛のスペシャリスト呼んできて!!
オイカワサン?どこの川だよ。産地かよ。
五条
顔近くて誉められてキュンッときてた。
頑張ってアピール中。
オイカワサン
え?呼んだ?
「胸がキュッとして顔が暑くなる」
「風邪?」
「心筋梗塞予備軍?」
「病院行け」
「えんがちょ」
うん、予想通りの回答ありがとう、友人らよ。
最近白髪と二人でぶらついたり、帰り送ってもらったりしてちょっと胸がドキドキしちゃう通行人名前です。
そんな様子を伝えたときの友人らの反応がこちら。
「え……名前、まじか」
「詳しく」
「ちょっとアオハルっぽいな……と思うことが多々あってね」
「例えば?」
んーっと、電車で壁になってくれたり
然り気無く車道側歩いてくれたり
買い食いしたら必ずシェアしたり
手を繋いだり
送ってくれるし
クレーンゲームでぬいぐるみ取ってくれるし
頭ポンポンしてくれたり
「……あれ?
よく考えたら幼馴染にされてることと変わらないぞ?」
「いや、お前……」
「なるほど!!知らず知らずの内にトサカと同じ扱いレベルなってたのか」
「先輩と恋愛したいの?」
「ははっ、ないわー」
ないない。
奴と付き合う?ないない。
トサカだし、幼馴染だし、兄ちゃんだし。
あと、単純に好みじゃない。
「お前贅沢過ぎるだろ」
「ふざけんな」
「ちょっ、いたっ!!」
消しゴムのカスはやめて!!
地味にやめて!!
「名前さ、毎回そうやって男フッてるけど」
「だから男出来ないんだよ」
「なん…だと!!?」
え?私にそんなチャンスあった?
「幼馴染二人と比べたり」
「いい感じなのに無自覚にへし折り」
「耐えられず去っていく男子」
「ズバリ!!名前に彼氏が出来ない理由だ」
ん?どーゆーこと?
って聞いたら全員からどつかれた。
えっ、痛い痛い。
「ってことで、これより緊急ど天然馬鹿対策会議を始めます」
「議長!!ど天然馬鹿って誰ですか」
「「「「おめーだよ」」」」
全員目で黙れと語ってる。うぃっす。
「そもそも罪人は青春したいと言いながら、青春がどんなものを思い描いているのか曖昧だと思います」
「漫画みたいな恋……と言ってますが
現状トサカはありますが……
イケメン、高身長、筋肉、性格含めて女子の人気者な先輩と」
「野良猫のように人見知り、引っ込み思案、無気力、存在感の薄さはあるものの
懐いた時の可愛さのはにかみの威力。
整った顔、筋肉、自分だけに見せる懐き度によるデレ」
「格好いいと可愛いの両方の幼馴染を持っている時点で漫画みたいな恋の住人かと」
「議長
幼馴染と恋愛するのは夢の中かドラマか漫画か某名探偵くらいじゃないですか?」
「シャラッップ!!鈍感!!」
「クレープ食べながら生クリームついてるぞ」
「きゃっ、恥ずかしい…」
「って王道なるとこだろ!!
なのにお前ときたら…
ついてるよ、あぁ、どこ?ここ
ってナチュラルに拭いて貰ってんのに!!」
「お互い真顔ってどーゆーことだ!!!」
「キュンッってなるだろ!!」
「議長、漫画の読みすぎかと」
「「「「そーゆーとこだよ」」」」
漫画は漫画。
現実は現実じゃん?
どう考えても食べ物シェアしてキュンッとなる未来が見えない。
「ちなみにイケメンとシェアは?」
「シェイク交換したり、中華まん半分こしたり」
「ナチュラルにイケメンとシェアしてんじゃねーよ」
「罪人が」
「こないだたこ焼き取られた」
「ちなみにどうやって?」
「手持ってたやつ引き寄せて自分の口に運んでた」
「「「「そこキュンッとすべきだろ!!」」」」
えー?
幼馴染とやってる事にキュンッとする?
あぁ、電車の時やこないだの昼はしたなぁ。
「そもそも、キュンッとなるのはさ
雄っぽさふいに出されたらじゃん?」
「「「「なるほど」」」」
「シェアくらいじゃ…ねぇ?」
めちゃくちゃ同意された。
「ん?ってことは幼馴染らに雄出されたらドキッとすんの?」
「そりゃなるよ」
「そんなシチュどんなときだよ」
「腕捕まれて至近距離で名前呼ばれた時」
「く!わ!し!く!!」
「お、おう……食い付き半端ねぇ。
そーだな。あれは…私の天使が2日間寝不足になりながら必死に素材集めして、すんごいレアでた時だった」
どーしても欲しいレア素材が出て、ガッツポーズした瞬間
「私、ゲームの主電源抜いちまったのよ」
「うわぁ…」
「可哀想」
「からの、壁ドンして瞳孔開いたまま低い声で『何やってんの』って……あれ、ドキドキしたわ」
「別のドキドキじゃねーかよ」
「電源つけ直したら、レアボロボロ集まって、抱き着かれてありがとう、って言われた時はキュンッとした」
「なんだその上級テクニック」
「トサカは常に気にかけてくれるからなー。
短いパンツ履いてて然り気無く足元にタオルケットかけてくれたり」
「うっ、気遣いが……キュンッ」
「変なのに絡まれたら割って入って後ろに移動させるし」
「はい、イケメン!!キュンッ」
「普段あんなんだけど、ホラーとか苦手でうちらの後ろ隠れるけど」
「やだ、可愛い…隠れきれてない……キュンッ」
「シカトすると引っ付き虫になる」
「キュンッ
って、毎日ラブコメかよ!
なんだそのラブコメ上級者の毎日!!
そりゃお前……恋愛下手にもなるわ」
友人らが頷きあい、こちらを見る。
「「「「有罪」」」」
「なんでだ!!」
「羨ますぎる」
「もう幼馴染付き合えよ」
「そうだ。そして結婚しろ」
「お前ら一緒に考える気ないな」
そもそもなんだっけ?
キュンッするかしないか?
「いや、イケメンが気になるって話だろ」
「そーそー」
「これ、結論から言えば
余程の恋愛上級者じゃないと無理くね?」
「イケメン頑張るしかないな」
「と、いうことは?」
結論
白髪のキュンッは気の迷い
恋愛フラグ?気のせい気のせい
「なに?」
じっと白髪を見つめれば、小首を傾げる白髪。
「ねぇねぇ、キュンッとなるのどんな時?」
「は?」
「友達に恋愛感覚麻痺してるって言われたから」
どんな感じ?と聞いてみたら、何やら考えている白髪。
ぐっ、と身を屈んで顔を近付けて来た白髪。
「これは?」
「近い」
顎に手をやられ、ますます近付く顔。
うわっ、睫毛ばっさばさ。
目が綺麗だな。
「ドキドキする?」
「目、綺麗だよね」
白髪の顔を両手で包み込むように触れ
もっと見ようと覗き込む。
サングラスを少しズラせば、より明確に見える綺麗な青。
「………オマエさ、そーゆーこと誰にでもすんの?」
「何が?」
「距離の近さ」
「幼馴染とだけだよ」
何か問題でも?と思うが
うん、めっちゃ近いな。
じっとこちらを見る白髪にジワジワと顔に熱が上がっていく。
「顔赤いぞ」
「うっさい!!離れろ!!」
「オマエが近付いてきたんだろ」
白髪の顔を離そうと手を出せば捕まれ
なぜか白髪と手を組んで力比べ。
あれ?ドキドキどこ行った?
けど、負けられない!!戦いが!!ここに!!と
力いっぱい押していれば、急に力を抜かれて身体がふらつく。
「!!?」
「はい、捕獲」
ぎゅっ、と白髪に抱き締められる形となり、驚いて目を見開く。
「俺に勝てるわけねーじゃん」
ばーか、と笑う白髪に再び顔に熱が集まる。
いや、いやいやいや!!
違う!!これは……
幼馴染らとふざけて近くても、ドキドキしない。
幼馴染らとシェアしても、ドキドキしない。
幼馴染らと触れ合っても、ドキドキしない。
じゃあ
こいつにドキドキする理由は?
「ほら、帰るぞ」
手を繋ぐのは、当たり前になってる。
隣に並ぶのが、当たり前になってる。
ふとしたときに、恥ずかしくてドキドキする。
「何見てんだよ。俺に惚れた?」
「ないわ」スンッ
「おい、さっきまでの照れどこいった」
「………あ、そっか。
幼馴染の時も不意打ちはドキドキするもんな」
「は?」
「だから、気のせいだわ」
うんうん、と一人納得する。
ムスッとした表情でこちらを見る白髪。
「オマエさぁ……」
「なに?」
「鈍感すぎ」
握られた手に、まだ少しドキドキするなんて
きっと気のせい。
そう、自分に言い聞かせた。
あとがき
にや(。-∀-)にや。
夢主
鈍感の女王。
誰か、恋愛のスペシャリスト呼んできて!!
オイカワサン?どこの川だよ。産地かよ。
五条
顔近くて誉められてキュンッときてた。
頑張ってアピール中。
オイカワサン
え?呼んだ?