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へいへいへーい!!
私は!!通行人名前ダヨ!!へい!!
今!!何してるのかと言うと!!
「押すなよ」
「絶対壊すなよ」
「やれる、お前ならできる!!」
「ちょっと静かにしてくんない?集中!!」
プルプル震える指先。
その先には巨大なピラミッド
そっと最後の一個を乗せると、クラス全員で歓喜に震えた。
「よっしゃーー!!!」
最初は小さな山をペットボトルの蓋で作っていたが、楽しくなってペットボトルの蓋入れから蓋を回収し、それでも足りず全学年から蓋貰ってきた。
教卓を埋め尽くす蓋の山。
クラス全員で記念撮影をした。
幼馴染?もちろん私の横で無理矢理撮影さ。
「………お前らか」
満足感に満ち溢れながら授業が始まる。
教室に入って無気力な担任がこちらを見る。
酷いな、合ってるけど。
ちなみに担任は、壊さなかった。
しかし、我々のグループは教室の掃除に任命された。
みんな一致団結したから、笑顔で頷いた。
「そーいやこれから合コンするけどくる?」
「あれ?あんたら彼氏は?」
「別れた」
「うちもー」
「私もー」
女子高生の恋愛だもん☆と、ペコちゃんになる友人ら。
お前ら、もっとアオハルしろ。
清いアオハルをしろ。
甘酸っぱくてキュンとする恋愛しろ。
って思ってはいたが、合コンは行くよね。
「へいへいへーい!!」
一人、やたら元気いいのいるわ。
カラオケでマイク離さない独特な髪型のうるさ……いや、元気なやつ。
友人らもノリノリだからいっか。
「あの」
「ん?」
私の隣には大人しい系の真面目そうな男。
女子とノリノリで騒いでる男子らはなんと、一学年上らしい。
私の隣にいる大人しい系……いや、脱力系男子だけが同い年らしい。
友人いわく、根暗(無気力系)担当はお前だろ、と隣に座らせられた。
お前ら根暗とか言うなよ。
私の幼馴染ディスんな。
根暗じゃないやい!!ちょっと大人しいんだよ。
無気力系の可愛い系なんだよ。
この人は無気力系のクール系だけどな。
「どこかで会ったことない?」
「いつの時代のナンパ?」
「いや……なんか、初めてな気がしなくて」
やだ、このクール系。
手慣れてるの?やだ、手慣れてるの?
無気力系な顔した、肉食系なの?
ドキドキしちゃうじゃなーい、と思っていても顔には出さない。
どっかで?
「うーん…駅とか?」
「いや……学校で」
「私そっちの学校……」
行ったことあるわ。
夏休みに。
思い出せば、マイク握り締めて離さないへいへい言っている人、見たことあるわ。
クール系を見上げてまじまじ見つめる。
「えっと……」
「もしかしなくてもバリィーボゥル?」
「あ、うん」
「なるほど」
「忘れ物届けに来たよね?」
「バッチリ覚えられとる」
両手で顔を覆う。
oh……後から照れちゃうやーつ。
「って事は年上の先輩方は」
「同じ部活仲間」
「よし、帰るか」
「え?」
バリィーボゥルの少年達は青春を汗と涙とオレンジコートに情熱を注いでいるからな。
アオハルに現抜かしてる暇はない。
たまの息抜きなのだろう、これは。
なにより
「君のように私が幼馴染だとわかる前に帰った方がいい予感がするんだ」
主にへいへいにはバレたら面倒そう。
マイクに気が向いてる隙に離脱しなければ!!
「確かに。
あのあとめちゃくちゃ興味持ってたよ」
「クールボーイは?居残る?」
「こういうの苦手だから帰りたい」
「よし」
お金だけ置いてカラオケボックスから出る。
メールしておいた。
「助かったよ」
「いいえ、どういたしまして」
にこっ、とはにかむ笑顔が可愛い。
うん、無気力系やはり可愛いよ。
うちの子のが可愛いけどな!!
お菓子やポテトを摘まんでいたが、お腹減った。
隣のクールボーイを見上げれば、小首を傾げてる。うん、可愛い。
「何か食べて帰る?」
「……あの、俺お洒落なとことか知らないけど」
「任せて!!
ファーストフード、ラーメン、丼系何がいい?」
「………え?」
「女子だって好きだぞ」
全ての女子がカフェでお洒落に過ごすと思うな。
ガッツリ食べたいときもある。
「じゃあ、丼系で」
「牛丼だな」
安い!!ウマイ!!量が多い!!
みんな大好きチェーン店!!
「おや、珍しい」
「浮気か」
「何でお前らいんだよ」
牛丼屋に入ったら白髪と前髪が居た。
遭遇率の高さ。
「知り合い?」
「いや、知らない」
「おい」
「酷いね。あんなことやこんなことしたのに」
「何その妄想。前髪むしるぞ」
「どーも、コイツの彼氏でーす。
で、オマエ誰だよ」
「嘘ぶっこいて威嚇すんな白髪。お前が何様だよ」
怪しい黒服共から距離を取り、二人席に座る。
めちゃくちゃ黒服共を気にしていたが、気にしたら敗けだぞクールボーイ。
「俺のことは気にせず、知り合いと居たら?」
「いいのいいの」
「そう?
………めちゃくちゃ見られてるんだけど」
振り向けば、白髪がめっちゃガン見してる。
うん、何なの?
「ほっとこ」
「いいの?」
「うん」
クールボーイと話が盛り上がり、楽しかった。
メルアドも交換し、お腹も満たされて幸せな気持ちになった。
外に出ると、白髪がいた。
前髪の姿はない。
「まだ居たのか」
「居たら悪いかよ」
「前髪は?」
「先に帰った」
「一緒に帰りなよ」
「うるせーな。待ってたんだよ」
「………なるほど。女厳選中だったか」
じゃあ、と目の前を通りすぎようとしたら手を繋がれた。
何事かと手を振り払おうとしたが、離れない。
ぶんぶんしても離れない。
「何事?」
「帰るぞ」
「は?」
「あ?」
意味わからなくて睨み付ければ、白髪も睨んでくる。
まじで何事?
「俺先に帰るね」
「こんな時間までごめんね。付き合ってくれてありがと!!」
「こちらこそ。
本当は俺が送って行くべきなんだろうけど、一緒に帰るのに待っててくれたなら、その人に送ってもらいな。
女の子なんだから夜道一人で歩くのは駄目だよ」
「クールボーイ……」
これが本当のイケメンだと思うんだ。
おい、友人よ。
お前らが根暗とディスッた無気力系はこんなにもイケメンなんだぞ。
うちの子もイケメンなんだぞ。
無気力男子ナメんな!!
不意打ちがあるからハマるぞ。
さらっと女の子扱いされて、なんか感動した。
いつも一応、ってつけられるからな。
「またね」
「連絡する!!」
「うん。俺もする」
姿が見えなくなるまで手を降る。
「女の子……」
「おい、そーゆーとこだぞ白髪」
お前はイケメンじゃない。
これだから顔だけって言われんだぞ。
「じゃあね」
「は?待てよ」
「キムタクかよ」
「帰るっつってんだろ」
「帰れば?」
クールボーイが送るって言ってくれたが、クールボーイとは帰り道反対方向だったし。
だから白髪を理由にここで別れられてラッキーだった。
帰ろうとしたら、白髪が着いてくる。
「何なの?ストーカーなら訴えるぞ」
「オマエさぁ……」
「馬鹿を見る目を向けんな」
「馬鹿だからだろ」
呆れた顔しながら、何故か手を繋がれる。
そのまま引っ張られて歩き出す。
「なんだよ。寂しん坊か」
「はいはい。それでいーわ」
「なに?送ってくれんの?」
笑いながらふざけて言えば、じっと此方を見る白髪。
身長デカいな。首痛ェよ。
「女の子、だからな。
俺が送ってやるよ」
「………首が痛い。縮め」
真顔で言ったら、大きなため息をつかれた。
なんだよ。
え?女の子?
今さら思ってもいないこと言われたってトキメキなんぞするか。
「残念な奴」
「喧嘩売ってんのか」
「オマエさ、あーゆー男がいいの?」
「クールボーイ?」
「俺のがイケメンだろ」
「圧倒的差で中身が違うだろ。
顔だけの白髪とは比べちゃいけない」
「は?縮ますぞ」
「やめっ!!痛い痛い痛いっ」
頭を片手でわし掴まれた。
握力ありすぎじゃね?ゴリラかよ。
「クールボーイカッコいいと思うよ」
「………付き合うのか」
「いや、そんな暇無いっしょ」
「わかんねーだろ」
「わかるよ。
私の幼馴染達も恋愛より仲間と共に目指してる場所があるんだもん」
恋も、勉強も、部活も
それぞれに良さがあり
挫折も後悔も喜びも楽しさもある。
彼や幼馴染にとって
3年間という長く短い期間を部活に熱を捧げている。
勿論彼女がいる人だっているだろうが
好きだから高みを目指す。
最高の仲間と共に。
「最高のチームメンバーと憧れた舞台に立つ為なら、恋愛よりもずっと価値のあるものを手に出来るからね」
「………ふーん」
「格好いいよ、本当」
悔しさに涙を流して
上手くいかず投げ出そうとしても
必ず助けてくれる仲間がいる。
そんな仲間達と共に目指す
最高の舞台に立てた時は
勝っても負けても
彼らは輝いている。
私は幼馴染達のそんな姿が見たいし
同じ舞台に立てなくても
彼らを応援している。
「………」
「なに?」
「別に」
エリカさまかよ、と笑ったら
うるせーと手を引かれた。
あとがき
この後、無事に送ってもらいました。
夢主
部活男子格好いい。
真剣なとこ、本当凄いと思ってるし輝いてる。
が、私はやりたいと思わん。
努力?ごめん、無理。
五条
微笑みながら部活のこと話す横顔に
キュンとなってしまった。
手を繋いじゃった……。
やばい、どんどん可愛く見えちゃう。
いや、あいつ白滝だぞ!!!玩具玩具玩具
クールボーイ
話しやすいし面白いしノリとテンションが話通じる先輩っぽい。
二人揃うとへいへいへーい!!とうるさそう。
他の女子と違うな……(大当たり)
恋愛?いや、そんな暇ないんで。
カラオケに残されたメンバー
あれ?あいつらいなくね?
明日絶対聞く!!!!
私は!!通行人名前ダヨ!!へい!!
今!!何してるのかと言うと!!
「押すなよ」
「絶対壊すなよ」
「やれる、お前ならできる!!」
「ちょっと静かにしてくんない?集中!!」
プルプル震える指先。
その先には巨大なピラミッド
そっと最後の一個を乗せると、クラス全員で歓喜に震えた。
「よっしゃーー!!!」
最初は小さな山をペットボトルの蓋で作っていたが、楽しくなってペットボトルの蓋入れから蓋を回収し、それでも足りず全学年から蓋貰ってきた。
教卓を埋め尽くす蓋の山。
クラス全員で記念撮影をした。
幼馴染?もちろん私の横で無理矢理撮影さ。
「………お前らか」
満足感に満ち溢れながら授業が始まる。
教室に入って無気力な担任がこちらを見る。
酷いな、合ってるけど。
ちなみに担任は、壊さなかった。
しかし、我々のグループは教室の掃除に任命された。
みんな一致団結したから、笑顔で頷いた。
「そーいやこれから合コンするけどくる?」
「あれ?あんたら彼氏は?」
「別れた」
「うちもー」
「私もー」
女子高生の恋愛だもん☆と、ペコちゃんになる友人ら。
お前ら、もっとアオハルしろ。
清いアオハルをしろ。
甘酸っぱくてキュンとする恋愛しろ。
って思ってはいたが、合コンは行くよね。
「へいへいへーい!!」
一人、やたら元気いいのいるわ。
カラオケでマイク離さない独特な髪型のうるさ……いや、元気なやつ。
友人らもノリノリだからいっか。
「あの」
「ん?」
私の隣には大人しい系の真面目そうな男。
女子とノリノリで騒いでる男子らはなんと、一学年上らしい。
私の隣にいる大人しい系……いや、脱力系男子だけが同い年らしい。
友人いわく、根暗(無気力系)担当はお前だろ、と隣に座らせられた。
お前ら根暗とか言うなよ。
私の幼馴染ディスんな。
根暗じゃないやい!!ちょっと大人しいんだよ。
無気力系の可愛い系なんだよ。
この人は無気力系のクール系だけどな。
「どこかで会ったことない?」
「いつの時代のナンパ?」
「いや……なんか、初めてな気がしなくて」
やだ、このクール系。
手慣れてるの?やだ、手慣れてるの?
無気力系な顔した、肉食系なの?
ドキドキしちゃうじゃなーい、と思っていても顔には出さない。
どっかで?
「うーん…駅とか?」
「いや……学校で」
「私そっちの学校……」
行ったことあるわ。
夏休みに。
思い出せば、マイク握り締めて離さないへいへい言っている人、見たことあるわ。
クール系を見上げてまじまじ見つめる。
「えっと……」
「もしかしなくてもバリィーボゥル?」
「あ、うん」
「なるほど」
「忘れ物届けに来たよね?」
「バッチリ覚えられとる」
両手で顔を覆う。
oh……後から照れちゃうやーつ。
「って事は年上の先輩方は」
「同じ部活仲間」
「よし、帰るか」
「え?」
バリィーボゥルの少年達は青春を汗と涙とオレンジコートに情熱を注いでいるからな。
アオハルに現抜かしてる暇はない。
たまの息抜きなのだろう、これは。
なにより
「君のように私が幼馴染だとわかる前に帰った方がいい予感がするんだ」
主にへいへいにはバレたら面倒そう。
マイクに気が向いてる隙に離脱しなければ!!
「確かに。
あのあとめちゃくちゃ興味持ってたよ」
「クールボーイは?居残る?」
「こういうの苦手だから帰りたい」
「よし」
お金だけ置いてカラオケボックスから出る。
メールしておいた。
「助かったよ」
「いいえ、どういたしまして」
にこっ、とはにかむ笑顔が可愛い。
うん、無気力系やはり可愛いよ。
うちの子のが可愛いけどな!!
お菓子やポテトを摘まんでいたが、お腹減った。
隣のクールボーイを見上げれば、小首を傾げてる。うん、可愛い。
「何か食べて帰る?」
「……あの、俺お洒落なとことか知らないけど」
「任せて!!
ファーストフード、ラーメン、丼系何がいい?」
「………え?」
「女子だって好きだぞ」
全ての女子がカフェでお洒落に過ごすと思うな。
ガッツリ食べたいときもある。
「じゃあ、丼系で」
「牛丼だな」
安い!!ウマイ!!量が多い!!
みんな大好きチェーン店!!
「おや、珍しい」
「浮気か」
「何でお前らいんだよ」
牛丼屋に入ったら白髪と前髪が居た。
遭遇率の高さ。
「知り合い?」
「いや、知らない」
「おい」
「酷いね。あんなことやこんなことしたのに」
「何その妄想。前髪むしるぞ」
「どーも、コイツの彼氏でーす。
で、オマエ誰だよ」
「嘘ぶっこいて威嚇すんな白髪。お前が何様だよ」
怪しい黒服共から距離を取り、二人席に座る。
めちゃくちゃ黒服共を気にしていたが、気にしたら敗けだぞクールボーイ。
「俺のことは気にせず、知り合いと居たら?」
「いいのいいの」
「そう?
………めちゃくちゃ見られてるんだけど」
振り向けば、白髪がめっちゃガン見してる。
うん、何なの?
「ほっとこ」
「いいの?」
「うん」
クールボーイと話が盛り上がり、楽しかった。
メルアドも交換し、お腹も満たされて幸せな気持ちになった。
外に出ると、白髪がいた。
前髪の姿はない。
「まだ居たのか」
「居たら悪いかよ」
「前髪は?」
「先に帰った」
「一緒に帰りなよ」
「うるせーな。待ってたんだよ」
「………なるほど。女厳選中だったか」
じゃあ、と目の前を通りすぎようとしたら手を繋がれた。
何事かと手を振り払おうとしたが、離れない。
ぶんぶんしても離れない。
「何事?」
「帰るぞ」
「は?」
「あ?」
意味わからなくて睨み付ければ、白髪も睨んでくる。
まじで何事?
「俺先に帰るね」
「こんな時間までごめんね。付き合ってくれてありがと!!」
「こちらこそ。
本当は俺が送って行くべきなんだろうけど、一緒に帰るのに待っててくれたなら、その人に送ってもらいな。
女の子なんだから夜道一人で歩くのは駄目だよ」
「クールボーイ……」
これが本当のイケメンだと思うんだ。
おい、友人よ。
お前らが根暗とディスッた無気力系はこんなにもイケメンなんだぞ。
うちの子もイケメンなんだぞ。
無気力男子ナメんな!!
不意打ちがあるからハマるぞ。
さらっと女の子扱いされて、なんか感動した。
いつも一応、ってつけられるからな。
「またね」
「連絡する!!」
「うん。俺もする」
姿が見えなくなるまで手を降る。
「女の子……」
「おい、そーゆーとこだぞ白髪」
お前はイケメンじゃない。
これだから顔だけって言われんだぞ。
「じゃあね」
「は?待てよ」
「キムタクかよ」
「帰るっつってんだろ」
「帰れば?」
クールボーイが送るって言ってくれたが、クールボーイとは帰り道反対方向だったし。
だから白髪を理由にここで別れられてラッキーだった。
帰ろうとしたら、白髪が着いてくる。
「何なの?ストーカーなら訴えるぞ」
「オマエさぁ……」
「馬鹿を見る目を向けんな」
「馬鹿だからだろ」
呆れた顔しながら、何故か手を繋がれる。
そのまま引っ張られて歩き出す。
「なんだよ。寂しん坊か」
「はいはい。それでいーわ」
「なに?送ってくれんの?」
笑いながらふざけて言えば、じっと此方を見る白髪。
身長デカいな。首痛ェよ。
「女の子、だからな。
俺が送ってやるよ」
「………首が痛い。縮め」
真顔で言ったら、大きなため息をつかれた。
なんだよ。
え?女の子?
今さら思ってもいないこと言われたってトキメキなんぞするか。
「残念な奴」
「喧嘩売ってんのか」
「オマエさ、あーゆー男がいいの?」
「クールボーイ?」
「俺のがイケメンだろ」
「圧倒的差で中身が違うだろ。
顔だけの白髪とは比べちゃいけない」
「は?縮ますぞ」
「やめっ!!痛い痛い痛いっ」
頭を片手でわし掴まれた。
握力ありすぎじゃね?ゴリラかよ。
「クールボーイカッコいいと思うよ」
「………付き合うのか」
「いや、そんな暇無いっしょ」
「わかんねーだろ」
「わかるよ。
私の幼馴染達も恋愛より仲間と共に目指してる場所があるんだもん」
恋も、勉強も、部活も
それぞれに良さがあり
挫折も後悔も喜びも楽しさもある。
彼や幼馴染にとって
3年間という長く短い期間を部活に熱を捧げている。
勿論彼女がいる人だっているだろうが
好きだから高みを目指す。
最高の仲間と共に。
「最高のチームメンバーと憧れた舞台に立つ為なら、恋愛よりもずっと価値のあるものを手に出来るからね」
「………ふーん」
「格好いいよ、本当」
悔しさに涙を流して
上手くいかず投げ出そうとしても
必ず助けてくれる仲間がいる。
そんな仲間達と共に目指す
最高の舞台に立てた時は
勝っても負けても
彼らは輝いている。
私は幼馴染達のそんな姿が見たいし
同じ舞台に立てなくても
彼らを応援している。
「………」
「なに?」
「別に」
エリカさまかよ、と笑ったら
うるせーと手を引かれた。
あとがき
この後、無事に送ってもらいました。
夢主
部活男子格好いい。
真剣なとこ、本当凄いと思ってるし輝いてる。
が、私はやりたいと思わん。
努力?ごめん、無理。
五条
微笑みながら部活のこと話す横顔に
キュンとなってしまった。
手を繋いじゃった……。
やばい、どんどん可愛く見えちゃう。
いや、あいつ白滝だぞ!!!玩具玩具玩具
クールボーイ
話しやすいし面白いしノリとテンションが話通じる先輩っぽい。
二人揃うとへいへいへーい!!とうるさそう。
他の女子と違うな……(大当たり)
恋愛?いや、そんな暇ないんで。
カラオケに残されたメンバー
あれ?あいつらいなくね?
明日絶対聞く!!!!