通行人A
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
てーてっててれてれって
おっ、おっ、おーとっぺ!!
やほん!!通行人名前だよ!!
おとっぺを知らない君は教育テレビを見てみよう!!
音の妖精の物語だよ☆(多分)
「あ」
「あ……」
デジャブ。
美少女が可愛い袴姿の女の人と一緒だった。
「硝子、知り合い?」
「顔見知りです」
「へぇ……非術師とね」
「一応見えて呪力もあるみたいですよー」
「そうなの?ならなんで一般人なわけ?」
「見えないフリしてとぼけてるんですよ」
「意味わかんないわ」
「私も意味わかんないっス」
なぜかこの後袴のお姉さんに連行された。
「へー、硝子と同い年なのね」
「そーだったんだ」
「まじか」
「あんた達お互い知らなかったの?」
「「あんま話したことないんで」」
「どーゆー繋がりなのよ」
「酢昆布と茎ワカメあげました」
「貰いました」
「だからどんな関係なのよ!!!」
顔見知りです。
なんやかんやで、袴のお姉さんは歌姫さんと言うらしく、仲良くなった。
「姉さん、私どうしたらアオハルできますかね?
中学時代のイタイ女を卒業したいのに、私に青い春がまったく来ないんですよ」
「あんた顔可愛いのになんで常に死んた目してんのよ」
「さーせん。いざというとき煌めくので」
「今煌めかなくて本番煌めくとふ思ったら大間違いよ」
「………姉さん!!!」
「はは、馬鹿じゃん」
美少女、黙っててくれ。
姉さんにアオハルを相談中なんだ。
「そもそも、青春したいならどんな男がいいのよ?」
「………考えた事もなかった」
「駄目じゃん」
「理想は?」
「理想………」
アオハルしたいと思ったが、そもそも男の理想なんざまったく考えた事なかった。
「まず男で」
「当たり前でしょ」
「身長は私より高くて」
「ふんふん」
「包容力あって」
「いいわね」
「私の奇怪な行動も許してくれる」
「自覚あったのかよ」
「筋肉のある男前がいい」
「夏油?五条?」
美少女の言葉に私と姉さんは頭を傾げる。
今、そんな奴らの話はしていない。
「………硝子、いきなり何言うのよ」
「奴らの話はしてないですよ」
「男、身長高い、包容力、奇怪な行動許して、筋肉のある男前……合ってるじゃん?」
指折り数えながら上げていく美少女。
いや、ないない。
「あれのどこに包容力あるのよ」
「常にディスッてきてるだけじゃないですか」
「けど、あの二人に気に入られてるだろ?」
「いい迷惑ですけど」
「そうよ。あんなの止めときなさい」
クズよ、クズと、吐き捨てる姉さん。
「性格破綻してる奴なんて駄目よ」
「ですよね」
「それなりの男を紹介してあげるわ!!」
「流石姉さん!!」
「呪術師だけどね」
「「…………」」
姉さん、無しで。
そうね。無しね。
二人で頷きあった。
「けど、男いなくても青春っぽいことなんて沢山あるんじゃない?」
「例えば?」
「………海とか、川沿いを夕日に走るとか?」
「あぁ、アオハルですかね?」
「友達と騒げば青春でしょうよ」
「騒ぐ……」
私の頭を巡るのは、友人と海に行き波打ち際で手押し相撲をし、びちょびちょのまま帰ったこと。
帰り道補導された。
川沿いを2ケツで爆走したこと。
そして警察にめっちゃ注意された。
そして日々、楽しみを求めて様々な事をする。
「なるほど。
盗んだバイセコーで走り出すのがアオハルか」
「待て。それは窃盗よ」
「大丈夫。友達のです」
「全く大丈夫じゃないでしょ」
「アオハル……それは警察のお世話になることですね!!」
「硝子、この子ヤバイ」
「青春謳歌してんじゃん」
「なるほどなるほど。
しかし姉さん
私は恋愛漫画のようなアオハルがいいな」
警察にお世話になるのがアオハルとかやだ。
しょっぱい思い出じゃん。
流し素麺とか、靴飛ばしとか、竹トンボとか、屋上から紙飛行機投げたりとか……
友人らとフザケんのはめちゃくちゃ楽しいが、私の目指すアオハルとは違っている。
「漫画のような青春ね……」
「姉さんなら経験豊富なんじゃ?」
「そ、そうね!!私くらいになればね!!」
「歌姫先輩無理しない方がいいかと」
「私だって恋の1つや2つ!!」
「姉さん……!!
姉さんの恋愛話聞きたいです!!」
まともに恋愛したことがないから、そもそも恋愛の知識がない。
なんてこった!!
私のアオハルライフはまず、恋愛を知ることからだった。
「そうね、私がまだ15歳の頃の話よ……」
「あっ、白髪から電話」
「あんた五条と連絡先交換してんの?」
「勝手に入力されました」
「うわっ、しかも待ち受け五条と2ショ」
「呪われてるのか、画面変えようとしても戻るんですよ」
「そろそろ電話出たら?鬼電じゃん」
「えー、まともな内容じゃなさそうだからヤです」
「………あんた、五条と仲良の?」
姉さんの様子がおかしい。
恐ろしい表情で此方を見ている。
………ハッ!!ソウイウコトカ!!
「すみません、姉さん!!
私と白髪はそんな関係じゃないので!!
まったく無関係なので!!
だから、アオハルとかまっっったく無縁の関係なので!!」
「何言ってんのよ、あんた」
「美少女……姉さんの誤解を解いておいてくれ!!これはほんの気持ちだよ」
「………ビックカツとよっちゃんいか」
「甘いの苦手って言ってたから」
ケラケラ笑いだす美少女。
姉さんが何か言いたそうにしているが、私にはわかる。
姉さんと白髪が恋仲なのだと!!!!
「姉さん!!全力で応援するので、お幸せに!!」
「は?なに?どーゆーこと?」
「白髪と私は何も!!ないので!!」
「は?ちょっと待ちなさい!!アンタ、勘違いをしてんじゃ……」
「姉さんと白髪を見習って、私も勉強して素敵なアオハルライフを楽しむので!!」
「待て!!待ちなさい!!
ちょっと硝子!!あの子めちゃくちゃな勘違いしていなくなったんだけど!!?」
「やっぱ頭やべー!!ウケる」
「笑えないわよ!!」
姉さんを見習って、私はまず恋愛というものから勉強しよう。
そうすれば私の素敵なアオハルライフも夢じゃないと、姉さんが言っていた。
ちなみに鬼電はフルシカトした。
「………人の部屋で何してんの?」
「恋愛の勉強」
「また馬鹿なこと考えてる?」
「アオハルを目指すにはまず、私に足りないのは恋愛力だった事に気付いたのさ」
「名前に足りないのは間違いなく常識と羞恥心だと思うよ」
「酷くない?
私にも常識と羞恥心くらいあるよ」
「常識ある奴は警察に補導されないし、
羞恥心あるなら教室で酢昆布食べないよ」
「解せぬ」
幼馴染にボッコボコに言葉の暴力受けたよ。
つらっ。
あとがき
盛大な勘違い発動。
おっ、おっ、おーとっぺ!!
やほん!!通行人名前だよ!!
おとっぺを知らない君は教育テレビを見てみよう!!
音の妖精の物語だよ☆(多分)
「あ」
「あ……」
デジャブ。
美少女が可愛い袴姿の女の人と一緒だった。
「硝子、知り合い?」
「顔見知りです」
「へぇ……非術師とね」
「一応見えて呪力もあるみたいですよー」
「そうなの?ならなんで一般人なわけ?」
「見えないフリしてとぼけてるんですよ」
「意味わかんないわ」
「私も意味わかんないっス」
なぜかこの後袴のお姉さんに連行された。
「へー、硝子と同い年なのね」
「そーだったんだ」
「まじか」
「あんた達お互い知らなかったの?」
「「あんま話したことないんで」」
「どーゆー繋がりなのよ」
「酢昆布と茎ワカメあげました」
「貰いました」
「だからどんな関係なのよ!!!」
顔見知りです。
なんやかんやで、袴のお姉さんは歌姫さんと言うらしく、仲良くなった。
「姉さん、私どうしたらアオハルできますかね?
中学時代のイタイ女を卒業したいのに、私に青い春がまったく来ないんですよ」
「あんた顔可愛いのになんで常に死んた目してんのよ」
「さーせん。いざというとき煌めくので」
「今煌めかなくて本番煌めくとふ思ったら大間違いよ」
「………姉さん!!!」
「はは、馬鹿じゃん」
美少女、黙っててくれ。
姉さんにアオハルを相談中なんだ。
「そもそも、青春したいならどんな男がいいのよ?」
「………考えた事もなかった」
「駄目じゃん」
「理想は?」
「理想………」
アオハルしたいと思ったが、そもそも男の理想なんざまったく考えた事なかった。
「まず男で」
「当たり前でしょ」
「身長は私より高くて」
「ふんふん」
「包容力あって」
「いいわね」
「私の奇怪な行動も許してくれる」
「自覚あったのかよ」
「筋肉のある男前がいい」
「夏油?五条?」
美少女の言葉に私と姉さんは頭を傾げる。
今、そんな奴らの話はしていない。
「………硝子、いきなり何言うのよ」
「奴らの話はしてないですよ」
「男、身長高い、包容力、奇怪な行動許して、筋肉のある男前……合ってるじゃん?」
指折り数えながら上げていく美少女。
いや、ないない。
「あれのどこに包容力あるのよ」
「常にディスッてきてるだけじゃないですか」
「けど、あの二人に気に入られてるだろ?」
「いい迷惑ですけど」
「そうよ。あんなの止めときなさい」
クズよ、クズと、吐き捨てる姉さん。
「性格破綻してる奴なんて駄目よ」
「ですよね」
「それなりの男を紹介してあげるわ!!」
「流石姉さん!!」
「呪術師だけどね」
「「…………」」
姉さん、無しで。
そうね。無しね。
二人で頷きあった。
「けど、男いなくても青春っぽいことなんて沢山あるんじゃない?」
「例えば?」
「………海とか、川沿いを夕日に走るとか?」
「あぁ、アオハルですかね?」
「友達と騒げば青春でしょうよ」
「騒ぐ……」
私の頭を巡るのは、友人と海に行き波打ち際で手押し相撲をし、びちょびちょのまま帰ったこと。
帰り道補導された。
川沿いを2ケツで爆走したこと。
そして警察にめっちゃ注意された。
そして日々、楽しみを求めて様々な事をする。
「なるほど。
盗んだバイセコーで走り出すのがアオハルか」
「待て。それは窃盗よ」
「大丈夫。友達のです」
「全く大丈夫じゃないでしょ」
「アオハル……それは警察のお世話になることですね!!」
「硝子、この子ヤバイ」
「青春謳歌してんじゃん」
「なるほどなるほど。
しかし姉さん
私は恋愛漫画のようなアオハルがいいな」
警察にお世話になるのがアオハルとかやだ。
しょっぱい思い出じゃん。
流し素麺とか、靴飛ばしとか、竹トンボとか、屋上から紙飛行機投げたりとか……
友人らとフザケんのはめちゃくちゃ楽しいが、私の目指すアオハルとは違っている。
「漫画のような青春ね……」
「姉さんなら経験豊富なんじゃ?」
「そ、そうね!!私くらいになればね!!」
「歌姫先輩無理しない方がいいかと」
「私だって恋の1つや2つ!!」
「姉さん……!!
姉さんの恋愛話聞きたいです!!」
まともに恋愛したことがないから、そもそも恋愛の知識がない。
なんてこった!!
私のアオハルライフはまず、恋愛を知ることからだった。
「そうね、私がまだ15歳の頃の話よ……」
「あっ、白髪から電話」
「あんた五条と連絡先交換してんの?」
「勝手に入力されました」
「うわっ、しかも待ち受け五条と2ショ」
「呪われてるのか、画面変えようとしても戻るんですよ」
「そろそろ電話出たら?鬼電じゃん」
「えー、まともな内容じゃなさそうだからヤです」
「………あんた、五条と仲良の?」
姉さんの様子がおかしい。
恐ろしい表情で此方を見ている。
………ハッ!!ソウイウコトカ!!
「すみません、姉さん!!
私と白髪はそんな関係じゃないので!!
まったく無関係なので!!
だから、アオハルとかまっっったく無縁の関係なので!!」
「何言ってんのよ、あんた」
「美少女……姉さんの誤解を解いておいてくれ!!これはほんの気持ちだよ」
「………ビックカツとよっちゃんいか」
「甘いの苦手って言ってたから」
ケラケラ笑いだす美少女。
姉さんが何か言いたそうにしているが、私にはわかる。
姉さんと白髪が恋仲なのだと!!!!
「姉さん!!全力で応援するので、お幸せに!!」
「は?なに?どーゆーこと?」
「白髪と私は何も!!ないので!!」
「は?ちょっと待ちなさい!!アンタ、勘違いをしてんじゃ……」
「姉さんと白髪を見習って、私も勉強して素敵なアオハルライフを楽しむので!!」
「待て!!待ちなさい!!
ちょっと硝子!!あの子めちゃくちゃな勘違いしていなくなったんだけど!!?」
「やっぱ頭やべー!!ウケる」
「笑えないわよ!!」
姉さんを見習って、私はまず恋愛というものから勉強しよう。
そうすれば私の素敵なアオハルライフも夢じゃないと、姉さんが言っていた。
ちなみに鬼電はフルシカトした。
「………人の部屋で何してんの?」
「恋愛の勉強」
「また馬鹿なこと考えてる?」
「アオハルを目指すにはまず、私に足りないのは恋愛力だった事に気付いたのさ」
「名前に足りないのは間違いなく常識と羞恥心だと思うよ」
「酷くない?
私にも常識と羞恥心くらいあるよ」
「常識ある奴は警察に補導されないし、
羞恥心あるなら教室で酢昆布食べないよ」
「解せぬ」
幼馴染にボッコボコに言葉の暴力受けたよ。
つらっ。
あとがき
盛大な勘違い発動。