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へろん!!前回はなかなかヒヤヒヤしたが、なんとか逃げ切った通行人名前だよ☆
なのに
「裁判長、判決を」
「名前、有罪☆」
「ガッデーーーム!!!!」
なぜか友達に有罪扱い☆
それはなぜかって?
「違うんです!!裁判長!!
これには…これにはなんてことない理由が!!」
「携帯画面に堂々とイケメンとの2ショを晒しておいて有罪以外の何が?」
「しかもお前、このイケメンこないだの奴じゃないか」
「「…………」」
「お願いだ!!弁護を!!」
あの日、ヤベェ奴だと認識した友達2人は顔を反らしている。
「何か知っていることがあるのかね?」
「………イエ」
「我々もその画面は初めて知りました」
「有罪☆」
「ちくしょぉぉおおおお!!」
「お前ら、教卓使って裁判官ごっこすんな。戻れ」
「「「「「てへ☆」」」」」
先生に怒られたよ。
クラスメートにはまたお前ら賑やかだな、という顔された。
けど、仲良くしてくれる君たちが優しくて、心が広いと思ってるんだ。
「……………」
幼馴染はめちゃくちゃ嫌そうな顔された。
酷い。
そんなこんなで昼休み。
「だっさなっきゃまーけーよー」
「さっいしょーはぐー」
「「「「じゃんけんほぉぉぉおおおおい!!!」」」」
負けられない戦いが、ここに。
「うわぁぁあああああ!!!!
フザケンナ!!お前ら結託したろ!!」
私以外がぐーで、1人負け。
「プリン」
「イチゴオレ」
「ブドウ蒟蒻」
「りんご蒟蒻」
「OK。全員酢昆布な」
「フザケンナ。お前またテロ起こす気か」
「みんなー、退避退避!!
酢昆布女が酢昆布テロ起こすぞー」
「よろしい。ならば戦争だ」
「1人でやってろ」
酢昆布見せた瞬間、クラスメート全員で机退避すんなよ。
まじ泣くぞ。
そして、幼馴染の視線が痛い。
お前、やったら2度と口聞かない。
って顔してる。
ごめんなさい。やらないからヤメテ。
「購買行ってくるわ」
「「「「いってら」」」」
言われた品々を買って戻る。
今月のお小遣いが減った。
「で、イケメンの2ショなんでだよ」
「1人で青春すんなし」
「いやいやいや、アオハル違う。これは違う」
「ほら、話してたらイケメンから電話だぞ」
「電話の画面まで登録とかフザケンナ。
まじ名前有罪な」
「タイミング悪いなこんちくしょおおおお!!!」
何でもないから電話に出た。
「なんだよこの白髪!!」
『いきなりキレてんじゃねーよ。
お前が何なの?』
「うるせー!!お前のせいで、こっちは有罪なんだよ!!」
『知らねーよ。お前今日暇?』
「暇じゃない。帰宅部ある」
『暇だな。迎えに行くから帰んなよ』
「来るな」
『じゃーな』
無情にも切られた。
この憤りをどこに当て付けたらいいのかわからない。
ダムダムと机を叩いていると、友人らの目が冷めてる。
「「「「有罪」」」」
「ちくしょぉぉおおおお!!」
放課後、なぜか化粧バッチリでスカート短くし、髪までセットしてる友人ら。
「どっか行くの?」
「イケメンと会うならしっかりするだろ」
「むしろ、なんでアンタそのまんまなの?」
「ないわー。まじ終わってるわー」
「だから男寄り付かねーんだよ」
「お前ら友人だろ?酷すぎね?」
「「「「それとこれとは別」」」」
皆さん、女の友情なんてこんなもんですよ。
校門に前回のように人だかり出来ていると思ったら、おや?出来てない。
むしろ、みんな全力で校門過ぎ去ってる。
どーゆーこと?
「イケメンは?」
「見当たらないな」
「連絡ミス?」
「さあ?なんでみんな校門避けて………」
その瞬間、私達は固まった。
剃りこみの入った坊主頭に、細く厳しそうな目。
そして、真っ黒な服装で仁王立ちで立つおっさんの姿。
「「「「じゃーな、名前ファイト!!」」」」
「待って!!
アレと決まったわけじゃ……」
「おー、やっと来たか」
「偉い偉い。ちゃんと逃げなかったね」
「…………」
「…………」
白髪と前髪の登場に目が死んでいく。
友人らを見れば、一目散に避けて逃げやがった。
「さよーなら」
「「まあ、待て」」
頭を下げて通り過ぎようとしたら、両方の肩をそれぞれ白髪と前髪に捕まれる。
「デートしようぜ」
「エスコートは任せてくれ」
「人拐いだよー!!!」
「人聞き悪い事言うなよ」
「ほら、車に乗りなよ」
「おまっ!!黒塗りじゃん!!
たーすーけーてーくーだーさーいー!!!!」
黒塗りの車に押し込まれる私。
遠くには友人らが見えたが、合掌された。
お前ら明日覚えとけよ!!!!
徐席には坊主の人。
私は真ん中で、左右は白髪と前髪。
めっちゃ狭い。
しかも、白髪と前髪当たり前のように足組んでるからより狭い。
「悟と傑と硝子から聞いている」
いきなり語りだしたぞ、おっさん。
なに?健康な臓器売りそうだって話?
「すいません……臓器提供はちょっと……」
「「ぶふっ」」
「俺はコイツらの担任だ」
「えっ、この人担任なの?」
教職員って顔じゃねーよ。
絶対ヤ………ごめんなさい。怖い。睨まないで。
両隣がブルブル震えて笑いを堪えている。
「君は呪霊が見えているそうだな」
「ナニ言ッテルノカナ?コノオッサン」
「おっさんではない。夜蛾だ」
「あがた?」
「夜蛾、だ」
名前聞き間違えたのは素だ。
だから笑うな、白髪と前髪。
「あの……ヤバい宗教の勧誘はちょっと」
「日本国内での怪死者・行方不明者は年平均10000人を超える」
「ねぇ、語りだしたんだけど。怖い」
「「ぶはっ!!」」
「………そのほとんどが人の肉体から抜け出した負の感情。"呪い"の被害だ」
「まじヤメてくんないかなー。
なんか聞いたら終わりな気がするからさ」
「呪いに対抗できるのは同じ呪いだけだ。
呪いを祓うために呪いを学ぶ
都立呪術高等専門学校の教師をしている」
「………まじもんのヤベェ奴だ」
「「ぶほっ!!あっはっはっはっは!!」」
大爆笑の2人。
笑い事じゃぬぇ。
まじのヤベェ奴じゃん。
ヤクザよりもヤベェ臭いしかしぬぇーよ。
「呪霊が見える人間は数少ない。
君さえ良ければ、我々と手を組まないか?」
「だが断る」
「見える時点で呪いは君をターゲットにするぞ」
「いや、見えてません」
「………」
「胡散臭いので下ろしてもらえます?」
死んだ顔してるが、ドッキドキだよぉぉおおお!!!
ヤベェ組織に入ってみろ!!もしかしたら身体小さくなるかもしれねーだろ!!
頭は子供、見た目も子供!!
その名も……存在しない架空の子供!!
に、なるじゃねーか!!!!
保険証も!!ATMも!!何もかも使えず!!
事件も解決出来ない子供なんて………児童相談所行きに決まってんだろ!!!!
一般人ナメンナ!!
「おい、おい白滝女」
「なんだ、白髪男」
「全部声に出てるよ」
「………パードゥン?」
「ヤベェ組織から一般人ナメンナまで、死んだ顔で呟いてたよ」
「確かにお前の頭脳じゃ、何も解決しねーわ」
「嘘だろ……」
「本当だ。ちなみにヤバい組織なのは……否定はしない」
「ガチもんのヤベェ組織じゃないか」
やだよー。
おかーさーん、たーすーけーてー。
「………ってか、そもそも見えてないのに、なぜ説明してきた?」
「まさかの知らないフリかい?」
「無理だろ。お前めっちゃ見えてんだろ」
「まっさかー」
「呪力もあるし見えてんだろ?」
「まっさかー」
「これは?」
「ん?」
うにょっ、と前髪の足元から何か出てきた。
芋虫みたいなの……これ、こないだのじゃね?
うねうね上ってくる。
うん。スルーしよ。
「ん?」
「めっちゃ見てんじゃん」
「よくそれで生きて来れたね、キミ」
スルー。
「うわ、顔張り付いてもスルーしようとしてるぞ、こいつ」
「女子として芋虫顔に張り付けてるとかどーなんだい?認めてしまいなよ」
「まじでヤベェ勧誘じゃねーか。
すいません運転手さん、降ろしてくださーい」
「………今日はいいだろう。
だが、困った時はいつでも連絡してきてくれ」
おっさ……夜蛾さんが名刺をくれた。
「………コイツらの回収頼んだらしてくれます?」
「時と場合による」
「なるほど」
「………呪霊はスルーだけでどうにかなるものばかりではない。
危ないと思った時には君の大切なモノを簡単に奪っていく」
「………」
「覚悟が決まった時は連絡をくれ」
家の近くまで送ろう、と夜蛾さんが言った。
言葉通り家の近くで下ろしてくれた。
「………なんで私の家しってんだ、あのおっさん」
ヤベェ。
勝手に調べられてるのか?
まじヤベェ。
怖くなって急いでお家に帰った。
そして布団で寝た。
「お前、ヤクザに勧誘されたんだって?」
「身売りされそうなところ逃げてきたんでしょ?」
「どんな噂だよ、それ」
「「校門で黒塗りの高級車に連れて行かれた姉御って噂なってる」」
「嘘だろ………嘘だろ!!!」
翌日から、クラスメートが私を
姉御って呼ぶようになった。
解せぬ。
あとがき
夜蛾さんって絶対そー見えるよね(笑)。
高専生のガラの悪さwww
なのに
「裁判長、判決を」
「名前、有罪☆」
「ガッデーーーム!!!!」
なぜか友達に有罪扱い☆
それはなぜかって?
「違うんです!!裁判長!!
これには…これにはなんてことない理由が!!」
「携帯画面に堂々とイケメンとの2ショを晒しておいて有罪以外の何が?」
「しかもお前、このイケメンこないだの奴じゃないか」
「「…………」」
「お願いだ!!弁護を!!」
あの日、ヤベェ奴だと認識した友達2人は顔を反らしている。
「何か知っていることがあるのかね?」
「………イエ」
「我々もその画面は初めて知りました」
「有罪☆」
「ちくしょぉぉおおおお!!」
「お前ら、教卓使って裁判官ごっこすんな。戻れ」
「「「「「てへ☆」」」」」
先生に怒られたよ。
クラスメートにはまたお前ら賑やかだな、という顔された。
けど、仲良くしてくれる君たちが優しくて、心が広いと思ってるんだ。
「……………」
幼馴染はめちゃくちゃ嫌そうな顔された。
酷い。
そんなこんなで昼休み。
「だっさなっきゃまーけーよー」
「さっいしょーはぐー」
「「「「じゃんけんほぉぉぉおおおおい!!!」」」」
負けられない戦いが、ここに。
「うわぁぁあああああ!!!!
フザケンナ!!お前ら結託したろ!!」
私以外がぐーで、1人負け。
「プリン」
「イチゴオレ」
「ブドウ蒟蒻」
「りんご蒟蒻」
「OK。全員酢昆布な」
「フザケンナ。お前またテロ起こす気か」
「みんなー、退避退避!!
酢昆布女が酢昆布テロ起こすぞー」
「よろしい。ならば戦争だ」
「1人でやってろ」
酢昆布見せた瞬間、クラスメート全員で机退避すんなよ。
まじ泣くぞ。
そして、幼馴染の視線が痛い。
お前、やったら2度と口聞かない。
って顔してる。
ごめんなさい。やらないからヤメテ。
「購買行ってくるわ」
「「「「いってら」」」」
言われた品々を買って戻る。
今月のお小遣いが減った。
「で、イケメンの2ショなんでだよ」
「1人で青春すんなし」
「いやいやいや、アオハル違う。これは違う」
「ほら、話してたらイケメンから電話だぞ」
「電話の画面まで登録とかフザケンナ。
まじ名前有罪な」
「タイミング悪いなこんちくしょおおおお!!!」
何でもないから電話に出た。
「なんだよこの白髪!!」
『いきなりキレてんじゃねーよ。
お前が何なの?』
「うるせー!!お前のせいで、こっちは有罪なんだよ!!」
『知らねーよ。お前今日暇?』
「暇じゃない。帰宅部ある」
『暇だな。迎えに行くから帰んなよ』
「来るな」
『じゃーな』
無情にも切られた。
この憤りをどこに当て付けたらいいのかわからない。
ダムダムと机を叩いていると、友人らの目が冷めてる。
「「「「有罪」」」」
「ちくしょぉぉおおおお!!」
放課後、なぜか化粧バッチリでスカート短くし、髪までセットしてる友人ら。
「どっか行くの?」
「イケメンと会うならしっかりするだろ」
「むしろ、なんでアンタそのまんまなの?」
「ないわー。まじ終わってるわー」
「だから男寄り付かねーんだよ」
「お前ら友人だろ?酷すぎね?」
「「「「それとこれとは別」」」」
皆さん、女の友情なんてこんなもんですよ。
校門に前回のように人だかり出来ていると思ったら、おや?出来てない。
むしろ、みんな全力で校門過ぎ去ってる。
どーゆーこと?
「イケメンは?」
「見当たらないな」
「連絡ミス?」
「さあ?なんでみんな校門避けて………」
その瞬間、私達は固まった。
剃りこみの入った坊主頭に、細く厳しそうな目。
そして、真っ黒な服装で仁王立ちで立つおっさんの姿。
「「「「じゃーな、名前ファイト!!」」」」
「待って!!
アレと決まったわけじゃ……」
「おー、やっと来たか」
「偉い偉い。ちゃんと逃げなかったね」
「…………」
「…………」
白髪と前髪の登場に目が死んでいく。
友人らを見れば、一目散に避けて逃げやがった。
「さよーなら」
「「まあ、待て」」
頭を下げて通り過ぎようとしたら、両方の肩をそれぞれ白髪と前髪に捕まれる。
「デートしようぜ」
「エスコートは任せてくれ」
「人拐いだよー!!!」
「人聞き悪い事言うなよ」
「ほら、車に乗りなよ」
「おまっ!!黒塗りじゃん!!
たーすーけーてーくーだーさーいー!!!!」
黒塗りの車に押し込まれる私。
遠くには友人らが見えたが、合掌された。
お前ら明日覚えとけよ!!!!
徐席には坊主の人。
私は真ん中で、左右は白髪と前髪。
めっちゃ狭い。
しかも、白髪と前髪当たり前のように足組んでるからより狭い。
「悟と傑と硝子から聞いている」
いきなり語りだしたぞ、おっさん。
なに?健康な臓器売りそうだって話?
「すいません……臓器提供はちょっと……」
「「ぶふっ」」
「俺はコイツらの担任だ」
「えっ、この人担任なの?」
教職員って顔じゃねーよ。
絶対ヤ………ごめんなさい。怖い。睨まないで。
両隣がブルブル震えて笑いを堪えている。
「君は呪霊が見えているそうだな」
「ナニ言ッテルノカナ?コノオッサン」
「おっさんではない。夜蛾だ」
「あがた?」
「夜蛾、だ」
名前聞き間違えたのは素だ。
だから笑うな、白髪と前髪。
「あの……ヤバい宗教の勧誘はちょっと」
「日本国内での怪死者・行方不明者は年平均10000人を超える」
「ねぇ、語りだしたんだけど。怖い」
「「ぶはっ!!」」
「………そのほとんどが人の肉体から抜け出した負の感情。"呪い"の被害だ」
「まじヤメてくんないかなー。
なんか聞いたら終わりな気がするからさ」
「呪いに対抗できるのは同じ呪いだけだ。
呪いを祓うために呪いを学ぶ
都立呪術高等専門学校の教師をしている」
「………まじもんのヤベェ奴だ」
「「ぶほっ!!あっはっはっはっは!!」」
大爆笑の2人。
笑い事じゃぬぇ。
まじのヤベェ奴じゃん。
ヤクザよりもヤベェ臭いしかしぬぇーよ。
「呪霊が見える人間は数少ない。
君さえ良ければ、我々と手を組まないか?」
「だが断る」
「見える時点で呪いは君をターゲットにするぞ」
「いや、見えてません」
「………」
「胡散臭いので下ろしてもらえます?」
死んだ顔してるが、ドッキドキだよぉぉおおお!!!
ヤベェ組織に入ってみろ!!もしかしたら身体小さくなるかもしれねーだろ!!
頭は子供、見た目も子供!!
その名も……存在しない架空の子供!!
に、なるじゃねーか!!!!
保険証も!!ATMも!!何もかも使えず!!
事件も解決出来ない子供なんて………児童相談所行きに決まってんだろ!!!!
一般人ナメンナ!!
「おい、おい白滝女」
「なんだ、白髪男」
「全部声に出てるよ」
「………パードゥン?」
「ヤベェ組織から一般人ナメンナまで、死んだ顔で呟いてたよ」
「確かにお前の頭脳じゃ、何も解決しねーわ」
「嘘だろ……」
「本当だ。ちなみにヤバい組織なのは……否定はしない」
「ガチもんのヤベェ組織じゃないか」
やだよー。
おかーさーん、たーすーけーてー。
「………ってか、そもそも見えてないのに、なぜ説明してきた?」
「まさかの知らないフリかい?」
「無理だろ。お前めっちゃ見えてんだろ」
「まっさかー」
「呪力もあるし見えてんだろ?」
「まっさかー」
「これは?」
「ん?」
うにょっ、と前髪の足元から何か出てきた。
芋虫みたいなの……これ、こないだのじゃね?
うねうね上ってくる。
うん。スルーしよ。
「ん?」
「めっちゃ見てんじゃん」
「よくそれで生きて来れたね、キミ」
スルー。
「うわ、顔張り付いてもスルーしようとしてるぞ、こいつ」
「女子として芋虫顔に張り付けてるとかどーなんだい?認めてしまいなよ」
「まじでヤベェ勧誘じゃねーか。
すいません運転手さん、降ろしてくださーい」
「………今日はいいだろう。
だが、困った時はいつでも連絡してきてくれ」
おっさ……夜蛾さんが名刺をくれた。
「………コイツらの回収頼んだらしてくれます?」
「時と場合による」
「なるほど」
「………呪霊はスルーだけでどうにかなるものばかりではない。
危ないと思った時には君の大切なモノを簡単に奪っていく」
「………」
「覚悟が決まった時は連絡をくれ」
家の近くまで送ろう、と夜蛾さんが言った。
言葉通り家の近くで下ろしてくれた。
「………なんで私の家しってんだ、あのおっさん」
ヤベェ。
勝手に調べられてるのか?
まじヤベェ。
怖くなって急いでお家に帰った。
そして布団で寝た。
「お前、ヤクザに勧誘されたんだって?」
「身売りされそうなところ逃げてきたんでしょ?」
「どんな噂だよ、それ」
「「校門で黒塗りの高級車に連れて行かれた姉御って噂なってる」」
「嘘だろ………嘘だろ!!!」
翌日から、クラスメートが私を
姉御って呼ぶようになった。
解せぬ。
あとがき
夜蛾さんって絶対そー見えるよね(笑)。
高専生のガラの悪さwww