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「ヤバいね」
「ヤバい」
「ヤバいな」
満場一致で、ヤバい一般人を見た。
それは、とある討伐の任務帰りのこと。
迎えに来るはずだった補助監督がたまたま車を移動させていた先で事故の渋滞にハマり、身動きがとれないから待っていてくれ、と時間を潰すことに。
某ファーストフード店で空腹を満たす為に店内で食べながら時間を潰していた。
その時、たまたま隣に制服を着た女子高生達がチラチラ見ているのは知っていた。
だが、よくあることだと三人共に無視。
「やばい。思った以上にやばい」
「同じ人間かな?」
「ちょっと声掛ければ?」
「女子いるじゃん」
「女の子可愛い……」
聞こえてる。
ヒソヒソ話してるつもりなのかわからないが、聞こえてる。
そして一人、明らかに硝子をガン見している。
「「「いけ、A」」」
「やだよ。なんだよその団結力。
もっと他に使い道あるだろ」
「大丈夫だ。コミュ症の幼馴染にうざ絡みするお前なら出来る」
「ふざけんな。
何年掛けて落としたと思ってるんだ。
今だに心の距離置かれるんだぞ。
私でも心折れちゃう事あんだぞ」
「大丈夫だよ。コミュ力カンストしてる幼馴染もいるじゃん」
「だからふざけんな。
アレコミュ力じゃないから。煽ってるだけだから。むしろ、人見知り激しいの隠すための照れ?だから」
「大丈夫。お前はおかしいからちょっと白い目で見られてもAだから」
「まじふざけんな!!
私おかしい奴って認識やめて!?」
コントかよ。
三人揃って笑いを堪える。
擦り付けられてるのが、硝子を可愛いとガン見していた奴なだけあって、より笑いを誘っている。
わざとか?わざとなのか?
「「「ってことでGo」」」
「知ってる?この会話筒抜けだからね。
隣だからね。めっちゃ見られてるから。
人のこと生け贄にすんなよ」
そりゃそーだろーな。
傑が楽しそうに微笑んでいるが、俺たちは知ってる。
あれは、拒絶の笑顔だ。
面倒だからこっち巻き込むなよ、と笑顔で牽制している。
硝子なんて真顔だが、俺は知ってる。
笑いを耐えているのだと。
「ってことで、お姉さんどこの高校ですか?」
「聞くのかよ」
いきなりカーブ投げてくんな。
思わず突っ込んだ。
「専門学校」
「変わった制服ですね」
「そーかも。カスタマイズ出来るし」
「えっ、めっちゃ羨ましい。校則緩そうですね」
「ん?何でこっち見るのかな?」
「時代遅れのボンタンを着こなすお兄さんが凄いなーと思って」
「「ぶふっ」」
「ん?」
「さーせん」
コイツ勇者かよ。
真顔で傑にブッこんだ。
笑顔が割り増しになった傑の背後が真っ暗だ。
耐えきれず吹き出した俺と硝子より、勇者に狙いを定めた傑。
弱い勇者はすぐに謝った。
「サングラスさんもモデルですか?
ちょっとサングラス取ってくれません?」
こっちに飛び火。
けど、傑で面白かったから、サングラス取ったら悲鳴が上がった。
店内の人々がこちらに注目した。
「人類ですか?」
「面白いね、オマエ」
「あっ、サングラスさん性格悪いでしょ。
私知ってる。貴方は性格が悪いって」
コイツやっぱ勇者じゃなくて馬鹿か。
席近かったら脛蹴ってたとこだぞ。
硝子がバイブのように震えてるの知ってるからな。
「初対面で酷いな」
「さーせん。幼馴染がアレなんでつい」
俺は大人だから、許してやる。
彼女いますかー?なんて、馬鹿な勇者の友達が聞いてくる。ギラついた顔をした女豹となりつつある友人らに、俺も傑も一気に冷めていく。
世界の違う非術師を相手するなどほとんどないので、ここらで軽くあしらいさっさといなくなろうかと考え、傑とアイコンタクト。
「どうかな?」
「あ、前髪の人も性格悪い」
「ん?」
「さーせん」
おい、勇者。
オマエ少し黙ってろ。
「アンタ凄いね。コイツらクズだよ」
「やっぱり?」
おい、硝子。
オマエもか。
「「………」」
「お姉さんめっちゃ見られてます」
「本当の事だろ」
硝子はどうやら、この馬鹿勇者を気に入ったらしい。
友人らはそわそわと話す機会を狙っていて、面倒だからさっさと此処から出ようかと思えば、勇者の電話が鳴る。
席を外す時にこっちに頭を下げて外に出た勇者。
「あの……学校はここらへんなんですか?」
「いや」
「迎えそろそろか?持ち帰るか」
「連絡きた?」
「んー」
わざと傑と硝子と身内だけの会話をすれば、友人らは入って来れない。
硝子の目が、性格悪いと物語ってるがしったことか。
少しすると、ガッサガサと袋に大量のアップルパイを入れて戻って来た勇者。
「ただいまー」
「おか………は?何その大量のアップルパイ」
「やば。量きもっ」
「デブかよ」
「若くても健康に気をつかった方がいいよ」
「幼馴染のだよ。
お兄さん達もついでに酷くない?」
友人から思いっきり引かれる。
思わず俺と傑も突っ込んだ。
いや、アレはねーって。どんなギャグだよ。
そして、その量を食う幼馴染もどうなってんだよ。
「ってことで、私帰るわ。
この恥ずかしい大量のアップルパイを可愛い幼馴染の顔面に叩き付けに」
「可哀想」
「大丈夫。トサカの方だから」
「だよね。お前はそーゆー奴だ」
「幼馴染の贔屓の差えげつない」
「当たり前じゃん。可愛いが正義だ」
だから、トサカの幼馴染ってなんだよ。
オマエの幼馴染爬虫類か鳥なの?
トサカなんか人間にあるわけねーだろ。
どこの名探偵の幼馴染だよ。
「じゃ、お先に失礼」
「気をつけてー」
「バイバイ」
「また明日」
「お姉さんとお兄さんも急に絡んでごめんね」
さっさといなくなった勇者。
颯爽といなくなったが、俺らは見ていた。
外に出てすぐに転けて、そのあとまた転けていたことを。
周りをキョロキョロしながら何でもないように走って行ったから、傑と硝子と吹き出した。
いや、あれ面白すぎるだろ。
「ヤバいね」
「ヤバい」
「ヤバいな」
第一印象は、ヤバいやつ。
けど、面白い変わったやつ。
迎えに来た車での話題はアイツ。
「アイツ勇者か」
「夏油相手に………」
「「ふっ」」
「悟?硝子?
君たちは何を、笑っているのかな?」
思い出すだけで硝子と顔を反らす。
「面白い子だったね」
「悟の顔にも無反応だったな」
「ねー」
「むしろ、硝子に興味津々だったな」
「変わった子だ」
「幼馴染も気になるけどな」
「わかる」
「トサカとアップルパイの幼馴染」
「………人間かな?」
「さあ?」
多分二人いるであろう幼馴染。
アップルパイの謎も、トサカの謎もあるが
ただひとつ言えるのは
アイツが面白い一般人だった、ということ。
「印象強すぎる」
「けど、私もう一度会ってみたいわ」
「硝子気に入りすぎだろ」
「面白い」
「「わかる」」
俺達は今後、あの一般人と
ちょくちょく会うことになるとは
今は思ってもいなかった。
数日後、傑が出会った。
「チョコミントの呪霊引き連れていたよ」
「「意味わかんない」」
「チョコミントを推してくる呪霊で、一緒にチョコミントのアイス探して食べたよ」
「「意味わかんない」」
まじで、意味わかんない。
チョコミントの呪霊ってなんだよ。
そして傑は何で納得してんだよ。
「中学は痛い奴だったみたいだ」
「ヤバい」
「ヤバいな」
「チョコミントを貶した一般人に呪霊が着いてったから、帰ったみたいだけど……
あの子、もしかしたら見えているかもしれないね」
「まじ?」
「勘だけど」
だとしたら面白いな、と三人で話した。
そして、また数日後。
「会ったよ」
「………硝子、何だいそれ」
「チュッパチャプスと酢昆布と茎ワカメ」
「それアイツから?」
「そっと、手に乗せられて渡された」
傑と爆笑した。
どこの女子高生が酢昆布と茎ワカメ学校で食うんだよ、と。
しかも学校でグリコのおまけをして遊ぶとかどんな状況だよ、と。
面白すぎる。
しかし、実際見かけたら絶対近寄らない。
アイツやっぱ勇者なのかもしれない。
俺だけ会ってないので、会いに行ってみた。
学校調べて校門で待ってたら、女子高生が絡んでくる。
しかし、俺の目的はただひとつ。
傑の予想が当たっているなら、窓なり此方に引き込める。
そしたら今よりもっと高専は楽しくなるかもしれないと思った。
「会いに行ってきたわ」
「「行ったのかよ」」
「アイツ、納豆の呪霊引き寄せてた」
「「どんな呪霊だよ」」
「誤魔化してたけど、多分見えてんじゃね?」
「やっぱり?」
「納豆呪霊につられて、納豆の話しそうになってたのに、流し素麺の話になった」
「「どんな状況だよ」」
流し素麺の話したら、傑も硝子も笑った。
普通学校でやらねーよ。
なんで、そんなおかしいこと思い付くんだよ。
「勇者か」
「勇者だね」
「勇者だわ」
俺達の中で、アイツはヤバい勇者と語り継がれることに。
次はいつ会えるのかと、楽しみにする俺らがいた。
あとがき
悟視点。
ヤバい勇者、現れる。
「ヤバい」
「ヤバいな」
満場一致で、ヤバい一般人を見た。
それは、とある討伐の任務帰りのこと。
迎えに来るはずだった補助監督がたまたま車を移動させていた先で事故の渋滞にハマり、身動きがとれないから待っていてくれ、と時間を潰すことに。
某ファーストフード店で空腹を満たす為に店内で食べながら時間を潰していた。
その時、たまたま隣に制服を着た女子高生達がチラチラ見ているのは知っていた。
だが、よくあることだと三人共に無視。
「やばい。思った以上にやばい」
「同じ人間かな?」
「ちょっと声掛ければ?」
「女子いるじゃん」
「女の子可愛い……」
聞こえてる。
ヒソヒソ話してるつもりなのかわからないが、聞こえてる。
そして一人、明らかに硝子をガン見している。
「「「いけ、A」」」
「やだよ。なんだよその団結力。
もっと他に使い道あるだろ」
「大丈夫だ。コミュ症の幼馴染にうざ絡みするお前なら出来る」
「ふざけんな。
何年掛けて落としたと思ってるんだ。
今だに心の距離置かれるんだぞ。
私でも心折れちゃう事あんだぞ」
「大丈夫だよ。コミュ力カンストしてる幼馴染もいるじゃん」
「だからふざけんな。
アレコミュ力じゃないから。煽ってるだけだから。むしろ、人見知り激しいの隠すための照れ?だから」
「大丈夫。お前はおかしいからちょっと白い目で見られてもAだから」
「まじふざけんな!!
私おかしい奴って認識やめて!?」
コントかよ。
三人揃って笑いを堪える。
擦り付けられてるのが、硝子を可愛いとガン見していた奴なだけあって、より笑いを誘っている。
わざとか?わざとなのか?
「「「ってことでGo」」」
「知ってる?この会話筒抜けだからね。
隣だからね。めっちゃ見られてるから。
人のこと生け贄にすんなよ」
そりゃそーだろーな。
傑が楽しそうに微笑んでいるが、俺たちは知ってる。
あれは、拒絶の笑顔だ。
面倒だからこっち巻き込むなよ、と笑顔で牽制している。
硝子なんて真顔だが、俺は知ってる。
笑いを耐えているのだと。
「ってことで、お姉さんどこの高校ですか?」
「聞くのかよ」
いきなりカーブ投げてくんな。
思わず突っ込んだ。
「専門学校」
「変わった制服ですね」
「そーかも。カスタマイズ出来るし」
「えっ、めっちゃ羨ましい。校則緩そうですね」
「ん?何でこっち見るのかな?」
「時代遅れのボンタンを着こなすお兄さんが凄いなーと思って」
「「ぶふっ」」
「ん?」
「さーせん」
コイツ勇者かよ。
真顔で傑にブッこんだ。
笑顔が割り増しになった傑の背後が真っ暗だ。
耐えきれず吹き出した俺と硝子より、勇者に狙いを定めた傑。
弱い勇者はすぐに謝った。
「サングラスさんもモデルですか?
ちょっとサングラス取ってくれません?」
こっちに飛び火。
けど、傑で面白かったから、サングラス取ったら悲鳴が上がった。
店内の人々がこちらに注目した。
「人類ですか?」
「面白いね、オマエ」
「あっ、サングラスさん性格悪いでしょ。
私知ってる。貴方は性格が悪いって」
コイツやっぱ勇者じゃなくて馬鹿か。
席近かったら脛蹴ってたとこだぞ。
硝子がバイブのように震えてるの知ってるからな。
「初対面で酷いな」
「さーせん。幼馴染がアレなんでつい」
俺は大人だから、許してやる。
彼女いますかー?なんて、馬鹿な勇者の友達が聞いてくる。ギラついた顔をした女豹となりつつある友人らに、俺も傑も一気に冷めていく。
世界の違う非術師を相手するなどほとんどないので、ここらで軽くあしらいさっさといなくなろうかと考え、傑とアイコンタクト。
「どうかな?」
「あ、前髪の人も性格悪い」
「ん?」
「さーせん」
おい、勇者。
オマエ少し黙ってろ。
「アンタ凄いね。コイツらクズだよ」
「やっぱり?」
おい、硝子。
オマエもか。
「「………」」
「お姉さんめっちゃ見られてます」
「本当の事だろ」
硝子はどうやら、この馬鹿勇者を気に入ったらしい。
友人らはそわそわと話す機会を狙っていて、面倒だからさっさと此処から出ようかと思えば、勇者の電話が鳴る。
席を外す時にこっちに頭を下げて外に出た勇者。
「あの……学校はここらへんなんですか?」
「いや」
「迎えそろそろか?持ち帰るか」
「連絡きた?」
「んー」
わざと傑と硝子と身内だけの会話をすれば、友人らは入って来れない。
硝子の目が、性格悪いと物語ってるがしったことか。
少しすると、ガッサガサと袋に大量のアップルパイを入れて戻って来た勇者。
「ただいまー」
「おか………は?何その大量のアップルパイ」
「やば。量きもっ」
「デブかよ」
「若くても健康に気をつかった方がいいよ」
「幼馴染のだよ。
お兄さん達もついでに酷くない?」
友人から思いっきり引かれる。
思わず俺と傑も突っ込んだ。
いや、アレはねーって。どんなギャグだよ。
そして、その量を食う幼馴染もどうなってんだよ。
「ってことで、私帰るわ。
この恥ずかしい大量のアップルパイを可愛い幼馴染の顔面に叩き付けに」
「可哀想」
「大丈夫。トサカの方だから」
「だよね。お前はそーゆー奴だ」
「幼馴染の贔屓の差えげつない」
「当たり前じゃん。可愛いが正義だ」
だから、トサカの幼馴染ってなんだよ。
オマエの幼馴染爬虫類か鳥なの?
トサカなんか人間にあるわけねーだろ。
どこの名探偵の幼馴染だよ。
「じゃ、お先に失礼」
「気をつけてー」
「バイバイ」
「また明日」
「お姉さんとお兄さんも急に絡んでごめんね」
さっさといなくなった勇者。
颯爽といなくなったが、俺らは見ていた。
外に出てすぐに転けて、そのあとまた転けていたことを。
周りをキョロキョロしながら何でもないように走って行ったから、傑と硝子と吹き出した。
いや、あれ面白すぎるだろ。
「ヤバいね」
「ヤバい」
「ヤバいな」
第一印象は、ヤバいやつ。
けど、面白い変わったやつ。
迎えに来た車での話題はアイツ。
「アイツ勇者か」
「夏油相手に………」
「「ふっ」」
「悟?硝子?
君たちは何を、笑っているのかな?」
思い出すだけで硝子と顔を反らす。
「面白い子だったね」
「悟の顔にも無反応だったな」
「ねー」
「むしろ、硝子に興味津々だったな」
「変わった子だ」
「幼馴染も気になるけどな」
「わかる」
「トサカとアップルパイの幼馴染」
「………人間かな?」
「さあ?」
多分二人いるであろう幼馴染。
アップルパイの謎も、トサカの謎もあるが
ただひとつ言えるのは
アイツが面白い一般人だった、ということ。
「印象強すぎる」
「けど、私もう一度会ってみたいわ」
「硝子気に入りすぎだろ」
「面白い」
「「わかる」」
俺達は今後、あの一般人と
ちょくちょく会うことになるとは
今は思ってもいなかった。
数日後、傑が出会った。
「チョコミントの呪霊引き連れていたよ」
「「意味わかんない」」
「チョコミントを推してくる呪霊で、一緒にチョコミントのアイス探して食べたよ」
「「意味わかんない」」
まじで、意味わかんない。
チョコミントの呪霊ってなんだよ。
そして傑は何で納得してんだよ。
「中学は痛い奴だったみたいだ」
「ヤバい」
「ヤバいな」
「チョコミントを貶した一般人に呪霊が着いてったから、帰ったみたいだけど……
あの子、もしかしたら見えているかもしれないね」
「まじ?」
「勘だけど」
だとしたら面白いな、と三人で話した。
そして、また数日後。
「会ったよ」
「………硝子、何だいそれ」
「チュッパチャプスと酢昆布と茎ワカメ」
「それアイツから?」
「そっと、手に乗せられて渡された」
傑と爆笑した。
どこの女子高生が酢昆布と茎ワカメ学校で食うんだよ、と。
しかも学校でグリコのおまけをして遊ぶとかどんな状況だよ、と。
面白すぎる。
しかし、実際見かけたら絶対近寄らない。
アイツやっぱ勇者なのかもしれない。
俺だけ会ってないので、会いに行ってみた。
学校調べて校門で待ってたら、女子高生が絡んでくる。
しかし、俺の目的はただひとつ。
傑の予想が当たっているなら、窓なり此方に引き込める。
そしたら今よりもっと高専は楽しくなるかもしれないと思った。
「会いに行ってきたわ」
「「行ったのかよ」」
「アイツ、納豆の呪霊引き寄せてた」
「「どんな呪霊だよ」」
「誤魔化してたけど、多分見えてんじゃね?」
「やっぱり?」
「納豆呪霊につられて、納豆の話しそうになってたのに、流し素麺の話になった」
「「どんな状況だよ」」
流し素麺の話したら、傑も硝子も笑った。
普通学校でやらねーよ。
なんで、そんなおかしいこと思い付くんだよ。
「勇者か」
「勇者だね」
「勇者だわ」
俺達の中で、アイツはヤバい勇者と語り継がれることに。
次はいつ会えるのかと、楽しみにする俺らがいた。
あとがき
悟視点。
ヤバい勇者、現れる。