最期まであなたと
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※2年の春
後輩が二人入って来た。
元気な男の子と、静かな男の子。
正反対な二人の後輩。
「初めまして!!灰原です!!」
「………初めまして、七海です」
「お前ら温度差凄いな」
温度差の激しい二人に五条くんが先人を切って弄りに行く。
五条くんの静止役……に、なるかわからないが、傑くんも後輩達と話に行く。
それにしても、あそこだけ顔面偏差値と身長がおかしなことになっている気がする。
「背、高いね」
「あの中には入りたくないな」
硝子ちゃんも同意してくれたが、確実にあの中に行けば身長の壁の圧が凄そうだ。
男同士仲良くなるのは早いらしく、傑くんは灰原くんに懐かれたらしい。
夏油さん、夏油さんと話しかけられて苦笑していた。
「苗字さん!!こんにちは!!」
「どうも」
「灰原くんに七海くん、こんにちは」
いつものように先生から呪骸を借りて、裏山に行こうとしたら二人と出会った。
二人は私の持つ呪骸に視線をやり、またこちらを見る。
「それ夜蛾先生のですよね」
「基礎の呪力操作にしては……」
「先生から借りたの。私、同級生の中で一番弱いから。
この子と戦って模擬戦練習してるんだ」
「面白そうですね!!見ててもいいですか?」
「見ててもツマラナイと思うよ?
灰原くんや七海くんの方が強いと思うし」
「お願いします!!」
灰原くんの熱意に、暇ならと言えば二人とも着いてきた。
いつもの裏山に来て、呪骸へ呪力を流すと目覚め、襲い掛かって来たのを避ける。
距離を置き、ステップを踏みながら突然襲ってくる人形に集中する。
「七海、アレで弱いの?」
「………さぁ」
「苗字さん……
普通に強いと思うんだけど」
「少なくとも私達よりは上ですね」
「だよね」
「名前はちょっと人より自信が無いからね」
「夏油さん!!」
「二人とも見学?」
「はい!!
夜蛾先生の呪骸と戦うっていうので気になって」
「苗字さんは実際強いんじゃ?」
「普通に戦えば強いと思うよ。
現時点では灰原や七海よりは上だね」
「あれ?傑くんだ」
呪骸を捕まえて呪力を流し、動きが止まった呪骸を抱いて近寄れば頭を撫でられる。
その手の心地好さに、傑くんに甘えるようにすり寄ればクスクスと笑われる。
「任務終わったの?」
「うん。姿が見えなかったからここだと思って」
「おかえりなさい」
「ただいま」
傑くんの手が頭から頬に移動してきたので、その手を取り繋ぐと笑ってキュッ、と握り締めてくるので私も握り締めれば嬉しそうに笑ってくれる。
「夏油さんと苗字さんって付き合ってるんですか?」
「そうだよ」
「お似合いですね!!」
後輩二人の前で、いつものようにしていたら灰原くんに言われた。
七海くんはどこか遠いところを見つめている。
「ありがとう、灰原」
「灰原、そろそろ戻ろう」
「二人ともツマラナかったでしょ?」
「いえ!!苗字さんとても強かったと思いますよ!!俺達も日々の鍛練頑張りたいと思います!!」
「………ありがとう」
真っ直ぐな灰原くんの言葉に、なぜか恥ずかしくなる。
傑くんの後ろに照れ隠しに隠れる。
「夏油さん、苗字さんって可愛らしいですね」
「そうだろう?
けど、私のだから駄目だよ」
「手出ししませんよ……」
「それならいいんだ」
「溺愛ですね!!可愛い彼女羨ましいです!!」
「そのくらいにしておかないと
苗字さんが大変なことになるぞ」
七海くんに引きずられて行く灰原くんは大きく手を振っている。
傑くんが手を上げて、私は小さく手を降った。
「可愛いってさ」
「………傑くんまでからかわないでほしいなぁ」
「可愛いよ。私の彼女は」
「………バカ」
額を合わせ、二人で笑い合う。
戯れるように顔にキスをされ、くすぐったくて離れようとするが、傑くんに抱き締められるため逃げられない。
「鍛練出来ないよ」
「そうだね」
「駄目?」
「もう少し」
「甘えたさんだ」
「どこでもイチャイチャしてんじゃねーよ」
二人でふざけていたら、五条くんの声がした。
呆れたようにこちらを見ている五条くん。
「後輩らに牽制すんなよ」
「そんなつもりは無いさ」
「性悪め」
「悟に言われたくないなぁ」
騒ぎだす二人に苦笑する。
今日はあまり鍛練は出来なさそうだ。
あとがき
後輩にも笑顔で釘を刺しておくようなイメージ。
傑はハマるととことんハマりそう。
悟も傑も軽薄だけど、ハマると独占欲強そう。
後輩が二人入って来た。
元気な男の子と、静かな男の子。
正反対な二人の後輩。
「初めまして!!灰原です!!」
「………初めまして、七海です」
「お前ら温度差凄いな」
温度差の激しい二人に五条くんが先人を切って弄りに行く。
五条くんの静止役……に、なるかわからないが、傑くんも後輩達と話に行く。
それにしても、あそこだけ顔面偏差値と身長がおかしなことになっている気がする。
「背、高いね」
「あの中には入りたくないな」
硝子ちゃんも同意してくれたが、確実にあの中に行けば身長の壁の圧が凄そうだ。
男同士仲良くなるのは早いらしく、傑くんは灰原くんに懐かれたらしい。
夏油さん、夏油さんと話しかけられて苦笑していた。
「苗字さん!!こんにちは!!」
「どうも」
「灰原くんに七海くん、こんにちは」
いつものように先生から呪骸を借りて、裏山に行こうとしたら二人と出会った。
二人は私の持つ呪骸に視線をやり、またこちらを見る。
「それ夜蛾先生のですよね」
「基礎の呪力操作にしては……」
「先生から借りたの。私、同級生の中で一番弱いから。
この子と戦って模擬戦練習してるんだ」
「面白そうですね!!見ててもいいですか?」
「見ててもツマラナイと思うよ?
灰原くんや七海くんの方が強いと思うし」
「お願いします!!」
灰原くんの熱意に、暇ならと言えば二人とも着いてきた。
いつもの裏山に来て、呪骸へ呪力を流すと目覚め、襲い掛かって来たのを避ける。
距離を置き、ステップを踏みながら突然襲ってくる人形に集中する。
「七海、アレで弱いの?」
「………さぁ」
「苗字さん……
普通に強いと思うんだけど」
「少なくとも私達よりは上ですね」
「だよね」
「名前はちょっと人より自信が無いからね」
「夏油さん!!」
「二人とも見学?」
「はい!!
夜蛾先生の呪骸と戦うっていうので気になって」
「苗字さんは実際強いんじゃ?」
「普通に戦えば強いと思うよ。
現時点では灰原や七海よりは上だね」
「あれ?傑くんだ」
呪骸を捕まえて呪力を流し、動きが止まった呪骸を抱いて近寄れば頭を撫でられる。
その手の心地好さに、傑くんに甘えるようにすり寄ればクスクスと笑われる。
「任務終わったの?」
「うん。姿が見えなかったからここだと思って」
「おかえりなさい」
「ただいま」
傑くんの手が頭から頬に移動してきたので、その手を取り繋ぐと笑ってキュッ、と握り締めてくるので私も握り締めれば嬉しそうに笑ってくれる。
「夏油さんと苗字さんって付き合ってるんですか?」
「そうだよ」
「お似合いですね!!」
後輩二人の前で、いつものようにしていたら灰原くんに言われた。
七海くんはどこか遠いところを見つめている。
「ありがとう、灰原」
「灰原、そろそろ戻ろう」
「二人ともツマラナかったでしょ?」
「いえ!!苗字さんとても強かったと思いますよ!!俺達も日々の鍛練頑張りたいと思います!!」
「………ありがとう」
真っ直ぐな灰原くんの言葉に、なぜか恥ずかしくなる。
傑くんの後ろに照れ隠しに隠れる。
「夏油さん、苗字さんって可愛らしいですね」
「そうだろう?
けど、私のだから駄目だよ」
「手出ししませんよ……」
「それならいいんだ」
「溺愛ですね!!可愛い彼女羨ましいです!!」
「そのくらいにしておかないと
苗字さんが大変なことになるぞ」
七海くんに引きずられて行く灰原くんは大きく手を振っている。
傑くんが手を上げて、私は小さく手を降った。
「可愛いってさ」
「………傑くんまでからかわないでほしいなぁ」
「可愛いよ。私の彼女は」
「………バカ」
額を合わせ、二人で笑い合う。
戯れるように顔にキスをされ、くすぐったくて離れようとするが、傑くんに抱き締められるため逃げられない。
「鍛練出来ないよ」
「そうだね」
「駄目?」
「もう少し」
「甘えたさんだ」
「どこでもイチャイチャしてんじゃねーよ」
二人でふざけていたら、五条くんの声がした。
呆れたようにこちらを見ている五条くん。
「後輩らに牽制すんなよ」
「そんなつもりは無いさ」
「性悪め」
「悟に言われたくないなぁ」
騒ぎだす二人に苦笑する。
今日はあまり鍛練は出来なさそうだ。
あとがき
後輩にも笑顔で釘を刺しておくようなイメージ。
傑はハマるととことんハマりそう。
悟も傑も軽薄だけど、ハマると独占欲強そう。