先輩シリーズ (五条)
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彼女は私にとって
生意気で小憎たらしい
人生最後の恋をした人。
初めて見たとき
小柄で綺麗な人だと思った。
苗字で呼ぶなと
気だるげなその人に
悟と共に負けたとき
自分達が"最強"だと信じていたのが
覆った瞬間だった。
悟を金蹴りで沈めたのは
何度思い出しても笑えるが
彼女に出会った瞬間
私も悟も彼女に特別な想いを抱いた。
けど、自覚したのは
私の方が先だろう。
悟が自覚したのは
彼女が怪我した後からだ。
彼女がどんな人かと聞かれたら
よく笑い、仲間を大切にする
ムードメーカーな人。
家が嫌いなくせに
家に執着している
矛盾した面倒な人だった。
強くて
凛と立つ姿が綺麗で
優しくて
温かな
先輩として出来た人。
彼女がいれば、皆笑っていた。
彼女がいれば、薄暗い世界も照らされた。
人を惹き付ける彼女だったからこそ
悟も惹かれていったのだろう。
強さがあるのに弱くて
欲しい温もりをくれる
愛しい人。
悟と彼女が惹かれ合うのを間近で見てきた。
悟が自覚してから
悟と一度話したことがある。
けど、私は私の気持ちを誤魔化した。
だから悟は彼女へアピールをしたし
好意を隠すことは無かった。
彼女を好いていた。
簡単に身を引いた私に
硝子は意味ありげに見てきたが
私じゃ彼女の憂いを取り払うことは出来ない。
彼女が想いを寄せていた人物は
彼女を置いていった人。
私は悟のように
彼女の側にずっと居ると
彼女を置いていかないと
呪いのような約束は出来なかった。
呪術師になったら
遅かれ早かれ
実力の無い者からいなくなる。
彼女もいつ死ぬかわからないと
常々呟いていた。
だからこそ約束の出来ないことで
彼女を縛り付けることは出来なかった。
悟と私の違い。
星漿体の任務のとき
理子ちゃんや黒井さんを殺し
悟や私を倒した男を
血塗れになりながら抱き締めていた彼女。
泣きそうになりながら笑う彼女を
私は受け入れることは出来なかった。
悟はそんな彼女を受け入れた。
それが、私達の違いだ。
どこかで私は
彼女を可哀想に思っていたのかもしれない。
姉のように、母のように
包み込むような無償の愛を与えるのに
それは彼女が欲しかったもので
愛した者に置いていかれ
愛されたい彼女は
迷子なのに強がって
自力で帰ろうとしている子供のようだった。
帰る場所を探して
見付からなくて
必死にもがく。
けど、そんな彼女に
新しい居場所を与えたのは悟。
ずっと二人を見てきた。
例えこの想いを伝えなくても
二人が幸せに笑っていてくれるならいいと思えた。
私の入る隙間など悟は作らないだろうから
私は悟ほど、彼女を盲目に愛すことが出来ないから。
ただ、笑う彼女が好きだった。
太陽のように
輝く笑顔の彼女が。
心地よかった。
彼女から与えられる温もりが。
この想いが恋だと言うのなら
悟の想いは愛なのだろう。
私は彼女に恋をしていただけ。
遠くから見るだけでいい。
想いを伝えなくてもいい。
笑っていてくれるなら
彼女を守るのも
彼女を愛すのも
私じゃなくていい。
だから
彼女が悟を選んだと笑った時
ほっとしたんだ。
離反した時、彼女はいなかった。
敵対する前に
彼女の"後輩"から卒業しておかなきゃ
彼女はまた置いていかれたと
心に傷をつけるのだろうか?と思ったが
悟がいるから大丈夫だと思っても
私が彼女と別れなきゃ
彼女から卒業出来ないと思ってしまった。
彼女の側は心地よかったから。
彼女の与えてくれる優しさが好きだったから。
全てを捨てて進むために。
いつもと変わらないノリで
お土産なんて渡してくるから
そんなとこが好きだったと思ってしまう。
彼女の口から出た別れの言葉に
私も彼女から離れるための
別れの言葉を口にした。
想いも
優しさも
仲間も
全て捨てて私は行く。
だから君は笑ってて。
私がいなくても
悟の隣で。
「ふざけんな。
私の可愛い後輩から出ていけ」
「面白いことを言うね、先輩」
「その呼び方をしていいのは
傑であって、傑の身体を使ったお前じゃない」
「五条 悟もいないのに
たった一人で何が出来ると言うんだい?」
「出来ることをやるよ。
悟も諦めていない。
なら、傑も諦めずに抗え!!」
刀を手に
額に青筋を浮かべ
こちらに向かってくる彼女。
あの時よりもずっと綺麗になった。
あの時よりも強くなっていた。
悟が封印されても
心は折れず
先人を切る彼女はやはり
美しく、格好いい先輩だ。
「君といい、五条悟といい
厄介な人が多いなぁ。
けど、君に興味はあるんだよ、五条名前」
「地獄の世代代表舐めんな脳ミソ」
「粋がるなよ、小娘が」
「旦那と後輩返してもらうよ」
悟も、先輩も
いいように使われている私を叱る。
退場の出来なかった私に対し
休んでいるなと叱咤される。
他の誰でもない
二人に言われたならば
私も諦めていられないな。
また、君たちと意思を交わし合えるなら
最期にもう一度
あとがき
この物語はフィクションです。
捏造です。
この先輩なら一人でも
アジト乗り込んで
脳ミソに容赦なくマジ蹴りしそう(笑)
ギャグテイストでいくと
傑「この私を殺れるかな?」
「おらっ」
傑「ぐふっ!?こ、これは夏油の身体だぞ…!!」
「勝手にいいようにされてんじゃない!!」
傑「(理不尽!!)」
みたいなノリで、容赦なく殴りそう。
そして脳ミソにキッショと言い返して欲しい。
特級呪霊は
チートの破魔で攻撃し
夏油は体術onlyでフルボッコ。
兄者はやる気が見られないwww
むしろ、兄者を引き込みたい
先輩は怒ったら怖い人だと思うんだ。
五条とは違う怖い人www
今後の展開が気になるところですが
傑……絶対最期いいやつとして
死にそうだから泣く。
傑を幸せにしてください、げげ先生…
生意気で小憎たらしい
人生最後の恋をした人。
初めて見たとき
小柄で綺麗な人だと思った。
苗字で呼ぶなと
気だるげなその人に
悟と共に負けたとき
自分達が"最強"だと信じていたのが
覆った瞬間だった。
悟を金蹴りで沈めたのは
何度思い出しても笑えるが
彼女に出会った瞬間
私も悟も彼女に特別な想いを抱いた。
けど、自覚したのは
私の方が先だろう。
悟が自覚したのは
彼女が怪我した後からだ。
彼女がどんな人かと聞かれたら
よく笑い、仲間を大切にする
ムードメーカーな人。
家が嫌いなくせに
家に執着している
矛盾した面倒な人だった。
強くて
凛と立つ姿が綺麗で
優しくて
温かな
先輩として出来た人。
彼女がいれば、皆笑っていた。
彼女がいれば、薄暗い世界も照らされた。
人を惹き付ける彼女だったからこそ
悟も惹かれていったのだろう。
強さがあるのに弱くて
欲しい温もりをくれる
愛しい人。
悟と彼女が惹かれ合うのを間近で見てきた。
悟が自覚してから
悟と一度話したことがある。
けど、私は私の気持ちを誤魔化した。
だから悟は彼女へアピールをしたし
好意を隠すことは無かった。
彼女を好いていた。
簡単に身を引いた私に
硝子は意味ありげに見てきたが
私じゃ彼女の憂いを取り払うことは出来ない。
彼女が想いを寄せていた人物は
彼女を置いていった人。
私は悟のように
彼女の側にずっと居ると
彼女を置いていかないと
呪いのような約束は出来なかった。
呪術師になったら
遅かれ早かれ
実力の無い者からいなくなる。
彼女もいつ死ぬかわからないと
常々呟いていた。
だからこそ約束の出来ないことで
彼女を縛り付けることは出来なかった。
悟と私の違い。
星漿体の任務のとき
理子ちゃんや黒井さんを殺し
悟や私を倒した男を
血塗れになりながら抱き締めていた彼女。
泣きそうになりながら笑う彼女を
私は受け入れることは出来なかった。
悟はそんな彼女を受け入れた。
それが、私達の違いだ。
どこかで私は
彼女を可哀想に思っていたのかもしれない。
姉のように、母のように
包み込むような無償の愛を与えるのに
それは彼女が欲しかったもので
愛した者に置いていかれ
愛されたい彼女は
迷子なのに強がって
自力で帰ろうとしている子供のようだった。
帰る場所を探して
見付からなくて
必死にもがく。
けど、そんな彼女に
新しい居場所を与えたのは悟。
ずっと二人を見てきた。
例えこの想いを伝えなくても
二人が幸せに笑っていてくれるならいいと思えた。
私の入る隙間など悟は作らないだろうから
私は悟ほど、彼女を盲目に愛すことが出来ないから。
ただ、笑う彼女が好きだった。
太陽のように
輝く笑顔の彼女が。
心地よかった。
彼女から与えられる温もりが。
この想いが恋だと言うのなら
悟の想いは愛なのだろう。
私は彼女に恋をしていただけ。
遠くから見るだけでいい。
想いを伝えなくてもいい。
笑っていてくれるなら
彼女を守るのも
彼女を愛すのも
私じゃなくていい。
だから
彼女が悟を選んだと笑った時
ほっとしたんだ。
離反した時、彼女はいなかった。
敵対する前に
彼女の"後輩"から卒業しておかなきゃ
彼女はまた置いていかれたと
心に傷をつけるのだろうか?と思ったが
悟がいるから大丈夫だと思っても
私が彼女と別れなきゃ
彼女から卒業出来ないと思ってしまった。
彼女の側は心地よかったから。
彼女の与えてくれる優しさが好きだったから。
全てを捨てて進むために。
いつもと変わらないノリで
お土産なんて渡してくるから
そんなとこが好きだったと思ってしまう。
彼女の口から出た別れの言葉に
私も彼女から離れるための
別れの言葉を口にした。
想いも
優しさも
仲間も
全て捨てて私は行く。
だから君は笑ってて。
私がいなくても
悟の隣で。
「ふざけんな。
私の可愛い後輩から出ていけ」
「面白いことを言うね、先輩」
「その呼び方をしていいのは
傑であって、傑の身体を使ったお前じゃない」
「五条 悟もいないのに
たった一人で何が出来ると言うんだい?」
「出来ることをやるよ。
悟も諦めていない。
なら、傑も諦めずに抗え!!」
刀を手に
額に青筋を浮かべ
こちらに向かってくる彼女。
あの時よりもずっと綺麗になった。
あの時よりも強くなっていた。
悟が封印されても
心は折れず
先人を切る彼女はやはり
美しく、格好いい先輩だ。
「君といい、五条悟といい
厄介な人が多いなぁ。
けど、君に興味はあるんだよ、五条名前」
「地獄の世代代表舐めんな脳ミソ」
「粋がるなよ、小娘が」
「旦那と後輩返してもらうよ」
悟も、先輩も
いいように使われている私を叱る。
退場の出来なかった私に対し
休んでいるなと叱咤される。
他の誰でもない
二人に言われたならば
私も諦めていられないな。
また、君たちと意思を交わし合えるなら
最期にもう一度
あとがき
この物語はフィクションです。
捏造です。
この先輩なら一人でも
アジト乗り込んで
脳ミソに容赦なくマジ蹴りしそう(笑)
ギャグテイストでいくと
傑「この私を殺れるかな?」
「おらっ」
傑「ぐふっ!?こ、これは夏油の身体だぞ…!!」
「勝手にいいようにされてんじゃない!!」
傑「(理不尽!!)」
みたいなノリで、容赦なく殴りそう。
そして脳ミソにキッショと言い返して欲しい。
特級呪霊は
チートの破魔で攻撃し
夏油は体術onlyでフルボッコ。
兄者はやる気が見られないwww
むしろ、兄者を引き込みたい
先輩は怒ったら怖い人だと思うんだ。
五条とは違う怖い人www
今後の展開が気になるところですが
傑……絶対最期いいやつとして
死にそうだから泣く。
傑を幸せにしてください、げげ先生…