桜花歳時記
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運動会のお弁当
庄左ヱ門「え?」
彦四郎「お弁当ですか?」
『うん、そう、何が食べたい?』
庄「そうか、運動会ですね」
『そうそう、当日はきっと保護者の方と食べる暇がないくらい忙しいだろうから、学級委員長委員会の分は私が作ろうと思って…みんなで食べよう?』
彦「そ、そっか!何がいいかな、庄左ヱ門!」
庄「そうだなあ…何が良いかな…」
喜三太「ずるいですよっ!」
『うわ!?』
庄「喜三太」
喜「先輩、ぼくにもお弁当つくってくださーい!」
『いや、べつにいいけど…用具委員会は用具委員会で丸まって食べるんじゃないの?留三郎が張り切って用意しそうていそうだけど…』
喜「普段はそうなんですけど、今回は忙しすぎてそんな余裕なさそうなんですよ」
『そうなんだ…。じゃあ用具の分も作ろうかな…』
喜「へへ~やった~!」
『なにが食べたい?喜三太』
喜「え~と~…」
彦「しかし、運動会って忙しい委員会別れますよね。学級は行事に関しては常に忙しいですけど…」
庄「今回、図書委員会や会計委員会は暇そうだもんね」
彦「今回ばかりは『花形』体育委員会が一番忙しそうだね。今朝からずっと走りまわってたよ」
庄「大丈夫だよ、体力あるから」
金吾「だ、大丈夫じゃない…」
『金吾』
喜「金吾ぉ、大丈夫?」
『はい、お茶』
金「す、すみません…。いや、とにかく七松先輩の張り切りようが尋常じゃなくて…、あ、いや、尋常じゃないのはいつもの事なのですが…」
『運動会とか、体育祭とか、見せ場だからな小平太は』
彦「確かに」
庄「運動神経が人とは違う発達をしていそうです」
『そうだ、金吾も、何が食べたい?」
金「え?」
『どうせおうちの方は来られないんだから、お弁当は私と食べようね』
金「あ、は、はい!」
庄「どうせ学級テントだけどね…」
彦「庄ちゃん、目が怖い」
金「何がいいかな…。お腹に入ればなんでもいいんですけど…あ、米が食べたいです!」
『せめておかずを答えてくれ…』
彦「炭水化物好きだな…金吾…」
庄「先輩、人数多いし、時間もないし、おにぎりとお漬物でいいですよ」
彦「そうですね。当日座って食べる余裕があるかどうかも分からないですもん」
『え、まあ、確かに合理的だが…それでいいのか?少しくらい我儘言ってもいいんだぞ?』
庄「いえ、それくらいで」
『じゃあ、具は何がいい?』
庄「高菜がいいです」
喜「ぼく、アサリのしぐれ煮~!」
金「ぼくは鮭がいいですっ!」
彦「え、えと…うーん…昆布がいいかな」
『金吾はともかく、他のみんなは渋くないか?もう少し我儘言ってもいいんだぞ?』
小平太「肉!唐揚げでも鯨でも猪でもいいから肉がいい!」
留三郎「卵焼きは甘いヤツな」
三郎「おいなりさん食べたいです」
勘右衛門「ウインナーはタコさんにしてくれないと嫌です」
『お前たちには聞いてない!!』
乱太郎「伊作先輩、ぼくらも混ざってきましょうよ」
伏木蔵「運動会のお弁当作ってもらいましょうよ…」
伊作「いいんだ…。だって遥、完全にぼくの…というか保健委員会の事忘れてるし…。保健のみんなだって当日は救護テントから動けないだろうし、保護者と一緒にご飯食べる暇なんてないだろうけど、そんな事はもういいんだ…」
伏「伊作先輩、元気出してください。当日はきっと雑渡さんが豪華幕の内弁当差し入れに来てくれますよ、きっと」
伊「本当にきそうだね…」
乱「本当に来ると思いますよ…」
2011・8月拍手文(加筆修正あり)
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