桜花歳時記
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
金太郎
左門「田植えも済んで、いよいよ五月!五月五日は端午の節句だ!」
作兵衛「あ、そうだな」
藤内「そういえば小松田さんが菖蒲湯を用意してた」
左門「それで、いつもの学園長の思い付きで、端午の節句にちなんだ金太郎の劇をやることになったようなんだが!」
三之助「へえ?」
左門「厳正なる抽選の結果、三年ろ組が選ばれた!!」
作・三「「ちょっと待てえっ!!」」
左門「大丈夫だ! 三年ろ組だけじゃ人数足らないですって遥先輩に泣きついたら学園長先生に直訴してくれたらしい。そんでもって、学園長が仲良し生徒に協力してもらっていいって言ってた! よろしくな、藤内、数馬!あ、勿論、孫兵も!」
孫兵「あ、あっちでジュンコが呼んでる。じゃあ僕はこれで――」
藤内「待て、孫兵っ!」
数馬「逃がさないからね、ぜっっったい!」
孫兵「嫌だよ、僕は関係無いだろ」
藤内「僕たちだって関係ないんだよっ!」
数馬「ふっふっふっ、僕らは仲良し三年生だろ~。一人だけ逃げようとしたってそうはいかないからね~」
孫兵「ミ、ミーちゃんっ!(二世)」
数馬「僕ら保健委員は虫たちにとっては天敵だからね! ミーちゃんの命が惜しかったら、一緒に劇やってっ!」
孫兵「やめろ、数馬、ミーちゃんに近づくな! 卑怯だぞ!」
藤内「か、数馬っ、怖い!目が怖い!」
三之助「作兵衛、止めないのか…?」
作兵衛「こ、この際、孫兵も巻き込んでやらあ。三年生は一蓮托生ってなあ!」
三之助「…作、お前も目が怖いぞ…」
左門「というわけで、金太郎の例の前掛けを学園長先生が用意してくれた! 誰が着る!?」
数馬「例の前掛けって、あの赤くて丸に金って文字が書いてある三角のヤツだよね!?」
孫兵「三年生にもなって前掛けとか…無理だろ…」
三之助「あみだくじで六年生になっても、金太郎役は前掛けだったのか…?」
藤内「主役はろ組の三人で決めろよ!」
作兵衛「ふっざけんな、平等にあみだくじだっ!」
三之助「まあ待てよ、作兵衛。こっちは手伝ってもらうんだし、確かに主要キャラは俺達が担当しようぜ」
作兵衛「う…、三之助がまともな事を…ま、まあ、確かにそうだけどよ…」
三之助「というわけで、おれ熊役な!」
作兵衛「ちょっと待てっ!」
三之助「いや、おれだとタッパがあるから前掛けだけだと色々マズイ事になるだろ、このサイト15禁にしてねえし」
作兵衛「いいんだよ、気にすんなよ、漫画じゃねえんだ、多少はみ出しても気にしねえよ!」
数馬「作兵衛っ! だいたいここを読んでいらっしゃるのはうら若き(?)お姉さん方なんだから、慎んで!」
左門「じゃあ、僕は源頼光やるぞ!」
※金太郎こと坂田金時の上司。
作兵衛「待て、左門っ! お前が金太郎やれよっ! ピッタリだよ! キャラ的にも!」
左門「嫌だ! 僕はお侍さんがやりたい!」
孫兵「おれ、ウサギ役で」
藤内「じゃあ…、村人その一に…」
数馬「え、ぼく、お母さん役かあ…」
作兵衛「待てよ! あみだくじ! あみだくじにしようぜ! お願いしますっ!」
三郎「ねえ、潮江先輩、今からでも『本当は六年い組が引き当てたんだ』って教えてきましょうか?」
文次郎「いや、今回は三年生にやってもらう。学園の風紀のためにも」
三郎「承知しました、口止め料は別途請求させていただきますから」
2011年5月、拍手文。
.