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そんな私が中学2年生になったばかりの頃。
大好きだったおばあちゃんが病気で亡くなった。あんなに元気で優しいおばあちゃんだったのに。私の人生で、初めて人が亡くなる、という経験をして。受け入れられなくて。
「お母さん、私ちょっと散歩してくる。」
こんな夜に何言ってんの、と遠くから聞こえる母の声を無視して私はお通夜が終わったばかりのおばあちゃん家を出た。
とはいえ。
さてどこに向かおうか。こんな田舎だし、こんな時間だし行くあてもない。ボーッと歩いていると、黒い車が1台すれ違った。おばあちゃんにお線香をあげにきてくれたのだろう。誰にでも優しくて人気者のおばあちゃんだったから。
「そうだ、あそこに行って星を眺めよう。おばあちゃんに見せたかった空を…。」
私はおばあちゃん家の裏山に向かって歩き始めた。