5億の女
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神威は久しぶりに会う花梨の様子が全く変わってないことが嬉しかった
揶揄うようにいうまな板もそれに応酬しようとして言葉に詰まってるところも
なんか幼友達に会うみたいで楽しいと思った
商船の修理の指示をするためにここへきた花梨はエンジニアたちに指示を出していた。
システム修復とスラスターだけは彼女が修理担当になった
到着当日、花梨は上からの命令で春雨幹部と食事を取ることになった。
“蓮水はいかなる時もそばに置いておけ“との命令もあった
蓮水は私の世話係だけではなく、こう言った場面では私を守れと言われていることも知っていた。
だから蓮水は常についてまわる。
トイレすらドアの前にいることがある。トイレの中を確認してからどうぞとかザラで。
普通は離れたところから見ているとか、今まではあったけれど蓮見に至ってはドアの前が鉄則で
最初はトイレ行くのに戸惑ったほどだった
宿泊先では小引き出し、照明の裏まで調べ尽くし安全確認させているのも知ってる
そう、・・あの神威が誘拐するまではそうじゃなかったんだけどね・・・・
蓮水は真面目だからきっちり言われたことは守る。
木蓮では自由にさせてくれるけど外に出れば顔つきが変わる瞬間がある
春雨幹部に神威、私で食事のテーブルにつく、外には蓮水と阿武兎が控えていた。
本来ならば蓮水も同席させるところなのだが、
今回は神威がいることを考えると蓮水がいなくても大丈夫か?と花梨は判断して蓮水を外してその席についた
饒舌に語る幹部たちは花梨に興味津々だった、しかし一番最初に言ってたのは
神威の言うとおりだなと・・・=まな板って言ったことだ。
ちょこっと見た春雨本部にいる女はグラマラスなのが確かに多かった
残念なことに?いや残念もないけれどもう私の胸と尻は成長しません。
「あなたが5億の女・・いや想像と違いましたぞ」そう言う顔は残念と言われてる気がする
「しかし武器開発やあの大きな戦艦もあなたの手によるものらしいですな?」
「ええ、研究室には他にも研究員がいますからそれぞれ協力しながらです」
「確か軍に入る前は普通の学生さん?と聞いてるが?」
「そうです、就職で軍に入っただけです」
「こっちにリクル〜〜トなんてのはどうだ?」
「いえ、今で十分満足してますので。ありがたいお話ではありますが遠慮させていただきます」
神威は花梨の顔つきで“イライラしてんな〜”と感じていた。
「花梨、これ食う?うまいよ」とりあえず助け舟を出してみた
「ほんと?」
そう言う花梨の皿に自分のフォークで刺したエビフライをおいた
「これ、タルタルソースよりこっちがうまい。」そう言って別のソースもかけて来る
花梨はナイフとフォークで綺麗に食べるけれど神威は丸ごと食べて満足げに
「どう?」ってい聞いて来る
「美味しいね」そう言って笑う
二人のやりとりに何かを思う師団長たちの思惑が神威や花梨の逆鱗に触れると言うことを今は誰も想像つかなかった
食事会は神威のサポートでなんとか終わって廊下で待っていた蓮水は「お疲れ様でした」と言った。
「お疲れ様?」
「ええ。顔がお疲れです」
「蓮水はわかってるね〜」
そう言いながら手をひらひらさせて私に与えられている客室へ向かった。
蓮水は私の隣の部屋を用意されていた
「寝袋持ってる?」そう聞いた私に「どこで寝るんですか?」と聞き返すから
「修理今からやろうかなと思って、眠くなったら寝袋で寝る」と答えた
蓮水は最初から想定したらしく、準備はありますと困った顔で答えた
商船の中なら木蓮の船員もそこにいる、蓮水はすんなり商船へ行かせてくれた
ーーーーもちろんついてきたけど。
夜に物を食べると、なかなか寝付けないのもあって、仕事しよって思って商船内のシステム制御室に入った。
「蓮水は寝てていいよ」
そう言うけど「お手伝いします」と言って寝ようとはしない
正直集中したい時は一人がいいんだけど、ここは木蓮じゃないから仕方ない。ほんとに最近縛りが強くなったと思う。