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そしてようやくこの家の主人の帰宅



「ただいま〜凛」

普段の帰宅と同じテンションで戻った神威が見たものはまるで自宅のようにソファでくつろいでいる蓮の姿だった




二人でいちゃつこうと思いウキウキしながら宇宙から戻ってきたのにそこには蓮がいる




神威は二人の邪魔をされてちょっと機嫌が悪くなった.





「なんで蓮がいるの？」（本当はこいつと言いたいが凛の手前言えない）



「久しぶりに妹に会いにてこれですか？」（おそらくこいつと言いたいだろうというのがしっかりばれている）




若干の嫌味も込めてにっこりと笑う蓮に引きつり笑いの神威

凛は全くそんなことに気づかない。





突然やって来て驚いたという凛はどこか嬉しそうで、俺が戻るのとどっちが嬉しいのか確認したくなった神威だったが

あまりにも子供じみた発言のような気がして言わなかった。








とりあえず寝室は凛といられるからいいけどキッチンで凛と二人で並んで料理をしているのを見ると焼き餅を焼きたくなる


・・・・・普段ならそこでも戯れるのに

とはいえ、凛のように美味しい料理は自分には作れないから二人の後ろ姿をダイニングテーブルから見ているだけ




その翌日から神楽が加わる


なぜ？？二人きりになりたいのに四人になってるのかがわからない。




どうして凛の横に蓮が座るんだ？隣は俺の指定席だ・・が凛を見ると何も言えない



ここ、俺の家だよな？そうだよな？と思わず自問するほど


こいつも神楽も自分の家のようにくつろいでいる


蓮はぼ終日一緒だし。神楽は午後のお茶から一緒

蓮は屁怒絽の花屋へも手伝いに顔を出す

二人して花が大好きだ。


温室の花に手入れを手伝うこともあったが凛も行ってしまう

俺は一人留守番になることだってある



蓮は元々がどこかつかみどころがなく飄々としているが凛と同じく優しい部分も多い。、多少毒を吐くが。でも凛には絶対毒を吐かない



俺と神楽とは違う兄妹の絆があるのは見ていてわかるから結局何も言えない





そこには・・・凛の困る顔に悲しい顔は見たくないベタ惚れ状態の神威がいる