番外編 一世一代の恋 神楽の恋
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ーーーー「・凛、喉渇いた。お茶が欲しい」
神威がそういうと凛は返事をしてにっこり笑いながら席を立った。銀時に案内されてキッチンへ行く
その間に星海坊主は神威に話しかける
「神威・・お前何年になる?」
「何が?」
「彼女と暮らして」
「3年過ぎたかなもう直ぐ4年か?・まあ、宇宙と地球を行ったり来たりだけど」
「・・・結婚は?あの洛陽であってからずいぶん経つが?」
「・・なんどか言ったさ。でも凛はうんとは言わない。このままがいいって。
でも本当は違うんだ。・・彼女は夜兎が絶滅危惧種だとわかってるからいい返事をくれないだけだ」
「どういうことだ?言い難かったらべつに言わないでもいいが・・・親子でこんな話をするっていうのもなんだが」
「神楽の一件がなきゃ言わないさ。
あの頃、付き合ってほしくて追っかけ回して、逃げようとしてたのを捕まえて、凛の気持ちを聞いた。
凛は種として生きようとしてた、あのときは不老不死だったから余計に。
不老不死でなくなっても種としての気持ちは残ってるんだよ
”夜兎には夜兎でなくてはいけない、純血種で残してこそ種の存続になる、それを守るのが自分の役目だって。”
口には出さなくてもわかるんだよ、ハーフで十分だって言ったのに。まだわかってくれない、
自分の方が今にも絶滅しそうなくせに。こればっかりは時間をかけるしかない」
「あの種の特性か」
「そうだと思う。」
「俺が母ちゃんを追いかけ回したみたいに、お前もそうなんだな。今度は神楽か」
「しかも全員不老不死者が相手だよ」
「変なところばかり似るな」そう言って星海坊主は笑った
凛と銀時がお茶を運んできて一息つくと神楽を心配しながらも
二人は万事屋を後にした
椅子から立つときでさえ神威が手を差し伸べるその仕草に人は変わると銀時は思わざるを得ないのだった。