番外編 一世一代の恋 神楽の恋
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「凛、今日は蓮と二人にして欲しいアル」
いきなり玄関でそう言った神楽を静かに見つめた凛はしばらく見せなかった金の瞳を神楽に見せた。
神威も滅多に見せないその瞳の色を見た。
全てを見透かすかのようなその瞳の色は神威と暮らし始めてほとんど見せない、力自体もすでに弱くなっているせいもある。
おそらく凛は神楽の気持ちを読んだのかも知れないと神威は思った。頷いた凛に神威は出かけることを決めた
「・・凛。今日はお泊まりデートしようか?」
「そうね、出かけましょうか?」
本当は今日も、なんだけど二人は支度を整えて出かけた
万事屋の前に差し掛かった時、上から声をかけられた
「お〜い、お二人さん、ちょっときてくれない」銀時が手招きをしていた
「デートの前にちょっと寄り道ですね」と凛がいうと
「そうだな」と神威は小さく笑った
銀時は階段を上がってくる二人を見て思う
こんなふうに神楽もなれれば幸せなのにと。
階段を登る凛の手を握って先に立つ神威は以前の姿を想像させないほど彼女を大事にしているのがわかる
ソファに銀時、星海坊主、神威、凛と座ったが事情を知った4人は言葉が出ない
一番恐縮するように座るのは凛だった
「凛のせいじゃないからさ、でも見たんだろ?神楽の目を読んだんだろう?」
「読んだ、だから・あの時の神威と同じだったから・・何も言えなくなったの」
銀時は星海坊主に言った
「この二人はここまでくるのに乗り越えてきたもんがある、だが神楽は始まったばかりで
しかも蓮はその気がない・・でも神楽がどんな答えであれ見つけられたら
それでいいんじゃないのか?」