番外編 一世一代の恋 神楽の恋
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あれから神楽は全く平気な様子で蓮のもとを訪れていた
蓮に思いを毎日ぶつける姿に
「へこたれない人ですね」と半ば呆れ気味で笑っている蓮はソレをハイハイと受け止める
その日は珍しく自分用に洋酒をたっぷり使ったブランデーケーキを作っていた
これは自分の明日のお楽しみ
銀時と神楽の父親にも食べさせてあげましょうと思っていた
神楽にはお酒の入ってないものでフルーツをたくさん使ったパウンドケーキ
神楽はいつものように美味しいと頬張るように食べてご機嫌な顔をしながら
「私は蓮が大好きアル」という
「はいはい」と肩肘ついてニコニコと笑うだけの蓮
「お茶のお代わり」
そういう神楽のリクエストでフルーツティの準備をしにキッチンへ向かいワゴンを押して出てくると
テーブルで肩肘をついてる神楽がいる
「待たせてしまいましたか?すみませんでしたね、美味しいフルーツティが・・・」
顔をあげた神楽の様子がおかしい?
しかもお酒の匂い、って・・まさかと思い戸棚を開けると自分用のブランデーケーキがない
「神楽、まさか一本食べましたか??」
「ああ〜〜ん?何が〜〜」
しっかりブランデーを染み込ませてるから・・蓮は額を抑えた
「困りましたね、気持ち悪いとかないですか?どうしましょうか、銀さん呼びましょうか?」
「お茶は〜〜〜」
「ありますよ、飲みますか?」
「の〜〜む〜〜〜」
神楽は完全に酔っ払ってしまってる
フルーツティをカップに注ぎ神楽に渡すがソレを品もなくグビグビ飲み干す
「お代わり〜」神楽の目が座っている
「私としたことが大失態」
思わず呟いて困り果てる蓮の姿は滅多に見られないものだった
銀時を呼ぼうと立ち上がろうとすると腕を思いっきり引かれる流石に夜兎の力には敵わない
仕方ないですね、いつものように神楽の自由を少し奪って万事屋に急ぐ
途中で飲みに行こうとしていた銀時と帰ろうとしていた新八に出会い事情を話し急いで来てもらうも神楽は転がって大暴れ
「これ親父読んだほうが良くねえか?この方法は逆効果な気がするぞ?」
銀時を見た神楽がなお暴れる
「コレはずすある〜〜〜。バカ蓮、これはずせよ〜〜オィ〜〜〜」
「さっき、馬鹿って言いませんでした?私に馬鹿って・・」
「言ったな、確かに言った」
ーーーーーーー酒癖が悪い。
新八は星海坊主を呼びに行ってくれていた
「神楽ちゃん、どうした??」
慌てて入ってく星海坊主は床を転がりあっちこっちを破壊する神楽を見た
しかも何かで縛られている
「これどういうことだ!!」
「実は・・・」
「これお前が嵌めたのか?」神楽を縛る金の輪を見て星海坊主は凄んだ
「こうでもしないと人を呼びにいけませんから」
「俺の可愛い神楽に〜〜」胸ぐらを掴んで言うが蓮は冷静を崩さない
「そう言われましても私にも身の安全をとらなければ夜兎相手じゃかないませんよ」
「だからって変態プレイ的なやり方はないだろ〜が」
星海坊主の言葉に
「・・・・あの私はそんなふう考えてはいなかったのですが、ご経験でもおありですか??」
しれっと聞くあたりが蓮の意地悪さだ