番外編 一世一代の恋 神楽の恋
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江戸の地に一人の男が降り立った
小さなトランク一個だけを持って、美しい黒髪を風に靡かせながら
緩やかなパンツスタイルの男
女でも通用しそうな雰囲気の優男に見えた。
凛の兄で蓮・・・神威の恋人の兄。
(本編で紹介しております)
「さて、久しぶりにあの天パー男にでも会いに行きましょうか」
そう言ってご機嫌な様子でかぶき町へ歩き始めた
ーーーあれからまた万事屋を再開した3人は相変わらずの毎日を過ごしていた
階段を上がりインターホンを押そうとする蓮の耳に聞こえるのは
何やら怒鳴る声に暴れる音
「何を楽しそうなことやってるんでしょうね」
ニコニコとその引き戸を開けると花瓶が飛んできた。
いとも簡単にヒョイと体を横にずらし避けると、哀れに花瓶は割れる
「あらら。お邪魔しますよ〜」そう言いながら蓮は中に入っていった
「銀ちゃん、毎回毎回注意してるのになんでわかんないアルか!」
「待て、神楽ちゃん、わかったから、銀さん。もう、ものすごく反省してるから、物投げないで」
「なんでそんなパチンコ行くアルか!」
「そうですよ、銀さんダメですよ、もうやめるってこの前言いませんでしたか?」
「また納豆ごはんしか食べられないあるよ!」
「お前は食べ過ぎなんだよ!」
「あの〜〜〜お取り込み中すいませんね〜」・・その声に3人は視線を向けた
「蓮か?」
「あ。蓮アル」
「蓮さん」
「訪ねてきたのは間違いでしたか?この家は客人に負傷させかねない家なのですか?」
そう言って花瓶の破片を見せてにっこり笑う蓮に3人は引きつりながら
「いいえ」と答えた
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