この宇宙の中で 番外編 その後〜阿武兎の受難
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一時的に春雨に戻った阿伏兎から話をいろいろ聞いて神威は笑いこけた
あのマリンのそう言う姿は想像できない
この艦橋に立っている凛々しい姿とはえらい違いだ。
「笑ってる場合じゃないだろ、団長」
「初めてだよ、マリンがそんなに困ってるの」
「必死なんだぞあいつも」
「確かに退屈だと思うよ、彼女は動かしてきた規模が違う。小さな家庭じゃ収まりきれないのかもしれないさ、
春雨で子育てか、叶えてあげたいけど無理だよね。マリンにはいい状態でも生まれてくる子供によくない
まだ当分生まれそうもないけどさ」・・・そう言った
神楽はマリンをお姉さんと呼んで慕うようになっていた
きちんとした佇まいのくせに、あの不適合ぶり。
さらにそれを克服しようとする必死の姿
それがまた彼女の魅力だと思うあたりは神威とどこか似て居る
年上の女性だけど、可愛いと神楽も思った
神楽の夫である沖田に至っては
初めて見た姿が燃えるフライパンをあっけにとられて見つめて居るマリンと消火する阿武兎の姿
まだ神楽のほうがマシだと思った、「あの人。本当に軍人で優秀だったのかぃ?」
思わず聞いたほどかけ離れて居る
これが春雨の艦橋に立てばまるっきり違う姿になるのだが
ただ沖田も驚くのはそのマリンの掃除好き、片付け好きぶりだった。
自分たちが住む家より大きな家を一人で掃除し、ホコリひとつないようにピカピカで
「春雨の中もピカピカにしないと叱られるらしいアル、阿武兎が言ってたアル。」と聞いて驚く
洗濯物に至っては直線は曲がることなく、幅はピシッと全部合わせて畳む
タンスの中は何があるか理路整然として居る
「さすが軍隊上がりだ」阿武兎が感心するほどだ
マリンに関しては整理整頓、掃除は完璧なのだが・・・まるで兵学校の寄宿舎のようではある。
問題は料理と買い物に金銭感覚だった