この宇宙の中で 番外編 その後〜阿武兎の受難
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
マリンも一人で二人を抱けないから、阿伏兎、改め爺やが抱くことが多い
地球につくまでの春雨の中は賑やかだった。
地球に拠点を置くことになったマリンは、神威をそこで待つ生活になった
とはいえ、
ずっとここにいるほど大人しい性格でもない
子供がしっかりしてくると宇宙へ出てしまった、一年のうち5ヶ月は宇宙へ出る計画を立ててしまい神威を困らせた
彼女には子供たちも宇宙に慣れさせるという目的もあった。
爺やはいつも大変でマリンが艦橋にいる間団員と子供の世話をする
この艦橋に当然のように彼女は立つ、凛とした佇まいで。
確かにここにいる方がマリンは輝いている
仕方ないか、と神威も思い始めている、彼女はこう言う人なんだと。
普通の母親じゃない、その後ろ姿を見せてやるのもいいかもしれないと。
子供たちはどうやら,夜兎が持つ力は引き継いだようであの幼さで資質が見える
夜兎との違いは弱点ともいえる日光は全く平気で、むしろギラギラの日光を好む
傘が基本必要ではない
しかも食べる量は少ない、省エネ体質のようだ
「ハイブリッドが生まれた感じだな」子供達を抱き上げたそう海坊主はいった
神威は彼らの成長が楽しみで仕方ない
親になって思う、自分も愛されていたんだと。
あの人は今の俺をどう思うだろう、多分、きっと笑って頷いてくれるだろう・・
ただ子供たちが最初に話した言葉が名前が阿伏兎だったことは・・マリンも神威もショックだったようだ。
「あ〜〜ぶ」
小さな手を伸ばしそういう子供たちに阿伏兎が大喜びしたのはいうまでもない
「俺は一生、爺やでいい」そう言って笑った