この宇宙の中で 番外編 その後〜阿武兎の受難
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地球に来て尚更自分は常人とは少しずれていることにも気づいたマリンは常に宇宙に出たいと思う
自分が輝くのは宇宙にいてこそだと。
阿伏兎も思う、
彼女が持つのは包丁じゃなく銃火器のほうがはるかに似合う
久しぶりにサシのみを阿伏兎とした夜、阿伏兎に思うまま話した
正直、子供を持つために地球で生きることは面倒だと思う自分もいる
素直そういうと、「そうだな」と言った後、言葉を続ける
「お前が団長の子供を欲しいって思うかどうかってじゃねえか?自分の子供の前に団長の子供って考えた方が答えは出やすいぞ」
マリンはその言葉に考えこむ
「普通の女なら惚れた男の子供が欲しいと思う、だがお前さんは違う
いろんな意味で普通の女じゃないからな。 団長と話し合ってみるこった」
神威と再び地球にきて神楽の子供に会いに行き、地球の家に泊まった夜、マリンは阿武兎が言った通り話し合ってみることにした
神威の腕の中でマリンは聞いた
「神威は・・子供のこと、どう思ってるの?」
「そりゃ欲しいさ、でも俺の意見で押し切れるもんじゃない。地球に行かせて見てわかったのは、
マリンはそこで収まりきれる人じゃないってこと。シオンがよく退役決意させたと思うよ」
神威はもうシオンのことも平気で言うようになっていたからマリンも普通に会話をする
「・・まあ、マリンがその気になるまで気長に待つさ」
「阿伏兎がいうのよ、私が神威の子供を欲しいと思うかどうかだけで考えろって。」
「・・どう思うの?」
「・・欲しいと思う、けど想像つかない」
「マリンはいつだって感情だけで動かないからだ、考えることから始める。
本能っていうところでは動かないだろ?遺伝子を残したいっていう・・」
「考えたことない。」
「俺は・・・前は本能でしか考えなかった。
でもマリンを見て女は子供を生むだけじゃないって思えるようになった、だから焦るのはやめよう。まだ時間はある」