この宇宙の中で
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翌日。
神威たちもマリンの戦艦SilverWingに乗り込んだ
既に彼女は司令官の顔になっている
その人工要塞も流体金属で覆われた要塞
しかしマリンはその要塞の弱点も熟知している
艦隊戦においては主砲を使わなかった。
・・要塞を傷つけず奪還するために
副砲を連射し要塞の入り口を攻撃し突撃急襲艇をそのまま潜入させていく
先に流体金属の流れを止めさせてそのまま各艦が入っていく
「さて、ここからよね」
そういうとマリンは艦橋を出る
「提督、危険です」
「ヴァーレンを捕らえるのが私の仕事よ降りなくてどうするの?」
「・・白兵戦になったら・・」副官が心配する
「陸戦部隊と一緒に行動するわ。」
ーーー副官は神威たちに視線を向けて言った
「提督の護衛をお願い致します」そう言って敬礼をする
神威と阿武兎がマリンに続いて艦橋を出ると
「戦闘用のスーツ着てくるので待ってもらえます?」マリンがそう言った
「戦闘用のスーツ?それなんだ?」阿武兎が聞いた
「生身だと私は力もないから勝てない、それきたら多少は増強されるからなんとか」
廊下をいく陸戦部隊の一人がいう
「提督は力はないけど、瞬発力だけは人並み以上ありますから
力をスーツ借りて増やせばそれなりに何とかなるんです
銃火器の扱いはピカイチですからね」
先に突入部隊が要塞に入り進路を確保する
続いて陸戦部隊、マリンたちも続いた
要塞の中は一つの街だった
人工で作られた青空に緑に街
民間人は地下都市に避難し、いるのは反乱軍のみ
マリンたちは司令本部へ急ぐ
神威も阿武兎も周りに注意を払いながらマリンに続いた
反乱兵士たちが襲いかかるのを陸戦部隊が倒していく中で
本部へと急ぐマリンにも兵士は襲いかかる
瞬発力はさすがでかわすのも上手いが、抑えまれると動きが鈍る
戦闘スーツでなんとか戦えているが、押され気味になる
しかし、神威たちはほぼ武器なしで戦っている夜兎の強さに陸戦部隊も目を見張った
「それなりに強いね、あいつら、武器使うけど」神威は感心したようにいう
阿武兎はほぼマリンについている状態
「大丈夫か?」そう聞くと
「とりあえずは」そう言いながら銃を構える
確かに銃火器の扱いは流石だと阿武兎も思った
一瞬のことだった。
戦闘スーツをきたマリンに向けて銃撃が起こった
とっさに阿武兎が体を引き寄せるが
戦闘スーツがゴツすぎてどうにも阿武兎もかばいづらくなってきた
神威もマリンの護衛に回る
「おい、それ脱げねえか?邪魔でしょうがねえ」
阿武兎がいう
「確かに、それ邪魔だよね、無くても守れるから脱いじゃえば?」神威までがいう
二人から言われて渋々戦闘スーツを脱いだ
「久しぶりですな提督、そのカッコ」陸戦部隊の兵士がいう
ーーー神威は・・その体を見て言葉が出なかった
戦闘スーツの下のタンクトップから見えるいくつもの傷跡
先陣を戦ってきた提督と言われる人の体についた傷跡
しかも女性だ
阿武兎も驚いていた
「この傷って戦いでついた傷か?」阿武兎がそう聞いた
「え?ああ、そうよ、全部、だから白兵戦が苦手って言ったでしょう
全部白兵戦でついたやつ。
死にかけてから出るなって言われてるけど治ってるからいいんじゃない?」
あっさりそう言った