この宇宙の中で
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ーーーその夜、マリンは急遽の呼び出しが軍部からかかったため数日ぶりに軍服に袖を通した
こんなことは滅多にない
会議室に入ると既に提督たちが顔を並べていた
一番最後・・とは言え
彼女の第二艦隊は上位から2番目に位置するため提督順位も上。遅れても何ら問題はない
順位的には第一艦隊から順位がついている
現状第一艦隊は今はない状態で第一艦隊も実質マリンの部隊になっている
ーー軍務尚書から報告を受ける
「ヴァーレン提督に謀反の疑いありとの報告を受けた」
人工要塞を任せていたヴァーレン提督が謀反を計画し
敵側につき情報を流し攻撃の準備を始めているという報告だった
彼をあの要塞の責任者に任命したのはマリンということになっている
実際決めたのは提督会議だった
マリンは反対していたが、軍務尚書ほか数名が挙手したこともあそれを認めた
皇帝も認めた
しかしその書類に最終的にサインをしたのはマリンだ
「第二艦隊を率いて制圧に向かっていだだけるか?」
軍務尚書の言葉に他の提督が反対の声を上げる
たかが制圧にこの星の要である第二艦隊向かわせる必要ない、他の艦隊でことたりると
他の提督が反対するのは理由があった
あの人工要塞においては艦隊戦と突入部隊、さらに白兵戦になる
マリンは艦隊戦においては優秀で右に出るものはないと言われる天才ではあるが
女性ということもあり白兵戦は大の苦手だ
しかし。マリンの性格上参加するに決まっている
ヴァーレンを自らの手で粛清するために動くに決まっている
そうなれば、マリンの命の危険すら危ぶまれる
第二艦隊提督を死なせるわけには行かないのだ
「私も向かう」軍務尚書は自らも戦場に行くと言った
「責任は提督とこの私にある。責任を負うのは私たちだろう」と。
マリンも任命責任では同じ意見ではあったが軍務詔書までが戦地に赴くのは反対だった
「ここで軍務尚書までこの星を空けられては困る、行くのは私だけでいい
あなたはあくまでここで軍部の政策を行う存在、戦う存在ではない
第二艦隊だけで向かう、第一艦隊は置いていく
あの要塞は指して大きな要塞ではない・・第二艦隊で十分だ」
会議はまた紛糾したが、マリンが行くと言い切ったため
すぐ第二艦隊は出陣準備に入った
ホテルにいる神威たちにマリンが急遽出陣となったことを告げられたのは翌朝だった。
阿武兎と一緒に飲んだ陸戦部隊の連中も何故か阿武兎に会いにきて無事戻ったら飲もうと挨拶をする
「陸戦部隊が行くってことは、白兵戦もあるってことか」
阿武兎が聞くと
「そうだ、ただ提督は白兵戦が1番の苦手だ。だから俺たちも気を引き締めて
提督を守ることもしなければならない」
そう言った
「・・提督は艦隊戦においては天才だがな」と付け加えて。
神威はその話を聞いて阿武兎にいった
「・・俺たち海賊だよね・・」
「団長。また良からぬことを」
「・・頼まれたら動くけど、こんなによくしてもらって借りを返さないわけには行かないよね」
「だんちょ〜〜〜〜」
陸戦部隊の責任者にまず阿武兎は話を通した
マリンは神威たちを巻き込めないと言ったが陸戦部隊長は夜兎の強さを知り尽くしていた
敵にすればこんな厄介な相手はいないが
その逆は然り・・・
指示通りに動くというのを条件に神威たちは加わることになったもちろん報酬は払う
作戦会議でマリンが指示したのは、死者を出さないことだった
同胞同士の戦
できれば無血で行きたいがそうも行かないのなら
最低限ヴァーレンさえ処分できれば後はなんとかなるという判断だった
突入においては要塞を開場させた後全艦隊が入る
投降するものは捕虜として一旦は捕らえる
なお要塞の中における婦女子に対して
略奪、および暴行した物はその場で処分して構わないという指示を出した。