この宇宙の中で
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隣で眠る人を見て思う
“大好き“って・・・。
忘れようとしてた感情だったかもしれない。
神威を思う自分に戸惑いもあったから。
やっぱりこの人はズカズカ入ってきて戸惑いを踏み潰していく
解かれた神威の長い髪を指で整えながらマリンは笑った。
“ねえ、シオン、これでいいよね?“
心で呟くと
“それでいいんですよ”そう笑う人が見える
神威が触れている手を握った
「起きてたの?」
「指が触れてた時に目が覚めた」
神威はマリンを腕の中に収めると神威は勝手に写真を見たことを誤った
「マリンが倒れて・・その時ここにきたら
引き出しがあきっぱなしだったから、
つい見ちゃった・・・
その人に言った。まだ連れて行かないでくれって
・・・・連れて行かないでくれたけど」
「そう」
神威はもう一度耳元でささやいた
「マリン。・・・・・」(←自分で想像しましょう)
・・・・・
翌日神威は阿伏兎に言った
「今日からマリンと同じ部屋にしたよ。・・阿伏兎のいう通り。。可愛かった」
阿武とはふっと笑って
「そうか、よかったな、団長」そう言って艦橋に戻った
しかし、また声が聞こえた
「いった〜い!!」
「またか!」
「誰、こんなとこに道具置いたままにしたの!」
「すいません〜〜!!いま片付けようと」
「使ったらすぐ片付ける、後で使うからと置いたままにしないの」
阿伏兎はいつもの様に駆け寄る
「ちゃんと足元見ろって言ってるだろ。なんでお前さんはこれだけが抜けてるんだ」
「う・・・」
「爪。またやってるぞ」
この光景が始まると団員もどこか笑っている
「このままほっといても治るから」
「ダメだ」
「もうほぼ取れかかってるぞ。我慢しろ」
「いや」
「ダメだ」
そのやりとりに神威が入ってくる
「諦めて、マリン」
「神威まで」
「団長も言ってるんだ、耐えろ」
ペリッとはがされマリンはいつもの様に声を出す
ただ前と違うのは神威の腕にしがみついてること
相変わらず手当てをするのは阿伏兎だけれど。
阿伏兎と飲み友達の様な付き合いに変わりはない
神威はそこには入れない(潰される)
でも、マリンが時々見せる様になった甘える様な仕草も
ちゃんとしないと叱られてしまうことも
時々喧嘩をすることも
ちゃんと理解を示してくれることも
優しく受け入れてくれることも
神威の心を満たしていることに違いはない
マリンもまた同じで
“シオンを忘れたりもしない、でも神威を大事に愛しく思う“
ちゃんとわかっている
それに少しは素直になれている気もしている
年上だからと気負うことが少なくなっった
甘えたいときはちゃんと神威は甘えさせてくれる
ちゃんと包み込んでくれるから、安心感も生まれている
眠るときはお互いがそばにいる
それがどれほど幸せなことか、神威もマリンも感じて日々を過ごす。
ーーーー果てなく広いこの宇宙(そら)の中で