この宇宙の中で
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神威はまたあくらをかいて肩肘ついて考え込む
流れる星の風景を見てると、あの日マリンの部屋で見た景色を思い出す
あれから始まったんだよな・・
確かにちゃんと好きだなんて言ったことない。言う機会をなくしてた。
だから誤解が生まれて喧嘩した(・・・と、神威は勝手に思っている)
今夜ちゃんと話そう。・・
とはいえいざとなると何をどう言えばいいか、言いたいことがありすぎて頭が回って行かない。
とにかく部屋に入ることが先決だと神威はマリンの部屋に向かった
部屋を一応ノックする
(無理やり入ると叱られる)
最初の頃と違い強引に押し切ることを控えてることに神威自身が気づいてない。
強引に部屋に入ってた頃は“叱られる“というのがなかった訳で
阿伏兎からすれば
“関係ができてからマリンは徐々に強くなった、というか
年上の面が強く出始めた“ってことだけで
元々軍人気質できちんとしている彼女にはだらしないことが通じない
神威でもだらけると叱られるという関係が出来上がっている
第七師団でそれだけ馴染んで生きている証拠で・・団員も叱られる
怒られるじゃない叱られる
そこがマリンの人術の上手さとも言える
まだ神威は奥底の可愛いところを知らないだけなのだけれど。
(阿伏兎は自分がマリンより年上であることが
いろんな意味で役得であるとは思っている
阿伏兎にはいろんな面を見せているから)
「入っていい?」
「どうぞ」
そういってとりあえず入れてもらう、ーーー今日は飲んでない。
「神威?どうかした?座ったら??」
「お。おう」
ーーーなんか自分でも変だぞ?どうした俺。
“おう”とか言ってるし。気にしすぎだ。
「何か飲む?」
「今日は飲んでないんだ?」
「まだ早いしと思って、飲みたいの?」
「いや、いい・・酒弱いから。とりあえず座ってよ」
隣をポンポンと叩く神威に素直にマリンは従った
「どうしたの?」
つい、癖で・・違う、やっぱりマリンを抱き寄せてた。