この宇宙の中で
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ーーー医務室での治療が始まった
状態は予断を許さない。
まず輸血できないのが大きな壁だった
血管はかろうじて繋いだが体外に出た血を濾過して体に戻すしかできない
明らかに血液量が足りなさすぎる
ーーーー夜兎の血は使えない
早くどこかの惑星に降りたほうがいい
ここでの治療は限界がある
高度な治療が受けられる惑星を急いで探すことにした神威は
各方面への連絡をするように命じた
「少し休め」阿伏兎に言われて神威は自分の部屋に行こうとしたけれど
足はマリンの部屋へ向かっていた
あの口論から全く足を踏み入れてなかった
・・彼女も誤ったりしないから・・お互いに頑固だ。
たがか三週間なのに・・何年も来てないような気がする
きちんといつも整えられているマリンの部屋の引き出しがきちんとしまっていないことに気づいた。
神威は彼女もこう言うことあるんだと少し笑って引き出しを直しに行った
「ん?なんだ?これ』
裏返しになっている写真を発見した神威はそれを手にとった
それはあの皇帝とマリンと・・・おそらく彼女の婚約者
見るからに穏やかそうな顔をしていた
生きていれば俺とマリンが出会うこともなかったんだ。
どこかで燻っていた嫉妬心が写真を見てどこかに消えていく
写真の中の男にいう
ーーー「まだ、連れて行かないでくれ」と。
ーー「団長、海援隊から連絡が入ってます
春雨とは少なからず関わりのあった海援隊の坂本、
そして陸奥は人狼が春雨を攻撃したことを聞き、
急いで駆けつけて来たが事態は解決した後だった
しかし神威にとってはありがたかった
「すまないがけが人を助けてくれ。出血が多すぎてこのままでは危ない
ここでは輸血さえできない」
「わかった、移送船を出す」
海援隊から医者が付き添い、マリンは移送船に載せられた