この宇宙の中で
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再び地球の土を踏んだのはそれから三週間後
前回はあの騒ぎで短い滞在だったけれど、神威は妹さんに会うらしい。
「最近でこそなくなったが、あの兄妹ゲンカは壮絶だぞ。
団長の強さもそうだが妹も強い、本気でやるからな」
阿武兎はそう言って笑った
顔も見たことも存在も知らない兄弟は一人いるらしいけど
まともな親も兄弟もいない私にはそれですら羨ましいと思えた
江戸の町はまるで見たこともない世界で、私が住んでいたところとは全く違っていた
阿武兎はある程度知っていたようで私を連れ歩いてくれた
見たこともない食べ物もそうだし、服装もそう
かぶき町を案内されていた時声が聞こえた
「あ、阿武兎」声をかけたのは神威の妹、神楽だった。
「これ、団長の妹だ」
団長に似た綺麗な娘だとマリンは思った
「春雨の運航責任者のマリンだ」そう紹介した。
「彼女かと思ったアル、大人同士のなんか良い雰囲気あったアルよ」
阿武兎は心の中で団長が聞いてたらえらいことになると思いながら話題を変えた
「団長、いかなかったか?」
「バカ兄貴アルか?さっき来て報告聞いてびっくりして帰ったアル」
「報告?」
「私、結婚するアル」
「ええ?誰と」
「どSバカと」
「あの・・地球人、あいつか?」
「そうアル」
「そりゃ、ショック受けるだろな、団長」
マリンは会話を聞きながら、ショックを受けてる神威を想像したら少し笑えてきた