この宇宙の中で
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それは今までとは全く違うような状態だった
見た目からして、傷一つないように磨き上げられていた
“ピッカピカ“っていうやつである
そして中に進むとさらに驚く
廊下も新品並みに磨き上げられてホコリひとつない
「・・・・・」言葉が出ない神威たちがいた
触れると自分の指の垢がつきそうな気すらする
「すいません、提督の性格です・・これ」
副官がそう言った
「埃一つで銃火器や運行機器、
全てにおいてトラブルの原因の一つになり得ると
と言う考えでして・・」
「阿武兎・・すごい床、光ってない?顔映りそうだよ」
「確かに・・」
副官が控え目に伝える
「床は滑らないようにしてありますのでご安心ください
うちの戦艦と同じ仕様にしてあります」
艦橋もピカピカ。何もかもピカピカ
補給物資。フルで満タン
個室も整備されて、シーツ類から何から何まで新品
「こんなしてもらっていいのか?」と阿武兎が聞いた
「うちの提督、徹底してますから、それにこちがらご迷惑をかけたんです」
「俺たち海賊だそ?」
「海賊だろうとなんだろうと、こちらが迷惑をかけた以上はちゃんとします。
そちらがこちらに危害を加えたわけではありません
むしろ我々の方に非がありすぎます、
それにこの前の戦闘も加えて。。提督がお世話になります」
「いや、かなり報酬ももらったぞ」
「それぐらいは当然です
宇宙の運行図のバグも直してあります
確信してください」
もう。新品同然まで仕上げられていて神威も阿武兎も驚くばかりだった
マリンも春雨に乗り込んだ。
彼女はすでに軍服は脱いでいた。
「艦隊運航、頼んだよ」
神威は彼女にそう言った。
「こちらこそ、お世話になります」
そう、その言葉遣いはもう提督のものではなく、あの葡萄園での言葉使いだった。
春雨第七師団は正常ルートに戻った
それはマリンがいた星系から遥かもう遠くに来たということになる
運航を任され、マリンは何一つミスを犯すこともなく
日々を過ごしていた