この宇宙の中で
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ーーーそれは突然に起こった
「団長、メインコンピューターにトラブル発生。
惑星移動装置に異常発生」
「どこに出るかわからないってことか?」
春雨第七師団、神威の乗っている船にトラブルが発生した。
「こりゃ〜、出たとこ勝負だな」
阿武兎がそう言っているうちに
衝撃とともに船は見たこともない宇宙に飛ばされた
いきなり目の前に広がっていたのは
何万隻もの戦艦が戦っている最中、
何万、何千という主砲が発射されている戦争状態
下手をしたら巻き込まれるというか、もう巻き込まれている
「なんとかここは逃げないとやばい」
阿武兎そう言って指示を出すが
誰と誰が戦っているかもわからない上、見たこともない戦艦。
まさに艦隊戦の最中に神威の船は移動してしまった
そしてその瞬間
激しい衝撃とともにエンジンの一部分破損
隣の戦艦が激しく爆破され
その爆風で吹き飛ばされた
操縦が効かない状態に陥っていく
「あの船がデカすぎる」
「阿武兎、この星系どこかわかる?」
「わからねえ、調べてる暇もねえ、とりあえずここから逃げないと」
「動きそうか?」
神威は団員にそう聞くがなんとかノロノロしか動く状態に陥っていた
ーーー「団長、何か通信が入ってます」
通信を繋ぐと何やら黒い軍服を着た男が映る
「旗艦はどこの所属だ?この戦場で見たことがないが」
「移動装置の不良でここに飛ばされたんだが」
阿武兎がそう言った
「上官から救助せよとの命令が出た。
本艦が貴艦を曳航する
そのままそこで待たれよ」
すぐさま戦艦が横付けされワイヤーで曳航されていく
「とりあえずは助かったけど、気を許すなよ」と神威は皆に言った
夜兎である神威たちは戦えば勝てる自信があったためか
特に恐れも抱いてはいなかった
小型艇に乗って通信で写っていた男が神威の元を訪れた。
神威にきちんと敬礼をして挨拶をする
「私は惑星オフェリア軍第二艦隊司令部リッツ少佐であります。
この度は我らの戦いとは関係ない貴艦を戦火に巻き込み
誠に申し訳なく、上官の第二艦隊司令より
貴艦はこちらの方で修理させて欲しいとの申し出があり
このまま、本部隊とともに惑星オフェリアまで一緒に移動いただき
貴艦の修理をさせていただきたいとのことであります。」
そう言った
1/45ページ