大事なもの、欲しいもの
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
それから程なく時を経て山道を上がってくる銀髪の男をしおりは上から見つけた。
銀時が何を思ったかしおりを訪ねてきた。
しおりを見るなり
「また、偉い姿に戻ってんな」そう言って笑った
「山猿から山姥になるまでここにいるから」と笑って返すしおりだった・
「あ〜そうだ、これ、土産。団子屋の団子、食いもんなら受け取るだろ?」
そう言ってしおりに渡した。
「お茶入れますね」そう言ってしおりは家に入るように勧めた。
「この家って」
「父が作ったんですよ、全部」
「たいしたもんだな」
そんな話をして位牌に気づいた銀時はしおりを見た
「お前、今一人か?」
頷いたしおりは父が亡くなったことを銀時に言った。
お茶を飲み団子を食べるしおりを見て銀時は
「怖くないのか?」と何度も聞いた。
「江戸にいた以外はほとんどここだから平気です
それより、久しぶりにこんな風にお団子食べられて嬉しいです」
と言った。
「そっか、銀さん来た甲斐があったってわけだ。
しおり、それとこれなんとかしろよ」そう言って眉に触れた
「ん〜でももう誰にも合わないから」としおりはまた笑った。
武州から戻った終と承子の結婚の準備は進んでいった
優しく笑ってはいるが、浮かない顔というか楽しそうな顔は
一切見せてない終に土方も近藤も誰も気づいてない