絡み酒の女
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ーーー朝、会社に行く前にポストの手紙に気がついて取り出した、
昨日取り忘れてた、そう思って差出人を見たら、元カレ。LINEはとっくに削除してたし
メールも削除済み、電話は拒否してる・・ときたらこれしかないか
会社の昼休みにそれを読むと内容は簡単なもので会いたいから部屋に行くというだけのもの。
何を話すんだろう、今更。部屋にはきて欲しくないから。。困ったな。
手紙を手持ち無沙汰にひらひらさせてどうしたものかと考え込む。
残業して遅めに帰って。、、近所のファミレスにでも行くのが賢明。
そう決め込んで来ると言った日は同僚の仕事まで残業で片付けて腹ペコ状態で帰ったらポストの前に元彼が立っていた
「やあ。」手をあげて階段を上がろうとした元彼に「悪いけど食事まだだからそこのファミレスでいい?」そう言った
「家で食べればいいじゃん」
「作るの面倒だから、それになんで部屋に上がるの?別れてんのにおかしくない?」そういうと渋々ファミレスについて来る
メニューを見て、和風ハンバーグセットにグラスビールを頼んで、先に一気にビールを飲み干して一息つくと
「なあ、俺が来てるのにいきなりビールっておかしくね?」という
「・・こっちは仕事終わってやっと帰ってきたの、飲みたいのが普通じゃない?」
・・前はこんなふうに言わなかったよね。ごめんて謝ってた気もする。
和風ハンバーグを食べながら元彼が話し出すのを待つ
「一体、なんの話?」
「・・ごめん、俺浮気してたんだ。」
「そうでしょうね。」
もぐもぐしながら話を聞く、“ってか浮気より本気だったんじゃないの?
だから別れたんでしょうが“と言いたかったけどハンバーグが美味しいのでいうのをやめた。
「最初は可愛くて構ってあげたくて、仕方なかったんだ、いつも起きた時からLINEが来て
おやすみまで、本当可愛かったんだ。茉莉はしっかりしてたし甘えない。おしゃれでもなかった。」
・・確かにそう、服はTPOを守って清潔であれば問題ない、洒落たこともしない。
プライベートのスマホは仕事中は電源を切ってる、会社用のスマホは私用で絶対使わない。
これは社会人としてのルールだと思っている。
だから元彼がいう彼女とは真反対。
「休日も会おうって部屋までくるからさ、休めないんだ、君はそうじゃなかった
休みでもお互いの時間はあった」
いや、そう言われても・・・もうなんとも思ってない茉莉は「へええ」としか返事ができない。
ため息を吐く元彼を見ながらハンバーグを平らげてコーヒーを飲んで出るタイミングを測っていた。
「とにかくさ、監視されてるみたいにLINEが届くんだ、思えば君はそうじゃなかった
別れて気づいたんだ、だからさ」
「まあ頑張ってよ、大変そうだけど」そう言って席を立ちかけた茉莉に
「やり直そう」と言われるけれど、全くその気がないから「無理」としか返せない
しゃーないと元彼の分も支払いを済ませて、部屋に帰ってしっかり鍵をかけてチェーンもかけた。合鍵返してもらってないことに気づいたから、勝手に入られても困る。
問題は翌日から起こり始めた