絡み酒の女
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___大江戸ビルの屋上は庭園になっていて社員の憩いの場になっている
お昼休みにサンドイッチと缶コーヒーで簡単にランチを済ませようと庭園のベンチに座ろうとした時
「お??」と声がしてその方向を見ると。
「コンビニの、___銀さん????」
「コンビニじゃなくて万事屋の銀さん」
「そうでした、万事屋の銀さん、お久しぶりです。っていうかどうしてここに?」
「仕事だよ、仕事、造園の手伝い」そう言って隣に座った。
「食べます?」そう言って茉莉はサンドイッチを差し出すと、
「いいのか?」と言って銀時は手を服でゴシゴシと拭いて一切れもらった。
「ここ職場なのか?」
「そうなんです、まさか会えるとは思いませんでした」
「ほんとだな」
「あ。コーヒー飲みますか?」
「甘い?」
「ええ。甘いやつです。私は水があるのでどうぞ?」
銀時はコーヒーのプルトップを開けて美味しそうに飲みながらサンドイッチを食べる
「ああ、そう言えば、あれから元気になったか?」そう聞かれて
「ええ」と答えた。
「仕事終わったら飯行くか?あと二人うちのがいるけどな」
「いいですよ、じゃあエントランスで」
「あとでな。サンドイッチご馳走さん」そういうと銀時は仕事へ戻った
ーーーー残りのサンドイッチを食べて水を飲んで、ランチタイム終了。
でも今日はちょっと楽しいかも?一人じゃない夕食はそれなりに楽しい、しかも今日は銀さんにあと二人。
午後からの仕事は目的があるとすいすい捗る。資料作りをさっさと済ませて定時に上がれるように計画的に進めて、定時きっちりに上がった。
EVを降りてエントランスにいくとすでに仕事を終えた銀さんがロビーで座って手をひらひらさせながら私の方を見て笑った。
そばに女の子と男の子がいる
「お待たせしました」そう言った私の二人を紹介してくれた。
「神楽と新八」
「初めまして、篠宮 茉莉です」
「初めまして、よろしくアル」
「初めまして志村新八です」挨拶をして、四人で焼肉になった。
神楽ちゃんの食べっぷりに驚くながらも世話を焼く銀さんの横顔は優しい。
食べ放題にした意味がわかるほど、神楽ちゃんはタラふく食べて、銀さんはスイーツを山ほど食べて神楽ちゃんに「血糖値!」って注意されてて。
間を持つのは新八くん
こんな楽しい食事は久しぶりで笑ってたくさん食べて、今度は万事屋にも遊びに来てよって神楽ちゃんの言葉に頷いた。
焼き肉の後は未成年は帰って銀さんとすまいるに飲みに行くことになった。
。。あのすまいる・・・である。
お妙さんが新八くんのお姉さんと知ってまたびっくりで・・・。
席に着くなりお妙さんに先日の醜態を謝り倒す
「元気になって何よりよ」
その言葉に安心しているとキャバクラに女一人できたことが不思議だった銀さんは経緯を聞いてきた。
ことの次第を話し、あの斉藤さんにとても迷惑をかけたことも話をした。
「そういえばあの後どうしたの?あの絡みっぷりは本当に凄かったわ」お妙さんに聞かれて
「山崎さんが車を呼んでいる間に歩き出して、橋の上で死んでやるって暴れたらしくて
斉藤さんが宥めすかして、そのまま帰るって言い出した私を送ってくれて・・さらに家で絡んだらしいです」
「アフロは?」
「睡魔に負けて寝てしまって、起きたら横で寝ててびっくりしました」
銀時は思わず終を思い出すが・・・あいつなら有り得ると納得してしまった。
その夜、いい感じに酔っ払いながら家に戻って、冷えた水を飲む。
“楽しかったな”と思いながら、ふと斉藤さんを思い出した。
そういえば最近会えてないな〜と・・・でもよくよく考えたら連絡先は交換していない。
偶然会うばかりで約束したのは一度だけなことに気づく。