アヒルの子はアヒルでいい
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沖田さんは相変わらず冷たい、でもそんな中で体調不良を訴える日が増えて愛理が看病していた
屯所をさる日が明日に迫って、夏海は焦りを感じていた。
きっと土方たちは信じない、愛理と沖田の関係も知っているから信じきっている
ため息をついて廊下を歩いているとき・・・斎藤隊長に会った
斎藤隊長は”明日出ていくんですね?”とスケッチブックに書いてみせたから「そうです」」と答える、また書き出す”色々大変だったけど、お疲れ様でした”
そも文字を見ながらもしかしたらと、最後の希望で・・夏海は見たことを話して彼女に気をつけてくださいと言った
夏海ができるのはここまで、あとは斎藤隊長に任せるしかない、と思った。
密偵の山崎と終の働きで事実が明らかになったのは一週間後だった。
愛理は座敷牢にいた時から真選組の隊長クラスの殺害の指示を受けて、チャンスを伺い、
休みの日に計画を練り、女という武器を使い隊士数名を抱きこみ、最後は沖田をターゲットにした
夏海はいい当て馬にされていたということになる
少しずつバレないように薬を盛っていき、やがては絶命まではいかなくとも廃人にはできると踏んでいた。しかし夏海に見られたことを愛理は知らず、やがて山崎と終によって全てが暴かれた
今回は沖田も被害者といえる部分があった座敷牢事件から始まり世話を焼く羽目になりボロボロに仕立てられた愛理を立ち直らせようとしてきた
深い恋愛までは発展しなかったのは幸いだったが、心を許していたのは確かだったから今回のようなことが起こった。どう考えても、割りを食ったのは夏海で、気の毒なのは夏海で。
終は事件解決の後、本当に可哀想なのは夏海さんだと土方に進言したほどだった
”ちゃんと仕事をして気遣いのできるいい子なのに”と思っていたから余計だった。
この事件は隊士の不祥事も含まれることから、表には出さない事件として処理された