アヒルの子はアヒルでいい
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再びの、いや。日常的な針の筵というのはこういうことなのかと思う日が続いていて、夏海は屯所を辞めたいと思うけれど行く先がないからどうしようもないと諦め半分で働いていた
夏海を落として自分がのし上がる彼女はそういう人なのか、もしくは居場所をつくりたいのだろうかと悩みながらも黙っているしかないと思う毎日だった
その日は屯所の用事で愛理が出入り業者のところへ支払いに出向くことになっていた、
愛理が襲われて、土方たちが幸い屯所にいたこともあり二人組のうち一人が捕まった
沖田たちが取調べを行うと座敷牢事件の関係者だとわかった
しかしその男は愛理への食事を運んだり世話をしていた男で愛理がなんとか助けてほしいと懇願して殺されることはなく、投獄されることになった
そこでまた夏海の名前が出された、たまたま団子屋でヒロインと知り合い、屯所勤で座敷牢事件の被害者も働いてると聞いたと・・夏海は団子屋でそんな会話もなければ、ひどい目にあっただけで、万事屋さんに助けてもらったくらいだ。
それを説明しようとしても隊士たちは攻めるばかりで、部屋に軟禁状態にされた。
困り果てた夏海は万事屋さんに聞いてと隊士にいうが聞こうとしない、これが土方たちならば解決してくれていたが女中を調べるのにわざわざ隊長クラスが出ることはない。
夏海は今までの積み重なった嘘の上に今回の事件で窮地に立たされていた
そんな中で山崎は密偵ということもあり、まさかなと思いながら銀時を訪ね、夏海のことを聞くと
「ああ〜あのガタイのいい女か、助けたよ、絡まれてたからな、どんな女でも女は女だ」
これが証拠とされて夏海は解放になったが契約上二ヶ月後には解雇は決定になった
しかし夏海は愛理がなぜこんなことをするのかが不思議で彼女を注視することは増えていて、
ある日のこと夏海はたまたま食品庫の片付け当番で奥にいた時人の気配がして顔を覗かせると愛理がそこにいてお茶を入れていた。
それはいいけれど、懐から何かを出して湯呑みに入れた。
なんだろうと思いながらも声をかけずに跡をつけていくと彼女は沖田の部屋に入っていった
それから気になって仕方なくて一週間の間こっそりつけてみると週3回お茶を入れて持っていく
沖田さんは何を飲まされているんだろう、何か嫌な予感がしてでも誰に言えばいいのか。
信じてもらえないなら止めるしかない
その日はお茶を入れて廊下を歩く愛理に声をかけてわざとらしくぶつかり、湯呑みごと廊下に落として沖田さんのお茶を私が入れ直して渡した。
食堂にいる時間を増やして、愛理さんが来たら私が入れて手渡して、途中まで一緒に歩いたり。とにかく色々邪魔をしてみた。