アヒルの子はアヒルでいい
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解放された中に夏海がいない、終は焦りを感じた。
最後に出てきた男の子と老婆が事情を説明する、夏海はわざと自分たちを解放させるために犯人たちに言った言葉
そして犯人が言った言葉。。愛理とか女中とか・・・
聞いていた土方はあの事件を思い出した。
「おい。この人たちを安全な場所へ移して話を聞いてくれ」そう言って山崎に引き渡される
「お姉ちゃんは?どうなるの?」男の子が土方に訴えると、「助けるから安心しろ」と頭を撫でた。
夏海は半ば諦めモードに入りつつあった。
斎藤隊長とのデート楽しかったな、とか手をつなげて嬉しかったなとか。
いいことがあると最後に悪いことがあるものなのかなとか
銀さんに通帳返せないけど困らないかな、とか
でも・・・悲しいな。と思う。・・・・・泣きたくなる・・。
その時だった、「夏海!無事かい!?」どすの利いた声が耳に届いて
「なんで?」飛び込んできたのは店から走ってきた西郷だった。後ろにはアゴミたち
ポロポロ涙が出て西郷は「よく頑張ったわ、あんた」そう言って頭を撫でる
その後に土方、終、銀時が続いて飛び込んで浪士たちを一気に捉えていく
西郷が夏海をガシッと肩に抱えると「うちの可愛い子をよくも傷つけたね?」そう言って浪士を蹴り上げてしまう
「あんた、この子頼むわよ」アゴミがそう言って西郷が肩から下ろした夏海を終に押しつけた
そのまま抱き抱えて安全な場所まで夏海を運んで、座らせると「大丈夫?」と言葉で言った。
うなづく夏海に銀時たちも駆け寄る
「ぎんさ、、、」
「無事でよかった、よかった」銀時も安心した顔で言ってくれたは伝えなきゃいけないことがあった
「銀さん、通帳と印鑑、中・・・」と銀行を指さした
「ええ???中?中?俺探してくるわ」そう言って新八たちと中へ飛び込んでいった。
夏海はそこで気づく、終に抱かれたままで座っていることに。
「あの。」
「大丈夫ですね?」
「はい」
「よかった」
言葉を話す終に驚きながら、まだ抱かれたままで離す気配はない。
ホッとして安心して、・・あんな事件のすぐ後なのに不謹慎にも幸せでいっぱいになる
アゴミはそれを遠くから見ていて、「うまくいくといいんだけど」とつぶやいた
「あれはうまくいくよ」西郷はそういうと皆を引き連れて店に戻っていった。
「・・おい、あいつは何をやってるんだ?」通帳と印鑑を取り戻した銀時は土方に終を指差して聞くと
土方も「さあ、わからん。邪魔しちゃ悪い気がして放っているだけだ」
「あのぉ、斎藤隊長?いつまでこうやって・・・土方さん見てますよ」
夏海の言葉に我に返ったように終は夏海を腕から解放した
お互いの顔を見合わせれば、顔が熱くなって・・きっと2人とも真っ赤になってる。
動悸がして口から心臓出そうなほどで。
「夏海、一応事情聴取するから屯所きてくれるか?」土方はそういうと終に夏海を任せて先に屯所へ向かった
「あ〜あ。顔真っ赤だぜ。」銀時はぽつりといって笑う
「夏海さん、右手右足同時に出てますよ」
「・・アフロは左手左足だ」
「・・・なんか面白いアル・・お似合いアルヨ」
銀時たちは2人がパトカーに乗り込むまでその様子を見ていた。