アヒルの子はアヒルでいい
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「こんにちは」話しかけて反応なし
「Hello What's your name?」反応なし
「Bonjour, quel est votre nom?」反応なし
「Hallo Wie heißt du?」反応なし
「Ciao come ti chiami?」反応なし
「Привет, как тебя зовут?」反応なし
困った夏海は奥の手の言葉を・・挨拶程度しか知らないけど聞き齧った言葉を並べる
「Hallo hoe heet je?」オランダ語で言ってみるがダメ
アジア圏で行ってみるかと
「你好你叫什麼名字?」・・だめか
じゃあこっちは
「안녕하세요 이름은?」・・だめか
後は何があったっけか・・・使わないと忘れてしまう、ベトナム語??フィリピン語?
アフリカ圏じゃないよね、うん、そっち系の顔じゃないから違う
ブラジル?・・ん〜〜〜困ったなあ、
土方たちも次々言葉が出る夏海を見て驚いていた。一体幾つの言語を知ってるんだ?と
ちゃんと話せるのは3カ国、挨拶程度は大学の学科でいろんな人種がいたからできる程度
夏海はふっと彼女の仕草で引っかかる
喋っているけれど反応が極端に薄いかと思えば顔を必死でみる
・・もしかして・・・・
夏海は手話で話しかけてみた
彼女の瞳がパッと開いておどおどしながら手を動かした。
・・ああ、そう言うことだったのか。彼女は言葉がわからないんじゃない、話せないだけだと気づいた・・・
彼女は手話で不安を訴えた、怖い、助けてと。
私がついているから安心してくださいと手話で言うと安心した顔を見せてくれた
夏海は土方に視線を向けてきつい口調で言う
「彼女は言葉が話せません、ただでさえ男性に囲まれてこんな雰囲気でどんなに怖かったか想像つきますか?折檻を受けるかもと怯えていたそうです。
相当きつい言葉もおっしゃったんじゃないですか?
筆談ぐらいは思いつきませんか?全ての人が話せるわけじゃないのですよ?
手話通訳はします、お立場もあるとは思いますが、まず彼女に謝ることが先じゃないでしょうか?」
はっきりと言う夏海に土方は驚きを隠せなかった
近藤も沖田も山崎もそうだった。
取調べは進み、彼女が現場にいたのは確かだったが、待ち合わせで迷った上言葉が話せず、ウロウロして困り果てたところ、そこにいた攘夷浪士の一人が親切心で助けて案内しただけでなんでもなかった
釈放された彼女は神楽たちに付き添われて帰って行った
銀時たちは夏海の対応ぶりとそのはっきりとした物言いに驚くばかりで、特に・・終は目を見張っていた