アヒルの子はアヒルでいい
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ーーー夜”かまっ娘倶楽部”を訪れた銀時はアゴミと夏海のことについて話をした、そこまでなぜ構うのかも不思議で、同じ趣向の仲間ならお互い大事にし合うことは分かっているが、夏海は明らか女性だ。
「あの子はずっと小さい頃から見れくれの悪さから性格を拗らせながら育ってるわ。
ほんとはさ、すごくいい子なのにやっぱりパー子、、あんただって美人の子がいたら見てくれで判断するでしょ?
あの子は嫌ってほど経験してきて親にまで言われて育った、親は本当に心配してたんだと思うわ、あのスキルをつけさせたんだから
でも、もったないじゃない。もう少し見てくれをちゃんとしたら、周りだって見る目が変わる。・・何でかしらね、ほっとけなくなったのよ。
せっかく女に生まれたんだから、さ、あの子二流になるって言ったけど、もしかしたら化けるかもしれないわよ、
あれだけのスキル持ってる子は滅多にいないわ・それにね、嫌な思いを重ねた分よく人を見てる」
銀時は確かに夏海はいい子だとは思うが女としての魅力はゼロに等しいと思っていたから納得はできた。
「とりあえず痩せる?」銀時がアゴミにいうと
「その通り、ダイエットよ、ただし健康的にね。苦手な運動もしてもらうつもりよ」
アゴミは鼻を鳴らしていった。
そして。トレーニングが始まった。
まず、少し体重を減らすためのウオーキングから始まった。
「いい?一日朝、一時間、昼一時間、夜一時間ウォーキングよ、走っちゃだめよ、まず歩くのよ!夏海は運動なんてまともにしてなかったんだからいきなりは膝を痛めるのよ」
アゴミは朝まで仕事をしているのに運動に付き合った
夏海が疲れているからいいと断っても、乗りかかった船よ!そう言って一緒に歩いて
「筋肉がついたら困っちゃうわ〜」と言いながら、くだらない話をして毎日運動した
食事もご飯は一日一食につき米は80グラム、それ食べたら芋類は食べちゃだめよ。根菜もなるべくだめよと注意されて食べたものを書かされた。
でもおやつを辞めて、土から上に生えている野菜を食べるようにしてお肉は茹でて食べていたらするすると体重が落ちた。
毎日決まった時間に体重計に乗る、これも決まり事になった
一日で体重が増えて悩んでいるとアゴミがちゃんと調べて教えてくれる
「水分だけで増えるのよ、便秘もそうよ、あんた一日で7000キロカロリーも多く食べた?」と聞かれて
普段通りと答えると一時的なものですぐ減るわよと言われ、半信半疑で過ごしてると減ってる
アゴミはつてで客としてきているトレーナーに質問していろいろ聞いて指示してくれていた
体重が3キロ減るとスクワットをさせられた、最初は一日10回しかできなかった
落ち込む私に、「夏海ん、1日10回一ヶ月で何回?一年で何回したことになる?積み重ねよ!」そう言われて立ち直る
アゴミはただ痩せればいい、というような考えじゃなかった。ちゃんと筋肉をつけて痩せなさいだった。
ジムへ行くようにもなっていつの間にかスクワットは30回4セット、慣れてきたらバーベルと荷重されていくができるようになっていく。デッドリフトも教えられる
家では簡単な筋トレにストレッチ、歩く、努力は徐々に報われていった