一世一代の恋
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その頃パトカー二台トラック一台が海辺についた。
そこから雪崩のように出てきた銀時たち
そしてトラックの荷台から屁怒絽
ーーようやく土方たちが居場所を突き止めて江戸を出たのが夕方。
誰も彼もが行くと聞かなくて、屁怒絽に至っては
パトカーに乗れない。
結果。トラックの荷台に乗った。
すでにその頃
神威は告白の真っ最中。
阿伏兎から事の次第を聞き銀時は呆然と立ち
沖田はあのバカイノシシやりやがった・・と呟き
土方は一先ず落ち着こうとタバコに火をつけるがなかなかつかない。
そして後ろで・・・ポロポロ涙を流す屁怒絽が・・・
失恋、かわいそうだけど・・失恋。
「幸せになってくれるならいいんです、
僕はいいんです
凛さんとの思い出がいっぱいありますから。」
そういう屁怒絽に言葉が出ない銀時たち
かわいそうと思いつつも、怖い顔だと思ってしまう。
「あのバカ兄貴より屁怒絽の方が幸せにできると思うアル・・
でも凛はあのバカ兄貴にずっと前から惹かれてる
それに凛はあいつみたいな強引なのに弱いアル
でも凛が幸せになれるなら、それでいいアル」
そういうと・・神楽は月明かりの下の二人を見ていた。
「夜兎とあの種がひっついちまうとは、ご先祖たちもびっくりだろうな・・」
阿伏兎が笑っていた。
やがて神威が凛の手を引いて戻ってきた。
「これだけ。探し回る奴がいるんだ、かぶき町に戻った方がいいんじゃないのか?」
凛に向かって冷静な声で土方が言った。
「凛さん、本当に疲れてしまってるのなら、
居場所だけでもちゃんと言って出かけてください、
僕は花屋で待ってますから
それに無理して戻ったら、また心が疲れてしまうかもしれない」
屁怒絽は、優しい。
「凛。帰ろう。疲れたら、ちゃんと吐き出せ。。銀さんが聞いてやる」
銀時はそう言った。
そんな言葉など無視したかのように神威は言った。
「凛さんは俺が連れて行くけど?」
全員が神威の顔を見た。
「どこへ?」
「春雨だよ」
「それだめアル」神楽が騒ぎ出す
「バカイノシシでいいのかぃ、凛さん」沖田も言い出す始末
新八は慌てて止めに入る。
凛はクスクスと笑った。
一筋の涙を溢して。
そして・・「ありがとう」と。言った。