一世一代の恋
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季節は巡って、夏を迎えていた。
なぜか屁怒絽の店を出る機会を失ってしまって凛は未だ屁怒絽のところにいる
ここには四季がある
様々な花を愛で
そしてそこに生きとしいける命の声を聞いていることは凛の役目でもあり幸せをくれることも多かった
血腥いことも多い町ではあるけれど、それでも人々は笑っている
人間という生き様を改めてみることの多い星だと凛は感じていた。
「花火、神楽ちゃんと見に行きませんか?」
そんなお誘いを新八から受けたある日の午後
普段は洋装の凛を神楽は店から引っ張り出すようにして
お妙のところへ連れて行こうとした。
「今日は花火大会ネ、お洒落するアルヨ」
「え?どういうこと?神楽ちゃん」
お妙のもとに急ぐ途中でアゴミたちが凛を発見してどたどたと走ってくる
凛はアゴミや西郷とも相当親しくしている
それは彼女の分け隔てなく接する性格から生まれた関係。
「凛ちゃん、どうしたの〜〜??」
「アゴミさん、こんにちは」
「相変わらず綺麗だこと凛、何を急いでるの〜??」
思い切り至近距離で話しかける相変わらずのアゴミの迫力に少々
凛も戸惑う
手を握って顔同士の距離3センチ・・キスせんばかりの距離感
「あ、あのですね、」
「花火大会のおしゃれするアルよ〜」
神楽が後ろでそう言った。
「万事屋の子じゃないの、おしゃれ?それなら私たちに任せなさいよ🖤」
「ダメあるよ、ちゃんと女の子のおしゃれを・・」
「ま!!私たちが違いおしゃれじゃないっていうの〜〜??
し〜つ〜れ〜い〜じゃ〜〜な〜〜いの〜〜??」
「あ、アゴミさん、落ち着いて、ね、ね、十分お洒落だから」
「わかってないわねあなたって子は。あのね。凛はただでさえ身長が高いの、
何センチだっけ??そうそう!170はあるの、
普通の浴衣じゃ合わないわよ、わかる?
その辺の浴衣じゃ長さが足りないチンチクリンよ、ダメダメ!
そんなかっこ悪い姿は凛には似合わないわ」
そういうとアゴミ一団が両腕を抱えてずるずる凛を引きずっていく
「あの、あの、アゴミさん、私別に浴衣じゃなくても。。。」
「いいのよ、私たちに任せなさい!」
・・・すごく不安なんですけど・・・・でも口に出せない凛だった。
「神楽ちゃん。助けて〜〜」
そういう凛は困り果てた顔だった
神楽は新八のもとへ走っていった。
「大変ある、アゴミに凛がさらわれたアル〜〜」
ことの次第をすべて話し、
銀時もやれやれと言った具合でお妙も同行させて店に向かった。