一世一代の恋
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「ほんとにあのバカ兄貴、何もしなかったアルか?」
心配そうに神楽が聞いてくる
「さっき変な天人に絡まれてるところを助けてくれたのよ、感謝しなきゃね」
「それなら良いアルけど」
「それよりお夕飯食べるでしょ?」
「うん、だから〜〜探してたアルよ」
「お腹減った?」
「すごく減ってる、今日は何が出るアルか?」
「今日はね、お野菜がたくさん入ったスープと
お魚は白味でフライにして二種類のソースにして、
神楽ちゃん用にたくさんピラフが用意してあるわ、
それとサラダとアスパラベーコンと・・」
「デザートはなにアルか??」
「今日は屁怒絽さんの作ったマドレーヌとクッキーに
私の作ったベリーパイに
アイスと生クリーム添えてあげるね」
「やった〜〜。早く帰るアル、ご飯、ご飯〜」
凛の手を引き小走りになる神楽にどこか愛しさにいた温かさを感じていた
何の打算もなく純粋に慕ってくれる神楽にできることはしてあげたいと思う
不思議な感覚ね、そんなことを思っていた。
「なんか。ほんとに興味湧くね」
神威はビルの屋上の端に腰掛けその2人を見ていた。
後ろから聞き覚えのある声がした。
振り返ると阿伏兎がそこに立っていた。
「いた、何を時間潰してんだ?団長」
「ちょっと人助けをしてたんだよ」
「団長が???」
「何?俺が人助けしちゃ変なの?
・・まあ、ちょっと興味が湧くことができたから良いけどさ」
「なんだそれ?」
「・・内緒、そのうち教えてあげるよ、阿伏兎」
「ヘイヘイ、気長に待ってますよ、そろそろ船に戻ってもらえますかね〜」
「わかったよ。まあすぐここへ来ると思うけどね〜、
色々したいことが出来たから」
「はあぁ?ダンチョ〜〜???」
またかという顔で神威の背中を見てため息をつく阿伏兎がいた。