「あれ…大石、手塚は？」

「風邪で休むそうだ」
「珍しい…昨夜は何ともなかったのにな…」
「何だ？乾」
「！…いや、何でもない…」

「誰かさんが寒い格好させたせいじゃないの」
「ふ、不二っ！何を言うんだ」
「慌てるところが怪しいにゃ～」
「菊丸まで…っ！」
「何で手塚の風邪と乾が関係あるんだ？」
「タカさん…！そんなタカさんが大好き！」
「え…不二？！」

「ゴホン…とりあえず、手塚がいないなら竜崎先生と部活の事を相談しに行かないとな」
「大石」
「何だ？乾」
「……部活…休んでもいいか？」
「お前も具合が悪いのか？」
「そう…手塚という伴侶を無くした心の病…」
「は？」
「んもう、空気読んでよ大石」
「空気？」
「休んでいいよ、乾」
「おい、不二！」
「１日くらい大目にみようよ、大石」
「すまない不二、菊丸」

「あの頑固者の機嫌、めいいっぱい取っておいで」

「いってらっしゃ～い♪」



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「何だ、突然…」

「見舞い？」

「部活はどうした」

「昨夜のせいが原因？…ああ、そうかもな」

「責任取る？看病でもする気か？」


「！？」

「うつしていいってキスする事ないだろ！バカっっ」