眼鏡女王
近くの浜辺に、比嘉中テニス部の数人で遊びに来た。
波打ち際で駆け回ったり一通り騒いだ後、木手は休憩するため東屋に向った。
東屋のベンチに腰を下ろすと、一匹の猫が近付いてきた。
人懐こいその猫は、木手の傍で寝転がる。
あまりにも動じないので、木手はそっと猫の背中を撫でた。
猫は気持ちよさそうに喉を鳴らした。
「永ちゃん、ネコ派?」
平古場達と水かけっこをしていたと思っていた甲斐が、いつの間にか東屋に来ていた。
「派かどうかは知りませんけど、嫌いじゃないですよ」
「なんか、ネコ撫でてる永ちゃんチョー可愛い!」
「…何言ってんの」
「顔が優しいっつーか…俺にもそんな表情見せてほしい」
「だったら、キミも撫でてあげましょうか?」
「え?!」
「…そこで嬉しそうな顔しないでよ…」
波打ち際で駆け回ったり一通り騒いだ後、木手は休憩するため東屋に向った。
東屋のベンチに腰を下ろすと、一匹の猫が近付いてきた。
人懐こいその猫は、木手の傍で寝転がる。
あまりにも動じないので、木手はそっと猫の背中を撫でた。
猫は気持ちよさそうに喉を鳴らした。
「永ちゃん、ネコ派?」
平古場達と水かけっこをしていたと思っていた甲斐が、いつの間にか東屋に来ていた。
「派かどうかは知りませんけど、嫌いじゃないですよ」
「なんか、ネコ撫でてる永ちゃんチョー可愛い!」
「…何言ってんの」
「顔が優しいっつーか…俺にもそんな表情見せてほしい」
「だったら、キミも撫でてあげましょうか?」
「え?!」
「…そこで嬉しそうな顔しないでよ…」