ダンガンロンパ
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愛の鍵、とやら。
どうも所持すると「他者の妄想が一晩だけ実現される」というものらしい。
こんなつまらなくなさそうで、気色の悪い道具を試してみない訳がなく。
一体どんなクソみたいな茶番が広げられるのか、と思いながらラブアパートの扉を開くと──
「……は?」
目の前にあるのは、女の尻だった。
正確には、女の肩から下が壁から尻を向けて生えていた……で、いいのだろうか。
両腕は壁の向こう側にあるのだろう。
ちゃんちゃらおかしいのは、太腿から下はまた壁に埋められていること。
つまり、胸・背中・腰・尻だけがオレ側に向けられてるっていう。
理解には程遠く、されど好奇心は中々に掻き立てられるそれ。
オレの素っ頓狂な声から、彼女はこちらを振り返ることなく……いや、振り返ることが物理的に不可能だから、そのままケツを向けて喋り倒す。
「あ、えと、もしかしてその声、王馬くん?!お、お願い!なんか壁に体がハマっちゃって抜けられないの!!このさい少々体触ってもいいから、とにかく助けてぇ!!」
ああ、なるほどね。緋ノ風ちゃん、ド変態じゃん。入間ちゃんより救えなくて逆に引くけど?
どうにか彼女は体を捻ったりして、穴からの脱出を試みているようだけれど………多分、それすら呆れるほどの嘘。
一度、小さい溜息を吐いた。そして勢いよくまくし立てる。
「うっわ、緋ノ風ちゃん可哀想〜!!今助けてあげるね!!!あっその前にこの壁、全然オレが1人通るくらいの隙間が横にあってさ。一旦キミが本物かどうか確認しに行っていい?いいよね?やったー!!オレだって、見ず知らずの変態壁尻女に触れるのって気色悪くて無理だもんね!!お邪魔しまーす!!」
「え、ちょ、ちょっと待って!!こっちには──」
ひょい、と壁の向こう側へと足を踏み入れ、状況を確認する。
そこには、勿論壁に埋められたなっさけない姿の彼女……正確には顔、両腕、両足があり。
その対角線上には、まあ『ラブアパート』に恥じないアダルトグッズが山程あった。
ついでに本来であればいい感じにテンション上がるメリーゴーランドと、甘ったるいミルクチョコレートみたいな悪趣味ベッドも。
「うーわ、いかにもじゃん〜!何?例えばベッドでネグリジェとか着ててさ、うっふん王馬く〜ん♡私をめちゃくちゃにし・て♡とかなら理解できるんだけどな〜……何で『こんなもの』がここにあるんだろうね?」
「さ、さあ……私も、解らないよ……」
そう。一際目を引くのが──巨大な注射器、或いは男性器を連想させる装置が、彼女の眼前に聳え立っていること。
「ふーん……センスあるじゃん?なにこれ?」
くたびれた説明書らしきものが、地面に棄てられている。
勿論、ここの本質をそれとなく理解するために、わざと半信半疑の表情で目を通して。
『ドキッ! これであなたも人格排泄!』
・当装置は壁に固定された方が絶頂する度、自動で注射器から人格排泄ゼリーが口腔内へと注入されます
・絶頂カウンターは壁に通じる心拍数と体動、そして音声から検出されます
・初期絶頂カウンターは「5」からカウントダウンし、「0」と表示されると無事に肛門からゼリー状の人格が勢いよく排泄されます
※人格排泄完全終了後、60秒で現実へと戻ります
「……………………はーん、なるほどね~。」
簡易的な説明であれど、非常にシンプルではある。
彼女の表情はバツが悪そうに、不安に溢れた羞恥の色を魅せている。しかし、どこか期待を孕んだ瞳で。
そりゃあそうか、これが彼女の妄想であり、願望。そしてオレはそんなキミにとって都合のいい悪役。
「つまり、緋ノ風ちゃんはここでオレに貞操をしっちゃかめっちゃかにされて、このちんこシシオドシからゼリー飲まされて、人格をうんこみたいにブリブリ排泄しないと現実に帰られないってこと?えっ超下品なんだけど!」
「ちょっと、言い方!!!」
「事実だも〜ん。」
ここは、ラブアパート。確か途中で退出すると、相手がしっちゃかめっちゃかに苦しむんだとか何とか。
いや、全然オレとしては途中で緋ノ風ちゃんが目覚めて苦しむのもやぶさかではない。というより、何かそれもそれでつまらなくはなさそうだ。でもぶっちゃけ彼女が現実で苦しんだとして、オレにそれを確認する術はない。
じゃあ彼女の妄想に付き合って、綺麗サッパリ忘れてもらうのが後腐れないんじゃないかな。
そ、れ、に。
「緋ノ風ちゃんがオレのせいで無様に5回もイくところは、つまらなくなさそうだし?」
口角を吊り上げて、彼女の顔を覗き込む。
はっとした表情のキミは瞬きを何度かした後に、ようやくオレの言葉を飲み込んだ。
「それッ……!!どういう意味……!!」
「さーてね。足りないオツムで考えたら?あ、今緋ノ風ちゃんはオレにブチ犯されてうんこ捻り出すので頭の中煩悩だらけだから解んないかあ!!」
そのままこの場に準備されたアダルトグッズを物色する。
ありきたりな電マやローター、ちょっとハードな鞭とロウソク、ローションやアナルプラグまで。ここは淫売デパートか何かなんだろうか?全部これが緋ノ風ちゃんの妄想世界なんだから、これは中々擁護できない。ついでに全部使う義理もない。
「うーん。緋ノ風ちゃんはどれでバカみたいにアヘりたい?オレとしてはさー、やっぱり壁尻状態のキミのイキ顔が確認できないから、基本このシチュエーションはマイナスなんだよねー。」
ブイン、とわざと電マの強さを最大にして、ふりふりと彼女に見せる。
歪んだ表情ではあれど、どこか既に熱っぽい視線は、オレの手から目が離せなかった。
「わ、私……」
「あ、大丈夫!最後はオレがちゃんと責任持ってセックスするから!やっぱフィニッシュはちゃんとオレが付き合ったほうが、緋ノ風ちゃんも嬉しいんでしょ?」
「えっ、そんな、私、違──」
「嘘つき。」
ヒュ、とこの一言だけで彼女は凍ったように止まる。
オレにそう言われるだけで、だ。
だって、この愛の鍵でここに導かれたのはオレだけだ。だから、これは間違いなく『緋ノ風ちゃんがオレにそうされたい』って願った証。
それなのに、それにさえ嘘をつくなんて。冗談にしてもつまらない。
電マのスイッチを切り、彼女に言葉をかけず、そのまま壁の向こう側へと歩く。
眼前には制服姿の上半身と、何の意味も成していない飾りのスカートと、こんな時に限って、いやわざとかもしれないグレーの下着に覆われた尻。
「……因みにさー。このちんこシシオドシ、音声でも作動するって書いてあったんだけど。自分で作動させる努力はしたの?ほら緋ノ風ちゃん、演技でもアンアン適当に喘いだりすれば反応しなかった訳?」
「そ、そんなのとっくにやってみたよ………!!」
「へー。やったんだ。良かったね、この部屋に招かれたのかオレだけで。もしその声で最原ちゃんや百田ちゃんとか……複数の人が来てたらどうするつもりだったの?緋ノ風ちゃんは皆にうんこゼリー見せつけるつもりだったの?見られて喜ぶタイプ?うーわとんだアバズレビッチじゃん!」
「……ッ!!」
「ま、電源がオフになってるから、キミの努力ってまるで無駄だったんだよね〜。よいしょ、っと。」
がちゃん、とこちら側の壁にに設置されているレバーを下ろせば、低めの電子音が部屋に響く。
間抜けなピロピロしたチャージの音の後、録音されているであろうモノクマの声でアナウンスが続いた。
『人格排泄アナルゼリー、充填完了!対象のアクメを確認後、喉の奥までズブズブと………流し込んじゃいまーす!!!』
「や、やだあ!!」
「やだあ!!じゃないのー。今さらカマトトぶってもだーめ。自分で望んだクセに、いけしゃあしゃあとそんなこと言うなんて、狡い雌豚だね〜。」
そのままつう、と彼女の背中に人差し指を這わせる。
きゃうん!と随分幸せそうな嬌声が聞こえて、キミがどれだけオレに期待しているかを示した。
制服越しでこれだもの。本当に敏感なところを直接触ったら、すぐにでも達しちゃうんじゃないか、なんて。
小さく鼻で笑って、まずは脇腹の隙間に両手を通す。
下から上に、ぞわりぞわりと胸に向かって手を這わせ、まずは下着越しに双丘を包んだ。
「わ。緋ノ風ちゃんって着痩せするタイプ?意外と両手で収まらないぐらいはあるんだね。」
「やめ……」
「やーだ!据え膳食わぬは男の恥!今からオレはこのマシュマロおっぱいを心置きなく堪能するの!それくらいしてもバチは当たんないって!!」
そのままブラのフロントホックを外して、直にもにゅもにゅと触れてみる。
じっとりと下乳は汗ばんでいて、どうしようもなくそそる。悪くない、かな。
すり、と胸の輪郭を辿るようになぞり、くるくると乳輪の周りを撫で続けた。
「んッ……ううッ……」
「あ、もしかして乳首切ない?触って欲しい?」
「そんな……こと………」
「でもヤダ!こういうのは、やっぱ1回目のアクメは乳首イキが鉄板だろうから〜、それが実行できるまで、オレは緋ノ風ちゃんのコリコリ乳首を触る気は無いよ!」
彼女の主張を続ける突起の真上で、かり、と虚空を引っ掻く。
触れていないのに、背筋が跳ねた。快楽を欲しがって予想する身体は正直だ。
「ほ〜ら……カリカリ……カリカリ……ってしてほしいよね〜……もう少し、あと少しでオレの指がキミの勃起乳首に触れちゃうよ?いいの?」
「は……う、ッ……」
「それとも下からさすって欲しい?コロコロ指で転がされたい?あ、もしかしてギュッて痛いくらいに抓られたい?」
「く、うッ……や、だ……ッ……」
「ほら、緋ノ風ちゃんが自分で選ばなきゃ。どれが一番気持ちよくって、一番アクメキメれるか。だってキミが5回もイかないと、この反吐の出るような拷問は終わらないんだよ?」
「う……そ、れでも……ッ……!!王馬くん、に、言うのは……ッ、やだ……!!」
「ふーん?どうして?言えば楽になっちゃうのに?」
「負けたく……ないッ……!!こんな、ッ、えっちな……の、王馬くん、に、して欲しい、とか……ッ……浅ましい、から………!!」
「……ばかだね、緋ノ風ちゃんって。」
その言葉と同時に、両乳首をピン、と中指の爪で弾いた。
気が狂ったように悲鳴を上げる。壊れたバレリーナみたいに体をくねらせる、壁に埋められたままの彼女。
本当に、馬鹿だ。その言葉は、自分から「えっちなことが大大大好きです♡王馬くんに完全敗北したいです♡」って言ってるのと全く同じ。
瞬間、カウントダウンの音が聞こえた。
『対象の絶頂を確認!人格排泄ゼリーを注入します!』
まさか本当に緋ノ風ちゃん、乳首で絶頂するなんて。王道凌辱エロ漫画じゃあるまいし。
そのままこにゅこにゅと乳首をこね続ける。壁の向こうでくぐもった淫蕩の鳴き声が聞こえ、何かを嚥下するような音もした。
恐らく、ゼリーを食道へと流し込まれているのだろう。
オレは暫く無言で彼女の胸を堪能し、揉みしだいたり、胸の突起を転がしたりして時間を潰す。
そうして、アナウンスが再び鳴り──
『第1段階、注入完了!引き続き、彼女の願いを叶えてくださいね!なお現在の消化管の状態は、王馬クン側のモニターに表示されますので、ご覧くださいな。』
ピロン、という音と共に壁の上部に医療機器のモニターのような物が映し出された。
見るに、これは彼女の大まかな消化管断面図……らしく、現在胃の部分にビビッドピンクのゼリーが蓄積されているらしい。
「は〜……ほんっと、飽きさせないようにしてあるねえ、この夢はさー。」
独り言のようにごちて、緋ノ風ちゃんの胸から手を離す。
そのままお腹をさすり、本来であれば耳元で囁きたいところを諦めて。
「どう?人格排泄ゼリーって甘い?それとも不味い?口当りは悪くないの?オレちょっと興味あるなー?」
「う……うう………」
「あー、喋られないほど美味しいってことかー。おかわりいる?いるよねー。だってあと4回ゼリー食べないと、終わらないんだよねー。」
よっと、とわざとらしく言いながらスカートを捲る。
一度彼女が果てを迎えたのは事実らしく、灰色の下着はクロッチ部分が濃く変色している。
少しずらせば、ねっとりとした愛液が糸を引いていた。
「うわ……マジイキしてるじゃん……マン汁ぬちょぬちょ、雌臭いよ?」
「う、ちがう……イッてない……っ……」
「また嘘ついた。ねえ、説得力皆無なんだけど。もうちょっとマシな嘘のつき方してよね。」
「ひんッ!!」
ずりずりとショーツをずらして、太腿まで下げる。これ完全に脱がすことは考慮されてない作りだ。
そのままくぱあ、と熱を持った花弁を開く。はくはくと呼吸をする陰部は、早く次の快楽を、と訴えかけているようだった。
まだ指を挿入れる気はさらさら無い。ちゃんと彼女の口からねだれるようになるまでは、お預けだ。
「乳首イキの次はー、やっぱクリ責めだよね!因みに緋ノ風ちゃんはクリオナ派?それとも膣(なか)派?」
「し、しない……。」
「へったくそな嘘。次にそんな嘘ついたらペンチでクリトリス潰しちゃおうかな。」
「ひッ……」
「ま、いいよ。どうせキミの身体は淫乱で正直なんだ。まずはその皮かぶってる雌ちんぽに聞いちゃおーっと。」
彼女の股下に座り込み、正面に陰核が来るように見上げる。低身長がこんなところで活きるとは思わなかった。
そっと緋ノ風ちゃんの太腿から股へと指を這わせる。人間の神経は縦向きに通っているから、それに逆らうように、下から上へ。叶うなら、鳥肌を促すが如く、厭らしく。
ガクガクと股を閉じようと、彼女の太腿が震えている。ふーっ、と陰毛に息を吹きかければ、派手に身体が跳ねた。
「さて、緋ノ風ちゃんのクリはどこかなー。こっちかなー?それとも、こっちかなー。」
誰が聞いてもテキトーを述べているような声色で、わざとクリトリスを避けるように陰部を撫でる。
小さく喘ぎ声を漏らし、くねくねと下半身を揺らす自称オナニーしません女は今、どんな顔をしているんだろうか。
そっと、両手で小陰唇を広げる。
ひくん、ひくんと陰梃は脈打ち、与えられる筈の刺激を待ちわびていた。自然とオレの口角は三日月のように弧を描く。
「見ぃつけた。可哀想だなー、キミが素直にクリちんぽいじめてくださぁい♡って言えば、こんなに苦しそうに勃起しないのにさー。」
「やだ……ッ……見ないで……!!」
「緋ノ風ちゃんはオレに意見できる立場じゃないんだよ?寧ろ感謝して欲しいぐらいだね。じゃ、いただきま~す。」
そのまま、れろん、とコリコリの蕾を舐める。
一層甲高い懊声が壁の向こうで聞こえた。
舌先でちろちろと陰核を愛撫し、暫く続ける。
弾けば弾くほど、艶っぽい太腿がもじもじとオレを誘い、嗜虐心がそそられて。
わざとらしくじゅる、と吸ってはぴんっ、と舌で弾き……を繰り返す。
聞こえる淫らな雌の譫言が、鐘の音のように聞こえて。
唇を離せば、銀の糸がふつりときれた。そのまま指で彼女の卑猥な宝石を磨きながら、言葉を落とす。
「にしし……解った。緋ノ風ちゃん、クリオナ好きでしょ。クンニでこんなに喚いてさ、多分そっちの脚先もピンって伸びてるよね。ダメだよー?脚ピンのイキ癖は、中々治んないんだから。」
「あ、ううッ……!!や、あ゙ッ……!!」
「でもま、あと4回もあるし。一旦雑にイかせて、そのあと電マで無理矢理絶頂コースは予想できるよね?」
「やだ……!!やだやだやだァッ!!!」
「……ッ、めんどくさいな。ほらイけよ!!こっちはメリットゼロでお前の願望形にしてやってんだよ!!派手に無様に情けなく、イけって!!!」
「や、アッ、も……イ゙ッ────!!!」
無理矢理人差し指と中指でぐりぐりと肉豆を円を描くように潰し続けた。
まな板の上の鯉みたいに、彼女の全身を淫靡な電流が走る。
今のは間違いなく、オルガスムスだった。
この女は乱暴な言葉と行為で興奮している。本当に、どうしようもない。
『対象の絶頂を確認!人格排泄ゼリーを注入します!』
また、向こう側で機械の駆動音が鳴り響く。
それを合図にゆっくりと緋ノ風ちゃんの下腹部から這い出て、モニターに視線をやった。
ピンク色のゼリーがどんどん食道へと押し込まれ、胃を埋め尽くし、とうとう十二指腸から小腸へとハイスピードで流されていく。
人間の小腸は大体6m程度だ。5回で彼女の腸がパンクするのだから、あと2回ぐらいでのたうち回るほどの便意が限界を迎えるのだろうか?正確には人格排泄、だが。
いずれにせよ、まだ先は長い。
『第2段階、注入完了!引き続き、彼女の願いを叶えてくださいね!そうそう、もう1回ぐらいの注入で、ゼリーが活発に動き始めますよ。綺麗なアナルゼリーを排出するため、腸内のガスと便を駆除してくれるんだね!よかったね!』
「ううぅ……よ、よくない………ッ……!!」
派手に噎せながら、否定を述べるマゾ豚。
そんな彼女を他所に、オレはさっきほっぽりだした電マを拾い上げて電源を入れる。
「えー?オレは別に緋ノ風ちゃんのうんこ浴びたくないから、アナルゼリーが綺麗にしてくれるんなら嬉しいかな。いくら女の子とは言えど、オレは糞かぶりの趣味は無いし。」
「でも……そうじゃなくってえ……ッ……」
「でももへちまもクソもないでしょ?」
そのまま腕を股に通し、振動を最大にした電マを、果てたばかりの陰核へと押し当てる。
お゙ッ、というようなウシガエルの潰れた汚い享楽の悲鳴は、壁一枚隔てた向こう側でアンサンブルを奏で始めた。
「うーわ、萎えそうなくらい下品なオホ声。それ女の子が出していい悲鳴じゃないよ?」
「ならァ゙ッ──あ゙ぁ゙ッ!!!や、やめ゙でえぇえ゙ッッ!!」
「止めないってば。キミは止められることを望んでない。オレにこうやって凌辱されるのを望んでる、正真正銘の淫乱なんだよ。いい加減認めたら?」
少しずつ、電マは円を描くように動かし、反対の手で胸をまさぐる。
壁に埋められたトルソーに覆いかぶさるオレは、はたから見たら滑稽なんだろう。いや、もっと滑稽なのは緋ノ風ちゃんなんだけどさ。
「ほーら。もっかいメスイキしよ。流石に次イったら言い逃れできないよね。ビンビンになったクリちんぽで電マアクメキメました、って正直になろうよ?」
「やだ!!やだやだやだ!!!イ゙グっ!!!イっぢゃぅ゙ッ!!イ゙グ、うぅ゙ッ──!!」
「……だから、イけっての。」
低めの声で囁いた瞬間、びしゃびしゃと彼女の雌穴から潮が噴き出る。まるで放尿の噴水ショーだ。
派手に悦楽を嬌声で鳴らし、苦悶とはち切れる神経のわだかまりは、壁の向こうで弾けた。
ああ、ここまでくると顔が見たい。どんな不細工な表情をしているんだろうか。
アナウンスが始まる前に、オレは電マを投げ捨て、足音を大きくたてて壁の向こうへと歩みを進める。
「こないで………お、まくん………こないでぇ…………」
「見せてよ、緋ノ風ちゃんの世界一醜いアヘ顔。どうせもっと酷いものを、このあと見るんだからさあ。」
くつくつと喉を鳴らしながら、オレは彼女へと視線をやる。
眼前に広がったのは、それはもう派手に頬を紅潮させ、目は涙でぐっしょり、鼻水と涎ですべてが台無しの官能に狂わされた肉便器だった。
成程、オレはこの子にこんな顔させるくらいのことをしていたんだ、と実感する。
ああ。犯したい。そんな欲が改めて産まれた。
今までおざなりにしていた自身の欲望が、少しずつむくりむくりと膨らんでくる。
口元に手を当てて、フウーッ、と深い息を落とした。
そうこうしている内に。
『対象の絶頂を確認!人格排泄ゼリーを注入します!』
アナウンスが始まり、巨大な注射器のような、男性器のオブジェが彼女の口元に鹿威しの要領で倒れ込む。
そして、管が無理矢理彼女の口腔や鼻腔へと侵入し、悪趣味なネオンピンクの流動体が流し込まれていった。
呼吸のために、嚥下せざるをえない緋ノ風ちゃんの喉の上下が、あまりに欲を掻き立てる。ごっきゅ、ごっきゅと鳴る咽頭が永遠に響き続けるような錯覚。
ようやく管は彼女から離れ、嘔吐しそうにえずく姿はオレを昂らせるには十分すぎた。
「あははッ……へえ、かなり、エロいね……え、ねえ。自覚ある?オレすっげー今勃起してんの。緋ノ風ちゃんのせいだよ?」
「う、うう……たす、けてよぉ……おうま、くん……」
「助けてるじゃない?あと2回アクメしたら終わるんだって。」
『第3段階、注入完了!引き続き、彼女の願いを叶えてくださいね!それと、間違っても人格排泄ゼリー以外のものを今彼女に経口摂取させてはダメだよ。異物が混ざると、人格が綺麗サッパリ無くならないからねえ!うぷぷぷぷ!』
なるほど。イラマチオして顔射は望んでないってことか。オレには愚かになってほしくないってことだろうか?だとしたらユニコーンも吃驚仰天、幸せな処女のお姫様だ。
本当に強姦されたいなら、タイミング的にもオレの精液を喉頭に流し込まれてひんひん泣くところだろうけど。
ぜいはあ、と息も絶え絶えな彼女は、お涙頂戴の声色でオレに語りかけた。
「やだよ……おうま、くん……わたし……人格、排泄、とか……したく、ない……」
「へえ。この期に及んで、まだ嘘つくんだね。緋ノ風ちゃんは。」
「だって……人格排泄とか、確かに、排泄って……恥ずかしい、けど、人格が……無くなるって……想像できなくって……ねえ、現実に戻ったら、わ、私、死んじゃうの?この場合ってコロシアイになるの?その場合、王馬くんがクロになるの……?」
「…………何?お情けから饒舌になってるの?それだったら思い上がりも甚だしいよね。」
「違うよ……う、ッ、ぐ、う………わ、たしは……ッ……おうまくん、のことが、しんぱい、で……ウゥ゙ッ?!」
瞬間、ぐぎゅる、という消化器官が蠕動する音が、部屋中に響いた。
どうやら、始まったらしい。人格排泄の準備が。
「にしし……自分のお腹の方心配したら?すごい音鳴ってるよ。」
オレはその言葉を吐き捨て、また壁の裏側に回る。
モニターにはピンクのゼリーがもう小腸を埋め尽くし、少しずつ大腸を侵食し始めていた。
ゆるゆると、彼女の腹部をさする。
「あと、2回だ。緋ノ風ちゃんがド派手に漏らすまで。ね、そろそろまんこが寂しいんじゃない?」
「ううッ……だ、だめ……さすっちゃ、だめぇ……」
「お腹痛い?苦しい?」
「う……ん……といれ……いき、たい……かも……」
「無理だね。壁にガッチリ固定されてるし。だから、オレが緋ノ風ちゃんに出来ることって、早くこの願望を叶えてあげることぐらいなんだよ。」
「といれ……」
「違うだろ?便器はお前だよ。」
ぬぷぷ、とそのまま指を腟内へと埋める。
本当は緋ノ風ちゃんが欲しいとねだるまで、我慢させるつもりだったのだが──どうやら彼女の方にそこまで余裕が無いらしい。面倒くさい行程はもうすっぽかした。
べっちゃべちゃの産道は、オレの指を逃がすまいときつく締めあげる。此処に突っ込んだら、どれくらい気持ちがいいんだろうか。
グレフェンベルグ・スポットを抉れば、ぶじゅる、と蜜壺から汁が溢れた。
挿入れたい。このだらしない貪婪な煩悩の穴に。
ああくそ、意外とオレも堪え性が無いな。彼女の表情を確認しに行ったのは軽率だったかもしれない。
苦虫を噛み潰したように歯軋りをし、そのまま指を最奥まで穿つ。ぬる、とした風船のすぼんだ口が触れる。子宮口が、降りてきているからだ。
「なんだ……準備万端じゃん。ほんっと、ド淫乱だよね、緋ノ風ちゃんって。」
「ゆる、して……おま、くん……ゆるしてぇ……」
「とりあえず、中イキさせるね。ほぐさないと……辛いだけだろうからさ。」
気遣う言葉に聞こえるのなら、とんだ思い違いだ。彼女が辛かろうと、苦しかろうと。この悪夢が終わるなら何でもいい。
オレが緋ノ風ちゃんに完全なる劣情を抱いたっていうのに、人格排泄のためにレールの上を歩かされているのが腹立たしいためだ。
ああ、そうか。だから緋ノ風ちゃんはオレを選んだんだ。オレはきっとこういうふうに、人格排泄を否定しないから。最原ちゃんや百田ちゃん、ましてやゴン太じゃ無理だもん。
いや、そこまで推測するのは止めよう。どうせ夢だ、コロシアイでも何でもない。無粋にも程があるか。
これは、緋ノ風ちゃんがオレへと抱いている妄想。
今は、目の前の女の願い通りに華を派手に散らさせるだけ。
すう、と息を飲み込んで。いつものネコナデ声を上げる。
「ポルチオ、抉るよ?変態ちゃん。」
「ひッ──!!」
そのまま、ずぶりと指を3本挿入れて、ぐっぽぐっぽと子宮口の少し上を貫く。
緋ノ風ちゃんの腰が激しく揺れ、快楽の波に溺れていくのが目に見えて解った。
このまま暴れていれば、壁から身体がスッポ抜けるんじゃないか?なんて要らない期待を膨らませてしまう程に。
がくがくと太腿が震え始めた。手繰り寄せている。彼女の絶頂を。
「お゙、お゙ッ……!!も、ぉ゙ッ………!!む゙り゙ぃッ!!く、るじい゙、ッ、ぐる゙じ、い゙のぉぉ゙ッ!!」
「でも、バッチリ感じてるんだよねー。ほらほら、もうちょっとでイく?イく?また無様にお漏らししちゃう?あ、それとも人格排泄ゼリーが漏れちゃう?」
「あ゙、ゥ゙うっ!!や゙、あ゙ッ!!い゙、ッ、グゥ゙ッッッ!!イ゙グぅゥ゙ッッ……っ、あ゙あ゙あ゙あ゙ッッ!!」
「……っと!!」
彼女の潮吹きのタイミングで、腕を抜き取る。
しかし、絶頂のそれでゼリーを漏らすことは無かった。
ぶしゃぶしゃと股を濡らす愛液をひとつすくって舐めても、甘味も何も無い。ただ人臭い、雌の味。
『対象の絶頂を確認!人格排泄ゼリーを注入します!』
「……あと、1回。」
ぽつりと呟いた。壁の向こうで4度目の駆動音が響く。
やだ、やだと拒絶の悲鳴を必死に述べる彼女の声は実に矮小で、敗北者そのものだ。
暫くすると、女の声は止む。モニターの消化管がピンク色でとうとう大腸から直腸まで埋め尽くされた。
『第4段階、注入完了!あと少し、彼女の願いを叶えてくださいね!もしかしたらそろそろ人格のお漏らしが始まるかもしれませんが──安心してください、このゼリーには媚薬成分も含まれていますから、排泄の感覚は快楽になりますよ!』
来た。待望であり、惜しくもあるあと1回。
惜しいと思っている辺り、オレも此処まで来てそこそこ意地が悪い。本当に、都合の良い悪役だ。
まじまじと、緋ノ風ちゃんの菊門を眺める。当然、漏らすまいと力んでいるのが伝わる。
肛門括約筋を無理矢理締め上げて、人格を排出しないように、無駄な努力をしているのだ。
ゆるり、と再び腹部をさすった。
「わ〜……凄いね、オレ、1回もセックスしてないのに、もう立派なボテ腹だよ!!これは癖の人にはたまらないんだろうな〜!!」
「ふっ、ぐう………!!うゥ゙ッ………!!や、めて………ッ………!!」
「ねえねえ、例えばなんだけどさ。オレがこの妊婦みたいなボテ腹に右ストレートキメたら、緋ノ風ちゃんはやっぱり我慢できずにお漏らししちゃうの?」
「だ、ダメッ!!!絶対絶対、ダメぇ!!!」
ふぅん、と意味をたらふく含ませた納得の相槌を落として腹部をさすり続ける。
緋ノ風ちゃんは小さな苦悶の声を口から漏らせど、下腹部には酷く力を込めて、人格を漏らさないようにと足掻いているのが手に取れた。
手の腹でたぽたぽと揺すれば、異常なほどに身体が跳ねる。そしてその跳ねた反動でまた悲鳴が上がって。
「も、やめ……!!漏れちゃうッ、もれ、ちゃ………うッ………!!」
「最終的にはぜーんぶ漏らすんだってば。観念しなよ?」
ついぃ、くるくる、とアナルの周りを人差し指で撫でた。
ぎゅるぎゅると下劣なコーラスを奏でる消化器官の音が、早く楽にしてと歌っている。
オレとしては此処で放置プレイもつまらなくはないけれど、じゃあオレの欲の捌け口はどこ?ってなるんだよね。
排便寸前のケツマンコをオカズに自慰する趣味は無い。
ひとつ溜息を落として、ベルトを緩める。衣服はなあなあにずらしてオレはぺちん、と屹立を彼女の崩壊寸前蛇口に叩きつけた。
そのままずりずりとこすりつける。
「ねー。このままオレは緋ノ風ちゃんのまんこにもアナルにも挿入れられる訳で。どっちがいいか選んでもいいんだよ?」
「ううッ……!!」
「まんこ選べば、オレ絶対緋ノ風ちゃんをイかせられる自信あるんだよね。でも人格はぜーんぶ流れ出ちゃう。アナル選ぶと、要は出口に栓する形になるから、もしかしたら人格排泄は免れるかも?でもキミはイけないかもしれないし、そもそも既にそこまできてる人格ゼリーにオレのザーメンブッかけたら、緋ノ風ちゃんの人格がぐちゃぐちゃになって、ちゃんと排泄出来ないかもね?そうするとお互い現実に帰られない。ねねね、どうする?」
フーッ、フーッと荒い呼吸のまま黙り込む限界の女の子。
でも、この問いはただの雰囲気作りだ。だって、答えはひとつしかない。
小さなうめき声の後、諦観と期待を孕んだ彼女の欲望がぽつりぽつりと吐かれた。
「……わ、わたし、」
「うん。」
「おうま、くんに……」
「オレに?」
「犯して、欲しい……」
「どこを?」
「お、おまんこ……を……」
「どんなふうに?」
「一番、気持ちいいところ……を、ずっと、ずっと、ぐちゃぐちゃにして、欲しい……!!」
「うん。その後は?」
「……ッ、」
言い淀む。けれどオレはだんまりのまま、亀頭を膣口にあてがうだけ。
時々ちろ、ちろと今にも挿入ってしまいそうに、抑揚をつけて、少しだけ埋め込んだり、抜いてみたり。
空いた両手でそっと彼女の脇腹から股下へ、そして肉豆を、すり、とさすった。甘い誘惑の電流が、走る。
「その後は?」
「人格ッ……!!排泄、するのッ……!!」
「はい、よく言えました、っと!!」
そのまま鋭く、勢いのままに緋ノ風ちゃんの胎内を貫いた。
瞬間、反動で少しブピッ、と桃色のアナルゼリーが漏れ出る、が。やはり「5回の絶頂」という制約は絶対らしい。
そこから堰は切れず、溢れ出ることは無かった。
「わ……!!すっご、緋ノ風ちゃん下半身に力入れすぎ!!オレのちんぽ、締め上げて離さないんだけど?!」
「ぉ゙ッ!!お゙っ、ごおぉ゙ぉ゙ぉ゙ッ!!!」
「うーわ、必死。色気もないし品もない、ナイナイづくしで全っ然……そそんないねッ!!」
嘘だ。これが彼女の本能の姿なのだから、興奮しない訳が無い。身体中の血液が、海綿体目指して集まり続けて沸騰する。ようはチンコバッキバキってこと。
しとどに溢れるマン汁を潤滑油にして、剛直を奥へ奥へと押し込む。
淫靡な肉を劈いて、快楽を貪った。気持ちよさを得るために性行為をするのは人間とイルカだけだって、本当に、エロ豚の知能は高すぎて笑っちゃう。
「あっははは……!!こんな笑い方ができるなんて、思わなかったな……オレも。」
「う、があ゙ッ、っ、う、ぅ゙、ッ……!!」
「ねえ、たった今、緋ノ風ちゃんから人格が漏れ出てるんだよ?オレがお腹を突く度に、ちょっとずつ、ちょおっとずつ!ピンク色のキミ自身が、キミの身体から居なくなっていく!!」
好奇心からすん、と鼻を鳴らして香りを確かめる。
どうやら嘘偽りなく便臭はない。そりゃあそうだ、これは夢だもの。これが緋ノ風ちゃんの願望だから、間違いなく『人格のゼリー』だろう。
ひとつ指ですくう。ああ、もし彼女と壁で隔てられていなかったら、このゼリーを緋ノ風ちゃんの口元へと伸ばして、きゃらきゃら嘲笑いながら舐めさせるのに。
ぽた、ぽた、と桃色の雫がふたつだけ溢れ、またきゅう、と肛門括約筋が締まった。同時に、産道もオレの蛇を絞殺する。だから、劈き続けた。
「おッ……と……ダメだなあ!!ちょっとでもっ、気を抜くとッ、緋ノ風ちゃんの子宮にっ、殺されちゃうよ。先にオレが逝くのは、目的にッ、反しちゃうからねぇ!」
「があ゙ッ!!っ、うッ!!ぉ゙ッ、ぅ゙ッ…………あ゙ッ!!」
「早漏って言われたく無いなー………ッ、でも、フィニッシュは同時ってのが、ロマンティックだし?ま、緋ノ風ちゃんに付き合ってあげるよッ……!!ほらっ、イきたくなったら、言ってね?」
ガツガツと貪るように彼女の子宮口をカリ首に引っ掛けて、されど丁寧にこりゅん、こりゅんと弦を弾く。
両手で胸を鷲掴み、双丘の果実を指で摘み潰した。
痛みすら悦楽へと変換されているのか、ありもしない媚薬という言葉に惑わされ、オレから与えられる全てに踊るしかない、みっともない排便ラブドール。
ずっくん、と彼女の淫猥な抱擁を乱暴に誑かし、ただ槍で穿った。その繰り返し。
「やあ゙ッ……!!イ゙、ぐッ、わ、たしッ、わだしぃ゙ッ!!イく、の、おうま、くん、の、で、ッ!!イ゙グう!!!」
「あははッ!そうだよ!!緋ノ風ちゃんはオレの精子浴びて、無様にイくんだよ!!ほらっ、オレもついて行ってあげるからさあ!!イけッ!!イけ、イけ、イけ、イ゙けえ゙ッ!!」
「──あ゙、ぅ゙んッッッッ!!!」
オノマトペを当てはめるなら、『ばみぃ』だろうか。正しい音は解らない。
彼女の背中の筋肉が、曲がらない方向へと身体を固め、痺れていく。
それを視認し、オレも己の神経を弾けさせるように、出来上がったオナホ女に強く腰を打ち付けた。
破裂しそうな睾丸からぐるりと精液が喜び、輸精管から尿道へと白濁は押し流され、最後に、鈴口から溢れんばかりの粘っこい性欲が、堰を切るように──
「ふッ──ぅ゙ッ!!」
びゅぷう、と勢いよく、下品に放たれる。
溜め込んだ不満と憤怒を全て込めて。
無論途切れ途切れになりながらも、オレの溶岩のような熱い体液は、留まることを知らずに精を射った。
それは彼女の快楽に抱かれて、昇華していく。
ここが現実なら。着床の兆しすら感じるほどだったかも、しれない。
はーあっ、と大きく酸素を吸い込み、容赦なく彼女の胎との繋がりを引き抜く。
まだ卑猥なそれは、ぐぽぽっ、と名残惜しそうに吹鳴した。
『対象の絶頂を確認!人格排泄ゼリーを注入します!』
アナウンスが始まった。そして、もうすぐこの茶番も終わる。
オレは助けを求める緋ノ風ちゃんの雑音も聞かずに、自分の身体に付着した体液をお誂え向きに準備されたボディタオルで拭い、ただただ時が過ぎるのを待つ。
丁度身なりを整えた辺りか。鏡で自分が『いつもの王馬小吉』であることを確認した後、けたたましいサイレンが響いた。
『最終段階、注入完了!それではお待ちかね、オシオキターイム……ではなく、人格排泄ターイム!!!そこにいる王馬くんも一緒に!カウントダウンして貰えるかな〜?』
「はあ?クソが。どうして茶番の中で茶番に付き合わなきゃならない訳?」
『またまたー。それもお得意の嘘、でしょ?』
「……うん、嘘だよ。あー、可哀想なオレ!緋ノ風ちゃんが今からデスアクメで人権失うところを特等席で眺められるなんて、本当に可哀想!!」
ぴんっ、と彼女のアナルにデコピンをした。
べちゃりと桃色のゼリーが中指にへばり付く。
「ひ、ぐう!!!う、や、う、ッおッ……む、り、むりむりむり、もれちゃ、漏れちゃう!!」
『それじゃあカウントダウンスタート!ごー!!』
『よん!!』
「さーん。」
『にー!!』
「いーち……」
『放出〜!!!!!』
彼女の悲鳴なんて掻き消えるように、勢いよく品のない桜色のところてんが捻り出されていく。
破裂音と空気の擦れる音がブリュリュッ、と下痢状になったり、半流動体のつるんとした寒天だったり、とにかく全身の水分が抜け出ているんじゃないか、と思えるほどだ。
ブピッ、とまたネオンピンクのジェルが頬に飛び散り、白い衣服にもかかった。
そうやって緋ノ風ちゃんの全てが吐き出るまで、永遠の虚無を眺める。
それは何よりも煽情的であったし、酷く失望するものでもあった。どこかそれを愉悦している自分と、呆然自失している自分。この状況、何も解らなかった。
頬のゼリーを親指で拭う。ただひとつ、解るのは──
「……へえ。つまらない味では、ないかな。」
どうも所持すると「他者の妄想が一晩だけ実現される」というものらしい。
こんなつまらなくなさそうで、気色の悪い道具を試してみない訳がなく。
一体どんなクソみたいな茶番が広げられるのか、と思いながらラブアパートの扉を開くと──
「……は?」
目の前にあるのは、女の尻だった。
正確には、女の肩から下が壁から尻を向けて生えていた……で、いいのだろうか。
両腕は壁の向こう側にあるのだろう。
ちゃんちゃらおかしいのは、太腿から下はまた壁に埋められていること。
つまり、胸・背中・腰・尻だけがオレ側に向けられてるっていう。
理解には程遠く、されど好奇心は中々に掻き立てられるそれ。
オレの素っ頓狂な声から、彼女はこちらを振り返ることなく……いや、振り返ることが物理的に不可能だから、そのままケツを向けて喋り倒す。
「あ、えと、もしかしてその声、王馬くん?!お、お願い!なんか壁に体がハマっちゃって抜けられないの!!このさい少々体触ってもいいから、とにかく助けてぇ!!」
ああ、なるほどね。緋ノ風ちゃん、ド変態じゃん。入間ちゃんより救えなくて逆に引くけど?
どうにか彼女は体を捻ったりして、穴からの脱出を試みているようだけれど………多分、それすら呆れるほどの嘘。
一度、小さい溜息を吐いた。そして勢いよくまくし立てる。
「うっわ、緋ノ風ちゃん可哀想〜!!今助けてあげるね!!!あっその前にこの壁、全然オレが1人通るくらいの隙間が横にあってさ。一旦キミが本物かどうか確認しに行っていい?いいよね?やったー!!オレだって、見ず知らずの変態壁尻女に触れるのって気色悪くて無理だもんね!!お邪魔しまーす!!」
「え、ちょ、ちょっと待って!!こっちには──」
ひょい、と壁の向こう側へと足を踏み入れ、状況を確認する。
そこには、勿論壁に埋められたなっさけない姿の彼女……正確には顔、両腕、両足があり。
その対角線上には、まあ『ラブアパート』に恥じないアダルトグッズが山程あった。
ついでに本来であればいい感じにテンション上がるメリーゴーランドと、甘ったるいミルクチョコレートみたいな悪趣味ベッドも。
「うーわ、いかにもじゃん〜!何?例えばベッドでネグリジェとか着ててさ、うっふん王馬く〜ん♡私をめちゃくちゃにし・て♡とかなら理解できるんだけどな〜……何で『こんなもの』がここにあるんだろうね?」
「さ、さあ……私も、解らないよ……」
そう。一際目を引くのが──巨大な注射器、或いは男性器を連想させる装置が、彼女の眼前に聳え立っていること。
「ふーん……センスあるじゃん?なにこれ?」
くたびれた説明書らしきものが、地面に棄てられている。
勿論、ここの本質をそれとなく理解するために、わざと半信半疑の表情で目を通して。
『ドキッ! これであなたも人格排泄!』
・当装置は壁に固定された方が絶頂する度、自動で注射器から人格排泄ゼリーが口腔内へと注入されます
・絶頂カウンターは壁に通じる心拍数と体動、そして音声から検出されます
・初期絶頂カウンターは「5」からカウントダウンし、「0」と表示されると無事に肛門からゼリー状の人格が勢いよく排泄されます
※人格排泄完全終了後、60秒で現実へと戻ります
「……………………はーん、なるほどね~。」
簡易的な説明であれど、非常にシンプルではある。
彼女の表情はバツが悪そうに、不安に溢れた羞恥の色を魅せている。しかし、どこか期待を孕んだ瞳で。
そりゃあそうか、これが彼女の妄想であり、願望。そしてオレはそんなキミにとって都合のいい悪役。
「つまり、緋ノ風ちゃんはここでオレに貞操をしっちゃかめっちゃかにされて、このちんこシシオドシからゼリー飲まされて、人格をうんこみたいにブリブリ排泄しないと現実に帰られないってこと?えっ超下品なんだけど!」
「ちょっと、言い方!!!」
「事実だも〜ん。」
ここは、ラブアパート。確か途中で退出すると、相手がしっちゃかめっちゃかに苦しむんだとか何とか。
いや、全然オレとしては途中で緋ノ風ちゃんが目覚めて苦しむのもやぶさかではない。というより、何かそれもそれでつまらなくはなさそうだ。でもぶっちゃけ彼女が現実で苦しんだとして、オレにそれを確認する術はない。
じゃあ彼女の妄想に付き合って、綺麗サッパリ忘れてもらうのが後腐れないんじゃないかな。
そ、れ、に。
「緋ノ風ちゃんがオレのせいで無様に5回もイくところは、つまらなくなさそうだし?」
口角を吊り上げて、彼女の顔を覗き込む。
はっとした表情のキミは瞬きを何度かした後に、ようやくオレの言葉を飲み込んだ。
「それッ……!!どういう意味……!!」
「さーてね。足りないオツムで考えたら?あ、今緋ノ風ちゃんはオレにブチ犯されてうんこ捻り出すので頭の中煩悩だらけだから解んないかあ!!」
そのままこの場に準備されたアダルトグッズを物色する。
ありきたりな電マやローター、ちょっとハードな鞭とロウソク、ローションやアナルプラグまで。ここは淫売デパートか何かなんだろうか?全部これが緋ノ風ちゃんの妄想世界なんだから、これは中々擁護できない。ついでに全部使う義理もない。
「うーん。緋ノ風ちゃんはどれでバカみたいにアヘりたい?オレとしてはさー、やっぱり壁尻状態のキミのイキ顔が確認できないから、基本このシチュエーションはマイナスなんだよねー。」
ブイン、とわざと電マの強さを最大にして、ふりふりと彼女に見せる。
歪んだ表情ではあれど、どこか既に熱っぽい視線は、オレの手から目が離せなかった。
「わ、私……」
「あ、大丈夫!最後はオレがちゃんと責任持ってセックスするから!やっぱフィニッシュはちゃんとオレが付き合ったほうが、緋ノ風ちゃんも嬉しいんでしょ?」
「えっ、そんな、私、違──」
「嘘つき。」
ヒュ、とこの一言だけで彼女は凍ったように止まる。
オレにそう言われるだけで、だ。
だって、この愛の鍵でここに導かれたのはオレだけだ。だから、これは間違いなく『緋ノ風ちゃんがオレにそうされたい』って願った証。
それなのに、それにさえ嘘をつくなんて。冗談にしてもつまらない。
電マのスイッチを切り、彼女に言葉をかけず、そのまま壁の向こう側へと歩く。
眼前には制服姿の上半身と、何の意味も成していない飾りのスカートと、こんな時に限って、いやわざとかもしれないグレーの下着に覆われた尻。
「……因みにさー。このちんこシシオドシ、音声でも作動するって書いてあったんだけど。自分で作動させる努力はしたの?ほら緋ノ風ちゃん、演技でもアンアン適当に喘いだりすれば反応しなかった訳?」
「そ、そんなのとっくにやってみたよ………!!」
「へー。やったんだ。良かったね、この部屋に招かれたのかオレだけで。もしその声で最原ちゃんや百田ちゃんとか……複数の人が来てたらどうするつもりだったの?緋ノ風ちゃんは皆にうんこゼリー見せつけるつもりだったの?見られて喜ぶタイプ?うーわとんだアバズレビッチじゃん!」
「……ッ!!」
「ま、電源がオフになってるから、キミの努力ってまるで無駄だったんだよね〜。よいしょ、っと。」
がちゃん、とこちら側の壁にに設置されているレバーを下ろせば、低めの電子音が部屋に響く。
間抜けなピロピロしたチャージの音の後、録音されているであろうモノクマの声でアナウンスが続いた。
『人格排泄アナルゼリー、充填完了!対象のアクメを確認後、喉の奥までズブズブと………流し込んじゃいまーす!!!』
「や、やだあ!!」
「やだあ!!じゃないのー。今さらカマトトぶってもだーめ。自分で望んだクセに、いけしゃあしゃあとそんなこと言うなんて、狡い雌豚だね〜。」
そのままつう、と彼女の背中に人差し指を這わせる。
きゃうん!と随分幸せそうな嬌声が聞こえて、キミがどれだけオレに期待しているかを示した。
制服越しでこれだもの。本当に敏感なところを直接触ったら、すぐにでも達しちゃうんじゃないか、なんて。
小さく鼻で笑って、まずは脇腹の隙間に両手を通す。
下から上に、ぞわりぞわりと胸に向かって手を這わせ、まずは下着越しに双丘を包んだ。
「わ。緋ノ風ちゃんって着痩せするタイプ?意外と両手で収まらないぐらいはあるんだね。」
「やめ……」
「やーだ!据え膳食わぬは男の恥!今からオレはこのマシュマロおっぱいを心置きなく堪能するの!それくらいしてもバチは当たんないって!!」
そのままブラのフロントホックを外して、直にもにゅもにゅと触れてみる。
じっとりと下乳は汗ばんでいて、どうしようもなくそそる。悪くない、かな。
すり、と胸の輪郭を辿るようになぞり、くるくると乳輪の周りを撫で続けた。
「んッ……ううッ……」
「あ、もしかして乳首切ない?触って欲しい?」
「そんな……こと………」
「でもヤダ!こういうのは、やっぱ1回目のアクメは乳首イキが鉄板だろうから〜、それが実行できるまで、オレは緋ノ風ちゃんのコリコリ乳首を触る気は無いよ!」
彼女の主張を続ける突起の真上で、かり、と虚空を引っ掻く。
触れていないのに、背筋が跳ねた。快楽を欲しがって予想する身体は正直だ。
「ほ〜ら……カリカリ……カリカリ……ってしてほしいよね〜……もう少し、あと少しでオレの指がキミの勃起乳首に触れちゃうよ?いいの?」
「は……う、ッ……」
「それとも下からさすって欲しい?コロコロ指で転がされたい?あ、もしかしてギュッて痛いくらいに抓られたい?」
「く、うッ……や、だ……ッ……」
「ほら、緋ノ風ちゃんが自分で選ばなきゃ。どれが一番気持ちよくって、一番アクメキメれるか。だってキミが5回もイかないと、この反吐の出るような拷問は終わらないんだよ?」
「う……そ、れでも……ッ……!!王馬くん、に、言うのは……ッ、やだ……!!」
「ふーん?どうして?言えば楽になっちゃうのに?」
「負けたく……ないッ……!!こんな、ッ、えっちな……の、王馬くん、に、して欲しい、とか……ッ……浅ましい、から………!!」
「……ばかだね、緋ノ風ちゃんって。」
その言葉と同時に、両乳首をピン、と中指の爪で弾いた。
気が狂ったように悲鳴を上げる。壊れたバレリーナみたいに体をくねらせる、壁に埋められたままの彼女。
本当に、馬鹿だ。その言葉は、自分から「えっちなことが大大大好きです♡王馬くんに完全敗北したいです♡」って言ってるのと全く同じ。
瞬間、カウントダウンの音が聞こえた。
『対象の絶頂を確認!人格排泄ゼリーを注入します!』
まさか本当に緋ノ風ちゃん、乳首で絶頂するなんて。王道凌辱エロ漫画じゃあるまいし。
そのままこにゅこにゅと乳首をこね続ける。壁の向こうでくぐもった淫蕩の鳴き声が聞こえ、何かを嚥下するような音もした。
恐らく、ゼリーを食道へと流し込まれているのだろう。
オレは暫く無言で彼女の胸を堪能し、揉みしだいたり、胸の突起を転がしたりして時間を潰す。
そうして、アナウンスが再び鳴り──
『第1段階、注入完了!引き続き、彼女の願いを叶えてくださいね!なお現在の消化管の状態は、王馬クン側のモニターに表示されますので、ご覧くださいな。』
ピロン、という音と共に壁の上部に医療機器のモニターのような物が映し出された。
見るに、これは彼女の大まかな消化管断面図……らしく、現在胃の部分にビビッドピンクのゼリーが蓄積されているらしい。
「は〜……ほんっと、飽きさせないようにしてあるねえ、この夢はさー。」
独り言のようにごちて、緋ノ風ちゃんの胸から手を離す。
そのままお腹をさすり、本来であれば耳元で囁きたいところを諦めて。
「どう?人格排泄ゼリーって甘い?それとも不味い?口当りは悪くないの?オレちょっと興味あるなー?」
「う……うう………」
「あー、喋られないほど美味しいってことかー。おかわりいる?いるよねー。だってあと4回ゼリー食べないと、終わらないんだよねー。」
よっと、とわざとらしく言いながらスカートを捲る。
一度彼女が果てを迎えたのは事実らしく、灰色の下着はクロッチ部分が濃く変色している。
少しずらせば、ねっとりとした愛液が糸を引いていた。
「うわ……マジイキしてるじゃん……マン汁ぬちょぬちょ、雌臭いよ?」
「う、ちがう……イッてない……っ……」
「また嘘ついた。ねえ、説得力皆無なんだけど。もうちょっとマシな嘘のつき方してよね。」
「ひんッ!!」
ずりずりとショーツをずらして、太腿まで下げる。これ完全に脱がすことは考慮されてない作りだ。
そのままくぱあ、と熱を持った花弁を開く。はくはくと呼吸をする陰部は、早く次の快楽を、と訴えかけているようだった。
まだ指を挿入れる気はさらさら無い。ちゃんと彼女の口からねだれるようになるまでは、お預けだ。
「乳首イキの次はー、やっぱクリ責めだよね!因みに緋ノ風ちゃんはクリオナ派?それとも膣(なか)派?」
「し、しない……。」
「へったくそな嘘。次にそんな嘘ついたらペンチでクリトリス潰しちゃおうかな。」
「ひッ……」
「ま、いいよ。どうせキミの身体は淫乱で正直なんだ。まずはその皮かぶってる雌ちんぽに聞いちゃおーっと。」
彼女の股下に座り込み、正面に陰核が来るように見上げる。低身長がこんなところで活きるとは思わなかった。
そっと緋ノ風ちゃんの太腿から股へと指を這わせる。人間の神経は縦向きに通っているから、それに逆らうように、下から上へ。叶うなら、鳥肌を促すが如く、厭らしく。
ガクガクと股を閉じようと、彼女の太腿が震えている。ふーっ、と陰毛に息を吹きかければ、派手に身体が跳ねた。
「さて、緋ノ風ちゃんのクリはどこかなー。こっちかなー?それとも、こっちかなー。」
誰が聞いてもテキトーを述べているような声色で、わざとクリトリスを避けるように陰部を撫でる。
小さく喘ぎ声を漏らし、くねくねと下半身を揺らす自称オナニーしません女は今、どんな顔をしているんだろうか。
そっと、両手で小陰唇を広げる。
ひくん、ひくんと陰梃は脈打ち、与えられる筈の刺激を待ちわびていた。自然とオレの口角は三日月のように弧を描く。
「見ぃつけた。可哀想だなー、キミが素直にクリちんぽいじめてくださぁい♡って言えば、こんなに苦しそうに勃起しないのにさー。」
「やだ……ッ……見ないで……!!」
「緋ノ風ちゃんはオレに意見できる立場じゃないんだよ?寧ろ感謝して欲しいぐらいだね。じゃ、いただきま~す。」
そのまま、れろん、とコリコリの蕾を舐める。
一層甲高い懊声が壁の向こうで聞こえた。
舌先でちろちろと陰核を愛撫し、暫く続ける。
弾けば弾くほど、艶っぽい太腿がもじもじとオレを誘い、嗜虐心がそそられて。
わざとらしくじゅる、と吸ってはぴんっ、と舌で弾き……を繰り返す。
聞こえる淫らな雌の譫言が、鐘の音のように聞こえて。
唇を離せば、銀の糸がふつりときれた。そのまま指で彼女の卑猥な宝石を磨きながら、言葉を落とす。
「にしし……解った。緋ノ風ちゃん、クリオナ好きでしょ。クンニでこんなに喚いてさ、多分そっちの脚先もピンって伸びてるよね。ダメだよー?脚ピンのイキ癖は、中々治んないんだから。」
「あ、ううッ……!!や、あ゙ッ……!!」
「でもま、あと4回もあるし。一旦雑にイかせて、そのあと電マで無理矢理絶頂コースは予想できるよね?」
「やだ……!!やだやだやだァッ!!!」
「……ッ、めんどくさいな。ほらイけよ!!こっちはメリットゼロでお前の願望形にしてやってんだよ!!派手に無様に情けなく、イけって!!!」
「や、アッ、も……イ゙ッ────!!!」
無理矢理人差し指と中指でぐりぐりと肉豆を円を描くように潰し続けた。
まな板の上の鯉みたいに、彼女の全身を淫靡な電流が走る。
今のは間違いなく、オルガスムスだった。
この女は乱暴な言葉と行為で興奮している。本当に、どうしようもない。
『対象の絶頂を確認!人格排泄ゼリーを注入します!』
また、向こう側で機械の駆動音が鳴り響く。
それを合図にゆっくりと緋ノ風ちゃんの下腹部から這い出て、モニターに視線をやった。
ピンク色のゼリーがどんどん食道へと押し込まれ、胃を埋め尽くし、とうとう十二指腸から小腸へとハイスピードで流されていく。
人間の小腸は大体6m程度だ。5回で彼女の腸がパンクするのだから、あと2回ぐらいでのたうち回るほどの便意が限界を迎えるのだろうか?正確には人格排泄、だが。
いずれにせよ、まだ先は長い。
『第2段階、注入完了!引き続き、彼女の願いを叶えてくださいね!そうそう、もう1回ぐらいの注入で、ゼリーが活発に動き始めますよ。綺麗なアナルゼリーを排出するため、腸内のガスと便を駆除してくれるんだね!よかったね!』
「ううぅ……よ、よくない………ッ……!!」
派手に噎せながら、否定を述べるマゾ豚。
そんな彼女を他所に、オレはさっきほっぽりだした電マを拾い上げて電源を入れる。
「えー?オレは別に緋ノ風ちゃんのうんこ浴びたくないから、アナルゼリーが綺麗にしてくれるんなら嬉しいかな。いくら女の子とは言えど、オレは糞かぶりの趣味は無いし。」
「でも……そうじゃなくってえ……ッ……」
「でももへちまもクソもないでしょ?」
そのまま腕を股に通し、振動を最大にした電マを、果てたばかりの陰核へと押し当てる。
お゙ッ、というようなウシガエルの潰れた汚い享楽の悲鳴は、壁一枚隔てた向こう側でアンサンブルを奏で始めた。
「うーわ、萎えそうなくらい下品なオホ声。それ女の子が出していい悲鳴じゃないよ?」
「ならァ゙ッ──あ゙ぁ゙ッ!!!や、やめ゙でえぇえ゙ッッ!!」
「止めないってば。キミは止められることを望んでない。オレにこうやって凌辱されるのを望んでる、正真正銘の淫乱なんだよ。いい加減認めたら?」
少しずつ、電マは円を描くように動かし、反対の手で胸をまさぐる。
壁に埋められたトルソーに覆いかぶさるオレは、はたから見たら滑稽なんだろう。いや、もっと滑稽なのは緋ノ風ちゃんなんだけどさ。
「ほーら。もっかいメスイキしよ。流石に次イったら言い逃れできないよね。ビンビンになったクリちんぽで電マアクメキメました、って正直になろうよ?」
「やだ!!やだやだやだ!!!イ゙グっ!!!イっぢゃぅ゙ッ!!イ゙グ、うぅ゙ッ──!!」
「……だから、イけっての。」
低めの声で囁いた瞬間、びしゃびしゃと彼女の雌穴から潮が噴き出る。まるで放尿の噴水ショーだ。
派手に悦楽を嬌声で鳴らし、苦悶とはち切れる神経のわだかまりは、壁の向こうで弾けた。
ああ、ここまでくると顔が見たい。どんな不細工な表情をしているんだろうか。
アナウンスが始まる前に、オレは電マを投げ捨て、足音を大きくたてて壁の向こうへと歩みを進める。
「こないで………お、まくん………こないでぇ…………」
「見せてよ、緋ノ風ちゃんの世界一醜いアヘ顔。どうせもっと酷いものを、このあと見るんだからさあ。」
くつくつと喉を鳴らしながら、オレは彼女へと視線をやる。
眼前に広がったのは、それはもう派手に頬を紅潮させ、目は涙でぐっしょり、鼻水と涎ですべてが台無しの官能に狂わされた肉便器だった。
成程、オレはこの子にこんな顔させるくらいのことをしていたんだ、と実感する。
ああ。犯したい。そんな欲が改めて産まれた。
今までおざなりにしていた自身の欲望が、少しずつむくりむくりと膨らんでくる。
口元に手を当てて、フウーッ、と深い息を落とした。
そうこうしている内に。
『対象の絶頂を確認!人格排泄ゼリーを注入します!』
アナウンスが始まり、巨大な注射器のような、男性器のオブジェが彼女の口元に鹿威しの要領で倒れ込む。
そして、管が無理矢理彼女の口腔や鼻腔へと侵入し、悪趣味なネオンピンクの流動体が流し込まれていった。
呼吸のために、嚥下せざるをえない緋ノ風ちゃんの喉の上下が、あまりに欲を掻き立てる。ごっきゅ、ごっきゅと鳴る咽頭が永遠に響き続けるような錯覚。
ようやく管は彼女から離れ、嘔吐しそうにえずく姿はオレを昂らせるには十分すぎた。
「あははッ……へえ、かなり、エロいね……え、ねえ。自覚ある?オレすっげー今勃起してんの。緋ノ風ちゃんのせいだよ?」
「う、うう……たす、けてよぉ……おうま、くん……」
「助けてるじゃない?あと2回アクメしたら終わるんだって。」
『第3段階、注入完了!引き続き、彼女の願いを叶えてくださいね!それと、間違っても人格排泄ゼリー以外のものを今彼女に経口摂取させてはダメだよ。異物が混ざると、人格が綺麗サッパリ無くならないからねえ!うぷぷぷぷ!』
なるほど。イラマチオして顔射は望んでないってことか。オレには愚かになってほしくないってことだろうか?だとしたらユニコーンも吃驚仰天、幸せな処女のお姫様だ。
本当に強姦されたいなら、タイミング的にもオレの精液を喉頭に流し込まれてひんひん泣くところだろうけど。
ぜいはあ、と息も絶え絶えな彼女は、お涙頂戴の声色でオレに語りかけた。
「やだよ……おうま、くん……わたし……人格、排泄、とか……したく、ない……」
「へえ。この期に及んで、まだ嘘つくんだね。緋ノ風ちゃんは。」
「だって……人格排泄とか、確かに、排泄って……恥ずかしい、けど、人格が……無くなるって……想像できなくって……ねえ、現実に戻ったら、わ、私、死んじゃうの?この場合ってコロシアイになるの?その場合、王馬くんがクロになるの……?」
「…………何?お情けから饒舌になってるの?それだったら思い上がりも甚だしいよね。」
「違うよ……う、ッ、ぐ、う………わ、たしは……ッ……おうまくん、のことが、しんぱい、で……ウゥ゙ッ?!」
瞬間、ぐぎゅる、という消化器官が蠕動する音が、部屋中に響いた。
どうやら、始まったらしい。人格排泄の準備が。
「にしし……自分のお腹の方心配したら?すごい音鳴ってるよ。」
オレはその言葉を吐き捨て、また壁の裏側に回る。
モニターにはピンクのゼリーがもう小腸を埋め尽くし、少しずつ大腸を侵食し始めていた。
ゆるゆると、彼女の腹部をさする。
「あと、2回だ。緋ノ風ちゃんがド派手に漏らすまで。ね、そろそろまんこが寂しいんじゃない?」
「ううッ……だ、だめ……さすっちゃ、だめぇ……」
「お腹痛い?苦しい?」
「う……ん……といれ……いき、たい……かも……」
「無理だね。壁にガッチリ固定されてるし。だから、オレが緋ノ風ちゃんに出来ることって、早くこの願望を叶えてあげることぐらいなんだよ。」
「といれ……」
「違うだろ?便器はお前だよ。」
ぬぷぷ、とそのまま指を腟内へと埋める。
本当は緋ノ風ちゃんが欲しいとねだるまで、我慢させるつもりだったのだが──どうやら彼女の方にそこまで余裕が無いらしい。面倒くさい行程はもうすっぽかした。
べっちゃべちゃの産道は、オレの指を逃がすまいときつく締めあげる。此処に突っ込んだら、どれくらい気持ちがいいんだろうか。
グレフェンベルグ・スポットを抉れば、ぶじゅる、と蜜壺から汁が溢れた。
挿入れたい。このだらしない貪婪な煩悩の穴に。
ああくそ、意外とオレも堪え性が無いな。彼女の表情を確認しに行ったのは軽率だったかもしれない。
苦虫を噛み潰したように歯軋りをし、そのまま指を最奥まで穿つ。ぬる、とした風船のすぼんだ口が触れる。子宮口が、降りてきているからだ。
「なんだ……準備万端じゃん。ほんっと、ド淫乱だよね、緋ノ風ちゃんって。」
「ゆる、して……おま、くん……ゆるしてぇ……」
「とりあえず、中イキさせるね。ほぐさないと……辛いだけだろうからさ。」
気遣う言葉に聞こえるのなら、とんだ思い違いだ。彼女が辛かろうと、苦しかろうと。この悪夢が終わるなら何でもいい。
オレが緋ノ風ちゃんに完全なる劣情を抱いたっていうのに、人格排泄のためにレールの上を歩かされているのが腹立たしいためだ。
ああ、そうか。だから緋ノ風ちゃんはオレを選んだんだ。オレはきっとこういうふうに、人格排泄を否定しないから。最原ちゃんや百田ちゃん、ましてやゴン太じゃ無理だもん。
いや、そこまで推測するのは止めよう。どうせ夢だ、コロシアイでも何でもない。無粋にも程があるか。
これは、緋ノ風ちゃんがオレへと抱いている妄想。
今は、目の前の女の願い通りに華を派手に散らさせるだけ。
すう、と息を飲み込んで。いつものネコナデ声を上げる。
「ポルチオ、抉るよ?変態ちゃん。」
「ひッ──!!」
そのまま、ずぶりと指を3本挿入れて、ぐっぽぐっぽと子宮口の少し上を貫く。
緋ノ風ちゃんの腰が激しく揺れ、快楽の波に溺れていくのが目に見えて解った。
このまま暴れていれば、壁から身体がスッポ抜けるんじゃないか?なんて要らない期待を膨らませてしまう程に。
がくがくと太腿が震え始めた。手繰り寄せている。彼女の絶頂を。
「お゙、お゙ッ……!!も、ぉ゙ッ………!!む゙り゙ぃッ!!く、るじい゙、ッ、ぐる゙じ、い゙のぉぉ゙ッ!!」
「でも、バッチリ感じてるんだよねー。ほらほら、もうちょっとでイく?イく?また無様にお漏らししちゃう?あ、それとも人格排泄ゼリーが漏れちゃう?」
「あ゙、ゥ゙うっ!!や゙、あ゙ッ!!い゙、ッ、グゥ゙ッッッ!!イ゙グぅゥ゙ッッ……っ、あ゙あ゙あ゙あ゙ッッ!!」
「……っと!!」
彼女の潮吹きのタイミングで、腕を抜き取る。
しかし、絶頂のそれでゼリーを漏らすことは無かった。
ぶしゃぶしゃと股を濡らす愛液をひとつすくって舐めても、甘味も何も無い。ただ人臭い、雌の味。
『対象の絶頂を確認!人格排泄ゼリーを注入します!』
「……あと、1回。」
ぽつりと呟いた。壁の向こうで4度目の駆動音が響く。
やだ、やだと拒絶の悲鳴を必死に述べる彼女の声は実に矮小で、敗北者そのものだ。
暫くすると、女の声は止む。モニターの消化管がピンク色でとうとう大腸から直腸まで埋め尽くされた。
『第4段階、注入完了!あと少し、彼女の願いを叶えてくださいね!もしかしたらそろそろ人格のお漏らしが始まるかもしれませんが──安心してください、このゼリーには媚薬成分も含まれていますから、排泄の感覚は快楽になりますよ!』
来た。待望であり、惜しくもあるあと1回。
惜しいと思っている辺り、オレも此処まで来てそこそこ意地が悪い。本当に、都合の良い悪役だ。
まじまじと、緋ノ風ちゃんの菊門を眺める。当然、漏らすまいと力んでいるのが伝わる。
肛門括約筋を無理矢理締め上げて、人格を排出しないように、無駄な努力をしているのだ。
ゆるり、と再び腹部をさすった。
「わ〜……凄いね、オレ、1回もセックスしてないのに、もう立派なボテ腹だよ!!これは癖の人にはたまらないんだろうな〜!!」
「ふっ、ぐう………!!うゥ゙ッ………!!や、めて………ッ………!!」
「ねえねえ、例えばなんだけどさ。オレがこの妊婦みたいなボテ腹に右ストレートキメたら、緋ノ風ちゃんはやっぱり我慢できずにお漏らししちゃうの?」
「だ、ダメッ!!!絶対絶対、ダメぇ!!!」
ふぅん、と意味をたらふく含ませた納得の相槌を落として腹部をさすり続ける。
緋ノ風ちゃんは小さな苦悶の声を口から漏らせど、下腹部には酷く力を込めて、人格を漏らさないようにと足掻いているのが手に取れた。
手の腹でたぽたぽと揺すれば、異常なほどに身体が跳ねる。そしてその跳ねた反動でまた悲鳴が上がって。
「も、やめ……!!漏れちゃうッ、もれ、ちゃ………うッ………!!」
「最終的にはぜーんぶ漏らすんだってば。観念しなよ?」
ついぃ、くるくる、とアナルの周りを人差し指で撫でた。
ぎゅるぎゅると下劣なコーラスを奏でる消化器官の音が、早く楽にしてと歌っている。
オレとしては此処で放置プレイもつまらなくはないけれど、じゃあオレの欲の捌け口はどこ?ってなるんだよね。
排便寸前のケツマンコをオカズに自慰する趣味は無い。
ひとつ溜息を落として、ベルトを緩める。衣服はなあなあにずらしてオレはぺちん、と屹立を彼女の崩壊寸前蛇口に叩きつけた。
そのままずりずりとこすりつける。
「ねー。このままオレは緋ノ風ちゃんのまんこにもアナルにも挿入れられる訳で。どっちがいいか選んでもいいんだよ?」
「ううッ……!!」
「まんこ選べば、オレ絶対緋ノ風ちゃんをイかせられる自信あるんだよね。でも人格はぜーんぶ流れ出ちゃう。アナル選ぶと、要は出口に栓する形になるから、もしかしたら人格排泄は免れるかも?でもキミはイけないかもしれないし、そもそも既にそこまできてる人格ゼリーにオレのザーメンブッかけたら、緋ノ風ちゃんの人格がぐちゃぐちゃになって、ちゃんと排泄出来ないかもね?そうするとお互い現実に帰られない。ねねね、どうする?」
フーッ、フーッと荒い呼吸のまま黙り込む限界の女の子。
でも、この問いはただの雰囲気作りだ。だって、答えはひとつしかない。
小さなうめき声の後、諦観と期待を孕んだ彼女の欲望がぽつりぽつりと吐かれた。
「……わ、わたし、」
「うん。」
「おうま、くんに……」
「オレに?」
「犯して、欲しい……」
「どこを?」
「お、おまんこ……を……」
「どんなふうに?」
「一番、気持ちいいところ……を、ずっと、ずっと、ぐちゃぐちゃにして、欲しい……!!」
「うん。その後は?」
「……ッ、」
言い淀む。けれどオレはだんまりのまま、亀頭を膣口にあてがうだけ。
時々ちろ、ちろと今にも挿入ってしまいそうに、抑揚をつけて、少しだけ埋め込んだり、抜いてみたり。
空いた両手でそっと彼女の脇腹から股下へ、そして肉豆を、すり、とさすった。甘い誘惑の電流が、走る。
「その後は?」
「人格ッ……!!排泄、するのッ……!!」
「はい、よく言えました、っと!!」
そのまま鋭く、勢いのままに緋ノ風ちゃんの胎内を貫いた。
瞬間、反動で少しブピッ、と桃色のアナルゼリーが漏れ出る、が。やはり「5回の絶頂」という制約は絶対らしい。
そこから堰は切れず、溢れ出ることは無かった。
「わ……!!すっご、緋ノ風ちゃん下半身に力入れすぎ!!オレのちんぽ、締め上げて離さないんだけど?!」
「ぉ゙ッ!!お゙っ、ごおぉ゙ぉ゙ぉ゙ッ!!!」
「うーわ、必死。色気もないし品もない、ナイナイづくしで全っ然……そそんないねッ!!」
嘘だ。これが彼女の本能の姿なのだから、興奮しない訳が無い。身体中の血液が、海綿体目指して集まり続けて沸騰する。ようはチンコバッキバキってこと。
しとどに溢れるマン汁を潤滑油にして、剛直を奥へ奥へと押し込む。
淫靡な肉を劈いて、快楽を貪った。気持ちよさを得るために性行為をするのは人間とイルカだけだって、本当に、エロ豚の知能は高すぎて笑っちゃう。
「あっははは……!!こんな笑い方ができるなんて、思わなかったな……オレも。」
「う、があ゙ッ、っ、う、ぅ゙、ッ……!!」
「ねえ、たった今、緋ノ風ちゃんから人格が漏れ出てるんだよ?オレがお腹を突く度に、ちょっとずつ、ちょおっとずつ!ピンク色のキミ自身が、キミの身体から居なくなっていく!!」
好奇心からすん、と鼻を鳴らして香りを確かめる。
どうやら嘘偽りなく便臭はない。そりゃあそうだ、これは夢だもの。これが緋ノ風ちゃんの願望だから、間違いなく『人格のゼリー』だろう。
ひとつ指ですくう。ああ、もし彼女と壁で隔てられていなかったら、このゼリーを緋ノ風ちゃんの口元へと伸ばして、きゃらきゃら嘲笑いながら舐めさせるのに。
ぽた、ぽた、と桃色の雫がふたつだけ溢れ、またきゅう、と肛門括約筋が締まった。同時に、産道もオレの蛇を絞殺する。だから、劈き続けた。
「おッ……と……ダメだなあ!!ちょっとでもっ、気を抜くとッ、緋ノ風ちゃんの子宮にっ、殺されちゃうよ。先にオレが逝くのは、目的にッ、反しちゃうからねぇ!」
「があ゙ッ!!っ、うッ!!ぉ゙ッ、ぅ゙ッ…………あ゙ッ!!」
「早漏って言われたく無いなー………ッ、でも、フィニッシュは同時ってのが、ロマンティックだし?ま、緋ノ風ちゃんに付き合ってあげるよッ……!!ほらっ、イきたくなったら、言ってね?」
ガツガツと貪るように彼女の子宮口をカリ首に引っ掛けて、されど丁寧にこりゅん、こりゅんと弦を弾く。
両手で胸を鷲掴み、双丘の果実を指で摘み潰した。
痛みすら悦楽へと変換されているのか、ありもしない媚薬という言葉に惑わされ、オレから与えられる全てに踊るしかない、みっともない排便ラブドール。
ずっくん、と彼女の淫猥な抱擁を乱暴に誑かし、ただ槍で穿った。その繰り返し。
「やあ゙ッ……!!イ゙、ぐッ、わ、たしッ、わだしぃ゙ッ!!イく、の、おうま、くん、の、で、ッ!!イ゙グう!!!」
「あははッ!そうだよ!!緋ノ風ちゃんはオレの精子浴びて、無様にイくんだよ!!ほらっ、オレもついて行ってあげるからさあ!!イけッ!!イけ、イけ、イけ、イ゙けえ゙ッ!!」
「──あ゙、ぅ゙んッッッッ!!!」
オノマトペを当てはめるなら、『ばみぃ』だろうか。正しい音は解らない。
彼女の背中の筋肉が、曲がらない方向へと身体を固め、痺れていく。
それを視認し、オレも己の神経を弾けさせるように、出来上がったオナホ女に強く腰を打ち付けた。
破裂しそうな睾丸からぐるりと精液が喜び、輸精管から尿道へと白濁は押し流され、最後に、鈴口から溢れんばかりの粘っこい性欲が、堰を切るように──
「ふッ──ぅ゙ッ!!」
びゅぷう、と勢いよく、下品に放たれる。
溜め込んだ不満と憤怒を全て込めて。
無論途切れ途切れになりながらも、オレの溶岩のような熱い体液は、留まることを知らずに精を射った。
それは彼女の快楽に抱かれて、昇華していく。
ここが現実なら。着床の兆しすら感じるほどだったかも、しれない。
はーあっ、と大きく酸素を吸い込み、容赦なく彼女の胎との繋がりを引き抜く。
まだ卑猥なそれは、ぐぽぽっ、と名残惜しそうに吹鳴した。
『対象の絶頂を確認!人格排泄ゼリーを注入します!』
アナウンスが始まった。そして、もうすぐこの茶番も終わる。
オレは助けを求める緋ノ風ちゃんの雑音も聞かずに、自分の身体に付着した体液をお誂え向きに準備されたボディタオルで拭い、ただただ時が過ぎるのを待つ。
丁度身なりを整えた辺りか。鏡で自分が『いつもの王馬小吉』であることを確認した後、けたたましいサイレンが響いた。
『最終段階、注入完了!それではお待ちかね、オシオキターイム……ではなく、人格排泄ターイム!!!そこにいる王馬くんも一緒に!カウントダウンして貰えるかな〜?』
「はあ?クソが。どうして茶番の中で茶番に付き合わなきゃならない訳?」
『またまたー。それもお得意の嘘、でしょ?』
「……うん、嘘だよ。あー、可哀想なオレ!緋ノ風ちゃんが今からデスアクメで人権失うところを特等席で眺められるなんて、本当に可哀想!!」
ぴんっ、と彼女のアナルにデコピンをした。
べちゃりと桃色のゼリーが中指にへばり付く。
「ひ、ぐう!!!う、や、う、ッおッ……む、り、むりむりむり、もれちゃ、漏れちゃう!!」
『それじゃあカウントダウンスタート!ごー!!』
『よん!!』
「さーん。」
『にー!!』
「いーち……」
『放出〜!!!!!』
彼女の悲鳴なんて掻き消えるように、勢いよく品のない桜色のところてんが捻り出されていく。
破裂音と空気の擦れる音がブリュリュッ、と下痢状になったり、半流動体のつるんとした寒天だったり、とにかく全身の水分が抜け出ているんじゃないか、と思えるほどだ。
ブピッ、とまたネオンピンクのジェルが頬に飛び散り、白い衣服にもかかった。
そうやって緋ノ風ちゃんの全てが吐き出るまで、永遠の虚無を眺める。
それは何よりも煽情的であったし、酷く失望するものでもあった。どこかそれを愉悦している自分と、呆然自失している自分。この状況、何も解らなかった。
頬のゼリーを親指で拭う。ただひとつ、解るのは──
「……へえ。つまらない味では、ないかな。」
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